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御坊青年会議所 七夕まつり笑顔フォトコン インスタ活用、初めて企画 〈2021年6月30日〉

2021年06月30日 08時30分00秒 | 記事


ポスターを手にPRする片山委員長


 御坊青年会議所(山本哲理事長)は、今夏の第45回七夕まつりを新型コロナウイルス感染拡大まん延防止の観点から、昨年に続いて7月7日の集客するイベントはないものの笹飾りの受付だけとして伝統の行事を継続し、7月1日から7月31日まで新たな企画として「スマイルフォトコンテンスト」を開催する。コンテストはインスタグラムを活用して写真を募集することで感染リスクを回避しつつ笑顔になれる機会を提供したいとしている。

 同会議所は、コロナ禍から、わんぱく相撲御坊場所などイベントを中止しており、七夕まつりでも昨年に続き各種イベントをやめるが、7月7日の当日は小竹八幡神社境内で笹飾りの受付だけ。午後1時から8時までと設定して、時間内の厳守を呼びかけている。一般は入れないが、子どもたちや地域住民が丹精込めて作った笹飾りに託した夢と希望、地域の少年少女の健やかな成長を願う場である「笹祓い式」も執り行う。
 七夕まつりでのイベントがなくなったことから「スマイルフォトコンテスト」を企画。同会議所のインスタグラムアカウント「jci gobo」をフォローし▽笑顔の写真▽笑顔になれるような写真▽七夕に関する写真-を撮影して応募テーマ「#第45回七夕まつり」のハッシュタグをつけてインスタグラム内で投稿してもらう。
 画像は未加工、合成写真等は対象外だが、多少のトリミングや色補正などの調整であれば応募できる。応募者本人が撮影した写真だけが応募でき1人2枚まで。応募期間中にインスタグラムのアカウントを非公開に設定している場合は応募が無効になるなどの注意事項がある。メンバー審査の上、入選者4人を選出。結果は8月初旬に発表し、インスタグラムのダイレクトメッセージで通知。最優秀賞1人に1万円相当の食事券、入選3人に5000円相当の食事券や景品が贈られる。
 同所地域共創委員会の片山優一委員長は「願いを込めた笹飾りをぜひ、持ってきてもらいたい。伝統行事だが、知らない人たちに新たに知ってもらう機会にもしたい。会議所のテーマである『笑』にちなんでコンテストを催すことで、地域が少しでも希望をもって前に進んでもらえたら」と話している。
 今年から初めてインスタグラムのアカウントを設けて対応。チラシやポスターを作ってPRし、その中に掲載しているQRコードからも詳細を見ることができる。問い合わせは、同会議所(電話22・5434)へ。


10年前のタイムレター

七夕に合わせ1008通発送

 同会議所は平成23年に第35回七夕まつりで募集した10年後の自分に届く「未来へ届ける君への手紙」未来レターで、今年で10年が経過することから、当時投函してもらった手紙を7月7日前後に届ける。
 10年後に同所管内の義務教育を終えて高校生になる年長児や、20歳を迎える小学4年生を対象に募集したほか、同会議所主催の七夕まつりのイベント会場に来場した希望する一般の人にも投函してもらった。
 夢・希望・誓いなど未来の自分へのメッセージや絵、親から子・家族など大切な人たちへのメッセージを書いてもらった1008通を事務局で保管しており、同会議所と分かるシールを張って郵便で届ける。
 事務局では「投函した覚えがあって届かない方や、住所が変わっている可能性もあり、その場合は事務局に取りに来てもらえれば」としている。


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印南町議選 最古参の藤本良昭氏が不出馬表明 新人擁立の動き、選挙戦は確実 〈2021年6月29日〉

2021年06月29日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(8月31日)に伴い8月3日告示、8日投開票の日程で行われる印南町議会議員選挙(定数12)の立候補予定者説明会は29日午後1時30分から町役場で開くが、それを前に28日、最古参で議長も務めた藤本良昭氏(78)=古井、8期目=が今期限りでの引退を表明した。これで出馬予定者は現職10人と、新人2人で定数ちょうどとなった。しかし、藤本氏の地元で新人の擁立は確定的で、他にも切目川や印南地区で出馬の動きもあり、選挙戦突入は確実と見られる。

