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和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

総選挙和歌山3区、二階氏(自前)楠本氏(共新)同郷対決 〈2017年9月30日〉

2017年09月30日 08時30分00秒 | 記事

 28日に衆議院が解散し、第48回総選挙の日程が10月10日公示、22日投開票に決まったのを受け、事実上の選挙戦に突入した。県選管は3日午後1時30分から県庁北別館で1~3区の立候補予定者説明会を開き、立候補届け出や政見放送、公費負担制度など説明する。9月1日現在の選挙人名簿登録者数は1区31万3450人、2区25万3038人、3区26万4192人。

 和歌山3区は自民党前職の二階俊博幹事長(78)=御坊市島、当選11回、志帥会(二階派)会長=と、共産党新人の楠本文郎御坊市議(63)=御坊市塩屋町南塩屋、当選9回=との同郷同士による一騎打ちが確実。二階陣営は圧倒的勝利を目指して万全の態勢で臨むのに対し、楠本陣営は無党派層など支持拡大へ全力を挙げる。
 解散を受け、二階幹事長は「政策課題に対し、国民に理解をいただく絶好のチャンス。受け身ではなく、選挙に立ち向かっていく気持ちでやりたい」と与党で過半数獲得をめざす考えを示した。楠本市議は「63歳で新たな挑戦となるが、35年の経験、元気さ、エネルギーを国、国政を変えるために使いたい。今の日本の政治、3区を変えなあかんという強い気持ちを持っている」と話した。

「問答無用の逃げ出し解散」
楠本氏が管内各所で街頭演説

市役所前で街頭演説する楠本氏


 楠本氏は28日、御坊市など管内市町を回り、市町長にあいさつするとともに、市役所や町役場前で街頭演説を行った。29日の御坊広域行政事務組合議会に出席し、週明けの2日に山田市議会議長に議員辞職願を提出する。
 街頭演説で「安倍総理は、憲法に定められた野党の国会開会請求を3カ月間たなざらしにして冒頭解散した。憲法違反であり、問答無用の逃げ出し解散だ」と批判した上で「今、政治に求められているのは世界で競争力一番のジャパンではなく、国民の暮らしを第一に考える予算を組むことだ」と訴えた。


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360年ぶり修復の道成寺縁起、紀道大明神縁起とともに県立博物館で初公開 〈2017年9月29日〉

2017年09月29日 08時30分00秒 | 記事

約360年ぶりに全面修復された道成寺縁起絵巻

故郷を想う宮子姫(右)と道成寺(左)が描かれた紀道大明神縁起


 安珍清姫物語の原書で、江戸時代(1655年)以来362年ぶりに全面修復が施された道成寺=日高川町鐘巻=所蔵の「道成寺縁起絵巻(国の重要文化財)」はじめ、同寺を建立中に命を落とした紀道成(藤原道成)をまつる紀道神社=同町三百瀬=の「紀道大明神縁起」が、10月14日から和歌山市の県立博物館で初公開される。特別展「道成寺と日高川~道成寺縁起と流域の宗教文化~」をテーマに、日高川流域の歴史と文化の魅力を伝える貴重な資料を11月26日まで展示する。

 道成寺縁起修理完成記念として開かれる今回の特別展は、道成寺を中心に日高川流域における熊野信仰による歴史をたどりながら、江戸時代以来の全面修復となった「道成寺縁起」の上下巻を初公開するとともに、仏像や関連する日高川流域の縁起などを展示。紀道神社所蔵で江戸時代中頃に記された「紀道大明神縁起絵巻」、下阿田木神社所蔵の「愛徳山熊野権現縁起(書写)」などを展示する。
 このうち「道成寺縁起絵巻」は、日本法華経験記や今昔物語からの説話が応永時代(1394年~1428年)に絵巻物となった世に有名な道成寺霊験記の1つ。安珍清姫物語の原書として知られ、同寺では複製を使って、日本で唯一の絵巻による絵解き説法が毎日行われている。寺伝によると後小松天皇が勅筆、絵は土佐光重が描いたといわれる。上下2巻で幅31・5センチ、全長21メートル50センチ。修復の記録がなく、明治時代以降に数回の小修理が行われたとみられるが、古文書によると、1655年に当時の紀州藩主・徳川頼宣が寄進し、本堂の修理とともに絵巻も全面的な解体修理が行われたとある。それ以来約360年ぶりの全面修復された絵巻が初公開される。
 その道成寺を建立するきっかけとなった宮子姫(髪長姫)の物語を記した紀道神社所蔵の「紀道大明神縁起」は初の一般公開。同絵巻は幅50センチ、14メートルあり、観音様のご加護で髪が生え、文武天皇の后とった宮子姫(髪長姫)が雨の日に故郷を想って涙を見せることから、道成寺を建立することになる物語が記されており、故郷を想う宮子姫と道成寺や紀道神社の様子も描かれている。紀道成の最初の文字をとって「紀道」と神社名が付き、後の2文字が「道成寺」の名前の由来となっている。
 展示期間中、県立近代美術館では道成寺縁起をテーマにした講演会や学芸員による展示解説なども3回ずつ予定されている。入館料は一般820円、大学生510円。高校生以下や65歳以上、障害者は無料。


