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県高校弓道新人 日高男子が団体優勝、全国へ 〈2024年10月31日〉

2024年10月31日 08時30分00秒 | 記事


男子団体優勝で全国大会に出場する日高A


 令和6年度県高校弓道選手権が26、27日に田辺市立弓道場であり、男子団体で日高Aが優勝を飾り、全国大会出場を決めた。男子個人でも紀央館2年の石方海莉選手が2位で全国へ。近畿大会は、男子団体で紀央館Aが3位、男子個人で日高2年の塩路駿選手が3位、紀央館2年の中馬劉備選手が5位、日高2年の宮川真明選手が6位、女子で和高専2年の丸山明日香選手が3位、紀央館2年の柏木葵選手が6位で出場を決めた。

 団体戦(1チーム3人)男子は16チームが出場。団体予選は1人16射の合計48射で競技し、上位5チームが1人4射で競う決勝リーグに進出。1位が全国出場、上位3校が近畿出場を得る。男子は日高Aの塩路駿選手が11中、宮川真明選手が9中、中津亜蘭選手が8中の計28中で予選1位、紀央館も25中で予選2位タイで通過した。
 男子決勝Lは、日高Aが新宮Bを9―2、田辺工Aを8―3、紀央館Aを7―7で競射2―0、新宮Aを7―4で下し、4戦全勝で優勝を飾り全国出場を決定。紀央館Aも日高Aと田辺工Aに敗れたが、2勝2敗で3位に入り、近畿大会に出場する。
 女子団体には24チームが出場し、和高専Aと田辺工A、紀央館Aが4位で並び、和高専と田辺工が決勝Lに進出。決勝Lで和高専は4敗ながら上位3校に入り、近畿出場権を得たが棄権のため、繰り上げで紀央館が出場。
 個人戦は男女とも予選を16射10中で通過し、決勝は1人ずつ射抜く射詰によって競技。1位、2位が全国、上位6人が近畿の出場権を獲得できる。17人出場の男子は11中で石方選手、塩路選手を含む4人が決勝に進出し、塩路選手は1本目を外したが3位。石方選手は1本目を射抜き、優勝をかけた戦いは3本目まで進むが惜しくも準優勝だった。
 第32回近畿高校弓道選抜大会は11月23、24日、明石市の兵庫県立弓道場で、第43回全国高校弓道選抜大会は12月25~27日、三重県四日市市総合体育館アリーナで行う。
 団体戦と個人戦の入賞者は次の皆さん。
【団体】男子(1)日高A(宮川真明、中津亜蘭、塩路駿、石本悠人)(3)紀央館A(中馬劉備、中北隼斗、石方海莉、岡本英樹)。
【個人】男子(2)石方海莉(紀央館2年)(3)塩路駿(日高同)(5)中馬劉備(紀央館同)(6)宮川真明(日高同)▼女子(3)丸山明日香(和高専同)(6)柏木葵(紀央館同)。


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当選から一夜明け世耕弘成氏が会見 〈2024年10月30日〉

2024年10月30日 08時30分00秒 | 記事


当選を報じる各紙に目を通し笑顔を見せる世耕氏


 和歌山2区で参議院から鞍替えし無所属で出馬、初当選を果たした世耕弘成氏(61)は、一夜明けた28日、田辺市の後援会事務所で報道各社の取材に応じた。当選を報じる新聞各紙に目を通し「相手候補の比例復活も許さなかったので極めて満足のいく結果だった」と衆院選初当選の喜びを噛み締めるとともに「即戦力にふさわしい活動をしていきたい」と決意を新たにした。

