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和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

御坊市のシティプロモーション動画が完成 〈2023年11月30日〉

2023年11月30日 08時30分00秒 | 記事



人、笑顔にスポットを当てた動画


 御坊市の魅力を全国に発信するシティプロモーション動画「ええわらよ御坊市」が完成し、1日正午から市の公式ユーチューブチャンネル、公式ホームページで公開する。市民との協働で行ったワークショップ受講者22人が撮影したショート動画22本も各自のX(旧ツイッター)やインスタグラムに投稿し発信する。
 
 動画制作は昨年行った若手職員らの総合戦略推進ワーキンググループで議論して提案されたもの。専門業者に399万3000円で事業委託し、御坊で暮らす「人」と「笑顔」に焦点を当て「仕事」「遊び」「暮らし」をテーマにさまざまな動画を撮影し、本編(2分9秒)とダイジェスト版(32秒)が完成した。
 制作にあわせ市民目線で御坊の魅力を伝える動画もつくろうと、市民を対象にワークショップを行い、受講生22人が統一テーマ「5秒で御坊~最高の瞬間がここにある」に沿って各自が考えた動画を撮影。業者が本編5秒を含む全15秒のショート動画に編集し、全22本が出来上がった。
 プロモーション動画には受講生のショート動画も使われている。今後、都市部での移住相談会や市のホームページ特設サイト、各種観光イベントなどで活用する。市企画課は「プロモーション動画、ショート動画とも御坊の魅力、そこに暮らす人達の笑顔であふれているので、ぜひご覧下さい」とPRしている。


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印南―南紀田辺間4車線化 1月に着工式、早期完成めざす 〈2023年11月29日〉

2023年11月29日 08時30分00秒 | 記事


 西日本高速道路(株)関西支社は年明けから、阪和自動車道印南―南紀田辺間約の4車線化工事に本格的に取り組むのに合わせ来年1月13日に田辺市のガーデンホテルハナヨで着工式を行う。有田―南紀田辺間(事業区間36・8キロ)4車線化事業で取り組むもので、印南―南紀田辺間約18キロのうち事業許可が下りている8・7キロで着工。完成時期は未定だが、渋滞解消に向けて同社は「一日も早い完成をめざしたい」としている。

 4車線化事業は有田―御坊(19・4キロ)、御坊―印南(8・7キロ)は令和3年に完了。印南―みなべ間の6・5キロが令和2年3月に、みなべ―南紀田辺間の2・2キロが令和3年3月に事業認可が下り、測量・設計を進めるなどし来年1月から本格的に工事をスタートさせる。橋の下部工から取り掛かり、トンネルや橋梁工事など順次進める。印南―みなべ間で橋梁3本、トンネル4つ、みなべ―田辺間で橋梁2本、トンネル2つが設けられる。すでに切目川橋下部工事、東岩代トンネル他トンネル工事、西ノ地工事(拡幅)の3つの工事の入札が行われ、施工業者が決まっている。
 令和3年12月から4車線化となった有田―印南間は、それまで年間450回程度あった渋滞回数は令和4年は2回と激減するなど効果が現れている。工事に着手する印南―南紀田辺間は令和元年が18回だったのに対し、昨年は41回と増えており、4車線化の早期完成が待たれる。
 着工式は1月13日午後2時から、ガーデンホテルハナヨで国会議員や地元首長、関係者らが出席して行い、鍬入れや万歳三唱で着工を祝う。


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「タイガースカップ」に阪神タイガースの糸原健斗、小幡竜平両選手が来場 〈2023年11月28日〉

2023年11月28日 08時30分00秒 | 記事


贈られたジャンパーを着て
糸原、小幡両選手と記念撮影の富山星空主将


 和歌山ボーイズ硬式野球協会主催の少年野球大会「第9回タイガースカップ」は26日、御坊市民球場を主会場に18チームが参加して開幕。開幕に合わせて今年38年ぶりにプロ野球日本一に輝いた阪神タイガースの糸原健斗選手(31)と小幡竜平選手(23)が会場を訪れて開会式に花を添え、出場選手を激励したほか、一緒に写真を撮るなどして、ちびっこ選手を喜ばせた。

