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日高川町 新たに風力発電3計画、競合も 白馬山頂に最大で80基以上か 〈2020年6月6日〉

2020年06月06日 08時30分00秒 | 記事


日高川町と有田川町境の白馬山頂に立ち並ぶ風車


 風力発電用の風車30基が立ち並ぶ日高川町と広川町の境界の白馬山頂に、新たに3つの風力発電所の建設計画があり、令和10年頃までには最大で80基以上の風車が立ち並び、日本有数の発電所銀座となりそうだ。既存の2発電所に加え、東側に風車23基を備えた発電所が建設中で、来年夏ごろに供用開始の予定。さらに田辺市龍神村方面に向けて3つの発電所が計画され、16日から日高川町役場などで計画段階環境配慮書の縦覧が始まる。

 白馬山頂には平成22年、1500キロワットの風車20基を備えた初の風力発電所「白馬ウィンドファーム」が竣工。その後、平成26年には同発電所東側の平川地内に、コスモエコパワー(株)=東京都品川区=が風車(2000キロワット)10基の「広川・日高川ウィンドファーム」を稼働させた。同社は、道の駅SanPin中津北側の長者ケ峰付近から、旧中津・美山村境付近に向かう白馬林道沿いに新たに風車(2100キロワット)26基を設置する「中紀ウインドファーム」を建設中で、来年夏ごろにも竣工し、山頂には3発電所、53基の風車が並ぶことになる。
 さらにコスモエコパワー(株)は、建設中の発電所東側に、15基(3400キロワット)の風車を備えた「中紀第2ウインドファーム」の建設を計画し、3年後には着工の予定だ。今月中旬から環境影響評価準備書の公表と縦覧が始まるのは、「中紀第2ウインドファーム」の東側から田辺市龍神村への市町境付近にかけた一帯。大和エネルギー(株)が風車(3200キロワット)11基の発電所「DREAM Wind和歌山有田川・日高川」を、住友林業(株)と電源開発(株)が白馬山では最大規模となる4300キロワットの風車20基を備える「紀中ウインドファーム」を計画している。
 両計画はともに2024年着工で建設場所が重複しており、競合した形で計画が進められている。このほか、最初に建設された「白馬ウインドファーム」が、現在の風車20基(1500キロワット)から、規模を4000キロワットに拡大して風車8~10基に建て替える計画もあり、白馬山頂で風力発電を巡るし烈な競争が繰り広げられている。
 計画段階環境配慮書の縦覧は、「紀中ウインドファーム」が16日から、「DREAM Wind和歌山有田川・日高川」が7月7日から約1カ月間。日高川町役場企画政策課、中津地域振興課、美山地域振興課、寒川出張所で行われ、環境保全の見地などから意見がある人は意見箱に投函するか、両社に郵送できる。


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印南町 3年間で消波ブロック4千個 切目海岸の越波対策で積み増し 〈2020年6月5日〉

2020年06月05日 08時30分00秒 | 記事


越波対策で消波ブロックを積み増しへ


 印南町は、西ノ地地内の切目海岸の越波対策で消波ブロック(テトラポット)を積み増しする。切目海岸保全施設整備事業として昨年度から着手しており、5トンの消波ブロック4000個を防潮堤側に積み増しする計画で、今年度中に半数の2000個を作り、据え置き作業にも取りかかる予定。

 2トンの消波ブロック数千個を設置するなど高波対策を施したが、大型の台風が上陸するたびに高波で砂利が打ち上げる被害が出て国道が通行止めになったり、海岸付近の家屋に避難勧告が出されたこともあり、国道42号の新切目橋付近から川崎モータース付近までの約300メートルの防波堤を1メートルかさ上げ、さらにその上に亜鉛メッキ鉄製の高さ2メートルの越波防止柵が設けたが、平成30年の台風で越波防止柵が12メートルにわたり破損したことから、さらなる対策が必要と消波ブロックを積み増しすることにした。
 従来の2倍以上となる5トンの消波ブロック4000個を作り、積み増しする計画で、昨年度は約4500万円をかけ設計のほか350個の消波ブロックを作った。今年度は当初予算に2億円を計上しており、1650個程度を作る予定で、すでに4月に220個を発注、このほど今年度2回目となる430個分の入札が行われ、(有)新紀建設=同町古井、竹村寧倶代表=が4265万5800円(税込み)で落札。今年度中にさらに1000個程度を作り、海岸への据え置き作業にも取りかかりたいとしている。
 事業費は概算で5億円を見込んでおり、来年度中の完了をめざす。