 選挙結果について「あんなに早く当確が出る圧勝で極めて満足いく結果」とする一方で、与党が過半数割れの結果に「その原因を作ったのは私が所属していた旧安倍派の裏金問題で忸怩たる思い。だからこそ政治資金の問題に私自身が先頭に立って改革していかなければならないと強く感じている」と述べた。
 離党の原因となった派閥の還付金、不記載問題について理解が得られたかについては「失敗を率直に認め、謝罪をしている姿勢は認めてもらったのではと思っている」とした。
 自民党への復党について「まずは自民党が判断されること」としながらも「自民党の政策に反発して離党した訳ではない。政策的にはすれ違う部分はほとんどない。そういう意味では戻ることに違和感はまったくない。政治が安定することが何より重要だと思っているから、自分が貢献できるのであれば貢献していきたい」と復党に期待をにじませた。
 選挙戦中履いていた政治の師と仰ぐ安倍晋三元総理の靴を今日も履いているとし「安倍さんがやってきたこと、やろうとしていた政策は全く間違っていない。継続すべきでしっかり継承していきたい」と述べた。


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衆院総選挙 世耕弘成氏が保守分裂戦制す 〈2024年10月29日〉

2024年10月28日 08時30分00秒 | 記事


花束を手に当選を喜ぶ世耕氏


 第50回衆議院総選挙は27日に投票を行い、即日開票された。区割り変更で選挙区定数が3から2に減り、27市町村が範囲となった和歌山2区は、参議院議員から鞍替えした無所属の世耕弘成氏(61)=新宮市、参院当選5回=が知名度や実績を武器に支持を広げ、二階俊博元自民党幹事長三男で自民党の二階伸康氏(46)=御坊市出身・田辺市在住=との激しい保守分裂戦を制し、初当選を飾った。二階氏は若さと故郷愛を訴えながら巻き返しを図ったが、届かず、比例での復活当選に望みをつないだ。共産党で元県議の楠本文郎氏(70)=御坊市=、立憲民主党で前和歌山市議の新古祐子氏(52)=和歌山市=、政治団体代表の高橋秀彰氏(42)=兵庫県丹波市=も及ばなかった。2区の当日有権者数は37万8147人(男17万6594・女20万1553)で、投票率は62・71%だった。

 午後8時に当確が伝わると、田辺市の選挙事務所に集まった大勢の支持者から「やったー」との歓声がわき起こり、ハイタッチするなど喜びを分かち合い、事務所に到着した世耕氏を大きな拍手で出迎えた。
 支持者と万歳三唱し「これだけ早くの時間に当選確実ということは多くの方からもう一回頑張れと言っていただいたんだと思っています」と初当選を喜び「本当になんの組織もなく、手作りの選挙で応援いただいた皆さんに感謝を申し上げます」と頭を下げ「皆さんの期待に応えて全力で中央で仕事をしてまいりたい」と力強く述べた。
 保守分裂となったことには「多くの皆さんにご迷惑をおかけした」としながらも「このタイミングしかなかった。苦渋の決断だった。選挙が終わったらノーサイドという精神で、できるだけ融和に努めたい」と理解を求めた。政治とカネの問題については、所属していた旧安倍派が原因を作ったという面を真摯に反省し、国民の信頼回復へ向けて努力することを誓った。
 衆議院へと新たに舞台を移すことに「参議院議員として26年間やってきており、そういう意味で『即戦力』と訴えてきた。衰退がなかなか止まらない地方のためにプラスになる政策をしっかりやっていく。そして大きな挫折をした私に立ち上がるチャンスをいただいた有権者に応えるためにもしっかり取り組んでいきたい」と表情を引き締め決意を示した。
 前有田市長で有田市選対本部長の望月良男氏や中西徹、小西政宏両県議は「世耕氏が26年間地道にやってきたことを有権者の皆さんがしっかり見ていたということ。これから衆議院議員となってさらに日本のため、和歌山のために頑張っていただける」とさらなる期待を寄せた。

世耕氏略歴 昭和37年大阪市生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、NTTに入社。叔父の世耕政隆・元参議院議員の死去に伴う平成10年補欠選で初当選。首相補佐官、参院政審会長、内閣官房副長官、経済産業大臣、参院幹事長等歴任。今年4月に自民党を離党。

