比井小学校閉校記念史を作成 〈2022年3月31日〉

閉校記念史を手にする森順教育長

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　日高町教育委員会は、志賀小への統合に伴い、令和３年３月に廃校となった比井小学校の閉校記念史「ひのはな」７５０冊を作成。標題は最終令和２年度の全校児童から募集した中から選んだもので、最終在校生らによる文集や活動写真、大正４年度以降の各年度卒業生集合写真などを盛り込んだ。今後、比井崎地区の全戸に配布する。

　比井小は明治７年９月１６日に創立開校し、昭和２７年の火災により校舎が焼失したことにより、それ以前の詳しい資料は残っていないが、４８年に現校舎が建設され、４９年に１００周年記念式典を開催、平成６年に阿尾小と比井小の統合、７年の阪神淡路大震災で義援金活動を展開、１０年に校舎耐震化工事を終え、１６年に現体育館が完成など閉校を迎えるまで１４６年余りの歴史を持つ。
　閉校記念史作成に向けては、元校長や区長ら５人による同校史編纂委員会を設け、日高町誌や、以前あった阿尾小の「阿尾校史」、比井小の「百年史」などを参考にしながら、令和２年７月から編集に取り組み、標題は児童に募集し、毎年、児童一人ひとりが、学校生活の思い出などを作文や詩で表した文集「ひのはな」（現在は、ひの花と表記）を採用。
　記念史は、校旗と校歌に始まり、校舎と校内、令和３年３月２８日の閉校式の様子を写真で紹介し、松本秀司町長、森順教育長、最終年度の校長である三原章宏さんのあいさつに続き、歴代の校長や教職員録、児童数の変遷、同校の沿革のほか、「百年史」に載せたものを使うなど大正４年度以降、毎年度の卒業生写真を掲載した。
「比井小学校の思い出」や「ありがとう比井小学校」、「わたしのたから物　比井小学校」などを題に最後の年度の在校生一人ひとりが書いた文集では、運動会の比井小ソーランの取り組み、比井小祭りでの昔遊びや昼食のカレーなどの思いを綴り、昭和３０年代の卒業生や阿尾小と比井小との統合時の保護者らがあいさつを寄せている。
　塩崎貢・同校史編纂委員長は「統合は児童数の減少に伴っての決断ではありましたが、比井崎地区から学校がなくなることに寂しさを感じずにはいられません。とりわけ在校児童の様子や声を折り込んで編集に取り組み、この子どもたちも将来、比井小学校の思い出を胸に誇りと希望を持って大きく羽ばたいてくれることを念じています」と締めくくっている。

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こじか保育園 第２０回卒園式、６人の巣立ち 初めての小学校への送り出し 〈2022年3月30日〉

　美浜町和田、こじか保育園は２９日、第２０回卒園式を挙行。３歳児までとしていた保育対象園児の年齢を就学前まで拡大してから、初めて、年長児６人を小学校へと送り出した。保護者や職員らの拍手に包まれ入場した卒園児らは、一人ひとり若野良子園長から保育証書を受け取った。

　若野園長は、卒園児らの成長を喜び涙をこぼしながら、式辞。「みんなと楽しく過ごした日々は、先生たちみんなにとって大切な宝物です。こじか保育園で培った、みんなに対して優しい心、何にでも挑戦するたくましい心、その気持ちを忘れずに、小学校へ行ってもたくさんのお友達をつくって、また園へ遊びにきてください」と卒園児らに語りかけた。卒園児らは「夢わかば」で元気な歌声を響かせ「お父さん、お母さん、ありがとう」と感謝の言葉。
　若野園長は、卒園児らの母親一人ひとりに「仕事に育児に専念された」と感謝証書を贈呈。園児らは「産んでくれてありがとう」「ママ、大好きだよ」など母親に言葉を添えて花を贈り、母親らは「５年間頑張りました」「いつも妹や弟の面倒をみてくれてありがとう」など涙ぐんで返し、我が子を抱きしめた。
　コロナ禍のため、在園児からは、ビデオで「お兄ちゃん、お姉ちゃん、大好き」「いっぱい遊んでくれてありがとう」などメッセージ。卒園児らは、運動会や遠足、クリスマス会など春夏秋冬の園での思い出を振り返り「今日で楽しかったこじか保育園ともお別れです。小学校に行っても、こじか保育園の思い出は忘れません」と声をそろえた。
　最後は、職員と卒園児みんなで手をつないで「みんなともだち」の大合唱。会場はあたたかい空気に包まれた。

