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国連本部で二階会長が「津波の日」取り組みについて発表 〈2016年3月31日〉

2016年03月31日 08時30分00秒 | 記事

「世界津波の日高校生サミット」を発表する二階会長


 米国・ニューヨークを訪問中の二階俊博自民党総務会長(77)=御坊市島、当選11回、志帥会(二階派)会長=は29日午後(日本時間30日午前)、国連本部で開いた外務省主催の「世界津波の日」制定記念レセプション、アジアなど津波関心国との意見交換会に出席。「世界津波の日」元年の今年からアジアを中心に年間1千人規模の青少年交流を開始し、今年のメーン事業として11月下旬に国内で「世界津波の日高校生サミット」を開くなど日本の取り組みを公表し、各国から賛意、賛同を得た。

 制定記念レセプションには67カ国の国連常駐代表や次席代表、国連関係者ら約200人。津波関心国の意見交換会には18カ国の国連常駐代表ら約100人が出席。この中で二階会長は「世界津波の日の制定はゴールではない。スタートだ。これから具体的に行動していかなければいけない。今年は『世界津波の日』元年であり、国際社会が連帯して防災に対応していくスタートの年にしたい。防災の取り組みを世界へ広げ、共に『尊い命を守る挑戦』を始めよう」と述べ、日本の取り組みを発表した。
 大きな柱は世界を舞台にした青少年交流と高校生サミット。「平成28年度で90億円の予算を講じ、アジア大洋州地域の国々を中心に世界の子どもたちの防災や環境問題に関する意識啓発を目的に年間1000人規模の青少年交流を開始する」とし、これに関連した今年のメーン事業として11月下旬に世界各国から100人以上の高校生を日本に招待して高知県などで政府主催の「世界津波の日高校生サミット」を開き、意見発表や植樹などを行うことを明らかにした。
 サミットには日高高校など県内からの参加も見込んでおり、津波防災の聖地、先進地として「和歌山」から世界に情報発信する。サミット関連行事では11月5日の由来となった「稲むらの火」の広川町や東日本大震災被災地の仙台などでミニサミットなども計画しており、二階会長は「子どもたちの意識が高まれば将来の防災、減災につながる。平和と安全のバトンを後世に引き継いでいけるよう全力で頑張りたい」と意気込んだ。
 このほか、4月にバンコクで国連アジア太平洋経済社会委員会総会におけるサイドイベント、11月にインドでアジア防災閣僚級会議、11月5日に東京で政府主催の津波の日啓発イベント、10月13日と11月上旬にニューヨークで国連国際防災戦略事務局主催の啓発イベントなどを行うことも報告し「命の大切さを世界各国に訴え、後世に伝えていくことが私の政治使命。子や孫の未来のため、災害に強い社会をつくりたい。力の及ぶ限り『尊い命を守る挑戦を』続ける」と決意を述べた。
 前日会談したアンヘル・グリアOECD(経済協力開発機構)事務総長が高校生サミットに「ぜひ協力したい」といち早く賛同を表明。この日のレセプション、意見交換会でも出席国から賛同、賛意が得られたほか、ニューヨーク総領事館で行ったダニエル・ラッセル米国東アジア・太平洋担当国務次官補との会談でも二階会長が「アメリカのリーダーシップを」と協力を求め、ラッセル次官補が「一緒に取り組みたい」と応じ、独自の二階外交で大きな成果を残した。


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二階自民党総務会長が国連副事務総長と会談 〈2016年3月30日〉

2016年03月30日 08時30分00秒 | 記事

国連本部での会談を前に握手する自民党の
二階総務会長とエリアソン国連副事務総長


 アメリカ・ニューヨークを訪問中の二階俊博自民党総務会長(77)=御坊市島、当選11回、志帥会(二階派)会長=は28日午後(日本時間29日午前)、国連本部でヤン・エリアソン国連副事務総長と会談し、11月5日の世界津波の日に向けた取り組みなどを意見交換した。日本と国連本部、ジュネーブにある国連国際防災戦略事務局(UNISDR)と連携し、世界規模で防災、減災に全力を挙げることを確認した。