管内4市町でも世耕氏
 保守分裂選となった世耕氏と二階氏の戦いは全国的に注目を集めた。日高地方7市町の両氏の得票数はほぼ互角で、美浜、日高、日高川町、みなべ町で世耕氏。御坊市、印南町、由良町で二階氏が上回った。
 世耕氏は、みなべ町以外の3市町ではいずれも僅差ながら二階氏を上回った。一方の二階氏は、地元の御坊市では6%以上多かったが、日高川町はわずか5票だが下回った。


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11月9日、八幡山公園で宮子姫プロジェクションマッピング 〈2024年10月27日〉

2024年10月27日 08時30分00秒 | 記事


八幡山公園で投影する宮子姫プロジェクションマッピング
「Hira&maja」提供


 御坊市観光協会(高垣太郎会長)は、来年の大阪・関西万博に向けた誘客促進の一環で、11月9日午後6時30分から宮子姫生誕・ゆかりの地「八幡山公園(髪長姫公園)」で宮子姫プロジェクションマッピング(PM)公演を行う。日高川町に移住したプロジェクションマッピング集団「Hira&maja」とアーティストがコラボし、次の世代に「宮子姫伝説」の魅力を美しい映像と音楽で伝える作品を制作した。

 宮子姫生誕・ゆかりの地を全国に発信する「宮子姫聖地化プロジェクト」の一環として、デザインで地方を活性化するプロジェクションマッピング集団「Hira&maja」(映像クリエイターの西平充幸氏、デザイナーの酒井将守氏)に委託し、日本のシンデレラストーリーと言われる「宮子姫伝説」の魅力を美しい映像と音楽で伝えるプロジェクションマッピングの作品(10分弱)を制作。
 アーティストとのコラボでは、グラフィックデザインを生業とする傍ら、生まれ育った奈良の地の墨で表現活動を始め、現在はロゴ制作や舞台美術、パフォーマンスなど幅広い創作活動を行っているイマタニタカコさんが墨絵のオリジナルグラフィック作品を提供。
 極細繊維を使った織り・独自技法作品を制作し、国内外でタペストリー・インスタレーション作品を発表している出村実英子さんが、投影するタペストリー・インスタレーション作品を提供。グラフィックデザイン全般や映像など様々な制作を行っている(株)ggJAPANが、宮子姫を身ごもり誕生までの「お母さんの心模様の変化」をカラフル全開で表現したグラフィック作品を提供した。
 公演は9日午後6時30分から、午後7時から、午後7時30分からの3回行い、それぞれ定員40人程度を公募している。料金は一人500円(小学生以下無料)。プロジェクションマッピングは八幡山公園の東屋(四阿)に投影。道成寺との関連を伝える講演・解説もある。音響協力はSoundcafeNEIRO。ナレーションは、ことみそ。参加申し込みは市商工振興課(電話23・5531)か二次元コードから。
 今後は、夜間の観光開発としてプロジェクションマッピングやライトアップを取り入れたイベントを道成寺周辺で継続的に行うことで大阪・関西万博に向けたインバウンドなどさらなる誘客促進、滞在時間延長等に努める。


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西川史礁選手(日高川町出身)2球団から1位指名、ロッテが交渉権 〈2024年10月26日〉

2024年10月26日 08時30分00秒 | 記事


兄弟の夢を叶えた史礁選手と兄・藍畝さん(右)
(左は父の凌滋さん)


 今年のプロ野球ドラフト会議が24日、東京都内で行われ、日高川町山野出身、青山学院大4年の西川史礁(みしょう)選手=丹生中、龍谷大平安高卒=に、2球団が1位指名で競合。くじ引きで千葉ロッテが交渉権を獲得した。日高地方出身選手の1位指名は、2009年の菊池雄星投手(MLBアストロズ)の外れ1位で中日ドラゴンズに入団した岡田俊哉投手以来2人目。1回目の1位指名は史上初の快挙で、地元も歓喜に湧いた。