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日高川町 全国初、町内全小中校に防災ＲＰＧ 和高専と県土砂災害啓発センターが開発 〈2022年3月29日〉

日高川町全小中校に防災ＲＰＧを寄贈する県土砂災害啓発Ｃや和高専の学生ら

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　御坊市名田町野島、国立和歌山工業高等専門学校（和高専）と県土砂災害啓発センター（那智勝浦町）、日高川町が共同で開発したＲＰＧ（ロールプレイングゲーム）「命を守るハザードマップ」などのデジタルコンテンツを活用した土砂災害に関する教育教材が２８日、同町内全１３校の小中校に贈呈された。同教材は、ゲーム感覚で小中学校等の防災学習に活用してきたＲＰＧの第２作で、それぞれの学校周辺の画像やドローンの上空映像などを組み込んだもので、自治体の全小中学校を対象にしたものは全国でも他にないという。

　土砂災害啓発Ｃでは以前から学校での防災学習に和高専が開発したＲＰＧを用いてきた。
　第２弾は、それぞれの小中学校独自に校舎の写真や学校付近の砂防えん堤、ドローン空撮動画などを収録。子どもたちの身近な映像が流れる中でゲームを進め、自宅にいる自分のキャラクターが家族とともに避難する方法などを身近に学ぶことが出来る画期的なＲＰＧで、第４回高専防災コンテストでも最優秀賞を受賞した。
　同町防災センターで行われた説明会と贈呈式には、森川智・県砂防課長、土砂災害啓発センター職員と開発した和高専の辻原治教授や学生３人、町関係者らが出席。防災ＲＰＧの「土砂災害が発生したとき」「命を守るハザードマップ」、避難シミュレーションの「災害にそなえて、じゅんびをしよう」、ハザードマップ作成アプリ「マイハザードマップ」、学校周辺のハザードマップ「土砂災害・洪水ハザードマップ」を和佐公生教育長に贈った。
　森川課長は「土砂災害の犠牲者ゼロを目指してハード対策に取り組んでいるが、ソフト対策は行政と住民が一体となり、関心と知識を持つことが必要。防災養育を継続させるのは有効な手段で、自治体単位でこのような例は全国でもない」、辻原教授も「ゲームが面白いから学ぶ新たな教材。町の防災教育に役立てばうれしい」と話し、和佐教育長は「地域や学校に特化した教材を開発、提供して頂いたことは本当にありがたい。新年度から防災教育の計画に取り入れたい」と感謝した。

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御坊市中期財政計画 〈2022年3月27日〉

中期財政計画を見直した財政課

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　御坊市は２５日、令和３年３月に策定した中期財政計画（令和３～７年度）のローリング結果を公表。新庁舎建設事業など大型事業が本格化するため、財政状況は一層厳しさを増し、計画では「令和５年度末に財政調整基金が枯渇し、単年度赤字に転落する」と試算していたが、今回の見直しで収支が大きく改善され、赤字転落の最悪の事態は回避できた。ただ、厳しい財政状況に変わりはなく、今後も「財政調整基金取り崩しに頼らない財政運営」と全力を挙げる。