 党国土強靱化総合調査会長も務める二階会長は、11月5日が国連の「世界津波の日」に制定されたのを受け、その提案者として27日から31日までニューヨークを訪問。同調査会副会長の山口壮、同事務総長の福井照両代議士ら国会議員、垂秀夫外務省アジア大洋州局審議官ら外務省幹部、和歌哲也県危機管理監、西岡利記広川町長、大西勝也高知県黒潮町長らが同行。
 27日夕方にニューヨークに到着し、28日昼に中満泉国連開発計画危機対応局長や山下真理国連事務局平和構築支援事務局次長ら国連邦人職員と昼食会を行った後、午後に国連本部でエリアソン副事務総長と会談。二階会長は「国連で制定され、感謝申し上げます。これから第二幕となるが、日本の提案をしっかり実現して行けるよう国連と連携したい」と述べ、エリアソン副事務総長は「日本と国連の連携を大事にし、防災、減災に向けて努力したい。日本が率先して国連で役割を果たしてほしい」と答えた。
 また、エリアソン副事務総長から「ジュネーブ(の国連国際防災戦略事務局)との協力も大事だ」との話もあり、二階会長は「早速しかるべき立場の者をジュネーブに派遣し、要請したい」と応じた。エリアソン副事務総長は国連の防災分野のトップで、東日本大震災被災地を訪れたこともあり、二階会長は「国連が真正面から受け止めてくれたと意を強くした。日本の責任が一層大きくなり、世界の防災の先頭に立つ気概で頑張りたい」と世界津波の日推進へ意欲を見せた。
 夜は吉川元偉国連大使公邸で旧知の仲のアンヘル・グリアOECD(経済協力開発機構)事務総長と夕食を共にして意見交換した。
 29日は国連本部でインドネシア、チリなど津波関心国の国連常駐代表と意見交換し、外務省主催の「世界津波の日」制定記念レセプションに出席し、100カ国以上の大使を前に日本を代表して具体的な取り組みを発表。ニューヨーク総領事館でダニエル・ラッセル米国東アジア・太平洋担当国務次官補とも会談したほか、講演会や制定記念祝賀会もあり、世界規模での取り組み強化を訴えた。


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由良町長選へ畑中氏3選めざし後援会事務所開き 〈2016年3月29日〉

2016年03月29日 08時30分00秒 | 記事

畑中氏(左から3人目)らがガンバローコール


 任期満了(5月18日)に伴う4月19日告示、24日投開票の由良町長選挙を控え、3選をめざし立候補を表明している現職・畑中雅央町長(71)=無所属・当選2回、衣奈=の後援会事務所開きは27日、網代地内の事務所(町商工会館隣)で行われた。対抗馬が出ない中、地元選出の県議、日高郡内の首長ら来賓や支持者など300人(主催者発表)が詰めかけ、来たる選挙に向け変わらぬ支持、支援を呼びかけた。
  
 川口洋治後援会長が「畑中町長は2期8年、住民の幸せを願い、豊かな町づくりのため一生懸命頑張ってくれました。多くの方の出馬要請や推薦があり、畑中は三度、この場に立つことになりました。後援会としましても、来たる4月24日の投票日に向け万全を期し、この場を起点として変わらぬご支援、ご支持を広くお伝え願えればと思います」とあいさつ。
 来賓の冨安民浩県議が「生まれ育った古里、育ちゆく世代のために、この町をどうすればいいか一緒に町長さんと創造して頂きたい」、坂本登県議も「畑中町長らしい心のこもった公約をされている。一致団結し公約を全うできるようお力添えをお願いします」、日高郡町村会長の小谷芳正・みなべ町長も「梅の木は植えて8年ぐらいでようやくなる果樹です。引き続いて、畑中町長に3期、4期とやって頂ければと思います」と祝辞を述べた。
 来賓紹介などに続き、畑中氏が登壇。8年間の取り組みや立候補表明の経緯にふれ「去年10月に由良町総合戦略が策定され、これを遂行するためしっかり取り組んでいきたい。由良町で生まれ、育ち、働き、安心して暮らせる町づくりに取り組んでいければと思います。それには議会はもちろん、町民の皆様の温かい御理解と御支援なくしてはなしえません。町の財政は厳しいものがあります。財政を勘案しながら、地域の施策に取り組んでいかなければならない。町民の皆様も古里に誇りを持ち、先人が築いた古里を次の世代に引き継いでもらえたらと思います。今のところ、相手が見えない中での選挙戦に入っていきます。万全の体制で頑張っていきたいと思いますので、皆さん方のご支援よろしくお願いします」と支持を訴え、最後に必勝を祈願し、里村和敏・町商工会青年部長の音頭で「ガンバローコール」し一致団結を呼びかけた。
 畑中氏は「ふるさとに誇りと活力を!」をスローガンに掲げ、(1)ゆらっ子誕生を支援します(2)健全なゆらっ子の育成に努めます(3)活力ある地域産業の育成を目指します(4)暮らしやすい地域社会を創ります-を公約に掲げ3選に挑む。後援会事務所の住所は網代250番地39、電話35・5101。


