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御坊市議会防災特別委、椿山ダム放流で批判の声 〈2018年9月19日〉

2018年09月19日 08時30分00秒 | 記事

椿山ダム放流への意見が相次いだ防災特別委


 御坊市議会防災・減災対策特別委員会(向井孝行委員長)は18日に開き、執行部から8月24日の台風20号、9月4日の台風21号の被害報告を受けた。20号による日高川増水で平成27年7月以来3年ぶりに冠水被害を受けた日高川ふれあい水辺公園藤井多目的グラウンドに関し、委員から椿山ダム放流について「今までで一番悪いやり方」と批判の声が上がり、県に対して運用規則の見直しやグラウンドや堤防のかさ上げを求める意見が相次いだ。

 平成23年9月の紀伊半島大水害で壊滅的な被害を受けて以降、大きな被害を受けたのは4回目。今回は日高川増水で真砂土1万5000平方メートルが流され、転倒式フェンスやバックネット、管理道路、トイレなどが被害を受けた。被害額は3500万円(国の災害復旧3000万円、市単独500円)。年間約2万人が利用し、防災上も重要な施設と位置づけ、被害を受ける度に市の負担がほとんど要らない災害復旧で対応しているが、度重なる税金投入に批判の声も出ている。
 今回は8月24日午前2時に最大毎秒2985トンがダムに流入し、午前3時に同2093トンを放流したことで水位が上がり、藤井グラウンドが冠水。委員から「流入、放流の推移を見ると、流入量が一気に増えた時になぜあわてて放流したのか解せない。アメダスではその後、ダム上流では雨は降らず、流入はしないと予測できたはず。今回の放流は一番悪いやり方だ」「なぜ一気に2000トン以上を放流しなければならなかったのか。計画的に放流できなかったのはなぜか」と批判、疑問の声が相次いだ。
 執行部は「急激な流入で現場は難しい判断だったと思うが、多少(判断が)甘かったのではないかと思っている」と述べた上で、椿山ダムに対して「操作について電話で市の意見を伝えた」と報告。先日、市自治連合会が仁坂吉伸知事に放流方法の見直しを求め、知事が「検討したい」と答えたことに「大変ありがたい」と、県の見直しに期待感を示したが、委員から「今回のグラウンド冠水は人的被害と言わざるを得ない」「ありがたいで終わらせてはいけない。もっと市から県に対してものを言うべき」と厳しい意見があった。
 市や議会が以前から要望している低水護岸前へのブロック設置、日高川の堆積土砂しゅんせつについて執行部は「引き続き強く要望していく」と述べたが、大きな進展がないことに不満の声が上がり「ここまできたらグラウンドを2メートル上げてもらうしかない。その分、藤井側と野口側の堤防も2メートルかさ上げしたスーパー堤防に整備してもらう。県がこれをやってくれるかどうかだ」との要望もあり、執行部は「県に伝え、協議していきたい」と答えた。


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安倍総理来県、励ます会に800人 〈2018年9月16日〉

2018年09月16日 08時30分00秒 | 記事

総裁3選へ決意を述べ、笑顔で花束を受ける安倍総理


 20日投開票の自民党総裁選で3選をめざす安倍晋三総理(63)が14日に来県し、和歌山市のホテルアバローム紀の国で党県連の「安倍晋三総裁を励ます会」に出席。県連会長の二階俊博幹事長ら県選出国会議員や仁坂吉伸知事をはじめ党員ら800人を前に、安倍総理がアベノミクスや外交など実績を紹介しながら今後3年間で国土強靱化の緊急対策に集中投資することや自衛隊を明記する憲法改正に強い意欲を示し「子どもたちが希望にあふれ、誇りある日本にするため、その先頭に立つ」と決意を示した。
 