　昨年の計画では、家庭の貯金にあたる財政調整基金は令和２年度末で１４億７４００万円を見込み、第５次総合計画実施計画の事業をすべて行えば、３年度で約３億円、４年度で約９億円、５年度で約３億円の基金取り崩しが必要になり、５年度末には基金がすべて枯渇した上に約１億円の単年度赤字に陥り、さらに単年度赤字額は６年度で約４億円、７年度で約５億６千万円に膨らむ－との厳しい見通しを示した。
　今回の見直しで（１）新型コロナで大幅減収が予想された市税への影響は限定的だった（２）人口減で減少を予想していた地方交付税は国のコロナ支援策で逆に増加した（３）好調の「ふるさと納税」寄付金が約２億円増えた（４）御坊広域清掃センター基幹改良事業等の経費節減で市負担金が約２億円減った（５）第５次総合計画実施計画に優先順位をつけ、財政負担の平準化を図ったことなどで収支が大きく改善され「５年度末での財政調整基金枯渇、単年度赤字転落」が回避でき、さらに基金も７年度末で約５億円残すことができると試算。
　４年度当初予算においても前年度に続いて基金の取り崩しをゼロに抑えることができ、４年度末基金見込み残高は約１９億円に増えている。ただ、改善したとはいえ、厳しい財政状況に変わりはなく、今後、約１４億円の財源不足が見込まれるため、４年度で２億円、５年度で２億円、６年度で６億４千万円、７年度で４億円の基金取り崩しが必要になると試算しており、８年度以降での基金枯渇、赤字転落の恐れは残る。
　新庁舎建設事業や御坊広域清掃センター改良、御坊クリーンセンター改築の大型事業に加え、少子高齢化に伴う社会保障費、インフラを含めた公共施設老朽化対策などで年々財政需要が増すだけに、今後も「財政調整基金の取り崩しに頼らない財政運営」が至上命題となるため（１）事務事業のスクラップの徹底（２）人件費の見直し（３）投資的経費の削減（４）市税等の確保（２）受益者負担の適正化（５）ふるさと納税の推進等に取り組みながら「一定規模の基金残高を維持し、持続可能な行財政運営をめざす」としている。

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令和３年度末 管内小・中学校で校長８人誕生 県教職員（管理職）異動発表 〈2022年3月26日〉

　県教育委員会は２５日、令和３年度末教職員定期異動（管理職）を発表した。異動規模は退職者を含め小・中学校１５７６人、県立学校６７７人の合わせて２２５３人。日高地方の小・中学校では校長９人が退職し、９人の新校長が誕生。教頭は４人が退職し、９人が教頭に採用・昇進した。異動は４月１日付、退職は３月３１日付。一般職の異動は３０日付で掲載する。

校長の部

【採用】塩屋小（藤田小教頭）寺井克幸▽野口小（日高附属中同）柚木勝志▽名田小（串本小教頭）伊藤義昭▽志賀小（日高町教委指導主事）玉置浩史▽切目小（切目小教頭）坂口貴保▽江川小（江川小同）浜上美保▽笠松小（湯川小同）高垣利加▽切目中（切目中同）木下忠行▽早蘇中（高城中同）山内明子。
【転任】御坊小（切目小）金谷明夫▽内原小（野口小）芝崎敏彰▽河南中（塩屋小）嶋西研二▽日高中（清流中）砂川浩一▽清流中（早蘇中）塩路秀喜▽中津中（笠松小）楠本勝洋▽大成中（中津中）宮西紀行。
【退職】御坊小・栖原伸精▽名田小・玉置俊明▽志賀小・栗本憲治▽内原小・川端浩次▽江川小・大崎雅樹▽河南中・宇和正徳▽日高中・柴田耕治▽切目中・久保井浩平▽大成中・西山正紀。

教頭の部

【採用・昇任】湯川小（紀南教育事務所課長）舩木信也▽名田小（高城小教諭）蔵本江美▽稲原小（南広小同）脇村朋美▽岩代小（岩代小同）井口美幸▽寒川第一小（寒川第一小同）酒井優▽名田中（湯川中同）塩田晃士▽清流中（清流中同）鈴木忍▽高城中（みなべ町教委指導主事）大木尚美▽早蘇中（県教育センター学びの丘同）谷本次生。
【転任】藤田小（川辺西小）榎本久美子▽和田小（清川小）立花寿雅子▽切目小（稲原小）吉見昌也▽清川小（上南部小）浜本智恵美▽上南部小（岩代小）北山喜浩▽江川小（和田小）中野美和子▽川辺西小（寒川第一小）宮本智子▽切目中（美山中）山本尚貴▽稲原中（清流中）上野山倫生。
【退職】名田小・浜田容▽名田中・福井真哉▽早蘇中・樫合弘美▽稲原中・森勝。

日高高校長に山本氏

南部は内川氏昇任

県立高校等

校長の部

【昇任】南部高（南部高教頭）内川さやか。
【転任】紀北工高（南部高）神藤恭光▽日高高（神島高）山本直樹。
【退職】日高高・村岡宏起。

教頭の部

【昇任】日高高定時制（那賀高教諭）古谷直輝▽紀央館高（紀央館高同）石丸晃一朗▽南部高（箕島高同）橋本和旭。
【転任】粉河高定時制（南部高）坂本勝則▽有田中央高（南部高龍神分校）安野秀樹▽耐久高（日高高定時制）林和哉▽南部高（新宮高定時制）武田俊幸▽同龍神分校（有田中央）阪本聡▽神島高（紀央館高）中野知珠子▽たちばな支援（みはま支援）滝元高明▽みはま支援（和歌山さくら支援）菅谷暢之。