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2017年8月 データバンク

2017年09月28日 10時28分23秒 | データバンク

1日
印南町議選告示、24年ぶりに無投票決着日高附属中3年生が総合学習でクラウドファンテディングを使った資金集めを開始インターハイ男子バレーで開智が準優勝、五味登以選手(日高川町)が貢献県警がセーフティー・みちびきカード製作、表示第41回全国高校総合文化祭日本音楽部門で日高高校箏曲部が優良賞受賞

2日
生徒国際イノベーションフォーラム2017に日高高生ら参加(~4日)御坊市暴力追放・生活安全推進協議会が小松原区自主防犯委員会と薗自主防犯組織体に市長感謝状贈呈次代の担い手交流会が近江八幡市の沖島を拠点に開催(~4日)

3日
安倍第3次内閣改造・自民党役員人事で、二階俊博幹事長と世耕弘成経済産業大臣兼ロシア経済分野協力担当大臣がともに留任日高川町防災センター、来春の本体完成へ向け全景現れる紀州鉄道(株)のマスコットキャラクター「紀道(のりみち)りんこ」と「キテツ君」が誕生御坊市中学生派遣事業で中学生14人が阿南市を訪問、交流(~4日)

4日
インターハイ弓道競技で紀央館女子が団体6位

5日
日高地方Uターンフェアに過去最多35社が参加

6日
安藤百福記念章に、地域総合型スポーツクラブ「GOBOクラブ」事務局長兼コーチの桶谷直弘さんが決定第28回全国都道府県中学生相撲選手権大会で井ノ上豪志君(箕島中2年・野口小出身)3位

7日
台風5号が県北部に上陸。管内各地200ミリ以上の豪雨で冠水や土砂崩れ多発。鳴滝観光吊り橋が傾く

8日
紀州日高漁協印南町支所青年部が印南漁港でイサキの稚魚3万匹を放流

9日
第66回近畿中学総体ソフトテニスの部団体戦で印南女子が準優勝、男子3位日高川町が寒川にお試し滞在ルーム開設

10日
第66回近畿中学総体ソフトテニスの部個人戦で鈴木秀幸・小原雅也組(印南中)が準優勝二階俊博自民党幹事長が中国共産党の宋濤中央対外連絡部長と高野山など視察

11日
平成29年度全国優良消防職員表彰に、日高広域消防本部総務課主幹の内匠勇二氏第54回近畿地区高専体育大会バレーボール競技女子の部で、和歌山高専バレー部が6連覇

12日
日高川町夏まつり開催

15日
開山・興国寺で灯ろう焼き

16日
西川で平和を考える集い実行委員会の第42回とうろう流し

17日
第99回全国高校野球選手権大会2回戦第2試合で、智辯和歌山・大星博暉選手(松洋中)と大阪桐蔭・泉口友汰選手(河南中)が同郷対決。2-1で大阪桐蔭に軍配日高川町と友好都市泉大津市による「わくわくサマーキャンプ」開催(~19日)

19日
あすなろ倶楽部・絆の星が第3回公演

20日
平成29年度救急医療功労者で池田内科クリニック院長・池田明彦氏(御坊市)知事表彰第48回全国中学校ソフトテニス大会男子団体で印南中3位「納涼夏祭りinうぶゆ」開催

21日
第44回おはようサイクリング大会始まる(~25日)