 安倍総理は冒頭、台風21号や西日本豪雨、北海道の地震など大規模災害にふれ「さまざまな災害に対してしっかり対応するため防災、減災、国土強靱化のための緊急対策を3年集中で取り組み、安心できる強靱な日本、ふるさとを作り上げたい」と、国土強靱化を提唱した二階幹事長とともに災害対策に全力を挙げる考えを示した。政権運営には「批判を真しに受け止め、改めるべき点は改め、謙虚に丁寧に政権運営したい」と述べた。
 ご当地ネタで白浜町のアドベンチャーワールドでパンダの子どもが産まれたことを取り上げ「安倍政権になって5頭目だ。民主党政権の時よりも圧倒的に多い」と会場を沸かせた上で「昨年の総選挙では二階幹事長の下で284議席の圧倒的な議席をいただき、政権与党として政策を前に進めることができた」と感謝の言葉を口にし、11月の知事選で4選をめざす仁坂知事、来夏の参院選で5選をめざす世耕弘成経産相、来春の統一地方選への支援を求めた。
 経済政策や少子化対策では経済成長率や雇用など実績を上げながら「まっとうな経済、社会を作れるところまできた。人への投資、人づくり革命に力を入れ、教育の無償化にもしっかり取り組み、全ての子どもが夢へ向かって頑張れる社会を作り上げる」。観光面は「二階先生が力を入れておられ、地方にとって大きなチャンスだ。和歌山には観光資源がたくさんあり、大きな可能性を秘めている」と述べ、農林水産業についても「必ず守る」と約束。
 自衛隊を明記する憲法改正には「自衛隊員が誇りを持って任務を全うできる環境をつくることは、今を生きる政治家の使命だ」と強い意欲を示した。外交で北朝鮮問題は「次は私が金委員長と向き合い、拉致問題を解決しなければならないと決意している」、日米は「日本の安定と平和を守るため、かつてないほど絆は強い」、日ロは「領土問題を解決し、平和条約を締結したい」、日中は「新たな段階に入っている」と述べ「戦後日本外交を総決算し、新しい時代の平和と繁栄の礎を築いていく」と決意を述べた。
 二階幹事長ら県選出国会議員、二階派の片山さつき政調会長代理が「安倍総裁に代わる人はいない」と3選へ圧倒的勝利を呼びかけ、仁坂知事も「二階幹事長を筆頭に和歌山県が安倍政権を支えていることを誇りに思う」と述べた。安倍総理にスプレー菊の花束を贈り、吉井和視県連幹事長の音頭で「頑張ろうコール」を三唱し、気勢を上げた。


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ベトナムの有名女優レー・チーさんら日高町へ 〈2018年9月15日〉

2018年09月15日 08時30分00秒 | 記事

地引き網体験を撮影。左はバオ・アンさん

獲れた魚に大喜びのレー・チーさん(右)


 放送コンテンツ海外展開総合強化事業のベトナム国営テレビ(VTV)、TBSとの共同製作番組「Sac Mau Nhat Ban(日本の色)~農泊にっぽん旅~」で14日、日高町に取材班が入り、ベトナムでは有名な女優らが出演して地引き網体験やクエ料理、温泉館「海の里」みちしおで入浴、黒竹民芸品作りなどを撮影した。

 撮影には、出演するベトナム人タレントのバオ・アンさんと、ソニーのデジカメCMに出演するなどベトナムでは有名な女優のレー・チーさんが日高町を訪問。午前中、2人は、ふる里ペンション湯川前の柏ビーチで地引き網体験をして、地元民の協力で懸命に網を引いたり、この日とれたハマチやタイ、地元野菜などを使ったバーベキューを楽しんだ。レー・チーさんは「特にタイがおいしい」と大喜び、シーカヤックも体験した。
 午後からは温泉館「海の里」みちしおの湯をバオ・アンさんが入浴。原谷へ移動して、自生する黒竹を見て、歴史や特徴を聞いたり、民芸品作りに挑戦したほか、再び、ふる里ペンション湯川に戻り、幻の高級魚と呼ばれるクエの料理を食べるシーンを撮影。
 今回の撮影は、VTVで全国地上波放送される農林水産を体験する民泊や民宿を利用する「農泊」を軸に各地を訪ねるもので30分番組を5本作成するうちの和歌山県編。放送は11月23日から5週連続の予定で詳細は今後、決まる。
 日高町観光推進プロジェクト協議会(会長・松本秀司日高町長)がベトナムでの観光客誘致活動を続けてきた関係や全国鍋グランプリで日高町の天然クエ鍋が日本一に輝いたことなどから、県づたいに番組スタッフに紹介され、魅力的な観光地として取り上げられることが決まった。