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平成27年度末県教職員(管理職)定期異動発表、管内小中学校で校長11人誕生 〈2016年3月27日〉

2016年03月28日 08時30分00秒 | 記事

 県教育委員会は25日、平成27年度末学校教職員定期異動(管理職)を発表した。県内の小中学校の異動規模は1627人で、昨年に比べて3人増。うち退職者は446人で、昨年より4人減となった。日高地方の小中学校では校長11人が退職し、11人が校長に昇任。教頭は10人が退職し、18人と多くの新しい教頭が誕生した。

 県教委は、管理職の異動について、地域との連携を進め、リーダーシップを発揮できる人を積極的に登用、創意工夫ある学校運営ができるような人事配置に努めた-としている。

校長の部

【採用・昇任】御坊小(紀中教育支援事務所長)弓倉正啓▽和田小(由良小教頭)長尾英弘▽清流小(川辺西小同)川端浩次▽岩代小(印南中同)古川悟▽山野小(日高附属中同)岡本真美▽三百瀬小(和佐小同)西厚美▽寒川第一小(河南中同)瀬戸仁己▽中津小(中津小同)玉置仁▽上南部中(南部中同)二本松芳彦▽早蘇中(日高中同)松本修一▽中津中(中津中同)阪本芳造。
【転任】松原小(中津小)宇和孝仁▽印南小(三百瀬小)野田浩道▽和佐小(寒川第一小)玉置誠▽御坊中(中津中)和佐公生▽松洋中(御坊中)土井淳司▽由良中(松洋中)藤本糧三▽切目中(美山中)熊代信彦▽美山中(早蘇中)原正。
【退職】山野小・栖原伸精(日高教育支援事務所長へ)▽御坊小・塩崎善彦▽松原小・前田嘉信▽和田小・寒川正美▽印南小・平尾潔司▽清流小・長岡智弘▽岩代小・吉水章夫▽和佐小・玉置智一▽由良中・前畑義一▽切目中・大江輝男▽上南部中・野上有三。

教頭の部

【採用・昇任】塩屋小(野口小教諭)寺井克幸▽藤田小(藤田小同)上岡良章▽野口小(中津小同)大崎雅樹▽松原小(松原小同)芝崎敏彰▽和田小(南部小同)友渕博文▽比井小(寒川第一小同)玉置浩史▽内原小(上南部小同)金谷明夫▽白崎小(白崎小同)原里枝▽高城小(岩代小同)夏見和敏▽和佐小(和佐小同)川口達生▽三百瀬小(丹生中同)小早川基▽川辺西小(県教育センター学びの丘主任指導主事)榎本龍也▽川原河小(中津小教諭)木寺知江美▽中津小(川辺西小同)大江基博▽河南中(松洋中同)瀬戸敬二▽日高中(稲原中同)三井田浩二▽印南中(南部中同)高台浩▽南部中(御坊中同)大道健▽日高付属中(日高付属中同)柚木勝志。
【転任】由良小(白崎小)山本光一▽中津中(高城小)沖野力。
【退職】塩屋小・玉置真知子▽藤田小・柳本文弥▽野口小・鈴木明子▽松原小・玉置克己▽和田小・田中啓行▽比井小・小池安彦▽内原小・岡健司▽三百瀬小・橋本巌男▽川原河小・谷口信子。