「吉井監督のもとで日本一を」
 各球団の1位指名が始まり、3番目のオリックスから「西川史礁、青山学院大学、外野手」が読み上げられると、7番目の千葉ロッテも西川を指名し、1位指名で重複。くじ引きでロッテが交渉権を手に入れた。西川は「野球を始めた頃からプロ野球選手になるという思いでやってきた。その夢が叶って、素直に率直にうれしいです。ロッテファンが熱狂的で応援も大好き」と笑顔を見せた。
 指名から約3時間後、同じ和歌山、箕島高出身の吉井理人監督が青学大を訪れ両手でガッチリと握手。吉井監督が「和歌山のいいお兄ちゃんだという印象です」、西川は「すごく優しそうな方だなという印象」と互いに第一印象を語ると、吉井監督は「マリーンズは右の大砲がいない。いい野手に、いいホームラン打者になってほしい」と期待し、西川は「選手との距離が近いと思うので、この方のもとで日本一を取れるように頑張りたい。バッティングの方に期待していただいていると思うので、そのバッティングでしっかりと1年目から活躍できるような選手になりたい。日本の4番打者と言われるような選手になりたい」と、同郷の大先輩に活躍を誓った。

幼少期からともに球を追い道標になった兄・藍畝さん
 幼い頃、どんな日も父・凌滋さん((株)西川組代表)の帰宅を待ち、父が庭に作った打撃練習場で、父のボールを打ち続けた。そこにはいつも4学年上で、平安高、青学大と常に背中を追い続けてきた兄・藍畝(らんせ)さんが居た。家族で追い続けてきた甲子園、ドラフト1位というデカい夢を掴んでみせた。史礁選手の道標にもなった兄・藍畝さんは「自分が叶えられなかった夢を史礁が叶えてくれた。ドラフト1位は夢のようで信じられない、本当に嬉しい。球界を代表するような選手、ファンから愛される選手になってほしい」と弟にエールを送った。
 平安高で兄弟揃って甲子園に出場、藍畝さんは青学大の主将を務め、当時2部だったチームを1部に引き上げて、弟に大きな置き土産を残した。平安高2年で選抜出場した当時、細身で軽快な遊撃手のようなタイプだったが、ウエイトを増やし、長距離ヒッターに生まれ変わった。1年の秋季Lからクリーンアップを任されるも結果は残せず、しかし、3年春に一気に覚醒。不動の4番打者で打率・364、打点10、3本塁打など5部門で2位の成績を残してMVPとベストナインを満票で受賞。大学侍Jの4番に座り、日米野球優勝も成し遂げ、ドラフト前の大学生で初の侍Jトップチーム入りすると、3安打1打点。中堅手で好守を見せるなどプロ顔負けの活躍で一気に注目を浴びた。
 小さい頃から兄弟にボールを投げ続け、神宮球場に毎試合のように足を運んで試合を見守ってきた父・凌滋さんは「2球団から1位指名は光栄に思います。私は吉井監督と同じ和歌山で育ち同い年。息子が監督のもとで野球ができるのを心強く感じます。これからは野球が職業になるので、もっと精進して、プレーも人間性も一流になってほしい」、二人の兄弟を支えた母・マリさんと姉・ひかるさんも1位指名を喜んだ。


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保守分裂で激戦の和歌山2区 世耕氏リード、追う二階氏ら 〈2024年10月25日〉

2024年10月25日 08時30分00秒 | 記事



 27日投開票の衆議院総選挙の選挙運動も、きょう25日と明日26日を残すのみ。和歌山2区は国政を担ってきた二階俊博元自民党幹事長が引退し、新人5人が乱立。全国で注目を浴びる二階元幹事長三男で自民党の二階伸康氏(46)と、自民党参院幹事長等を務めた無所属の世耕弘成氏(61)による保守分裂戦は、知名度や実績のある世耕氏がリードし、若さと故郷愛を訴える二階氏が追う展開。両陣営とも票の上積みに総力を上げており、世耕氏がリードを広げるか、二階氏が土壇場で巻き返すか。