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印南中3年生が大学生と合同で防災学習 〈2018年9月14日〉

2018年09月14日 08時30分00秒 | 記事

車いすや高齢者になりきって避難する生徒

ポリ袋で作れる災害食作りにも取り組む


 印南中学校3年生27人が13日、神戸学院大学の学生と合同で印南避難センターを拠点とした防災学習を行った。避難が難しい高齢者や障害者の立場になって考えようと疑似体験キットを装着して避難を体験したほか、かまどベンチを使って湯を沸かし簡単に作れる災害食の炊き出し訓練にも取り組んだ。

 印南中では印南避難センター完成後の一昨年、昨年と3年生が同センターで、段ボールで間仕切りを作るなど避難所の設営や炊き出し体験と防災学習を行っており、今年も3年生を対象に実施。今回は神戸学院大学現代社会学部社会防災学科の女子学生有志でつくるサークル「防災女子(27人)」のメンバーとして同校卒業生の浜本尚実さん(1年)が活動しているのが縁で合同で防災学習に取り組むことになった。
「避難弱者(車いす)体験」をテーマに実施。中学校で生徒が5班に分かれ、避難場所までの避難経路を相談しながら決め、防災女子の活動をサポートしている大学の社会連携部職員の前田緑さんから災害時発生時に避難が困難となる車いす利用者や高齢者、障害者など災害時要援護者について話しを聞いたあと、生徒は中学校や旧役場前などをスタート地点に5班に分かれ、高齢者や視覚障害者の擬似体験キットを装着したり、車いすに乗っての避難を実践。
 ほとんど見えなくなる眼鏡や足に重りを付けるなど視覚障害者や高齢者になりきったり、人形の赤ちゃんを抱いてや車いすをロープでけん引するなどして高台にある避難場所の印南避難センターに向かった生徒は坂道や段差などもあり、避難に苦労する箇所を確認しながら歩いて避難した。
 印南避難センターへ避難し防備録に記入したあと、災害食の炊き出しも行い、浜本さんら大学生4人の指導でポリ袋に材料を入れて沸かした湯で調理する「ひじきと梅のまぜごはん」「蒸しパン」などを作った。生徒は同センター敷地に設置している災害時にかまどとして活用できる防災かまどベンチを使って湯を沸かすなどして災害食作りに取り組んだ。出来上がった災害食は生徒達が試食したほか、見学の地元民も味わった。
 高齢者擬似体験キットを装着して避難した東紋秀君は「とても動きづらく大変でお年寄りの苦労がわかった。そういう場に遭遇すれば補助したいと思った」と災害時要援護者の大変さを実感した。後輩と訓練を行った浜本さんは「今回の体験を通して避難が難しい弱者の気持ちを考えるきっかけになれば。そしていざという時にサポートできるようになってほしい」と話した。
 午後は「災害時中学生だからできること」をテーマにワークショップを行い、最後に班ごとに発表した。
 今回の合同防災学習には町総務課や教委、社協職員も参加した。


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日高川町美山地区3小学校で新しいテレビ会議システムを導入し初授業 〈2018年9月13日〉

2018年09月13日 08時30分00秒 | 記事

新しいテレビ会議システムを使って離れた3校の児童が
初授業を実施


 小中学校間を結ぶ新しいテレビ会議システムを導入した日高川町美山地区で11日、川原河、笠松、寒川第一の3小学校をつないで初の授業が行われた。新システムの導入により、離れた学校で授業を受ける児童の表情や声も鮮明に伝わるなど、同システムを活用した小規模校の教育課題の解決に期待が寄せられる。