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スポーツ吹矢 感染対策徹底し活動再開 仲間と喜び実感、笑顔が戻る 〈2020年6月4日〉

2020年06月04日 08時30分00秒 | 記事

 新型コロナウイルスによる県のすべての緊急事態措置が解除となった1日、スポーツ吹矢の紀の国ごぼう宮子姫支部は、休止していた活動を再開した。メンバーらは、仲間と一緒に吹矢ができる喜びを実感。健康増進法として知られる吹矢だが、矢を息で吹き放つため感染リスクが伴うとされたことにやりきれない気持ちもあるが、この日、会場には以前の活気とメンバーの笑顔が戻った。

 4月8日以来、54日ぶりの活動再開。塩屋公民館を訪れたメンバー15人は深く息を吸い込み、的を目がけて勢いよく矢を吹いた。メンバーは「この日を待ちに待っていた。とっても気持ちいい」と笑った。
 スポーツ吹矢は、腹式呼吸をベースにした独特の呼吸法を使って矢を吹き放つ。血行促進、細胞活性化など健康に好影響を与えるとされ、中高年を中心に愛好家が多い。楽しみながらできる健康増進法のはずが、矢を放った際に筒の先から少なからず飛沫が飛ぶため新型コロナウイルスの感染リスクが伴うとされ、上部組織の日本スポーツウェルネス吹矢協会が全国の団体に活動休止を要請。宮子姫支部も休止した。
 宮子姫支部は5年前に発足。現在、約50人のメンバーが塩屋公民館、藤田会館、湯川文化会館の3会場に分かれて活動。休止の間、各メンバーは自宅で励み、申告制による大会を開催する日々が続いたが、この日、塩屋公民館で練習を再開した。
 再始動に当たり感染対策を徹底した。メンバーに検温と競技時以外はマスク着用を義務付け。会場は「3密」を避けるため、レーンの間隔を1・3メートルから2メートルに広げ、窓を開けて換気。メンバーはアルコール消毒液を頻繁に使い、競技のごとに筒の外側をウエスで拭き、中側もヒモを使ってウエスを通す。レーンは8つから6つに減り一度に競技できる人の数は少なくなり、換気によってわずか1グラム程度の矢は風の影響を受ける。今年いっぱいは、最大目標の全国大会を含めいずれの大会も開催のめどは立っていない。さまざまな制約がありこれまでと勝手が違うが、メンバーは集中力を高め気持ちよさそうに矢を吹き、会場には和やかな雰囲気が戻った。中岡保臣支部長は「心身の健康に最適のはずの吹矢が、感染リスクが伴うとされたことに本当に辛い。全国で吹矢が関連する感染は一例もない。感染対策をしっかりやって、健康のためにみんなで和気あいあいとやっていきたい」と話した。


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10月の土生祭(日高川町)中止決める 周辺祭礼の判断に大きな影響も 〈2020年6月3日〉

2020年06月03日 08時30分00秒 | 記事


双頭の獅子舞で有名な土生祭が中止を決める(写真は昨年)


 日高川町土生、土生八幡神社総代会(総代長・林保行)が、毎年10月の第3日曜日に行われる秋祭り・土生祭の中止を決めた。新型コロナウイルス感染症の拡大に配慮したもので、本番まで4カ月以上の日数がある中で早期の決断を下した。同祭りの中止は平成23年の台風12号豪雨災害直後以来2度目で、当日は神事のみを行う。秋祭りの有無が各地で検討される中で、土生祭の中止が、周辺市町の祭り開催を判断する関係者にも大きな影響を与えそうだ。
  