 二階、世耕両氏のほか、共産党で元県議の楠本文郎氏(70)=御坊市=、立憲民主党で前和歌山市議の新古祐子氏(52)=和歌山市=、政治団体代表で農業の高橋秀彰氏(42)=兵庫県丹波市=も各所で街頭演説を精力的に行い、政権批判票など無党派層への浸透に力を入れる。各陣営とも残り2日間は大票田の海南、橋本、田辺市などで「最後のお願い」に奔走する。
 世耕氏は、出馬表明が公示10日前と出遅れたが、参議院議員を26年間務めた高い知名度で挽回。政治の師と仰ぐ故・安倍晋三氏の形見の靴を履き、選挙区内をくまなく回り、各地で個人演説会やミニ集会を開き「離党し裸一貫で私には党もついていないそういう中での選挙。皆さん一人ひとりの口コミで支援を広げてもらいたい」と呼びかけ、YouTubeなどSNSも駆使して支持拡大を図る。
 保守票を奪い合う保守分裂の激戦で、政治経験のない自民党候補を意識し「5人の候補者がいるが、即戦力ですぐ和歌山のために仕事ができるのは私しかいない」と内閣官房副長官や経済産業大臣、参院幹事長など要職を歴任した政治経験を強調。世耕候補は「各地を回って、玄関に出てきてくれる人が多く驚いている」と手応えを感じており、情勢調査でも優勢が伝えられるが、陣営は上滑りを警戒しながら最終日まで気を引き締め草の根選挙で戦い抜く。
 二階陣営は、県町村会はじめ660を超える団体から推薦を受け、首長や党県連を挙げた総力戦で票の上積みを図っている中、父の俊博元幹事長も引退後初めて選挙区に入り、後援会挨拶回りを行うなど側面からサポートしている。二階氏と同世代の若いスタッフも力を結集し、選挙区全体で辻立ちを行うなど課題と言われる知名度アップ、無党派層への浸透に力を注ぐ。
 党県連幹事長の中村裕一県議は「大変厳しい戦いだが、だんだんと追い上げ、もう少しのところまで来ている。陣営の士気は高く『投票箱のふたが閉まるまで頑張ろう』と誓い合っている。最後の最後まであきらめず全力で戦い抜き、最後は有権者の皆さんのお心にすがりたい。国土強靭化をはじめ、バリアフリー法や県立医大充実など弱い立場の人に寄り添ってきた二階イズムを継承させていただきたい」と巻き返し、逆転勝利に向け力を込めた。
 保守分裂の激しい戦いで、裏金問題などが争点となる中、共産・楠本氏は「自民党政治を打破する」を合言葉に活動を展開。御坊市、有田郡、海南市、橋本市、新宮市、西牟婁郡、東牟婁郡など区全域を巡った。物価高で生活が厳しい現状下で、働く人の最低賃金時給1500円を目指すことや、10年ほど前から増加して503兆円となった大企業内部留保に対して5年間10%の税金をかけることなどを主張。庶民の生活を守り、格差を埋める政策を中心に訴えかけてきた。選挙戦突入後は、通りがかる人々から手を降って声援を送られたり、声をかけられるなどし、本人も「びっくりした」と言うように日に日に手応えを実感。25日は大票田の田辺市、26日は地元御坊市、日高郡を回り、細かな街頭演説で、最後まで政策を訴え続ける。
 立憲民主の新古氏は「心の声を届けます。私が生まれた和歌山だから」をモットーに、日高地方では御坊市、印南町、日高川町、みなべ町のほか、橋本市、紀美野町、田辺市、有田川町などで街頭演説やスポット街宣を展開してきた。
 真面目で勤勉な人が報われる社会をめざし、子育て支援、地場産業の育成、雇用につながる若手起業の支援などを中心に訴え、準備期間が短い中での選挙だったが、有権者の反応は日に日によくなってきているという。残り2日間も2区内をくまなく巡り、各所で街頭演説やスポット街宣を展開し、公約や熱い思いを訴えていく。