 糸原、小幡両選手が見守る中で開会式が行われ、山崎幸二大会会長=和歌山ボーイズ硬式野球協会長=が「野球は今年、WBC優勝、阪神が日本一になるなど大いに盛り上がった。日高地方から2人がドラフトに指名、プロ野球選手が誕生した。みなさんもプロ野球選手になれるよう、今大会の『アレ(優勝)』をめざして頑張ってほしい」と激励。選手を代表して藤田・アストロボーイズの富山星空主将が「仲間と野球ができることに感謝し、最後の一球まであきらめることなく正々堂々とプレーする」と力強く宣誓し、両選手からタイガースジャンパーが贈られた。最後に小幡選手を打者に糸原選手が始球式を行い盛り上げ、両選手はチームごとの記念撮影にも応じ、内原少年野球クラブの浜田蓮主将は「プロ野球選手としてのオーラをものすごく感じた。とても嬉しかった」と話すなどちびっこ選手は大喜びだった。
 糸原選手は「野球が好きという気持ちを忘れず、大好きな野球を楽しんでほしい」。小幡選手は「元気で楽しむことが一番大切。その純粋な気持ちを持ち続け頑張ってほしい」と選手たちにエールを送った。
 大会初日は1回戦2試合と2回戦8試合を行った。2日に準々決勝、準決勝、3日に決勝を行う。
 初日の結果は次の通り。
 1回戦=御坊7―0美浜、藤田・アストロボーイズ2―1三百瀬千鳥▼2回戦=内原9―1上南部、印南ファイターズ23―0塩屋、御坊5―3みなべ清城、湯川クラブ3―2川辺ウィンスターズ、藤田・アストロボーイズ3―0名田黒潮、印南黒潮8―1田辺剛健、みなべ9―1由良スポーツ、日高4―0中津・川辺西ビクトリーズ。


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御坊市社会福祉協議会が管内初の寄付金付き商品事業始動 〈2023年11月26日〉

2023年11月27日 08時30分00秒 | 記事


5事業所代表、社協関係者の皆さん


 御坊市社会福祉協議会(岡本恒男会長)が10月から新たに始めた寄付金付き商品事業の第1弾協賛店に市内5事業所が登録した。それぞれの事業所で寄付金付き商品を企画、販売してもらい、地域住民がそれを購入すれば売り上げの一部が寄付金として社協に届けられる仕組みで、日高地方では初めての取り組み。寄付金は地域福祉向上のための社協事業に活用する。

 社協は今年度から人と人、人と地域がつながり、交流を深めながら地域福祉に貢献してもらう取り組みを開始。「TUNAGARU(つながる)」をキーワードに4月から福祉センター1階に「TUNAGARUカフェ」を開設、9月から昨年度まで行っていた「愛の日チャリティバサー」に変わる「TUNAGARUマーケット」を始めた。
 寄付金付き商品事業もこの一環。趣旨に賛同する企業や事業所、店舗に寄付金付き商品・サービスを企画、販売してもらい、それを地域住民が購入すれば社協に寄付金が入る仕組み。食料品、日用品、製造加工品などあらゆる物が対象で理美容や飲食店、医療などサービス業でもいい。寄付額は商品一つにつきとか、総売上の一部など店側で自由に設定してもらう。
 第1弾協賛店は(1)大丸文具店=切通正義代表、薗=。対象はメーカー希望小売価格3000円(税別)以上の筆記具。本体価格の2%を寄付(2)MARUNI(株)=丸山新仁取締役、湯川町小松原=。対象はお土産ショップ丸仁商店が市内で製造・加工されている商品。天ぷら酒場SHINが昼は日替わり定食、夜は天ぷら盛り合わせ。販売数や注文数により寄付。
 (3)(株)サンクリエーション=成岩慎吾代表取締役社長、薗=。家具・雑貨のオンラインストア「DECOLA」で購入金額が税込3300円以上の買い物1回につき100円を寄付(4)ボナペティヤナギヤ=宮所忠喜代表、薗=。対象はパン。寄付額は検討中(5)湖月堂=小池佐左夫代表、薗=。対象はみーやちゃんのどら焼き。寄付額は検討中。
 協賛店には「TUNAGARU」専用ステッカーを配布し、店舗や商品に貼ってPRしてもらうほか、社協ホームページにも店の写真等を掲載する。岡本会長は「登録していただき、感謝申し上げます。これを機にさらに協賛店が増え、みんなの力で御坊の福祉を下支えしていきたい」、事業所代表で小池氏は「少しでもお力になれればと思います。もっとこの輪、つながりが広まってほしい」と話した。協賛店は随時募集中。問い合わせは事務局(電話22・5490)へ。


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御坊市と印南町で岸本周平・知事がタウンミーティング 〈2023年11月25日〉

2023年11月25日 08時30分00秒 | 記事


参加者から差し入れられた「まりひめ」を食べ和やかに懇談(
御坊市)
参加者と意見交換する岸本知事(印南町)