 土生八幡神社(間野常民宮司)の秋祭りは、毎年10月の第3日曜日に開催。小熊の奴踊りや各組の屋台とのぼり、四つ太鼓などでにぎわう。当屋は小熊、土生、鐘巻、千津川、中津川、入野・若野、下早蘇(玄子・早藤)、藤井の8つが持ち回り、「お頭」と呼ばれる「双頭の踊り獅子」や巫女の舞を披露する。
 双頭獅子は、4人で舞う獅子舞で、笛や太鼓などの囃子がなく、雌雄の鬼が持つ矛と簓(ささら・竹の先を細かく割って束ねたもの)が発する気配のみで舞い全国的にも珍しい。県の無形民俗文化財にも指定されており、今年は当屋の小熊が獅子舞と巫女の舞を奉納する予定だった。祭り当日は宮司と総代が神事だけを行う。
 中止の知らせを聞いた祭りの参加予定者は「少し決定が早いと思ったが、仕方がないのかもしれない」と残念がり、林総代長は「新型コロナウイルス感染の終息が見通せず、第2波、第3波も予想される中、余興は『3密』に該当する部分が多い。安全と命の大切さを優先し、準備を始める時期が近づき早めの決定をした」と話した。間野常民宮司は「本当に残念なことだが、総代会の意向に沿いたい」と話し、宮司を務める同町内三百瀬の紀道神社については「今後、総代が集まって開催の有無を決めることになる」と答えた。
 土生祭の中止判断を受けて、同時期に予定される各地の祭礼に与える影響は必至。日高地方最大の御坊祭について、小竹八幡神社の小竹伸和宮司によると総代会で検討する予定だが、日程などは未定だという。


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6月1日 感染予防徹底し小中学校再開 校庭に明るい笑い声が響く 〈2020年6月2日〉

2020年06月02日 08時30分00秒 | 記事

 新型コロナウイルスによる休校措置から約3ヵ月、管内の小中学校が1日、授業を再開した。第2波、第3波に備えて、検温やマスク着用、手洗いなど感染予防を徹底しながらだが、子どもたちは「待ち望んでいた」再開を喜び、明るい表情で登校。休み時間は校庭に笑い声が響いた。

 御坊小学校(栖原伸精校長)では、全児童351人が元気に登校。1年2組の教室では1限目に国語の授業を行い、児童30人が担任の地阪愛教諭から名前の書き方などを学んだ。6年生のクラスでも、真剣なまなざしで静かに授業に挑む姿が見られた。
 新しい様式での学校生活の始まりだが、親の心配事である学習の遅れに対応しながら、規則正しい生活習慣を取り戻せるよう、いろいろな視点でサポート。休校が長かったため、今後体調を崩したり、しんどくなる子が出てくるかもしれないので、身体面と精神面のケアをしていく。学校は集団での学びの場でもあるので、しばらくは難しいが、時期をみて異学年同士の交流なども考えているという。
 栖原校長は「子どもたちの声が聞けて、良い表情で学校に来てくれてうれしい。やはり学校はこうでないと。教師も子どもたちがいることでリズムがつく。北九州の小学校でクラスターの発生もあり、気は緩められないが、皆が楽しみにしている音楽会など行事も可能な限りさせてあげられたら」と話している。
 児童会長の木戸綾音さんは「マスクをしたり大きな声でしゃべられなかったり、今まで通りの学校生活はできないが、再開はすごくうれしい。勉強は一人よりみんなでするほうが楽しいし、外で思いきり遊びたい。休みの間はほとんど友達に会えていなくて、登校日だけが楽しみだった。児童会行事ができたら、みんなを楽しませてあげたい」と学校生活に期待を寄せた。
 御坊市内の小中学校では給食も再開。食前後の配膳台や机の消毒は教師が担当し、会話を控え、机と机を離して向かい合わせにならないなどで対策。藤田小学校(高野勉校長、全児童141人)でも、約3ヵ月ぶりの給食をおいしそうに頬張る姿が見られた。

分散授業12日まで継続
日高、紀央館高

 日高高、紀央館高校は、コロナ対策として実施中の分散授業を12日まで継続する。出席番号の奇数・偶数に分かれ1週間ごとに午前・午後を入れ替えての半日授業で、この間、部活動は午後登校の生徒対象に1時間程度実施。
 通常形態の登校は15日からの予定で、登校前に家庭で検温、マスク着用、3密を防ぐため空き教室などを活用して授業を行うなど引き続き対策に取り組むという。クラブ活動も15日から再開予定で、短時間での実施を検討している。


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御坊市花火大会(8月)27回目で初の中止 コロナ予防対策や寄付金集め困難 〈2020年5月31日〉

2020年05月31日 08時30分00秒 | 記事


晩夏を飾る今年の花火大会は中止(写真は昨年)