 藤本氏は平成元年8月の町議選で初当選し現在8期目。総務文教常任委員長、議会運営委員長、産業建設常任委員長、合併問題検討特別委員長など歴任し、平成21年9月から4年間議長を務めた。28日に不出馬を表明した藤本氏は「後進に席を譲り、新しい息吹を議会に吹き込んでほしい」と去就を決めたとし「32年間という人生の大半を過ごさせていただき、多くの経験、勉強をさせていただいた。これも多くの支持者をはじめ関係各位の温かいご支援のおかげだと衷心よりお礼申し上げます」と述べた。
 5月までは低調ムードで前回に続いて無投票かと見られていたが、6月議会閉会を機に現職1人が引退を表明、新人2人が出馬表明するなど動きが活発化、定数1人超過で選挙戦確実な情勢となっていた。藤本氏の引退で再び定数ちょうどとなったが、藤本氏の地元・古井区からの新人擁立は確実と見られ、選挙戦突入の状況は変わらない。他にも切目川や印南地区で新人出馬の動きがあり、出馬予定者がさらに増え複数超過の激戦となる可能性も。すでに前哨戦が始まり町内は低調ムードから一転、熱気を帯びてきている。
 現時点での出馬予定者は次の皆さん。
【現職】堀口晴生(69)6回、印南▽榎本一平(62)5回、西ノ地▽玉置克彦(62)3回、同▽岡本庄三(65)同、山口▽杉谷考祥(75)同、羽六▽藤薮利広(61)同、津井▽前田憲男(59)2回、上洞▽中島洋(59)同、印南▽古川眞(64)=1回、島田=▽木村栄一(64)=同、同=。
【新人】黒井美晴(67)=印南原=▽谷章資(68)=同=。


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御坊市 押印廃止済みと廃止予定が85%  行政手続き簡素化ヘ年内に結論 〈2021年6月27日〉  

2021年06月27日 08時30分00秒 | 記事


押印廃止で行政手続き簡素化へ


 御坊市は、国が進めている行政手続きデジタル化に伴う押印の見直し作業を進めている。基本的には本人確認と本人の意思による申請が確認できれば押印は不要との考え方で存廃を検討しており、16日現在で1235件のうち、287件が既に廃止済み、758件が廃止予定となっており、廃止率は約85%。残りの190件は契約関係など押印が必要なもの、国や県の動向を見てから存廃を決めるものが多く、年内にも結論を出す方針。
 
 押印廃止は手続きの簡素化や市民の利便性の向上などを目的に全庁的に進めており、総務課は「国において進めている押印の見直しは、印(認印)については本人確認としての効果は大きくなく、各種申請等行政手続きの際、手続きされる方の本人確認と、本人の意思による申請であることが確認できれば基本的には押印は不要と考えられ、廃止の方向で検討を進めている」との方針を説明。
 廃止済みは287件あり、市民課の住民票・戸籍に関する証明書は平成26年4月から廃止。年間約1200件の利用がある社会福祉課の児童手当・特例給付認定請求書は今年5月から、年間約1500件ある国保年金課の国保被保険者異動届や年間約500件ある国保限度額適用認定申請書、年間約800件ある税務課の軽自動車申告書兼標識交付申請書、介護福祉課の要介護認定・要支援認定申請書などは今年4月から廃止している。
 廃止予定758件の主なものは税務課の市民税・県民税申告書(年間約1000件)。健康福祉課の高齢者インフルエンザ予防接種無料券申請(年間約700件)重度心身障害者等医療費請求書(年間約900件)妊娠届出(年間約150件)乳幼児医療費受給資格証交付申請書(年間約160件)。社会福祉課の保育所入所申込書(年間約500件)学童保育利用申請書(年間約170件)第3子以降応援給付金申請書(同)。
 生涯学習課の市立体育館使用許可書(年間約500件)市立学校開放施設同(年間約2300件)市民文化会館同(年間約420件)中央公民館同(年間約600件)。教育総務課の市立幼稚園入園申込書(年間約30件)。下水道課の農業集落排水事業使用開始届(年間約150件)などがある。市民課の出生届や婚姻届など戸籍の届出は運用面で押印は必要ないが、様式に押印欄が残っているため今後廃止する。
 検討中190件のうち建設工事請負契約や市営住宅賃貸借契約書など各種契約書関係、税や保育料など預貯金口座振替依頼書、行政財産使用許可申請など実印等の押印による本人確認が必要と認められるものは継続する。そのほかの多くは国や県の動向を見てから対応を決めるものが大半。総務課は「年内には廃止、継続の結論を出し、規則や要項改定など必要な見直しを行う」としている。