 岸本周平知事のタウンミーティングが22日、御坊市と印南町で開かれ、御坊市は若い世代を中心に10人、印南町は幅広い年代の10人が、それぞれの活動を紹介し、まちづくりへの思いを語った。知事は高校への専門学科増設要望に「やっていきたい」と意欲をみせたほか「皆さんのまちへの愛、熱い思いを感じた」とし、県の新年度テーマを「Lucky・Live・in和歌山」とする考えも示すなど和やかに懇談した。

 御坊市 経営者や団体代表者、Iターン創業者、モデル、地域おこし協力隊ら幅広い分野が集まった。建設業界などの人材不足に関し「今、高校には普通科しかない。昔あったように電気科や機械科など専門学科をつくってほしい」との要望を受けた知事は、志願者がいないことが大きな要因とした上で「今、和工なら一人に求人が15社、高専なら20社来ている。卒業生はダイヤモンドの卵。保護者の意見も聞かなければいけないが、普通科を専門学科に変えていこうと思っている。10年ぐらいかかるが、やっていきたい」と意欲を見せた。
 農業の後継者不足に関して「儲からないのが大きな要因。暖地園芸センターで品種開発したスターチスの苗を地域内で循環できないか」との要望に知事は「調べたい」と応じた。ほかに「若い人たちが外へ出て世の中を見た上で地元に帰ってこられる環境をつくりたい」「発信力が足りない。県をあげてもっとPRに努めてほしい」「若者こそ地方に移住した方がいい」などの意見があった。
 知事は「皆さんの御坊ラブを感じた。和歌山、御坊に住んで幸せと言えるように新年度の合言葉を『Lucky・Live・in和歌山』にしようと思う」との考えも示した。

 印南町 地域団体や漁業、農業、商工会、文化協会、起業家、民泊運営団体の代表ら10人と日裏勝己町長が出席。出席者が自己紹介を兼ねて活動状況や課題などを発言。課題では活動をどう継続していくか、後継者不足が多く上がり、支援などを要望。印南町が発祥の地である「かつお節」「真妻わさび」を全国にPRしていこうと設立した団体の代表は「わさび田を復活させるには労力もいる。かつお節を一本でも作りたい。みんなと協力しながら印南町のブランドを全国にPRし盛り上げていければ」と熱弁。民泊運営団体の参加者は民泊利用者が喜びそうな土産があればとしたのに対し、岸本知事は「インパクトのある『かえる橋』を描いたTシャツを商工会で作成しては」と助言。参加者の熱弁に岸本知事は「とにかく印南愛がすごい」と感心していた。


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岸本周平・知事が6月豪雨被害検証結果と今後の対応発表 〈2023年11月23日〉

2023年11月23日 08時30分00秒 | 記事


管内でも浸水被害など発生(写真は日高町志賀地内)


 岸本周平知事は、22日の定例会見で今年6月に発生した梅雨前線による豪雨被害の検証結果と今後の対応を発表。和歌山県で初めて線状降水帯が発生し、短時間に集中して激しい雨が降ったことで紀北地方を中心に県内各地で大きな被害が発生したのを受け、関係分野ごとの対応を検証し、短期的に取り組むこと、中長期的に取り組むことをまとめ、今後に生かしていく。

 県内で人的被害8人(死亡2、行方不明1、重傷1、軽傷4)住家被害3147棟(全壊9、半壊27、一部損壊16、床上浸水964、床下浸水2131)公共土木施設被害919件・163億259万円、農林水産業被害130億6585万9000円。高速道路等が長時間の通行止めとなり、帰路につけなかった通勤・通学者、修学旅行生、観光客らも多数発生した。
 管内を含む県内河川で越水等が発生し、床下・床上浸水等大きな被害が出た要因として「線状降水帯が発生するなど記録的な大雨になった」「河川整備計画は20計画策定済み(面積カバー率9割)だが、計画に基づく整備が完成するには時間を要する」を挙げた。
 今後の対応として9月補正予算で河川調査費3000万円を確保し、越水・溢水が発生した河川における被害の実態調査や河川整備計画の点検を実施する。管内では西川、志賀川、由良川が対象に入っている。
 高速道路が長時間にわたり通行止めになったことには「解除は時間雨量2ミリ以下が6時間以上続く予測がなされ、安全確認を行った上で行っている」を挙げ、今後の対応として「NEXCO西日本に、のり面や盛土、橋梁等の構造物の補強対策を進めるなど、安全性を向上させた上での事前通行規制基準の見直しの検討を継続して働きかけ、通行止め時間の最小化を求めていく」とした。
 学校臨時休業等の判断基準やタイミングは「大雨などで翌日の登校が困難と予測される場合は、校長が前日に臨時休業や授業開始時間を遅らせるといった判断を柔軟に行うように促す」「登校後に警報が発表された場合、校長が下校の安全確保の観点から下校させるか、保護者に引き渡すのか、学校に待機させるのかなど下校のタイミングの判断を柔軟に行うよう促す」とした。
 ほかに、線状降水帯予報等に対応した職員防災体制、被災市町村の情報収集、災害救助法の適用、線状降水帯予報・発生に対応した適切な避難情報の発令についても検証結果と今後の対応をまとめている。