 御坊市は29日、新型コロナウイルスの影響で今年8月の花火大会を中止すると発表した。毎年、日高地方の晩夏を飾る花火大会は市民だけでなく、周辺地域住民も楽しみにしている御坊市最大のイベントだが、毎年、会場周辺は多くの人でごった返すため、3密回避のコロナ感染予防対策が徹底できないことに加え、コロナの影響で地域経済に大きな影響が出ている中で市民や事業者等から寄付金を募れないのが理由。平成6年から始まった花火大会は、順延になったことは一度あるが、中止になるのは初めて。

 花火大会は、平成6年の市制施行40周年を記念して御坊商工会議所主催で始まった。その後、10年間続けたが資金集めが困難となり、15年を最後に一旦中止が決まったが、市制施行50周年の16年に継続を求める市民の声を受ける形で柏木征夫市長を先頭に市内各種団体が協力する実行委員会をつくり、毎年、市民や各種団体、企業から寄付を募ることで継続している。
 日高地方の晩夏を彩る花火大会として「子どもに夢を!」を合言葉に、8月下旬の土曜日に日高川河川敷で2400発の花火を打ち上げている。毎年、会場やその周辺には約4万人の見物人が集まり、大玉の連発や乱れ打ち、仕掛け花、クライマックスの水上自爆とスターマインの共演に歓声を上げている。
 今年も予定通り実施する予定だったが、コロナの感染拡大で一変。国が全国都道府県に出していた緊急事態宣言はすべて解除され、終息に向かっているが、第二波がいつ発生するか分からず、先が見通せないことに加え、仮に第二波が発生していなくても不特定多数の人でごった返す会場や周辺でソーシャルディタンスなど感染予防対策を徹底するのは困難と判断。
 さらにはコロナの影響で地域経済が疲弊し、国民全員に一律10万円が支給され、売り上げが減少した事業者に支援金を支給している中で、毎年、市民や各種団体、事業者の協力で集めている1100万円前後の寄付金を「集められる状況にない」ことも大きな理由。
 平成6年から27回目にして初の中止に、柏木市長は「楽しみにされていた市民の皆様、大会を支えていただく協賛者、関係団体の皆様には大変申し訳なく、残念でなりません。皆様の安心安全を最優先に考えた決断であり、ご理解いただきたい」と話している。


来年以降も継続
次期市長の三浦氏

 先日の市長選で初当選し、11日に初登庁する三浦源吾・次期市長は30日、本紙取材に対して「私も毎年、親族や知人と一緒に庭からながめる花火を楽しみにしているので、コロナによる中止は大変残念です。市民の皆さんが楽しみにしている花火大会なので、私が市長になっても続けていきたい」と話した。
 実行委員会メンバーの中から「今までの手法とは違う趣向を変えた花火大会を提案していきたい」との意見も出ている。


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由良町地域おこし協力隊の橋本さんがオンライン教育準備 〈2020年5月30日〉

2020年05月30日 08時30分00秒 | 記事


オンライン教育に取り組む協力隊の橋本さん


 由良町地域おこし協力隊の橋本美奈さん(31)=大阪府出身=が、オンライン教育の実践に向け準備を進めている。新型コロナウイルスで一次産業が打撃を受けていることから、インターネットを通じ地域と教育を結びつけようと発案。第一弾は「食と農」で、特産物のミカンを取り上げ、農業者の協力を得て選果の模様を動画で流すなどテスト配信を実施。コンテンツが整えば年内に開始する予定だ。