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県高校総体柔道 中村桜華さん(紀央館)2回目の全国へ 杉元千賀さん、石本力也君(箕島)も切符つかむ 〈2021年6月26日〉

2021年06月26日 08時30分00秒 | 記事

 令和3年度県高校総合体育大会柔道競技は19、20日、白浜町立総合体育館で開き、個人戦・女子48キロ級で紀央館高校の中村桜華さん(3年)が優勝し、全国大会の切符をつかんだ。箕島の杉元千賀さん(3年・松洋中出身)は団体と個人戦・52キロ級を制し、石本力也君(3年・箕島中出身・みなべ町)も男子66キロ級で優勝、そろって全国出場を決めた。新型コロナで2年度は大会中止となり、中村さんは2回目、杉元さん、石本君は初の全国出場。

 女子48キロ級(16人)に出場の中村さんは1回戦は反則勝ち、2回戦は抑え込みなどで一本勝ち、準決勝は優勢勝ち、決勝は延長(GS)の末に僅差勝ちした。
 紀央館の柏原愛澄さん(1年)は52キロ級(9人)に出場。初戦は一本背負いで一本勝ち、準決勝で一本負けし3位。
 コロナの影響で今年度初の公式戦。中村さんは「全国大会につながる大会は優勝できているので、達成感は感じています。全国では投げきる技を作り、背負いから寝技に持ち込みたい。ベスト8に入るのが目標です」。
 3位の柏原さんも「初戦で勝てたのはうれしかった。もっと体幹を鍛えることが大事」と話した。
 女子団体(10チーム)で箕島は熊野、紀央館を3-0で破り予選リーグ突破。決勝トーナメントでも準決勝の近大附属、決勝の初芝橋本とも3-0と圧勝した。
 杉元さんは先鋒で4試合すべて出場。決勝Tの準決勝は得意の背負い投げで合わせ一本勝ち、決勝も背負いで優勢勝ちしチームに貢献した。
 個人戦は52キロ級に出場。初戦は合わせ一本勝ち、準決勝は大内刈り、決勝は抑え込みなどで一本勝ち。「団体は決勝で一本勝ちできなかったのは悔しかった。個人戦はすべて一本勝ちでき良かった。全国では団体戦は先鋒としていい流れを作り、個人戦では技のレパートリーを増やし臨みたい。1回でも多く勝ち先生に恩返ししたい」。
 男子66キロ級(21人)の石本君は初戦が不戦勝、3回戦は反則勝ち、準決勝は僅差勝ち、決勝はラスト1秒で背負い投げを決め一本勝ちした。
 団体戦にも出場し、箕島は準優勝。石本君は決勝Tは初戦が僅差勝ち、準決勝は一本勝ち、決勝は引き分けた。「立ち上がりが悪かった。全国大会では技を速くかけにいけるよう、組み手も強化し頑張りたい。目標は入賞です」と話した。
 このほか、管内関係で男子団体で和歌山北が3位に入り、西虹羽君(2年・松洋中出身)がメンバー入り。個人戦では、男子が73キロ級で井口陽登君(和高専2年・切目中出身)と藤瀧大輔君(熊野3年・松洋中出身)、81キロ級の西虹羽君、女子48キロ級で白樫希穂さん(3年・箕島中出身・由良町)がともに3位。
 インターハイ(全国高校総合体育大会)柔道競技は8月8日から12日まで長野市真島総合スポーツアリーナで開く。


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日高川町 小中学校統廃合議論に本腰 アンケ実施、秋に検討委員会設置 〈2021年6月25日〉

2021年06月25日 08時30分00秒 | 記事




 日高川町立の小中学校統廃合問題が喫緊の課題となる中、同問題について各校の学校運営協議会を通じて意見を集約してきた町教育委員会では、本格的な議論を進めるため、保護者505世帯を対象にアンケートを開始した。7月2日までに結果をまとめ、8月中を目途に集計結果を分析して公表。10月には町立小中学校適正配置整備計画検討委員会(仮称)を発足させ、統廃合問題の議論を本格的に進める。年内には町民を抽出したアンケートも実施。和佐公生教育長は「教委としては、保護者、地域住民、地域とともにていねいな議論をして取り組みたい」と話した。