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フレデリクスハウン高校生が美浜町を訪問、クヌッセン機関長の遺徳に触れる


日高町観光協会が熊野古道紀伊路の川柳を募集 〈2024年10月24日〉

2024年10月24日 08時30分00秒 | 記事


ハイカーが多く訪れる日高町の鹿ヶ瀬峠石畳


 日高町観光協会(金崎昭仁会長)は、平成16年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されて以来、今年20周年の節目を迎えたのに合わせ、ハイキングを楽しみながら熊野古道の川柳を募集。「熊野古道の魅力」をテーマに去る15日から12月15日までの期間を設定し、最優秀賞(1人)はクエ鍋ペア食事券等3万円相当プレゼント、町内熊野古道沿い作品展示など各賞を設けている。
 県観光連盟では世界遺産登録20周年記念事業を展開しており、町内には鹿ヶ瀬峠の石畳、沓掛王子跡、馬留王子跡など有名な史跡が残る熊野古道があることから、町観光協会としても紀伊路の認知度向上と魅力啓発に取り組もうと、ハイキングシーズンとなる10月から12月まで計画。
 散策を楽しんだ際に、すぐにその風景などの感想を詠んでもらえるようにと、原谷地内、金魚茶屋跡の公衆トイレ前に投函ボックスを設置。応募用紙が入っていて名前、住所、電話番号、年齢を記載し、川柳を1人最大2点まで書いて投稿が出来るほか、スマホから応募フォームにリンクするQRコードもある。後日、町企画まちづくり課へ持参、送付しても良い。
 期間内に集まった川柳はテーマへの適合、啓発効果、親しみやすさを選定基準に観光協会長や担当課の企画まちづくり課、教育委員会で審査、賞を選ぶ。最優秀賞1人にクエ鍋ペア食事券、名前レーザー加工入り黒竹ボールペン、クエプリントクッキーの3万円相当、優秀賞も1人で同観光協会加盟店舗利用券、さわやか日高や比井崎漁協商品、クエプリントクッキー1万5千円相当、入選は3人で同観光協会加盟店舗利用券とクエプリントクッキーの5千円相当を贈る。
 魅力を知ってもらうためにも手製のプレートに最優秀作品を記載して、熊野古道沿いに1年間、掲げる予定。担当課は「普段歩いている人が、その魅力を投稿してくれるとありがたいし、この事業を知って歩いてくれる人も増えればうれしい。紀伊路の世界遺産への追加登録へ向けて、実際に皆様が歩き、その魅力を5・7・5のリズムに合わせて、詠んでみませんか」と呼びかけている。
 応募先、問い合わせは、郵便番号649ー1213、和歌山県日高郡日高町高家626、町観光協会事務局の町企画まちづくり課(電話63・3806)へ。


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日高高校にデンマークの姉妹校が来校 〈2024年10月23日〉

2024年10月23日 08時30分00秒 | 記事


伝統的なダンスを披露するフレデリクスハウン高校生


 日高高校と姉妹校提携しているデンマークのフレデリクスハウン高校からの訪問団12人が19日から来校。21日に日高高校体育館で歓迎アセンブリーを行い、交流を図った。26日までの1週間、生徒宅でホームステイして日高管内に滞在。授業を受けたり、交流会などに参加する。デンマークは、我が身を犠牲に日本人船員を救助したクヌッセン機関長の母国で、美浜、日高両町で縁の地などを訪れ、母国の英雄と日高のつながりを知る。