22日
第15回全国たなばた書道展で荒木柚香さん(紀央館)が特別賞・たなばた大賞を受賞全国中学校体育大会・第44回全日本中学校陸上競技選手権大会男子砲丸投げで、井戸良君(大成中)が県中学新記録をマークし5位入賞県高校総合文化祭邦楽部門発表会で日高高校箏曲部が2年連続優勝

23日
印南町があけぼのふれあいセンターを解体・撤去へ第22回全日本高校・大学生書道展漢字部門で的場由起さん(紀央館)が優秀賞受賞

24日
印南町上洞地内の棚田が「わかやまの美しい棚田・段々畑」に認定日高町立温泉館「海の里」みちしおの湯でスタンプイベント導入へ第34回読売書法展漢字部門で崇光社所属の中嶋紅玉さん=本名・佳子さん・御坊市=が秀逸に選ばれ、来年からの会友昇格が決定

26日
日高川町山村開発センターで大規模改修進む御坊市花火大会開催

27日
御坊市本町商店街振興組合が紀州鉄道(株)の廃車両「キハ603」を譲り受け、商店街活性化に活用へ第3回ジャパン・ツーリズム・アワードで御坊日高博覧会が国内・訪日領域地域部門で奨励賞を受賞


印南町が「みまもりでんわ」(全国4番目)導入へ調印 〈2017年9月28日〉

2017年09月28日 08時30分00秒 | 記事

調印後、交わした覚書、協定書を手に日裏町長(中)、
矢崎支社長(右)、川口局長


 高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくりをめざす印南町は、体調や安否を毎日確認できる「みまもりでんわ」を導入するほか、認知症高齢者の行方不明事案を未然に防ぎ、介護する家族を支援しようと高齢者等地域見守りネットワーク事業構築に向けて26日、町役場で日本郵便(株)近畿支社と覚書、町内6局、御坊の7郵便局と協定書を調印した。「みまもりでんわ」を自治体が導入するのは全国で4番目、地域見守りネットワークと併せた取り組みは近畿で初めてとなる。

 調印式には日裏勝己町長、日本郵便(株)執行役員の矢崎敏幸近畿支社長、町内の稲原、真妻、崎ノ原、切目、印南、古井と御坊の7郵便局長らが出席。日裏町長は矢崎支社長と覚書を、郵便局長を代表して川口史朗・稲原郵便局長と高齢者等地域見守りネットワーク事業協定書にそれぞれ調印した。調印後、日裏町長は「少子高齢化が進む中、一人暮らし高齢者などへの対策は今後の大きな課題の一つ。『人と人との絆』による『見守りネットワーク』に加えて『郵便局の見守り電話』が高齢者福祉の増進に寄与するものと大きな期待を寄せている。締結した協定が、私の政策目標の一つである『思いやりと安らぎを実感できるまちづくり』の実現に結びつくことを願ってやみません」。矢崎支社長は「日本郵便、日本郵政グループはトータル生活サポート企業をめざそうと10月から見守りサービスという形でサービス提供を本格展開していく。そのタイミングに合わせて見守り電話を利用いただけることは誠にありがたく大変うれしい。実際に利用いただき、多くの方の意見をいただきながら、サービスを全国に広げていきたい」と述べた。
 日本郵便が運用する「みまもりでんわ」は10月1日からの本格運用に向けて全国で個人利用の登録を受付ている。自治体との連携は檜原村(東京都)、大子町(茨城県)、県内の広川町に次いで4番目。同サービスは利用登録した高齢者宅に毎日定時に自動音声電話がかかり、その日の体調について(1)元気です(2)いつも通りです(3)元気がありません-の3つから選んで電話の数字を入力し回答。電話は健康状態のほか、日替わりの健康情報や季節の話題が聞くことができる。体調結果は事前に登録した家族らにメールで送信され、高齢者が電話に出なかったり、途中で切れた場合にもメールで状況が送られるため、離れて住んでいる家族らは健康状態を毎日確認できる。
 地域見守りネットワークは町内を巡回する事業者や町内の社会福祉法人、区長会、警察、消防など関係機関と連携し高齢者への声かけや認知症高齢者の徘徊による行方不明防止、介護する家族への支援など地域の見守り体制を構築しようと取り組むもので、今回は配達などで町内を巡回する地域の郵便局と協定を結んだ。町は今後、他の関係団体にも協力を呼びかけ10月中に協議会を組織し、登録した認知症高齢者に登録票を交付し、登録票を靴に張って徘徊時に見つけやすいようにする事業など具体的な取り組みを進める。
 同町の高齢化(65歳以上)率は34・4%(8月末時点)で県平均の30・9%(1月1日時点)を上回っている。また認知症高齢者が行方不明となる事案が昨年2件(2件とも無事発見)あるなど高齢化社会への対策が大きな課題となっている。見守り電話はともに65歳以上の夫婦、65歳以上の1人暮らしを対象に登録の受け付けを10月1日から行う。1カ月の利用料金は携帯電話が1180円、固定電話が980円で利用料は全額町が負担する。町は30世帯の登録を見込んでおり、9月議会で可決された一般会計補正予算に18万9000円を計上した。