 日高川町は県下で3番目の広大な面積を有し、1万人弱の人口規模に対して、町立の小学校9校と中学校4校(大成を除く)の合計13校があり、管内でも突出して多い。そんな環境の中、平成17年の新町誕生から15年以上が経過し、合併時と比べて児童生徒数は3割以上も減少した。特に少子高齢化が顕著な美山地区では児童数が3分の1以下になるなど深刻で、文部科学省が平成27年に発表した統廃合の基準では、同町の小学校全9校が6学級以下で「統合等の適否を速やかに検討」に該当し、児童が1人もいない欠学年を含む5校で完全複式学級になるなど6校が「課題が極めて大きい」の基準にある。
 そんな中、平成29年に美山地区保育園の保護者から同地区の小学校統廃合要望が出されたが先延ばし状態が続いており、昨年3月には上早蘇地区区長連名で早蘇中統合、10月には美山地区3小学校や保育所の保護者有志などから同地区の小学校統廃合の要望書が出された。昨年7月の就任当初から意見集約などに取り組んできた和佐教育長は、校長を通じて学校運営協議会に統廃合への意見を求めて今年1月までに集約した。
 新たな段階として町教委では、保育所、小中学校在籍の保護者505世帯を対象にしたアンケートを今月に発送。今後の町立小中学校児童生徒数の推移、複式の現状、国の基準などの資料を添付し、学校と学級の規模、小中学校の統廃合、その他の要望や意見などを7月2日までに回収、8月中を目途に集計、分析後に公表を検討している。さらに町執行部や教委、議会に結果を報告した後で10月には町立小中学校適正配置整備計画検討委員会(仮称)を発足。年内には抽出した町民アンケートを実施するなどで、保護者、地域住民、地域とともに統廃合問題の議論をていねいに進めることを基本方針に取り組みたいとしている。


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御坊市新庁舎レイアウト等実施設計説明 9月5日起工式、12月から本体工事 〈2021年6月24日〉

2021年06月24日 08時30分00秒 | 記事


外付け階段、防災デッキを追加した新庁舎北側外観イメージ


 御坊市議会新庁舎建設特別委員会(西本和明委員長)は23日に開き、執行部が新庁舎実施設計の進ちょく状況、今後の事業スケジュールなどを説明。実施設計は8月中に完成し、9月5日に建設地の庁舎前駐車場で起工式を行ったあと、準備工事に入り、12月から本体工事を始める。正面玄関の位置変更、新庁舎北側に外付け階段や防災デッキを追加することで工期はこれまでより3カ月程度伸びたため、竣工は令和5年10月末、供用開始は6年1月になった。

 実施設計は新庁舎や駐車場のレイアウト、執務室等の配置など大枠は終わり、現在は内装や機械電気設備などを行っている。確定した新庁舎規模は鉄筋コンクリート造(一部プレストレストコンクリート造)の地上6階(6階は備蓄倉庫や屋上機械置場等)。建築面積は新庁舎1942平方メートルなど全体で2324平方メートル 延べ床面積は本体7698平方メートル、付属棟376平方メートルの計8074平方メートル。建物の高さは29・86メートル。
 南海トラフ巨大地震を想定した防災対策で1階は浸水想定3・5メートル以上を確保したピロティ&エントランス方式にし、多目的ホールやエントランスホール、情報発信コーナー、会議室などを配置。1階と2階の間に免震層を設ける中間層免震構造とし、災害時に備えた緊急排水槽も設ける。
 2階は市民課や税務課、国保年金課、環境衛生課、福祉3課など利用の多い部署、3階は産業建設部の各課と教育委員会、4階は市長室や防災対策課、総務課、企画課、大会議室(防災対策本部室兼ねる)など、5階は議場、委員会室、議員控室、展望ロビーなどを配置する。中層階以上は住民の一時避難場所に活用できるようにし、屋上(議場上部)にはホバーリングスペースを設ける。
 昨年12月議会で報告した配置変更に伴う詳細なレイアウトも説明。基本設計では新庁舎北側に正面玄関を配置していたが、来庁者の交通安全面に考慮し、建設場所を北側に12メートル移動させることで正面玄関を南側に変更し、北側にも玄関を設けた。防災対策で新庁舎北側に2階までの外付け階段と防災デッキを追加するほか、現庁舎北側の市道拡幅も予定し、これらに要する費用として約2億円の追加を見込んでいる。
 今後のスケジュールは7月から現庁舎北側の駐車場で倉庫設置や駐車場整備を進め、9月5日に起工式を行う。10月から庁舎前駐車場の建設地を囲うなど準備工事に入り、12月から地盤改良工事など本体工事に着手する。令和5年10月末に竣工し、6年1月から供用開始予定。その後、現庁舎解体工事、駐車場など外構工事(別発注、2億5200万円)を行い、全て完了するのは7年1月ごろ。
 新庁舎実施設計・施工・現庁舎解体は前田建設・久米設計特定建設工事共同企業体(代表者=諏訪俊雅・前田建設工業(株)関西支店常務執行役員支店長)が46億457万8000円(税込み)で請け負っている。