 美山中を含む4校に、新しく大型の電子黒板やカメラ、パソコンを配備。初めての授業となった11日は、笠松、川原河、寒川第一小の5、6年生12人が道徳の授業を受けた。ホスト校の笠松小で橋本和輝教諭が行う授業を他校のモニターに映し出し、教科書の教材に沿って橋本教諭が質問すると、モニターを通して他校の児童らが意見を出し合うなどして授業を進めた。
 授業を担当した橋本教諭は「モニターの画面が大きくなり、子ども達の表情もよく分かるようになった。回線も安定し、音声も途切れずに違和感なく授業が行えるようになった。カメラが1台のため、教師の立つ位置や黒板がモニターに映らないなどの課題もあり、試行錯誤しながらより良い授業を進めたい」。授業を見学した湯川宗一教育長も「初めての授業としては、システムを有効活用した授業ができたと感じた。改善すべき点も見つかり、小規模校の抱える教育課題を解決できる環境づくりをさらに進めたい」と話した。
 美山地区では、平成24年度から3小学校の児童が一緒に授業を行う集合学習を取り入れており、昨年度からは、テレビ電話を使った
交流するシステムを管内で初めて導入。今年度は、大型の電子黒板やカメラ、パソコンなどのフルHD高画質のテレビ会議システム用機器を新しく配備し、リアルタイムで高画質な映像と音声による円滑な集合学習が可能に。今後は同システムをさらに活用し、集合学習を補うものとして小規模校の教育環境改善につながると期待されている。


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JOCバレー県選抜に宮崎君(大成)鈴木、笹野(日高)堺目(上南部)さん 〈2018年9月12日〉

2018年09月12日 08時30分00秒 | 記事

 12月下旬に大阪市で開催するJOCジュニアオリンピックカップ第32回全国都道府県対抗中学バレーボール大会の県選抜メンバーに日高地方から男女あわせて4選手(いずれも3年)が選ばれた。男子は4年連続となる大成から宮崎雅椰選手、女子は鈴木美柚、笹野文乃両選手(日高)、堺目愛和選手(上南部)の3選手が初の県代表入りした。和歌山市で8日に結団式があり、12月25日から大阪市中央体育館などで開催される全国大会に向けて始動した。

 最終選考会は7月28日に湯浅スポーツセンターで行い、県内各郡市から選ばれた候補選手が参加。サーブやレシーブ、スパイク、ブロックなどの練習やゲーム形式のプレーを参考に男女12人を決めた。
 男子は、昨年の県新人大会3位で近畿大会にも出場した大成中から4年連続の選出で、宮崎君が選抜入りした。宮崎君は大成中でウイングスパイカーとして活躍。身長172センチながら強力なスパイクが持ち味、重みのあるアタックの破壊力は県下ナンバーワンとも言われる。宮崎君は「県下のトップレベルの選手に追いつけるように頑張りたい。1試合でも多く出場して1本でも」と意気込みを見せる。
 上南部・南部の合同チームの主将を務めた堺目選手(180センチ)は、エースアタッカーとして得点を量産しチームをけん引、県準優勝に導いた。長身と跳躍力を生かした打点の高いスパイクが魅力で最高到達点は290センチを誇る。JOCではアタッカー、ブロッカー両方での活躍に期待がかかる。ジュニア時代には全国大会も経験。大舞台に「スパイクをたくさん決めて、レシーブでは足を引っ張らないようにしたい。みんなでベスト8をめざしたい」と闘志を燃やす。
 鈴木選手(174センチ)は力強いスパイクを武器にしたレフトアタッカーで、コーナーへ決める力も備えており、1年生の頃から試合に出始め、2年生でレギュラー入り、今では日高中の得点源でエースで活躍。アタッカーながらレシーブ力も発揮できる。
 笹野選手(163センチ)は2年生まではサブでセッター、新チームとなってからはレギュラーでウイングスパイカーとしてライトに入る。セッターとしては流れを変えるトス回しや、アタッカーとしてはコースに狙い分けるなど技術あるスパイクが売り。
 日高中は昨年の新人大会以降は県大会すべてを制覇しており、近畿出場も果たし、鈴木、笹野両選手とも副主将でチームに貢献。
 鈴木選手は「チームを引っ張っていけるように力強いスパイクを決め、自分の売りを出し切りたい」。
 笹野選手は「どちらのポジションで出ても、レベルの高い攻撃を組み合わせることができれば。自分より高い選手に勝てるように頑張りたい」と話した。