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日高町シルバーセンターが日常生活支援ワンコインサービス 〈2017年9月27日〉

2017年09月27日 08時30分00秒 | 記事

困り事のお助けをしますと会員


 日高町シルバー人材センターは、「ワンコインお助けサービス」を展開しており、利用を呼びかけている。高齢者の日常生活をサポートしようと、昨年7月に初めて導入した事業で、需要を広げようと、対象枠をなくして全世帯対応できるようにして実施。利用者からは「簡単なことだからこそ頼みづらいことも言いやすくて良い」と受け入れられているようだ。

 生活支援サポート事業として高齢者の日常生活でちょっとした困り事を引き受け、生活の質的向上を図るため、日高町に在住するおおむね70歳以上の世帯と、65歳以上の1人暮らしの人を対象として30分間で500円とする短時間サービスを開始。
 開始当初の7月は周知などがうまくいって多かったが、8月に入り減ったこともあり、受注件数を増やすことなどを考慮して、9月からは対象枠にこだわらないようにし、基本的に依頼された作業は実施すると理事会で決定。電球の取り替えや除草剤の散布、引き戸補修、水道パッキンの取り替えなど13件の受注があった。
 今年度に入って月1件~3件のペースで9月までで計9件と順調に推移。1人暮らしの高齢者らからは頼める人がいなく、頼みづらいなどの理由で解消できなかった簡単な困り事もワンコインで引き受けてくれるため好評で、蜂の巣や鳥の巣の駆除、下水網掃除など細かなところにも応じてきた。
 同センターは「高齢者の手助けの考え方は変わらないが、今は幅広く受け付けています。会員が現役時代の経験を生かし、健康維持やボランティアを意識して熱意を持って就業しています。困り事をぜひ問い合わせてほしい」と呼びかけている。
 ワンコインサービスは原則として移動を含め1時間以内で完了する作業で、500円で30分以内の作業を引き受ける。30~60分以内の作業の場合は2コイン(1000円)。回数制限はひとり当たり月4回まで、材料費は依頼者が負担する。
 作業手順は電話で仕事内容を申し込み、作業担当者、条件などを話し合う。会員証を提示してシルバー会員が仕事を行い、依頼者が作業完了確認後、支払い、領収証を発行する。
 主な作業内容は植木の水やり、診察券の投函、本の返却、布団干し取り込み、家電利用支援、ごみ出し、家具の移動・組立・修理、屋内や庭の清掃、クリーニング店への持ち込み、買い物代行、病院・散歩の付き添い、蛍光灯・電球の交換、洗濯干し取り込み、手紙の代筆・代読、衣類整理などさまざまある。
 問い合わせは、同センター(電話70・0385)へ。


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総選挙県3区、12選へ二階幹事長決意 〈2017年9月26日〉

2017年09月26日 08時30分00秒 | 記事

総選挙へ決意を述べる二階幹事長


 10月10日公示、22日投開票の日程が想定される衆議院解散総選挙の県3区で12選をめざす自民党現職の二階俊博幹事長(78)=御坊市島、当選11回、志帥会(二階派)会長=が24日、御坊市内の後援会事務所でマスコミ各社と共同会見し、ライフワークの防災対策や高速道路紀伊半島一周、自らがまとめた国土強靱化政策の推進などに全力を挙げ「誠心誠意、国民、県民の皆さんの期待に応える」と決意を示した。23日には選対会議も開き、総選挙圧勝に向けて結束を固めた。