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レンタサイクル参加費で作成のベンチの名称、内原小児童の「ひだまりベンチ」に 〈2023年11月22日〉

2023年11月22日 08時30分00秒 | 記事


湯川さん(右)が手に持つベンチの名付け親となった
米倉さん(中)と青木さん(左)を最優秀賞表彰


 父親のふるさと日高町でアウトドア事業を展開して地域活性化に取り組む湯川洋さん(55)=東京都豊島区在住=は、レンタサイクル体験会で集まった参加費を使って町内に置く紀州材ベンチを作った。ベンチの名称を募り、町内小学生の応募から「ひだまりベンチ」と決定。20日には名付け親となった内原小児童2人に最優秀賞の表彰状や記念品を贈った。

 父親の章さん(92)が志賀(柏)出身で、人口が増えている日高町だが、地域活性化へは観光人口の増加が重要と、アウトドア事業展開へ湯川さんが代表の「Micro Orchestora」という会社を高家に設立。
 以来、クロスバイクのレンタサイクル「HAPPY COME COME」や、日高町内の海岸でのテントサウナ「IHANATANI TENTOSAUNA」を計画。レンタサイクルについては事業開始前に、町民限定の体験会を開いており、その際、参加費は「お気持ちで」として無料でも構わないとしていたが、3万9700円が集まった。
 これを活用し、サイクリングで訪れた人の休憩所のほか、地域の高齢者や子どもたちが集まって憩う場所、話ができる場所にもしてもらおうと、紀州材の杉でベンチ45個の作成を計画。子どもたちにも協力を得るため、町内の内原、志賀小学校の5、6年生に目的を書いたチラシを配り、ベンチの名前を募集した。
 26人27点の応募があり、湯川さんが審査した結果、米倉季穂さん(内原小5年)と青木愛奈さん(同)の「ひだまり」を活用することに決定。同校に湯川さんが訪れて2人を最優秀賞で表彰し、手作りの賞状、レンタサイクルを使えるチケット(3人まで)、クロスバイクのメーカーTシャツを贈呈した。
 米倉さんは「暖かくなれるようなベンチに」、青木さんは「みんなで集まれるベンチに」との思いを込めており、2人とも受賞に驚き、笑顔。湯川さんは「和めるイメージで意を汲んでもらえている。ベンチは町内地区ごとや名所などで置けるようにできれば」と話した。
 このほか、特別賞に玉置莉子さん(内原小5年)、中野王富君(同)、湯川蛍さん(志賀小5年)、村上翠さん(同)、白井優月さん(同6年)を選び、賞状のほか、小物を入れられて取り出しやすく、両手が使えるように斜めがけできるのが特徴の小型バッグ「サコシュ」を贈った。


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日高広域消防協議会が印南町で総合消防演習を実施 〈2023年11月21日〉

2023年11月21日 08時30分00秒 | 記事


消防団と日高広域消防が一斉放水


 秋の全国火災予防運動に合わせ19日、日高広域消防と郡内5町の消防団らでつくる日高広域消防協議会(会長・岡本正雄印南町消防団長)は、印南町民若もの広場で総合消防演習を実施し、初動体制と消火戦術の確立を図った。印南町消防団、各町消防団幹部、日高振興局、日高広域消防、役場関係などあわせて約300人が参加した。