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ライオンズクラブ335B地区が県下幼保にライフジャケット贈呈 〈2016年3月26日〉

2016年03月26日 08時30分00秒 | 記事

贈呈式で田辺市みどり保育所の園児に着装


 大阪府と和歌山県が管轄のライオンズクラブ国際協会335-B地区のライフジャケット合同贈呈式は24日、田辺市の紀南文化会館大ホールで行い、将来発生する南海トラフ巨大地震などの大津波時に危険性の高い県下幼稚園、保育所の33園に1885着を贈呈。日高地方では御坊市の3幼稚園・保育園、美浜町の1保育園が計124着分の目録を受け取った。
 幼稚園、保育園へのライフジャケット贈呈は東日本大震災で救命胴衣を来ていた中村猛地区ガバナーが東日本大震災を忘れず、被害を繰り返さないを合い言葉に、県と同地区が子どもの命を守ることを最重要課題にして推進した。
 昨年7月~12月の期間で同地区のクラブから1301万2160円が集まり、今回に活用。県の協力で田辺市や白浜町、那智勝浦町、新宮市、串本町等で海抜が低い地域など危険性の高いところを選び、33園に贈ることを決めた。
 贈呈式では中村地区ガバナーが「使わないことに越したことはないが、準備をしておくことが大切。幼い命をみんなの力で守りたい」とあいさつ。和歌哲也・県危機管理監の来賓挨拶の後、推進事業の経緯と取り組みを紹介し、中村地区ガバナーが代表の田辺市みどり保育所に目録を贈り、同園児へライフジャケットを着装するなどした。
 ライフジャケットはオーシャンFCT-S型と呼ばれ、すぐに着用できるよう前にファスナーがなく上からかぶる形で、国土交通省の検査に合格し形式承認がとれるもの。全1885着のうち、御坊市の御坊はこぶね幼稚園に25着、つばさ保育園に12着、わかば保育園に65着、美浜町こじか保育園に22着が贈られた。


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新美山産品所が「ふじまつり」前の9日に開所 〈2016年3月25日〉

2016年03月25日 08時30分00秒 | 記事

9日の開所に向け、みやまドーム横で建設が進む
美山産品販売所


 日高川町が、日本一長い藤棚で知られるリフレッシュエリア美山の里森林公園前駐車場に建設を進めている新しい美山産品販売所が、4月23日に開幕する「ふじまつり」前の9日に開所することが決まり、餅まきなどでオープンを祝う。施設の愛称も「道のほっとステーション」に決まり、国道沿いに看板などを掲示して来客者の誘致を図る。「ふじまつり」は、ゴールデンウイークに開催される同地域最大の春のイベントで、新産品販売所は多くの来場者で賑わいそうだ。

 椿山ダム畔の旧施設を閉鎖した美山産品販売所の移転建設については、市木久雄町長が公約だった検討委員会を設置。同地域の団体代表者ら14人が検討を進めた。その後、新しい販売所の設置場所や運営などを町長に答申し、最終的に美山ドームに隣接する駐車場への建設を決定。建設についても地元の意見を取り入れようと、同検討委員会や生研グループ、指定管理者の(株)さぬきやの関係者らで組織する振興協議会を発足し、設計段階から施設の内容などを検討し、ふじまつり開催までのオープンを目指して工事を進めてきた。
 新施設は、リフレッシュエリア美山の里森林公園前駐車場の既存公衆トイレを活用し、みやまドーム側に設置している森林公園の券売所を撤去してドームとトイレの間に着工。床面積79・1平方メートルの紀州材を活用した木造平屋で、約60平方メートルの売り場を設け、ドーム側には、ふじまつりなどのイベント開催時に利用する券売所を併設した。事務室(6・5平方メートル)と物置(8平方メートル)を設けたほか、入口(美山若者広場方向)側には、屋外で食事などが楽しめるエントランス(約30平方メートル)もある。
 美山産品所の旧施設は、昭和62年に椿山ダム畔の国道424号線沿いに建設され、24年間に53万人が利用。同地域特産の「ごんちゃん漬け」や「干しシイタケ」はじめ、特産物を利用したジャムやシャーベットなどの加工品が人気を集めた。平成7年には売り上げが約6400万円を記録したが、それ以降は下降の一途をたどり、約2000万円程度まで落ち込んだ。施設周辺で地盤沈下が進み、数年前から隣接する公衆トイレを閉鎖。販売所自体にも影響が見られたため、平成25年の2月に販売所も閉鎖し、愛徳荘内に仮の販売所を設けて販売しており旧施設を撤去した。
 新施設は、ドライバーの休憩所をイメージするサブネーミング的な愛称として「道のほっとステーション」と命名。国道424号に面していた旧施設とは違い、新施設の立地は国道から少し離れているため、周辺の国道沿いなど数カ所に案内板を立ててPRする。一方、高速道路の南進で、国道424号の交通量の減少、高齢化による生産者や出品物の減少を食い止めるのが開所後の大きな課題となりそう。