 二階幹事長は今回の総選挙について「地元入りは限られてくるので、同士の皆さんのご厚意におすがりする以外にないが、できるだけ時間を割いて自らの考えを訴えたい。体力にも自信があり、今日まで培った経験を生かしたい。情熱を失ったら政治はできない。常に情熱を燃やし、皆さんの期待に応えたい。今日まで大きな病気をすることもなく、政治活動を続けてこられたことに感謝し、今後も健康に留意して一生懸命がんばりたい」と決意を示すとともに「政治は1人の力ではできない。全員参加の中で懸命の努力をすることが大事。同士の皆さんの決意と奮起をお願いしたい」と促した。
 防災対策や国土強靱化政策については「災害対策は私の長い政治経験の出発点であり、一にも二にも災害対策だ。災害で1人の犠牲者も出さないように、政治の場においてしっかり取り組み、問題をひとつひとつ解決することが私に課せられた責務」とライフワークとして全力で取り組む考えを示した。高速道路紀伊半島一周は「私が県議会議員だった時からの念願。実現することが私と地元の皆さんとの約束。私でなければできないとの気概を持って必ずやり遂げる」、自らが提唱し、国連の国際デーとして実現させた世界津波の日には「国際的な大きなテーマであり、私が先頭に立つ気概で引き続き一生懸命取り組みたい」と述べた。
 県3区は二階幹事長と、共産党新人の楠本文郎御坊市議(63)=御坊市塩屋町南塩屋、当選9回=との同郷同士による一騎打ちが濃厚。二階陣営は圧倒的勝利を目指し、万全の態勢で選挙戦に挑むのに対し、楠本陣営は野党や市民団体等に呼びかけ野党統一候補をめざし、無党派層など支持拡大へ全力を挙げる。


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ジュニアオリンピック陸上競技大会に管内中学生6人が県代表入り 〈2017年9月23日〉

2017年09月25日 08時30分00秒 | 記事

 10月27日から29日にかけて横浜市・日産スタジアムで開催される、第48回ジュニアオリンピック陸上競技大会に出場する県代表選手が発表された。選ばれたのは中学生男女16人ずつの計32人で、日高地方からは男子4人、女子2人の計6人。全国舞台での活躍が期待される。

 県代表は標準記録(ジャベリックスローは標準記録なし)を突破した選手、または今年度県中学ランキング1位の選手対象に和歌山陸上競技協会が推薦し選抜された。
 管内から代表入りしたのは、大成中3年の井戸良君(14)、湯川中3年の藤本海人君(15)、南部中2年の小林聖君(14)、同3年の湯川遥翔君(14)、UAC所属で大成中1年の上畑真由さん(12)、松洋中2年の浜西沙弥さん(13)の6人。
 井戸君と小林君だけが標準記録を突破、あとの4選手は和歌山陸上競技協会の推薦を受けての出場で、井戸君は2年連続2回目、あとの5選手は初の代表入り。
 井戸君は男子ABC共通円盤投(1・5キロ)での出場。7月の県中学総体・円盤投で県中学記録となる42メートル32(自己新)をマークし、標準記録の39メートルを大きく上回った。今季は県内の大会では投てき競技で優勝、10月の国体で県選抜入りを果たすなど活躍が続く。
 藤本君は男子A(中3)走高跳で出場。今季は7月に南山陸上競技場で開いた中学生混成記録会・共通四種競技走高跳で自己ベストの1メートル80をマーク。7月の中学通信陸上和歌山大会でも優勝するなどした。
 小林君は男子B(中2)砲丸投(4キロ)での出場。8月の日高地方記録会でマークした14メートル53が標準記録(14メートル50)を突破。今季は通信陸上和歌山大会、県中学総体・砲丸投(5キロ)で2大会連続で標準記録を突破し全国中学校陸上競技選手権に出場と大舞台を経験した。
 湯川君は男子ABC共通ジャベリックスローで出場。7月の日高地方中学総体で優勝した60メートル43が自己ベスト。県大会でジャベリック種目がなく、今季は日高地方で開催の4月の春季体育大会、7月の中学総体で優勝した。
 上畑さんは女子C(中1)800メートルでの出場。今季は5月の海南市民総合スポーツ大会で自己ベスト・2分20秒70の大会新記録を出し優勝した。
 浜西さんは女子ABC共通ジャベリックスローでの出場。7月の中学生混成記録会で自己ベストの39メートル21をマーク。今季は4月の日高地方中学校春季体育大会、7月の日高地方中学総体ともに優勝した。
 ジュニア五輪に向け、井戸君は「今年は追われる立場でプレッシャーがあり、本番は緊張すると思いますが、45メートルを出せるよう頑張りたい」、藤本君は「代表に選ばれうれしい。会場の空気にのまれないよう自分なりの跳躍ができれば。踏みきりを修正し1メートル89を出したい」。
 小林君は「代表に選ばれてうれしい。今季は記録が良く、自分でも驚いています。ジュニアオリンピックは4キロの砲丸を使うので、16メートル台を目標に優勝に近づきたい」、湯川君は「代表に選ばれうれしい。本番ではいつも通りに投げることができれば。目標は65メートル」。
 上畑さんは「選ばれてうれしい。小学校の時から競っている選手が出てくるので、入賞を目標に標準記録(2分18秒50)を切りたい」、浜西さんは「2年生ながら代表に選ばれてうれしい。2年になってから記録が伸びているので、大会では40メートル以上を出し15位以上を狙いたい」と話した。