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ハイスクールジャパンカップ 印南中出身の辻浦壱経君、樫尾陽和里さん、林李々花さん 「ソフトテニスの甲子園」に出場、活躍誓う 〈2021年6月23日〉

2021年06月23日 08時30分00秒 | 記事

 24日(開会式)から札幌市で開幕する「ソフトテニスの甲子園」と言われ、高校生ナンバーワンを決める大会「第47回ゴーセン杯争奪ハイスクールジャパンカップ」に印南中出身の辻浦壱経君=和歌山北3年=、樫尾陽和里さん=和歌山信愛3年=、林李々花さん=岡山県就実2年=の3人が出場する。3人は大会を前に「ベスト8をめざす」などと意欲を燃やす。

 ジャパンカップは24日から27日に札幌市営円山庭球場で開催。各都道府県代表と推薦ペア(個人)が出場し、ダブルスとシングルスで競う。辻浦君はジャパンカップ予選を兼ねて今年2月6日に行われた県高校ソフトテニスシングルス選手権大会で優勝しシングルスでの出場権を獲得、推薦でダブルスにも出場。樫尾さんは同予選を兼ねて昨年12月19日に行われた県高校ソフトテニス新人インドア大会(ダブルス)で優勝、2連覇を飾りダブルスでの出場を決めた。林さんも同予選を兼ねて行われた岡山県春季高校ソフトテニス選手権大会(ダブルス)を制して出場切符を手にした。
 大会を前に辻浦君は「推薦でダブルスにも出場できるのでチャンスを生かし、それに恥じないプレーを心がけベスト8をめざす」。昨年も出場を決めながら大会中止で悔しい思いをした樫尾さんは「2年分の思いを込めて自分のベストを尽くし思い切ったプレーで精いっぱい頑張りたい」。林さんは「全国の強い相手ばかりなので、ペアを信じて悔いのないよう精いっぱいプレーしたい」と張り切る。
 同大会では2年前に清流中出身で和歌山信愛2年だった前本真弥さんがダブルスで優勝、日本一に輝いており、3人は前本さんに続く全国制覇をめざす。


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印南町議選 新人・谷章資氏(印南原)出馬表明 選挙戦確実に、前哨戦過熱か 〈2021年6月22日〉

2021年06月22日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(8月31日)に伴い8月3日告示、8月8日に投開票が行われる印南町議選(定数12)に新人で無職の谷章資氏(68)=印南原=が21日、出馬を表明した。現時点で現職11人が出馬の意向で、17日に新人1人が出馬表明しており、谷氏の出馬で選挙戦が確実となった。他にも新人出馬の噂もあり、無投票の低調ムードから一転、夏本番を前に町内は前哨戦が熱気を帯びてきた。