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防災機能充実の和歌山病院新病棟完成、28日 竣工式典 〈2016年3月24日〉

2016年03月24日 08時30分00秒 | 記事

完成した和歌山病院新病棟


 総工費38億3000万円と6年の歳月をかけた美浜町和田、国立病院機構和歌山病院(南方良章院長)の老朽化に伴う病棟建て替え整備工事が完了し、28日午後2時から、関係者100人を招いて竣工記念式典を行う。平成22年春の着手以来、途中、平成23年3月11日の東日本大震災の教訓から、南海トラフ巨大地震を見据え防災対策を強化しようと当初計画を全面見直しするなどう余曲折を経てようやく完成した。有事の際の患者や地域住民の安全確保に細やかに配慮された造りとなっている。

 同工事は当初、平成22年3月の設計監理業務委託から、基本計画、実施計画の本部承認を経て、平成24年夏に着工、平成25年3月までには完成の予定だった。しかし東日本大震災の発生で事態は急変。平成24年8月に南海トラフ巨大地震における内閣府の津波浸水想定が出され、続いて平成25年3月には、県予想で津波想定深が最大5メートルと発表されたのを受け、同4月、設計の全面見直しを院内決定した。
 当初は一般病棟3階建て1棟、重心病棟1階建て1棟の2つを新築する計画だったが、患者収容階が津波の影響を受けない高さにすることに重点を置き、ゼロから再考。すでに一部着工済みの基礎工事を生かしできるだけ変更の少ない策を練り、新重心病棟を高層化する案で意見集約した。
 新病棟は、一般病棟2棟、一般結核混合病棟1棟、重心病棟1棟の、上空からみて東西にH型の構造。県の津波浸水想定に沿い、1階部分を5メートルの高さの橋脚だけで上階を支える建築(ピロティ)とし、2階から4階部分に重心160床、結核15床、一般135床の計310床を配置。5階は重心患者の療育訓練場のほか、地域の避難者1600人(1人あたり2平方メートルで算出)を受け入れられる避難場所を確保した。建築面積は3489・60平方メートル、延べ面積は1万4084・84平方メートル。
 地域に密着した救急・災害医療病院として災害時対応機能を整備。建築・耐震基準は一般的なものよりレベルの高いものに沿い、自家発電機や貯水槽は、強固な特殊構造のものを設置した。今後、ヘリポートも設ける。平成25年末の循環器内科縮小に伴い院内設置の必要はなくなったが、県や周辺市町の要望を受けて整備を決め、4月から着工する。総工費は38億3000万円。
 28日午後2時から、関係自治体首長と保健所、消防署、近隣医療機関、国立病院機構本部などから関係者約100人を迎え、竣工記念式典を行う。4月10日には旧病棟からの患者の引っ越しを終え、翌11日からは使わなくなった旧病棟の解体工事に着手し、その跡地にヘリポート整備を進める。7月下旬までには全ての工事を完了させる予定。


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美浜町で大江康弘氏(自民)励ます会 〈2016年3月23日〉

2016年03月23日 08時30分00秒 | 記事

頑張ろうコールで気勢を上げる


 今夏の参院選比例代表で返り咲きを目指す自民党公認の大江康弘・前参議院議員(62)=和歌山市、当選2回=を励ます会は19日、美浜町地域福祉センターで開き、同町の森下誠史町長や鈴川基次町議会議長、冨安民浩県議、周辺市町議を来賓に支持者約200人が参集した。同町議会の保守系議員でつくる実行委員会が主催した。