事務職の部

【課長補佐級】南部高事務長（県教育センター学びの丘総務課長）津輕るみ。
【退職】南部高事務長・中田守。

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● ２５日 県立高校等県教職員異動発表

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● ２５日 御坊市職員人事異動発表

● ２３日御坊市社会福祉功労者表彰式

日高町営駐車場料金 ４月分からコンビニ収納対応 利便性向上、コロナ対策に 〈2022年3月25日〉

まだ空きがあるＪＲ紀伊内原駅前の町営駐車場

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　日高町は、ＪＲ紀伊内原駅前や国道４２号沿いにある町営駐車場の駐車料金について、従来の金融機関に加えて、コンビニエンスストアで収納できるようにする。仕事などで金融機関が開いている時間帯に支払いにくいケースがあり、利用者から改良を求める声もあった上、新型コロナウイルス感染症対策で密を避ける意味からも導入。すでにシステム改修を済ませており、４月分から対応している。

　駐車場は駅前３０台、国道沿い２３台、駐輪場は駅前に自転車４０台、単車２０台分が置けるスペースがあり、駐車場で見ると、定期利用は年々減少傾向で近年は２０台程度で推移。令和元年から料金を安く改定したり、令和３年３月に結んだ日本郵便（株）との「包括的連携に関する協定」で一時利用駐車票の販売委託など利用増や利便性向上へ対策してきた。
　今回は、以前から支払いのために仕事を早退したりする利用者もおり、新型コロナウイルス感染症への対策からも、申請書を発送するなどして窓口に来なくても対応できるようにし、国の臨時交付金を活用して、計画。納付書にバーコードを設けるなどするため、システムも改修した。
　支払いできるコンビニエンスストアはセブン－イレブン、ファミリーマート、ローソン、スリーエイト、ミニストップなど１８社。主に定期利用者の活用を見込み、引き続きの使用を呼びかける文書を送付し、申請書を提出してもらっている段階。今年度は駅前１２台、国道沿いが７台の計１９台が利用、駐輪場については、ほぼ満杯近くとなっているが、まだ空きがあるため、利用を呼びかけている。
　自動車は１時間につき１１０円、６時間を超えると６６０円、１カ月定期で駅北側・南側が４４００円、国道沿いが３３００円。自動二輪車・原動機付自転車は一日１回につき１１０円、１カ月定期１１００円。自転車は一日１回につき５５円、１カ月定期５５０円。従来の指定金融機関であるＪＡ紀州、収納代理金融機関の紀陽銀行、きのくに信用金庫、近畿労働金庫、なぎさ信用漁業協同組合連合会でも支払える。
　申し込み等問い合わせは、町企画まちづくり課（電話６３・３８０６）へ。

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● ４月１５日～１８日 ラ・フェスタ・プリマヴェラ２０２２開催

● 中学硬式野球ボーイズリーグ 関西ブロック支部オールスター大会で地元勢貢献

● 御坊市自治連 分散避難でグリーンヒル（株）と協定

● 春季和歌山予選 紀州由良シニア２連覇

日高川町議選 説明会に定数ちょうど１２陣営 ４月１２日告示も連続無投票か 〈2022年3月24日〉

説明会には定数ちょうどの現職１１人と新人１人の陣営が出席

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　４月１２日（１７日投開票）に告示する日高川町議会議員選挙の立候補予定者説明会が２２日、役場本庁であり、定数１２に対し、出席したのは、今期限りで勇退する現職の小畑貞夫氏（６５）＝皆瀬、３期目＝を除く現職１１人と、無所属新人の山本芳徳氏（４６）＝江川、農業＝の１２陣営で、定数ちょうどだった。以前から出馬の噂がある新人男性の陣営も姿がなく、告示が３週間後に迫る中で、前回に続き連続無投票決着となる公算が大きくなった。