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県高校野球新人戦決勝で南部が和歌山東を逆転で下し16年ぶり優勝 〈2018年9月11日〉

2018年09月11日 08時30分00秒 | 記事

和歌山東打線を1失点に抑える好投の周家

南部は8回、小竹の右中間3塁打などで4点を奪い逆転


 県高校野球新人戦の決勝戦が9日、田辺市スポーツ公園野球場であり、南部が4-1で和歌山東を逆転で下し、16年ぶり4度目の優勝を飾った。南部は先発の周家が4回まで1人の出塁も許さず、7回に不運な形で1点を先制されたが、8回に尾田の同点適時打、小竹の適時3塁打などで一挙4点を奪って逆転勝ち。周家の快投が終盤の逆転劇を呼び込んだ。

 ここ数年は部員不足などで低迷が続いていた南部が、準決勝で智辯和歌山を下すなど16年ぶりの優勝で古豪復活を印象づけ、来春の選抜出場に向けて弾みを付けた。
 和歌山東との決勝は、背番号6の周家が先発。初回を三者凡退の立ち上がりを見せると、4回まで1人の出塁も許さない完璧な投球を見せた。5回無死から初安打を許し、けん制悪送球や捕逸で2死3塁のピンチを背負ったが、この試合初の奪三振で切り抜けた。
 一方の南部打線は、2回2死から小竹が左前打、周家の中前打で三塁送球の間に周家も二進して2死2、3塁の先制機も後続が凡退。4回は1死から尾田が四球のあと、5番・三上の左中間を破ると思われた打球を中堅手が好捕。続く小竹の左翼線の打球も好捕されるなど和歌山東の外野守備陣に先制点を拒まれた。
 好投の周家は、5回無死から自身2安打目を放ち、酒井と奈良の犠打で2死3塁と攻めたが、再三の好機にあと一本が出ない。すると7回表、2死から南部内野陣の乱れと内野安打でピンチを招き、適時打で不運な先制点を奪われた。
 南部は7回裏に先頭の三上が中前打、2つの内野ゴロで三進するも追いつけずに迎えた8回。1死から湯川が四球、安井の中前打で好機を作ると、継投策に出た和歌山東の2番手から尾田が左前に同点適時打。続く三上の打席に捕逸で逆転すると、6番・小竹が右中間を深々と破る2点適時打で4点を奪った。周家は、9回に四球と連打で無死満塁の大ピンチを迎えたが、最後まで速球の威力は衰えずに飛球2つで2死を奪うと、最後の打者を三振に仕留めて被安打6の1失点で完投した。

▽決勝

和歌山東
 000000100 1
 00000004× 4
南  部

【東】野口、玉置-岡崎
【南】周家-玉置
【3塁打】小竹(南)


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山本琴美さん(美浜町)御坊市空き店舗補助金活用し本町商店街で飲食店開業 〈2018年9月9日〉

2018年09月10日 08時30分00秒 | 記事

店内を改装し「ゆめみ茶屋」をオープンさせる山本さん


 御坊市が、市内商店街の空き店舗対策で平成26年度に創設した商店街空き店舗対策事業補助金制度の第1号認定者が決まった。認定者は美浜町和田、山本琴美さん(28)で、本町商店街の大浜通り交差点近くの元喫茶「ふみや」を借り、10月6日にアニメに登場する食べ物を再現した「あにめし」をコンセプトにしたサブカルチャー・カフェ&バー「ゆめみ茶屋」を開業する。制度創設5年目にして初の活用に市商工振興課は「これをきっかけに利用が増え、商店街活性化につながれば」と期待している。