 大江氏は「3年前の参院選で二階総務会長のお力で自民党に戻してもらいながら私の力不足、不徳で悔しい思いをした。二階会長にもう一度、チャンスをいただきたいとお願いし、お許しを得た。3年前の1敗は天の啓示、試練と思っている。乗り越えられない試練はないとの気持ちで、この3年間、頑張ってきた。35年間の政治経験を生かし、地方の声をしっかり国政に届け、ご恩返しするのが私の使命であり、責任だ。比例の制度を使い、和歌山の議席を一つでも二つでも増やすことが地方の声を届けることにつながる。和歌山が私の一番大きな支持母体です。私にとって最後の比例の選挙。ふるさとのために働かせてください」と支援を訴えた。
 実行委員長の谷重幸美浜町議が「大江先生に皆さんのパワーを与えてあげてください」とあいさつし、来賓の森下町長や鈴川議長が「皆さんのお力で再び国政の場に送り出していただきたい」、冨安県議が「が大江先生は県連の全国比例最重点候補。比例代表の制度を使い、和歌山からもう一人国会議員を」と呼びかけ、最後に頑張ろうコールで気勢を上げた。


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湯川中学校落成式、念願の改築完成祝う 〈2016年3月20日〉

2016年03月22日 08時30分00秒 | 記事

生徒、関係者が出席して盛大に落成式

お礼の言葉を述べる生徒会長の木下陸君


 約17億円を投じた御坊市立湯川中学校の新しい校舎と屋内運動場が完成し、19日に湯川小中学校校舎改築推進委員会(山下敏彦委員長)主催の落成式が行われ、市や議会、地元、生徒が出席し、式典や餅まきで盛大に竣工を祝った。内装はぬくもりのあるスギやヒノキの紀州材をふんだんに使い、最高の学習環境の下で4月の新学期から授業を始める。改築事業は総事業費約27億円を投じ、平成23年度に着手。28年度から旧施設の解体撤去や周辺整備などを行い、29年度末に事業が完了する。
 
 1~2年生111人や教職員をはじめ改築推進委員会、市、議会、地元関係者らあわせて約200人が出席。国歌、校歌斉唱のあと、山下委員長が「長年の念願がかない、喜びの極み。すべての皆さんに感謝申し上げたい。湯川中の生徒であることを誇りに勉学、スポーツに励み、高校、大学、社会人と、これからの人生を切り開いていって下さい」、柴田耕治校長が「30数余年の悲願が実現できた。地域一番の素晴らしい学舎にふさわしい教育を家庭、地域とともに推進していきたい」とあいさつ。
 山下委員長が設計・施工業者、協力者6人に感謝状を贈り、来賓の柏木征夫市長が「素晴らしい木質環境で今後、改築する際のモデルになる」、西本和明市議会議長が「将来御坊市、県、日本を引っ張っていく人に成長して下さい」と祝辞。生徒会長の木下陸君(2年)が「気持ちを新たに勉学、クラブ活動に励み、クラスメートと楽しい中学校生活を過ごす大切な場所にしたい。新しい校舎との出会いが私たちの将来に誇りとなるよう今しかない中学校生活を充実させたい」とお礼の言葉を述べた。
 閉式後、屋内運動場で餅まき(480キロ)があり、地域住民が詰めかけ、にぎわったほか、校舎の見学会も行われた。20日から生徒も参加して引っ越し作業を行い、4月の新学期から授業を始める。
 校舎、屋内運動場はグラウンド南側に建築。校舎は鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ床面積4116平方メートルで今の校舎より1・5倍弱広い。普通教室15室やコンピューター室など特別教室23室すべてに空調設備を設置し、バリアフリー対応でエレベーターも設置。防災対策で外付け階段を設け、屋上に350人程度が避難できるスペースを設けたほか、備蓄倉庫も整備して大規模災害時の防災機能を強化している。
 屋内運動場は鉄筋コンクリート造り平屋で、延べ床面積1200平方メートル。今の屋体(570平方メートル)より2倍以上広くなり、文科省の施設基準1138平方メートルを満たす。屋上には市内学校で初の太陽光発電設備(20キロワット)を設置し、発電した電力はすべて売電する。
 28年度~29年度は今の校舎、屋内運動場の解体撤去、グラウンド整備など周辺整備工事を行い、29年度末に完了する。改築工事の施工は谷口・玉井・巧細川特定建設工事共同企業体=代表・谷口光(株)谷口組代表取締役=。設計監理は(株)岡本設計=坂本暁史代表取締役社長=。太陽光発電設備の施工は紀南電設(株)=林惠一代表取締役=。