 想定は、マグニチュード9・1の南海トラフ地震が発生し、日高地方が震度6強の地震にみまわれた。印南町内では1件の建物火災が発生、他に発生した2件の林野火災は延焼拡大中。倒壊家屋には男性2人が閉じ込められ、付近でも負傷者多数。
 団員らは、建物火災や相次いで発生した林野火災の現場に急行し、迅速にホースを延長して放水。倒壊家屋からの救助訓練では、消防職員と連携。器具を使い、家屋に穴を開け、要救助者を乗せたタンカーをクレーンで釣り上げるなどして、救助。最後は、日高広域消防、印南町消防団の全5分団が一斉に放水した。
 訓練終了後、岡本会長は「一人ひとりが責任を持ち、適切・迅速に行動している姿を拝見することができ、とても頼もしく感じ、大変良かったと思います。近年では、自然災害が頻発・甚大化する中で災害による被害を最小限に食い止めて、地域住民の安全・安心を守るため、本日の訓練を今後に生かしてほしい」と講評。広域消防の阪口悟消防長は「地域に密着している消防団の皆さまの活動がとても重要。どうか、安全・確実・迅速の3原則を実践していただき、住民の信頼と期待に応えられるよう、多くの成果を挙げて頂きたい」とあいさつした。


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御坊市が実施の家具転倒防止金具取り付け事業、申請数過去最多 〈2023年11月19日〉

2023年11月20日 08時30分00秒 | 記事


家具転倒防止金具の取り付けを推奨


 御坊市が大規模地震発生時の人的被害を軽減するのを目的に平成29年度から実施している家具転倒防止金具取り付け事業の今年度申請数が令和4年年度の2倍を超え、過去最多を更新中。民生委員の協力で昨年10月から12月にかけて65歳以上一人暮らし世帯約2200世帯を対象に初の実態調査を行い「自己負担ゼロなら活用したい」と答えた人が506人いたことから今年度は補助枠を5倍に拡充し、職員が戸別訪問しながら活用を推奨している。

 この事業は65歳以上の一人暮らし・夫婦世帯、障害者世帯を対象に1世帯あたり家具3竿(たんす、食器棚、本棚が対象)の転倒防止金具取り付けを補助。金具代(金具は市が指定)と取り付け費用をあわせて1世帯あたり9000円を上限に補助するため、個人負担は必要なく、無料で利用できる。取り付け作業は市指定の市シルバー人材センターが行う。
 市防災対策課は広報紙や防災訓練、出前講座、自治会行事など機会あるごとに制度を紹介し活用を呼びかけているが、実績は平成29年度12件、30年度23件、令和元年度4件、2年度14件、3年度11件、4年度30件の計94件にとどまっていたため、利用者が増えない要因を探ろうと、民生委員の協力で65歳以上一人暮らし世帯を対象にアンケート調査を行った。
 回答者1146人(回答率50・4%)のうち「自己負担がゼロなら活用したい」と答えた人が506人いたことから令和5年度は補助枠を20件から5倍の100件に拡充。防災対策課職員3~4人が空いた時間を使い、506人宅を順次戸別訪問し、制度を説明して活用を推奨中。これまでに約200人宅を回り、不在時は不在票を置き、連絡がなければ後日訪問するなど地道な活動を続け、17日現在で63件の申請があり、過去最多を更新している。
 今年度は100件以上を目標にしているが、補助事業の締め切りが1月末と迫っているため、それまでに戸別訪問できなかったところは来年度で行う。アンケート調査では「希望しない」と答えた人の理由で「面倒だ」との意見が多かったことについて同課は「市役所に1回来ていただければ手続きは済みます。相談いただければ自宅に伺うことも可能なので気軽に問い合わせを」と呼びかけている。問い合わせは同課(電話23・5528)へ。


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日高町で「中学生ものづくりフェア」日高中2年生が学ぶ 〈2023年11月18日〉

2023年11月18日 08時30分00秒 | 記事


道具箱製作で組み立てる生徒


 中紀技能訓練協会主催の職人から学ぶ中学生ものづくりフェアは16日、日高町荊木の中紀地域職業訓練センターで開き、日高中2年生77人が学んだ。
 ものづくりの大切さや、おもしろさを知ってもらおうと、平成20年から毎年のように開催しており、コロナ禍で中止などもあったが、今年で13回目。
 土木、左官、配管の職人に教わりながら、生徒は塩化ビニールパイプを使って穴を開けるなどして横笛にしたり、木材にドリルで穴を開けたり、ねじ釘で固定して組み立てるなど折りたたみ椅子や道具箱を作成。粒子の小さい土を丸めたものに壁塗り用の生石灰クリームを色づけして塗り、研磨して光沢を出すぴかぴか団子を作った。
 雑賀楓歩さん(14)は「組み立てるのが難しくて、頑張ろうと一生懸命になるから、おもしろい。家でもなにかできたら」と笑顔。
 このほか、木工はカンナ掛け、左官はコテ塗り、配管は水道蛇口パッキン取替などの体験も。小瀬晴雄理事長は「興味を持って将来職人になりたい人が出てきてくれれば」と話した。


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