 無投票ムードが漂う状況に「2期連続の無投票は何とか阻止したい」との思いから出馬を決意した谷氏は「一次産業である農業、水産業が発展することによって、商工業、福祉、教育、子育て支援がすべて良くなると思っている。特に子育て支援を充実させたい。活力ある印南町にするため誠心誠意頑張りたい。議員定数削減にも努めたい」と抱負。
 美浜町出身で地元の小・中学校、田辺高等技能学校を卒業後、御坊市内の会社に入社。12年前に美浜町から妻・美知子さん(71)の実家である印南原に移住し、定年退職後の8年前から地元有志とともに地域活性化グループ「稲原さんぽ道の会」を立ち上げ、荒廃した土地を整備し「段々花畑園」と名付け、ウオーキングイベントやあじさい祭りなど定期的にイベントを開催するなどボランティア活動に取り組んでいる谷氏は「ボランティア活動の経験を生かしこれからも地域の皆さまとともに頑張ります」と述べた。
 無投票ムードだった町議選は谷氏の出馬で選挙戦突入が確実となった。今後さらに名乗りを上げる新人が出てくる可能性もあり、季節通りの熱い戦いが繰り広げられそうだ。立候補予定者説明会は29日午後1時30分から町役場で開く。
 現時点での出馬予定者は次の皆さん。
【現職】藤本良昭(78)当選8回、古井▽堀口晴生(69)6回、印南▽榎本一平(62)5回、西ノ地▽玉置克彦(62)3回、同▽岡本庄三(65)同、山口▽杉谷考祥(75)同、羽六▽藤薮利広(61)同、津井▽前田憲男(58)2回、上洞▽中島洋(59)同、印南▽古川眞(64)=1回、島田=▽木村栄一(64)=1回、同=。
【新人】黒井美晴(67)=印南原=▽谷章資(68)=同=。


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御坊市観光協会が「みーやちゃん」をPR大使第2号に任命 〈2021年6月20日〉

2021年06月21日 08時30分00秒 | 記事


観光PR大使に任命した「みーやちゃん」


 御坊市観光協会は、新型コロナ感染予防で書面議決による令和3年度総会を行い、予算や事業計画などを承認。市公認PRキャラクター「みーやちゃん」を協会第2号の観光PR大使に任命し、みーやちゃんを活用した新規事業として「日本のシンデレラ宮子姫ブラッシュアップ事業」を計画。みーやちゃんの人形製作やフォトコンテスト、塗り絵コンテストを行い、SNSを使って知名度アップ、魅力発信に努める。

 観光協会は、宮子姫をシンボルマークに市と連携しながら各種事業を行ってきたが「市民を含めて認知度はまだまだ高くなく、その魅力的なストーリーやキャラクターを観光に生かし切れていない」とし、宮子姫をモチーフにしたゆるキャラ「みーやちゃん」が3月に市公認PRキャラクターに任命されたのに連動し、みーやちゃんを印南町出身のシンガーソングライター、にしゆきさんに続いて第2号の観光PR大使に任命した。25日午後に開く役員会後に任命式を行う。
 みーやちゃんを活用して宮子姫の持つ「美人、美髪、恋、シンデレラストーリー、子宝」などの魅力とあわせて御坊の魅力を効果的にPRしようと「日本のシンデレラ宮子姫ブラッシュアップ事業」を計画。体長20センチのみーやちゃん人形を500個つくり、協会員やサポーターに配布。それぞれの店舗や産品、市内の景色などと一緒に写真撮影し、それをSNSで発信してもらうとともに、みーやちゃんのツイッター、市のフェイスブック等と連動させて継続的、発展的にPRできる仕組みを整える。
 みーやちゃんをまちの自慢のキャラクターとして愛着を持ってもらおうと、コロナ禍でも実施でき、誰でも参加できるイベントとして宮子姫フォトコンテスト、みーやちゃん塗り絵コンテストも計画。フォトコンテストはテーマを決め、ツイッターなどSNSに写真を投稿してもらい、投稿写真の中から最優秀賞1点、優秀賞4点、会長賞1点、みーやちゃん賞10点程度の入賞作品を決める。塗り絵コンテストはみーやちゃんの塗り絵を用意し、子どもらに色を塗ってもらい、入賞作品20点程度を決める。
 このほか、野口オートキャンプ場を活用した焚き火教室やキャンプファイヤーなど体験イベント、紀州鉄道やイラストレーターの中川貴雄さんとのコラボ企画も計画している。継続事業では日高港やEEパーク・SioトープのPR活動、大型観光客船入港のポートセールス、ガーデニング教室、語り部育成、都市交流事業、和田勇氏顕彰事業や各種イベントへの協力、各種物産展等への参加など。