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日高川町が役場美山支所南隣に新産品加工所建設へ 〈2017年9月22日〉

2017年09月22日 08時30分00秒 | 記事




 

新加工所を整備する美山役場支所南側の現場


 日高川町は、国の平成28年度第二次補正予算で確保した地方創生拠点整備交付金を活用し、役場美山支所南隣のむつみ荘跡地に「ふるさと産品加工所」を建設する。本体工事の入札を22日に行ったあと着工し、年度内の完成を目指す。美山地内には椿山ダム近くに新産品販売所が完成したが、商品不足や新たな加工品などが大きな課題で、新施設を生かした美山の特産品生産の拠点施設として期待を寄せている。

 美山には皆瀬地内に昭和63年に整備した既存の加工施設があり、町生研グループ美山支部会員らが名物の「ごんちゃん漬け」をはじめアイスクリームやコンニャクなどを生産しているが、老朽化に加えて施設の規模が狭くなっている。
 そんな中、昨年4月には椿山ダム畔のリフレッシュエリアみやまに新しい産品販売所が誕生。ふじまつり開催時期などには多くの人出で賑わい、売上も大幅に増加したが、商品不足や地域の特色ある加工品の開発などが課題となっている。以前から美山を代表する加工品として人気の高い「ごんちゃん漬け」は、生産が追いつかない状態で、弥谷、熊野川両地区の遊休農地で地元の生活研究グループ・ゴンパチ部会が量産栽培に取り組もうとしている。
 新しい「美山ふるさと産品加工所」は、総事業費約3900万円を投じて木造平屋を建設する。延べ床面積108・67平方メートルの施設内には、作業台やラッピングテーブルを備える広い作業場はじめ、アイスクリーム製造室、ミソなどを生産する「ムロ部屋」、ごんちゃん漬けやミソなどの保管室、下処理室などを完備し、地域の特産物を生かせる加工所を整備する。
「ごんちゃん漬け」の材料となるゴンパチ(イタドリ)の栽培方法を確立し、町生研グループの専門部会の栽培に協力する県林業試験場(上富田町)では、これまで商品に使用できなかった部位を使った加工品の研究を進めており、同試験場と協力した新たな商品開発にも期待を寄せている。
 同整備事業は、地方創生拠点整備交付金で事業費ベースの2分の1(約1950万円)を負担する。
            
 日高地方軽トラ市推進協議会は、23日午前10時から御坊市役所北側駐車場で「日高地方軽トラ市御坊エリア」を開く。
 日高地方から9店舗10台が出店し、地元で取れた新鮮な農作物、梅干し、サバ寿司、かまぼこ、天ぷらなどを販売する。
 御坊市が今年度第一弾。今後は10月1日に日高、由良両エリア、21日に印南エリア、11月5日に美浜エリア、来年2月12日にみなべエリアで行う。


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紀州鉄道フォトコン最優秀賞に定本健太郎さん(泉佐野市)「3車種揃い踏み」 〈2017年9月21日〉

2017年09月21日 08時30分00秒 | 記事

投票で最優秀賞に選ばれた定本さんの「紀州鉄道3車種揃い踏み」
(右がキテツ2号)