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印南町スポーツ賞に11人と2団体 〈2016年3月19日〉

2016年03月19日 08時30分00秒 | 記事

 印南町の平成27年度(第27回)スポーツ賞受賞者が決まった。今年度は全国大会6位以内、近畿大会3位以内が対象のスポーツ賞は小学生から大学生までの個人11人、2団体が受賞。受賞者数は25人でこれまで最多だった平成25年度の18人を上回り最多となった。日裏町長は「小中高校生、大学生と多くの皆さんが各競技で活躍してくれていることをとてもうれしく思う。4年後には東京でオリンピックが開かれる。さらに上をめざして頑張ってほしい」と今後の活躍に期待を寄せている。

 県大会1位が対象の奨励賞は小学生から一般までの14人が受賞。24日午後7時30分から町公民館で表彰式を開き、日裏町長が一人ひとりに賞状やメダルを贈る。
 スポーツ賞、奨励賞の受賞者は次の皆さん。
【スポーツ賞】大地紗永(印南ジュニアソフトテニスクラブ、印南小4年)第14回全国小学生ソフトテニス大会女子4年生以下の部5位▽片山剛志(同、同5年)第19回近畿小学生選抜インドアソフトテニス大会男子団体準優勝▽川村幸大(同、同)同▽樫尾陽和里(同、同6年)同女子個人3位▽嶋田実南(同、同)同▽熊本脩吾(和歌山北高1年)平成27年度近畿高校ソフトテニス選抜インドア大会男子団体3位▽川口諒馬(同2年)同▽夏見弥侑(和高専1年)第52回近畿地区高専体育大会女子バレーボール競技優勝▽木下弥玲(紀央館高3年)第37回近畿高校ホッケー選手権大会女子3位▽村上生利子(神島高3年)平成27年度全国高校総合体育大会カヌー競技女子K-4・200メートル5位▽村上豊隆(関西学院大3年)第51回全日本学生カヌースプリント選手権大会K-2・200メートル4位▽印南中男子ソフトテニス部(大原礼慈、小原雅也、門脇亮磨、川村脩人、鈴木秀幸、辻浦才暉)第32回近畿中学生ソフトテニス選抜インドア大会男子団体準優勝▽印南中女子ソフトテニス部(青木美宥、川口真歩、川村妃香留、塩路ほのか、鈴木美悠、山崎祐莉、山下萌加、山中千寛)同女子団体準優勝。
【奨励賞】高木美咲(印南中2年)平成27年度県民ゴルフ競技会中・高生女子の部▽嶋田惠太(同3年)第67回県中学校総体ソフトテニス男子個人の部▽花岡忠寿(同)同▽橋本希羅々(稲原中2年)第29回県中学校秋季陸上競技女子共通砲丸投▽前田愛友(日高高3年)第68回県高校陸上競技対校選手権大会女子共通走高跳▽今井幸星(紀央館高1年)第48回県高校ユース陸上競技対校選手権大会男子1年砲丸投▽木下千夏(紀央館高1年)平成27年度県高校ホッケー選手権大会女子▽滝本篤(同2年)同男子▽玉置智視(同3年)平成27年度県高校総体弓道競技男子団体▽日高睦(南部高2年)平成27年度県高校弓道新人大会女子団体▽小竹史花(同3年)平成27年度県高校総体新体操競技団体▽丸木信行(同2年)第60回全国高校軟式野球選手権和歌山大会▽田中僚馬(同3年)同▽石川真奈(和歌山信愛高3年)平成27年度県高校総体バレーボール競技女子。


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