空席の会長に高垣氏(中紀バス)
初代の故・宏氏と親子2代で

 役員改選で約2年間、空席だった会長に高垣太郎氏(57)=中紀バス(株)代表取締役社長、御坊市薗=を選任した。平成4年から22年まで初代会長として活躍した父・宏氏(故人)と親子2代での就任。
 31年4月に第2代会長の古久保恭一氏が死去して以降、副会長4人の集団執行体制で運営していた。
 高垣氏は平成17年に(株)中紀バス観光社代表取締役社長、20年に中紀バス(株)代表取締役社長、22年に(株)中紀サービス代表取締役社長に就任。県旅行業協会理事なども務めている。他は役員は次の各氏。
 副会長=向井孝行(フラワーショップむかい)谷口卓司(いさみ寿司)新田みどり(じんじん)秀年伸(JTB中紀バス観光社)▽理事=上西一永(御坊商工会議所)大杉達((有)道成寺観光開発)芝光洋(JA紀州)山本常昭(観光農園みかん園)橋本昌典((株)はし長)佐伯一也(熊野御坊南海バス(株))堺伸二(JR御坊駅)▽監事=中村光男(ナーセリーナカムラ)松村徳夫(紀州日高漁協)。


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PROJECT24が県道24号を巡るフォトキャンペーン


災害時、料金半額でホテル泊(百寿) 読売新聞紀中販売と市自治連協定 分散避難促進 〈2021年6月19日〉

2021年06月19日 08時30分00秒 | 記事


災害時は半額で宿泊できるビジネスホテル百寿


 災害発生時に避難所での3密を回避するための「分散避難」促進に向け、御坊市自治連合会(酒本和彦会長)と(有)読売新聞紀中販売=有光正和代表取締役社長、藤田町吉田=が、28日午後1時30分から市役所で「災害時等における宿泊施設との協定」を締結する。災害時に市民が避難する場合、同社が所有するビジネスホテル百寿(yujyu)=島=を半額で宿泊利用できるもの。全国的に行政が宿泊料金を負担する事例は増えているが、ホテル側の厚意で料金を割り引くのは珍しいという。

 市は台風など災害時は福祉センターや財部会館などを避難所として開設。令和元年8月の台風10号では8カ所開設し、最大339人が避難したが、コロナ禍で避難所に大勢の人が集まる「3密」を回避するため、国の指針に基づき、親戚や知人宅、車中泊やテント泊など分散避難を検討するよう推奨中。全国的に宿泊施設を避難所に活用するホテル泊を導入する自治体も出始めている中、市内でも「気を使わず、ゆっくりしたい」と、お金がかかってもビジネスホテルを利用する人が増えているという。
 分散避難のメニューにホテル泊を加え、市民の選択肢を広げようと、市と市自治連が同社に検討、協力を求めたところ、快諾を得て協定締結が決まった。協定では災害対策基本法に定められた災害(暴風、豪雨、洪水、がけ崩れ、高潮、地震、津波など)発生時、または発生の恐れがある場合、ホテルに避難する市民はホテル側が厚意で宿泊料金の半額を割引き、半額の自己負担で宿泊できる。同法に定めた災害以外での避難も可能な限り協力する規定も設けている。
 宿泊料金(税込み)はシングルルームAタイプが平日7150円、日・祝前日8250円▽ダブルベッドルームが二人利用平日1万3200円、日・祝前日1万4300円など。半額で利用できるのは市民限定。部屋に空きがある場合の対応となり、協定締結日の28日から適用する。市防災対策課は「分散避難を進めている中、協力をしていただけるのは市民の安心材料のひとつとなり、大変ありがたい。他の宿泊施設にも働きかけたい」としている。
 協定を締結する酒本会長は「ご厚意で協定を結んでいただけることになり、本当にありがたい。三浦市長も防災対策を公約の1丁目1番地に掲げており、自治連合会としても住民の安全安心をパックアップしていきたい。今後も積極的に住民の安心につながる取り組みをしていきたい」、有光社長は「当社の販売網を生かし、地域の安全安心のための防犯を意識して取り組んできました。今回は御坊市よりお声をいただき、防災にも目を向け、地域の皆様に微力ながら協力することができました。皆様の安心につながればと思っています」と話した。


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