　開会のあと、井領研二町選管委員長が「町議選は、町民にとって一番身近な選挙。日高川町が誕生して５回目の選挙になるが、新型コロナの影響で選挙活動も変化すると思う。住民の関心も高く注目しており、公明公正な選挙で４月１８日には当選証書が授与されることを願っている」とあいさつ。選管担当の職員や関係機関が立候補の届け出や選挙運動についての注意と説明を行った。
　出席した顔ぶれは、現職１２人のうち今期限りでの引退を表明した小畑貞夫氏を除く１１人の現職と新人１人の１２陣営。説明会には、以前から出馬の意思を見せていた２０歳代男性の陣営からの出席はなく、他の新人擁立の噂も聞かれない。
　立候補届出書類の事前審査は、４日と５日の午前８時３０分から午後５時まで。立候補予定者説明会に出席した陣営は次のとおり。敬称略。
　井藤満人（７３）＝無現・三百瀬＝▽伊奈禎胤（６５）＝同・小熊＝▽入口誠（６３）＝同・平川＝▽熊谷重美（７５）＝同・山野＝▽龍田安廣（６６）＝同・船津＝▽原孝文（６６）共現・坂野川＝▽堀辰雄（６９）無現・土生＝▽堀江才二（６８）＝同・若野＝▽山本啓司（６０）＝同・和佐＝▽山本喜平（６７）＝共現・初湯川＝▽山本芳徳＝（４６）無新・江川＝▽吉本賢次（７６）無現・皆瀬＝。

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● 和高専学生研究、地ビール販売へ

● ＪＡ紀州 農業用ドローンの防除請負事業拡大

● ２３日 管内小学校で卒業式挙行

● ２２日 ２０２２年公示地価公表

 

野口オートキャンプ場 みーやちゃんが御坊の魅力ＰＲ 貸し切りキャンプ参加者と交流 〈2022年3月23日〉

　御坊市の野口オートキャンプ場で１９日から２１日までグループキャンプ（ＶＣＭＴ６）が行われた。キャンプ場をすべて貸し切り、関西を中心に北は千葉、南は長崎から１１０組３００人が参加。２０日には御坊市のゆるキャラ「みーやちゃん」が訪れ、子どもとジャンケン大会を行うなど参加者とふれ合いながら御坊の魅力をＰＲした。

　貸し切りキャンプは昨年１１月に続いて２回目。今回も家族連れらでにぎわった。薪割り体験やジャンケン大会など各種イベントも企画され、参加者はキャンプを楽しんでいた。２０日午後には「みーやちゃん」がキャンプ場を訪れ、参加者と交流した。「かわいい」と子ども達に人気で、一緒に写真を撮ったり、ジャンケン大会などで参加者とふれ合った。ジャンケン大会で最後まで勝ち残った子どもに「みーやちゃん」のぬいぐるみをプレゼントした。
　グループキャンプを企画した大石和真さん（３３）＝大阪府箕面市＝は「野口での開催は今回で２回目。とてもよくしてくれるのでこれからも前向きに企画していきたい」。家族ら６人でグループキャンプに参加した堺市の男性は「広くて子ども達も楽しめている」と話した。
　市ふれあいセンターは抽選会用の商品にオリジナルマグカップやオリジナルステッカーを提供したほか、参加者に観光パンフレットなどを配布して御坊市をＰＲした。

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● ２０日 日高高・附属中学校合唱部第４６回定期演奏会開催