 紀州鉄道(株)の「WE Love 紀州鉄道 デジタルフォトコンテスト」の入賞作品が決まり、最優秀賞に定本健太郎さん=大阪府泉佐野市=の「紀州鉄道3車種揃い踏み」が選ばれた。2018年版紀州鉄道オリジナルカレンダーの表紙を飾る。

 紀州鉄道をより身近な鉄道会社として関心と愛着を持ってもらおうと初めて企画したフォトコンテスト。「紀州鉄道」をテーマに作品を募集し、41人から91点の個性豊かな作品が集まった。全作品を紀伊御坊駅構内に展示、鉄道の利用者や地域住民ら一般の審査投票の結果、最優秀賞1点、優秀賞7点が選ばれた。
 定本さんのは、現在運行中のKR301号、KR205号と、引退した日本最後のレールバス「キテツ2号」が並んだ貴重なスリーショットを収めた作品。5月に開催されたキテツ2号サヨナライベントでのもので白とグリーンを基調とした車両とバックのまぶしいほど青い空のコントラストが美しい。
 審査には187票もの投票があり力作揃いで大激戦。定本さんの作品はトップの18票を獲得し、17票から13票の7作品が優秀賞となった。
 カレンダーはA4版サイズで優秀賞は2カ月ごとの各ページ(1・2月~翌年1・2月)に採用し、ほか応募者1人1点計33点は裏表紙を彩る。10月から紀伊御坊駅ほか、ホームページで販売予定。入賞全8作品は紀伊御坊駅構内で展示している。優秀賞は次の通り。
 小林紘也「ゆれる」▽小松康人「紀州鉄道の夜」▽野島満「地域と共に」▽田淵規之「菜の花をかき分けて」▽伊奈宗一郎「まだかなぁ~」▽深見英雄「秋の気配」▽小池安彦「夏空をゆく」


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仁坂知事迎え印南町町制60周年記念式典 〈2017年9月20日〉

2017年09月20日 08時30分00秒 | 記事

式辞を述べる日裏勝己町長

児童・生徒の言葉に耳を傾ける


 8月1日に町制施行60周年を迎えた印南町は16日、町役場で記念式典を開いた。「私の好きな印南町」をテーマにした小学生、中学生、高校生の作文発表もあり、日裏勝己町長は「次世代を担う子ども達の声に耳を傾け、新たな印南町のスタートとして、なお一層町政推進に取り組む」と述べた。23日には花火大会を含む記念イベントを開催し盛大に60周年を祝う。

 式典は来賓に仁坂吉伸知事、冨安民浩、坂本登、花田健吉各県議らを迎え、町議、区長、各種団体代表ら120人が出席。式辞で日裏町長は「『誇れる印南町』を築いてこられた先人への感謝を忘れることなく、今の町を支えている現役世代の大切さ、次世代を育てていくことの重要性を町民の皆様と再認識し、共に印南町の未来づくりに知恵を出し、汗をかきながら進めていきたい」と、さらなる町勢発展に向けて町民一丸となって取り組もうと呼びかけた。
 堀口晴生町議会議長あいさつに続いて、仁坂知事は知事就任以来関わった切目川ダム建設や国道425号改良工事などをあげながら「これからも永久に続く印南町のために皆さんが力を合わせて、そして我々も応援をして、素晴らしい印南町となることを心から祈っている」と祝辞。県議を代表し冨安氏も祝辞を述べ、二階俊博自民党幹事長の祝辞メッセージも紹介された。
 古谷正信副町長が昭和32年に切目村、安住村、印南町が合併し、新生印南町誕生からの主な出来事を振り返りながら60年の歩みを紹介したあと、伏見志(ゆき)君=切目小6年=、荒木秀介君=清流中3年=、大樫ももさん=田辺高3年=が「私の好きな印南町」をテーマに作文発表。5年生の時に印南町へ引っ越してきた伏見君は「印南町に住んで日も浅く、知らないことも多いが、ぼくは印南町が大好きです。なぜなら、自然豊かで人と人のつながりがある、温かい町だからです」と、実際に住んでみてそう感じた理由をあげ「これからの未来も豊かな自然、人とのつながりを大切にし、みんなが仲良く、楽しく暮らせるような、とてもいい町。そんな印南町になるようにぼくも協力していきたい」と述べた。


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