 訪問団は生徒が男女それぞれ5人、引率教員2人の計12人。日高高校を代表して山本直樹校長が姉妹提携のきっかけとなったヨハネス・クヌッセン機関長の我が身を犠牲にしてまでも日本人船員を助けようとした遺徳や、美浜町に顕彰碑が建てられ、日高町には供養塔が建立、救命艇も保管されていることを紹介しながら「クヌッセン機関長が殉職して今年で67年になります。語り継ぐ人々のおかげで交流を深めることができる。この貴重な出会いを大切にしてほしい」、聶千惠生徒会長が「ようこそいらっしゃいました。これからも長い間、親交が続いていくことを願います」と歓迎の言葉を述べ、フレデリクスハウン高校の教員や生徒が「皆さんの親切に感謝したい」などとあいさつ。
 紀州漆器の記念品を贈呈したり、日高高校合唱部が校歌を斉唱するなどし歓迎。昨年3月に日高高校生10人がデンマーク研修の経験をスライド写真を交えて報告した後、フレデリクスハウン高校生徒がデンマークで祝い事の際に踊る伝統的なダンスを発表した。
 授業やクラブ活動を体験しているほか、日高高や附属中の交流会などがあり、稲むらの火の館浜口梧陵記念館を訪れ防災学習や、白崎海洋公園の観光なども。24日はクヌッセン機関長ゆかりの地を訪問し、美浜町役場で美浜町長と日高町長らとの交歓会に出席する。


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20日、秋祭りサンデー第2弾にぎわう 〈2024年10月22日〉

2024年10月22日 08時30分00秒 | 記事


豪快に屋台が競り合う(由良祭)

威勢よく練る四つ太鼓(吉原祭)

切目郵便局前で競り合う屋台(切目祭)

「お頭」と呼ばれる「双頭の踊り獅子」を奉納(土生祭)


 秋祭りサンデー第2弾となった20日、由良町で由良祭、美浜町で吉原祭、日高川町で土生祭、御坊市で北塩屋祭が行われた。心地よい秋晴れの下、各神社とも多くの若衆や見物人でにぎわった。

 由良祭 宇佐八幡神社で行われた。午前8時前頃から横浜、里、南、江ノ駒、網代、阿戸の順に宮入り。境内では阿戸の幟差しに続いて屋台のせり合いが始まり、管内で最も大きいとされる約6メートルを誇る屋台は迫力満点。若衆の「そりゃこい、そりゃこい」の威勢のいいかけ声とともに、豪快に競り合い、盛り上がった。このあと各組の獅子舞が奉納され、肩車しながらの遠見の舞などで見物人を楽しませた。午後からは渡御を行い、お旅所でも幟差しや屋台の競り合い、獅子舞など行われた。
 吉原祭 松原王寺神社で行われ、4組の四つ太鼓や屋台が勇壮に練ってにぎわった。吉原東を先頭に吉原西、新浜、田井の順に宮入りし、若衆と見物人の熱気に包まれた。宮前では各組が力強い幟差しを披露し、四つ太鼓は「サイテクリョー」の掛け声とともに高々と持ち上げると、歓声と拍手が沸き起こった。このあと松林内の御旅所にお渡りし、獅子舞など奉納。日が落ちる頃に、幟や屋台が御旅所内を練ったあと、宮入りとは逆の順で宮に戻り、各組が名残を惜しみながら威勢よく練った。
 切目祭 切目王子神社(元村、上道、西ノ地、高垣区)と中山王子神社(島田区)でそれぞれ行った。神社で獅子舞を奉納したあと、御輿、屋台、子ども屋台・御輿がお旅所の切目浜へお渡り。道中を練り歩いた。切目郵便局前では幟差しや切目王子神社の元村、上道、中山王子神社の島田の3台の屋台がせり合うなど若中らが気勢を上げた。お旅所でも獅子舞を奉納し見物客らを楽しませた。