 この制度は「やる気のある若手起業家らを支援しよう」と創設。当初は空き店舗の改修補助として改修にかかった費用の2分の1(上限20万円)、家賃補助として開業から1年間、家賃の2分の1(上限月3万円)を補助する内容で、補助額は最大56万円。創設前には空き店舗を借りて開業したケースが数件あり、さらに弾みがつくと期待されたが、申請がなく、29年4月に改正した。
 改正内容は(1)市内商店街地域に限定していたのを「寺内町周辺」に拡大(2)家賃補助は2分の1(上限月3万円)から2分の1(上限月5万円)、改修補助は2分の1(上限20万円)から2分の1(上限50万円)にそれぞれ増額し、最大110万円に増やした(3)店舗購入補助を新たに設け、開店から1年後に2分の1(上限60万円)を補助(4)営業日は「週5日以上、午前10時~午後6時」を「おおむね週半数以上、昼間」に緩和した。
 改正後も問い合わせはあるものの申請には至っていなかったが、8月に山本さんが初めて申請を出し、市商店街空き店舗審査委員会の意見を聞き、初の認定者に決まった。改装費として上限の50万円を補助するほか、家賃補助として開店から1年後に1年間の補助金を支払う。木下由美・市商工振興課長は「初めて認定者が決まったことを大変うれしく思います。10月のオープンを楽しみにしています。新たに起業する人には利用しやすい制度となっているので、これをきっかけに利用が増え、商店街活性化につながることを期待しています」と話した。
 山本さんは母親と美浜町和田に「カフェ&バー ミュージックハウスねいろ」、姉と日高川町中津川に「サウンドカフェねいろ」を共同経営。今回は一人で「ゆめみ茶屋」をオープンさせる。サブカルチャーのアニメやマンガ、小説が好きで、煙樹ケ浜でコスプレ撮影会を開いたり、アニメソングのカラオケ大会を催したり、10月27日のごぼう商工祭でもコスプレ撮影会を計画するなどさまざまなイベントを行っているが、その拠点となる店を持ちたいと思っていたところ、商店街の人にこの空き店舗を紹介してもらい「広くてすごく良いところ」と一目で気に入った。
 アニメに登場する食べ物、料理を再現した「あにめし」を中心に趣向を凝らしたランチ、カフェ、バーを営業。市内にはマンガ喫茶や古本屋などがないことから店内にはマンガや小説などを集めた本棚を置き、4つのテーブルには昔のファミコンなど懐かしいゲームが楽しめるモニターを据え付ける。「同じ趣味を待った人が集まり、楽しい時間を過ごせる店にしたい。地域の人たちにも気軽に来ていただき、憩いの場としてご利用いただきたい」と話した。ランチは午前11時30分~午後2時、カフェは午後2時~午後5時、バーは午後8時から午前0時。定休日は日曜日。ただしオープン翌日の7日は営業する。電話22・5115。


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和田勇氏二女(米国)11月の顕彰イベント出席で14年ぶり来坊へ 〈2018年9月8日〉

2018年09月08日 08時30分00秒 | 記事

平成16年4月に柏木市長を表敬した長女の故・ミヤコさん、
二女のマリコさん(写真右から)

故・和田勇氏


 御坊市名誉市民第1号で東京にオリンピック(1964年)を呼んだ男として有名な故・和田勇氏の二女、メアリー・マリコ・ロースさん(77)=アメリカ・サンフランシスコ在住=が、市と和田勇顕彰会が11月17日に開く顕彰イベント「和田勇を考える」(仮称)にあわせて来坊することが決まった。マリコさんは平成16年に行った名誉市民授与式に出席しており、御坊市を訪れるのは14年ぶり。顕彰イベントに出席するほか、歓迎会や和田勇コーナーのある御坊寺内町会館見学などを予定している。