 橋本さんは地域おこし協力隊に応募し2年前に同町に移住、町内の観光振興などに取り組む。
 コロナの感染拡大で緊急事態宣言や休業要請が出され、地域経済が止まった。観光客で賑わうはずのGWごろ、地元の漁業者から「魚が売れない」との話を聞き、ネットを活用した販売法を探ることに。コロナで外出自粛や休業せざるをえなくなったが、一般に「オンライン」が浸透し始めたことから、関心のあったオンライン教育と結びつけようと考えた。
 テーマは「一次産業のものづくりに対する思い」。協力隊になって間もなく和歌山大学で聴講生として「食農」を学び、予想以上に若い人が農業に興味があると実感。都会に行くほど農業がどういうものか知られていないと感じ、子どもたちの将来の選択肢になればと、オンライン教育からのアプローチを考えた。
 フェイスブックで教育に関心のある保護者と知り合ったこともあり、テスト配信を実施。1回目は神奈川、群馬、岐阜、奈良の親子に向け、「ミカン」をテーマに地元の農業者を講師に迎え、スーパーに商品が並ぶ前段階として農家が果実を選別、選果場でも機械や人の目を通して大きさや糖度、傷がないかチェックし、規格外の果実はジュースなど加工品として販売されていると紹介。
 農家が選別している様子を動画で流し、最後に子どもたちの質問に答える内容で45分~60分にまとめた。事前学習として予習した子どもたちから質問を受け付け、授業後は復習につなげていく。
 地域との結びつきでは、農作物をネットの販売サイトに掲載しPR、オンラインで商品と地域を結びつける教育内容をライブ配信し、限定URLを通じて商品を購入してもらうのが狙いで、教育と同時に農業者の利益にもつなげたい考え。課題は仲間を増やすことで、一次産業に携わる農業者、都会とのネットワークを結ぶ協力隊の存在が必要だという。
 橋本さんは「オンライン教育への期待は地域が生き生きすること。コロナで外部と距離をとらなければならないだけに、利用してもらえるコンテンツにしたいと考えています。地域の方々にも、あいつ(私)に言えば何とかしてもらえると思ってもらえるようになりたい」と意欲を見せる。


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みちしおの湯6月1日から再開 特産コーナー一新、20周年イベントも対応 〈2020年5月29日〉

2020年05月29日 08時30分00秒 | 記事


再開へ向け、リニューアルした特産品販売コーナー


 日高町は、新型コロナウイルス感染拡大から国の緊急事態宣言を受け、休館していた町立温泉館「海の里」みちしおの湯を6月1日から再開させる。施設内の特産品販売コーナーを従業員の人材を派遣している町地域振興(株)がリニューアルさせて準備。今年6月に開館20周年を迎えるにあたり計画していた記念イベントも一部で変更させて対応する。

 新型コロナウイルス感染症が全国的に広がりを見せる中、国が緊急事態宣言を出したのに伴い、外出自粛を促す傾向を受け、総合的に判断して同館を4月18日から5月6日までを休業と決定。途中、国の緊急事態宣言の延長に伴い、同館の休業も5月31日までとしていた。
 この間、再開へ向け、施設内にある特産品コーナーを広げて新たな棚を設置し、これまで「さばコロッケ」やなた豆関連商品、黒竹民芸品など20品だった商品のラインナップをミカンや南高梅、じゃばらのジュレなど50品増やして充実。冷凍庫だけだったのを冷蔵も併設させた設備を置き、観光客に贈ったりするクエや黒竹など特産品が描かれた鉢巻きを額に入れて飾り、地域の特色を出している。
 一方、20周年記念関連で、今年5月1日から来年2月28日までの10カ月間計画の、1回の来館ごとにカードにスタンプを捺印するイベントは、初月の5月が休館のため、6月からスタートさせた9カ月間に。1カ月に押せるのは2回までのためスタンプカードはすべてで18個とする。すべて集めた入館者に、中学生以上であれば大人回数券(12枚綴り6000円分)、3歳以上小学生以下だと小人回数券(25枚綴り6000円分)をプレゼントし、回数券の贈呈は1人1綴りだけ。開館月の6月に限定して入浴したすべての人に20周年記念タオルを無料で贈呈する企画は変わらず実施する。
 新型コロナウイルス感染予防対策に受付窓口にアクリル板のシールドを設けて、リラクゼーション空間の板間や和室は机や椅子を少なくして、空間を広く取れるように対応。従業員は出勤前に体温測定してマスク着用、手すり等には定期的な消毒するなど徹底する。来館者にもマスク着用や備え付けの消毒液での手指消毒など協力を求める。
 町民有志でつくる「みちしお会」が運営する同館併設の「みちしお亭」も同館の開館に合わせて、再開することになっており、町担当者は「来館者にはご理解を得ながら、運営していきたい」と話している。


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日高川町「ゴンパチ」栽培普及に貢献 バイオセンター中津が優良株増産 〈2020年5月28日〉