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「わかやまプレ万博」で日高町黒竹産地守る活動をプレゼン

御坊市塩屋町のレジャー施設でバギー転落、女性死亡

紀州鉄道「ハロウィーン列車」運行スタート

ウエルネス吹矢近畿B大会6メートル女子の部で戎子安代さん準優勝


第70回御坊市展 3人に知事賞、洋画は高校生 〈2024年10月20日〉

2024年10月21日 08時30分00秒 | 記事


写真の部「のぞく」柿本幸作さん

洋画の部「くまさんぷーる」田淵穂花さん

書の部「若山牧水の歌」宮本紀美子さん


 御坊市・市教育委員会主催の第70回御坊市美術展覧会の入賞者が18日、発表された。最高賞の知事賞に、写真の部で柿本幸作さん=御坊市=の「のぞく」、洋画の部が田淵穂花さん=御坊市、日高高3年=の「くまさんぷーる」、書の部で宮本紀美子さん=御坊市=の「若山牧水の歌」を選び、市制70周年を記念して今回だけ無鑑査特別賞に七十喜(ななそぎ)賞も設定、36作品が入賞。表彰式は11月23日午後1時30分から、市中央公民館で行われる。
 陶芸の部は、出品数が少ないため、参考出品として審査自体がなかったほか、日本画の知事賞該当はなかった。
 出品人数と作品数は写真が34人49点(一般20人34点、無鑑査9人10点、招待1人1点、審査員4人4点)、洋画が26人28点(一般13人15点、無鑑査3人3点、招待1人1点、審査員9人9点)、日本画が20人25点(一般9人10点、無鑑査6人7点、招待2人2点、審査員3人6点)、書が45人45点(一般17人17点、無鑑査17人17点、招待2人2点、審査員9人9点)。陶芸は参考出品の4人7点。
 合計129人154点で昨年度に比べ人数で41人、作品で35点が減少。中でも高校生の人数が洋画で昨年10人だったのが4人、書で24人が9人、写真で8人が3人と大きく減ったが、知事賞の田淵さんを含め7人が入賞と目立った。
 展覧会は、第1期が31日~11月3日まで洋画・写真・陶芸、第2期が11月7日~10日まで書・日本画を展示。各日とも午前9時から午後5時まで、両期とも最終日は午後4時まで。
 審査員が今年の特徴などを説明する観賞解説の日時は次の通り。
 ▼洋画=11月3日午後3時から、3階大会議室、阪本聡さん▼写真=同、3階研修室3、松下芳史さん▼書=11月10日午後3時から、3階大会議室、田村優奈さん▼日本画=同、3階研修室3、小野千寿子さん。
 その他の入賞者は次のみなさん。
【写真】市長賞=小池安彦(御坊市)▼市議会議長賞(無鑑査特賞)=寺井典子(同)▼七十喜賞(無鑑査特別賞)=丸山佳子(同)▼教育委員会賞=川口芳男(和歌山市)▼中央公民館長賞=松本修一(美浜町)▼文化協会長賞=竹光正直(御坊市)▼奨励賞=宇和孝仁(同)川口心葵(同、日高高1年)玉置秀夫(日高町)。
【洋画】市長賞=松本三恵(日高町)▼市議会議長賞(無鑑査特賞)=松本笑(御坊市)▼七十喜賞(無鑑査特別賞)=桑野和浩(同)▼教育委員会賞=火和正敏(印南町)▼中央公民館長賞=阪本美奈子(御坊市)▼文化協会長賞=嶋田倫也(日高町、日高高3年)▼奨励賞=小野実優(みなべ町、日高高2年)鈴木明子(美浜町)。
【書】市長賞=松永妃依(印南町、日高高3年)▼市議会議長賞(無鑑査特賞)=大川照月(日高町)▼七十喜賞(無鑑査特別賞)=中嶋紅玉(御坊市)▼教育委員会賞=火縄真代(みなべ町、南部高1年)▼中央公民館長賞=花田薫風(日高川町)▼文化協会長賞=宮本凱子(日高町)▼奨励賞=田中澄代(日高川町)中田愛子(印南町、紀央館高3年)藤岡和子(御坊市)。
【日本画】市長賞=林智子(美浜町)▼市議会議長賞(無鑑査特賞)=林美智代(御坊市)▼七十喜賞(無鑑査特別賞)=津本千絵(同)▼教育委員会賞=廣谷八重(日高町)▼中央公民館長賞=武内泉(有田川町)▼文化協会長賞=竹内徹(同)▼奨励賞=坂本亜紀子(同)。


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