 市は平成16年の市政施行50周年記念事業で和田勇氏に名誉市民第1号の称号を贈った。同年4月に御坊ロータリークラブ創立50周年記念式典にあわせて名誉市民授与式を行い、マリコさんと、和田勇氏の長女で昨年死去した故・グレース・ミヤコ・宮本さん=アメリカ・ハワイ=の2人が来坊し、柏木征夫市長から表彰状と記念品が贈られ、ミヤコさんはパネルディスカッションに参加して和田勇氏の人柄や思い出などを語った。
 2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリンピック噺~」に和田勇氏を取り上げてもらえるように市が昨年度、御坊商工会議所など各種団体と顕彰会を設立し、さまざまな顕彰事業やプロモーション活動を展開。顕彰会事務局長の岡本恒男さんが日ごろからマリコさんとメールで連絡を取りあっており、先日、これまでの活動報告書や新聞掲載記事、きのくに信用金庫御坊営業部や紀陽銀行御坊支店が製作したPRグッズなどを郵送した。
 受け取ったマリコさんから「父の顕彰事業すべてに感動しました。父は少し恥ずかしがるかもしれませんが、あなたの市を誇りに思うでしょう」と喜びの声が寄せられるともに、夫のブレントさんと一緒に11月の顕彰会イベントにあわせて来日し、14年ぶりに御坊市を訪れるとの連絡があった。11月15日ごろに来日し、3~4泊程度滞在する予定だという。
 顕彰イベントは11月17日に市民文化会館で開き、市文化財保護審議会委員の大谷春雄さん=大谷呉服店=が脚本、舞台演出する朗読劇、岡本事務局長や大谷さん、NPO法人わかやまスポーツ伝承館=和歌山市=の代表者3人をパネリストにパネルディスカッションする。マリコさんはこれに出席し、和田勇氏の功績などを常設展示している御坊寺内町会館見学、歓迎会開催などを計画している。
 顕彰会は今年度事業で御坊南海バス(株)の協力で路線バスの右側側面に和田勇氏のラッピングをほどこし「走る広告塔」としてPRに努めているほか、JR御坊駅に横断幕やPR看板を設置したり、PRグッズをつくりJR天王寺駅や高速道路SA等で啓発。日高高校生徒の協力で和田勇氏の紙芝居を制作して市内の幼稚園、保育園に配布する。


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台風21号の管内農林水産業被害2億3千万円 〈2018年9月7日〉

2018年09月07日 08時30分00秒 | 記事

暴風でハウス被害相次ぐ(日高町)


 日高振興局が、台風21号による日高地方の農林水産業被害額(第1報)をまとめた。総額2億3281万6000円で、内訳は農作物6646万6000円、園芸施設1億2812万円、水産2773万円、林業1050万円。農業関係ではミニトマトやミカンの被害が多く、市町別では日高川町6609万円、日高町5763万円の被害が出ている。暴風による塩害や長時間停電などで被害額はさらに増える見通し。
 
 農作物はハウス破損等による倒伏等の被害があったミニトマト、倒木や塩害など被害があったミカンが大きい。市町別では日高川町の3419万円が最も多く、主な内訳は温州ミカン1661万円、ナス704万円、ハッサク633万円など。次いで日高町の1640万円で、ミニトマト1544万円が大きい。
 御坊市はゴーヤー441万円、ナス310万円など1030万円▽由良町はミニトマト364万円、スプレー菊120万円など502万円▽みなべ町はミニトマト56万円。
 園芸施設関連はビニールハウスの全半壊やパイプハウス、鉄骨ハウスなど破損がほとんど。市町別では日高町の4123万円が最も多く、次いで日高川町の3190万円。御坊市は1175万円、由良町は1960万円、印南町は1174万円、みなべ町は1191万円。
 農作物、施設を合わせた被害額は日高川町6609万円、日高町5763万円、由良町2462万円、御坊市2204万円、みなべ町1247万円、印南町1174万円。
 水産は由良町漁協、比井崎漁協、三尾漁協、紀州日高漁協で事務所や製氷施設、荷さばき施設など施設の窓ガラス、屋根、壁などが破損。塩屋漁港で船内機の転覆、由良町釣り公園で筏流出、日高川漁協で飼育ハウス一部破損の被害もあった。
 林業は美浜町の煙樹ケ浜松林、みなべ町の保安林、日高川町の備長炭窯に被害があった。


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