2020年05月28日 08時30分00秒 | 記事


バイオセンター中津が増産したイタドリの優良苗「東牟婁3」


「ごんちゃん漬け」の愛称で親しまれる日高川町美山地区特産品の原材料となるゴンパチ(イタドリ)の栽培方法を確立した県林業試験場(上富田町)が、県内から集めた品種の中から優良種を見つけ、同種をバイオセンター中津がバイオ技術を使って量産に成功。栽培や加工に適した「東牟婁3」と名付けた品種を加工品に取り組む各地の栽培グループや栽培者に1日から提供する。休耕地が激増する中、山間地域などの新たな栽培品目として脚光を浴びており、バイオセンターが栽培普及に一役買う。

「ごんちゃん漬け」が名物の日高川町美山地区にも以前は多くのゴンパチが自生していたが、自生物が激減。地元のグループが一時は栽培に取り組んだが、成功しなかった。そんな中、平成20年からゴンパチの栽培方法を研究してきた県林業試験場が栽培方法を確立し、町生活研究グループが国補助事業を活用して弥谷、熊野川両地内の遊休農地で栽培を始めてゴンパチ栽培が軌道に乗った。その後、山間地域などの新たな栽培品目として注目が高まり、県内はじめ高知県などから視察が相次ぐなど栽培が普及している。
 栽培方法を研究した県林業試験場は、県内から集めたイタドリの中から太くて収量が多く、皮むきなどの加工に適した優良品種を選抜。同試験場が組織培養で増やした約20苗をもとにバイオセンター中津が増殖に成功した。同センターではすでに約4000苗まで増産。イタドリの植栽に適した梅雨時期に合わせ1日から購入予約を開始し、15日から1苗50円で販売する。
 ゴンパチは、全国各地に広く自生する山菜で、タケノコ状の若芽が食べられ、県内は紀南地方が中心、全国では高知県などごく一部地域で食用に用いられている。昭和60年ごろ、このゴンパチを特産品に出来ないかと考えた旧美山村生活研究グループのメンバーが、3年がかりで、塩漬けした「ごんちゃん漬け」の開発に成功。昭和63年4月、椿山ダム畔に誕生した産品所の開所記念で発売開始すると、予想以上のヒット商品となり、県外に知れわたる特産品になった。
 予約と購入の問い合わせはバイオセンター中津(電話54・0095)へ。


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御坊市 最大20万円の企業者応援給付金 来庁申請予約制、一日26件限定 〈2020年5月27日〉

2020年05月27日 08時30分00秒 | 記事

 御坊市は、新型コロナウイルスの影響で1カ月の売り上げが前年同月比で30%以上~50%未満減少した法人、個人事業者に最大20万円支給する企業者等応援給付金の申請方法など詳細を決め、25日に市のホームページに掲載した。申請期間は6月1日から8月31日まで。感染予防のため、来庁の窓口申請は完全事前予約制とし、一日最大26件に限定して受け付ける。
 国から交付される地方創生臨時交付金を活用。国の持続化給付金、県の事業継続支援金の要件は「1カ月の売り上げが50%以上減」のため、これから外れる「30%以上~50%未満減」を対象に最大20万円支給する独自の支援策。予算枠は500件分の1億円で、予算枠を超えた場合は追加補正して対応する。
 対象は(1)市内に本店を有する法人(2)市内に住民登録し、かつ市内で事業を行っている個人事業者(確定申告・市県民税の申告時に営業収入または農業収入を申告している人)。中小企業基本法に規定された業種(製造業、建設業、運輸業、卸売業、サービス業、小売業など)で、農林水産業も含めほぼすべての業種があてはまるという。
 給付条件はコロナの影響で(1)今年1月から5月までの期間のいずれか1カ月における売り上げが前年同月と比べて30%以上減少している(2)今年1月から5月までのすべての月の売り上げが前年同月と比べて50%以上減少していない(3)市内で過去に1年以上継続して事業を営み、かつ今後も1年以上営む予定(4)国民健康保険税を含む市税の滞納がない-をすべて満たす。
 申請方法は来庁の窓口申請と郵送申請の二通り。窓口は市役所2階に開設し、完全事前予約制。窓口は2つ設けるが、コロナ感染予防で人数を制限して受け付ける。受け付けにかかる時間は1件あたり30分を想定しており、一日あたり最大で26件。事前予約時に来庁日時を調整する。郵送の場合は市のホームページ、商工振興課で申請書を取得し、添付書類をつけて申し込みを。
 給付金とは別に中小企業信用保証料補給の申請も受け付けている。問い合わせは商工振興課(電話23・5531)へ。


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