● ２１日 日高高校箏曲部創部５３周年記念第２９回定期演奏会開催

● 御坊市内少年野球協会杯 御坊が優勝、湯川クラブが準優勝

● ２０日 ねいろ音楽祭２０２２開催

来春県議選 御坊選挙区に市議が転身意向 共産現職、自民前職との三つどもえか 〈2022年3月20日〉

　来年４月２９日の任期満了に伴う県議選まで１年と迫る中、御坊市選挙区（定数１）に保守系無所属の現職市議が転身、立候補する意向を固めた模様。平成３１年の前回選挙で保革一騎打ちの激戦を制して初当選した共産党現職は再選に向けて意気込み、２４７票の僅差で敗れた自民党前職は雪辱を期しており、これに市議が参戦する三つどもえとなれば前回以上に票読みが難しい激戦、混戦が予想される。
　
　この市議は議長経験のある中堅議員。保守分裂選挙となり、全国的に注目された平成２８年の御坊市長選では前市長を支えた主要メンバーの一人。前回の県議選後から次の県議選に立候補する意欲を示し、選挙まで１年と迫った中、立候補の意向を固めた模様。今後、後援会幹部らに考えを伝え、了承が得られれば出馬表明する見通し。
　一方、再選をめざす共産党現職の楠本文郎氏（６７）＝塩屋町南塩屋、当選１回＝は「まもなく４年目に入るが、１期目は入り口に立ったぐらいの感覚。守備範囲が広く、テーマも深掘りしなければならないものがたくさん見つかった。まだまだ続けてやらせていただきたいとの強い思いを持っている」と、議席死守に全力を挙げる考え。
　自民党前職の中村裕一氏（６１）＝熊野、当選８回＝は「前回の選挙が終わってから大勢の市民の皆さまから『もう一度、頑張れ』と力強い励ましの声をいただいている。私の政治活動を支えて下さる方もたくさんおられ、なんとしても議席を奪還し、雪辱を果たしたい」と決意を述べ、４月の早い段階で出馬表明する考えを示している。
　共産現職、自民前職に加え、無所属の現職市議が参戦する三つどもえの構図となれば激戦必至。前回以上に票読みが難しい混戦が予想される。
　前回の県議選は、保守分裂選挙となった平成２８年御坊市長選のしこりが尾を引いた中で行われ、中村氏への批判票が楠本氏に流れるなど保守票、浮動票を奪い合う激戦となった。楠本氏は「市民の願い届ける人を県政へ」と訴え、保守分裂の間隙を縫うように市議歴３５年の経験と人柄で支持を広げたのに対し、８期の実績と経験のある中村氏は「一人区の議席は絶対、共産党に渡さない」と自共対決を前面に打ち出し、巻き返しを図った結果、楠本氏６１９３票、中村氏５９４６票と、わずか２４７票差で決着した。

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● きのくに読書活動優秀実践校に川原河小学校が受賞

 

新たにグリーンヒル（２施設）と協定 〈2022年3月19日〉

ホテルグリーンヒル御坊駅前

ホテルグリーンヒル御坊アネックス

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　災害発生時に避難所での３密を回避するための「分散避難」促進に向け、御坊市自治連合会（酒本和彦会長）は、新たにグリーンヒル（株）＝柏木喜代美代表取締役、美浜町和田＝と「災害時等における宿泊施設との協定」を締結する。災害時に市民が避難する場合、同社が所有する市内２ホテルに空きがあれば、半額で宿泊利用できる。昨年６月に締結した（有）読売新聞紀中販売所有のビジネスホテル百寿（ｙｕｊｙｕ）＝島＝に続き２件目。
　
　市は台風など災害時は福祉センターや財部会館などを避難所として開設しているが、コロナ禍で避難所に大勢の人が集まる「３密」を回避させようと、国の指針に基づき、親戚や知人宅、車中泊やテント泊など分散避難を検討するよう推奨している。
　全国的に宿泊施設を避難所に活用するホテル泊を導入する自治体が出始め、市内でもお金がかかってもホテルを利用したい人のニースが増えており、分散避難メニューにホテル泊を加えることで選択肢を広げようと、市と市自治連が市内のホテル所有者に協力を求め、最初に（有）読売新聞紀中販売が手を挙げ、昨年６月に協定を結び、同社所有のビジネスホテル百寿が利用できるようになった。
　今回、新たにグリーンヒル（株）から協力の申し出があり、同社が所有するホテルグリーンヒル御坊駅前＝湯川町小松原＝、ホテルグリーンヒル御坊アネックス＝同＝の２つのホテルが利用できる。災害対策基本法に定められた災害（暴風、豪雨、洪水、地震、津波など）発生時や発生の恐れがある場合、ホテル側が宿泊料金の半額を割引き、半額の自己負担で宿泊できる。
　締結式は２４日午前１１時から市役所５階で行い、酒本会長と柏木代表取締役が署名捺印する。市防災対策課は「市民の安心材料のひとつになり、本当にありがたい」としている。全国的に行政が宿泊料金を負担する事例は増えているが、ホテル側の厚意で料金を割り引くのは珍しいという。

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● ２１日　日高高校箏曲部定期演奏会

● 御坊市立４幼稚園（大成、湯川、塩屋、名田）卒園式

● ２６・２７日　レジャーボート愛好家団体が北塩屋漁港で清掃ボランティア

● オペラ・アンダンテ御坊公演（４月２３日）に中野綾さん、福嶋勲さんら出演