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美浜、日高、由良連携チーム 世界最大動画共有サイトで第2弾 どんぶリーマン「あかもく丼」食す 〈2019年8月31日〉

2019年08月31日 08時30分00秒 | 記事

  美浜町、日高町、由良町、日高振興局による観光連携チーム「PROJECT24」は30日から、各町名物丼のPR動画「どんぶリーマン」の第2弾・あかもく丼を世界最大の動画共有サイト「ユーチューブ」で配信を始めた。今回取り上げた海藻の一種のアカモクは、含まれる成分に整腸作用や美容作用などを持ち健康ブームも重なって注目されており、同動画も忙しいサラリーマンが昼食で丼をかき込むコンセプトで面白いと人気上昇中。若者中心に産品のPRに期待がかかる。

 PR動画配信を導入し、各町に産物を生かした名物丼があることに注目。多忙な現代社会を生きるクールなサラリーマンにとって、少ない時間のランチの味方となる丼をコンセプトに「どんぶリーマン」を企画。初回は7月10日から美浜町アメリカ村食堂「すてぶすとん」のシラスとサケを乗せた「すてぶす丼」を取り上げた。
 第2弾の「あかもく丼」は由良町吹井の平佐館の協力で撮影し、動画(2分17秒)をアップ。ほかほかのご飯にアカモクとともにシラス、アボカド、花がつおをトッピングしたものに、生卵を割り、醤油をかけて食べるサラリーマンの様子を写し、もう一つ注文の錦糸卵やトマト、ネギなどを乗せた「あかもくそうめん」も食べて紹介している。
 県内では初めて紀州日高漁業協同組合が「紀州あかもく」として商品化に成功しており、アカモクのねばねば成分にふんだんに含まれる食物繊維の一つ「フコイダン」が整腸作用や抗酸化作用、美容作用などの効果がある健康食品として注目の一品。
 同チームは当面、「どんぶリーマン」の動画投稿を月1回程度目指す。ユーチューブは若者中心に広く視聴されている動画共有サイトだけにPRにも効果は大きく、動画はURLから入れるが、以前に掲載の「すてぶす丼」も残るので、すでに「どんぶリーマン」と入れれば検索できる。今後、丼以外に配信内容を変えることも検討したいという。
 同チームは、3町にまたがる観光道路とされる県道24号御坊由良線にちなんで命名。平成30年12月から各町産業建設課の観光担当者と日高振興局の職員、地域おこし協力隊のメンバーの9人で構成してユーチューブやフェイスブックなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の活用で観光地、名所の写真等アップでプロモーション活動に取り組んでいる。


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2019年7月 データバンク

2019年08月31日 08時29分59秒 | データバンク

1日
御坊署から派遣の部隊が20カ国・地域首脳会合開催地周辺警備から帰隊

3日
日高川町江川大規模復旧大半完了

4日
県小学生陸上競技選手権大会男子5年100メートルで瀧本瑛太君(松原小5年)が優勝、全国出場決める参議院通常議員選挙公示御坊市、日高郡、和歌山市をロケ地とした地方創生のための映画「ソワレ」撮影へ向け、外山監督ら道成寺で成功祈願

5日
松本秀司日高町長が金谷成子さんの100歳祝う久留米啓史日高川町長が阿部ナミヱさんの白寿祝福日高附属中生徒と中国の小中学生が交流

6日
産湯海水浴場海開き

7日
日高川洪水対策で野口橋~天田橋間で樹木伐採へおんぱく2019開幕日高マリナーズがオリックスバッファローズカップへ。和歌山・奈良代表決定戦制す全日本ゲートボール選手権大会県予選で美浜町の美浜煙樹が優勝し、全国大会出場へ

9日
仁坂吉伸知事に県道御坊由良線整備促進協議会が整備促進要望

10日
美浜町、日高町、由良町の観光連携プロジェクトチーム「PROJECT24」始動GOBOプロジェクト協議会4チームが活動方針示す

11日
印南町内全小学校で空調完備全国高校総合文化祭美術・工芸部門に、紀央館高校美術部、鈴木菜々さん(3年)の作品が県代表作品で展示へ

12日
JA紀州移動スーパー「とくし丸」が全国初の現金出金開始

13日
建設事業関係功労者等国交相表彰に(有)ハウジングギャラリー代表取締役の角幸彦さん=湯川町小松原=

14日
全国高校総合文化祭の大会テーマ毛筆表現・横書きで紀央館高校3年の手島千奈さん、イメージソング曲で日高高校3年の田端志帆さんが最優秀賞

15日
日高港塩屋緑地「Sioトープ」の親水池にメダカやザリガニなど20種30匹放流

16日
ベトナムの若者に人気の女優、ガンさんが日高町へ来町近畿府県町村議会議長会会長に堀口晴生印南町議長「海の日」国土交通省海事功労者等表彰式で(株)南洋開発グループ第三港湾建設起重機船船長の岡田照吾さん(美浜町)が国交相表彰

17日
厚生労働省医薬・生活衛生局長表彰に、日高食品衛生協会常任理事の谷口卓司さん=御坊市=日高川町美山支所新庁舎建設地鎮祭

18日
柏木御坊市長らが会津若松市長と再会し、交流促進

20日
県中学校総合体育大会相撲競技個人戦で前田哉君=箕島中2年、名田小出身=が初優勝、全国大会へ県小学生相撲大会で井ノ上力也君=野口小6年=が全学年制覇達成、関西ブロック予選へ

21日
日高広域観光振興協議会の「ひだかさんぽからの贈り物キャンペーン」入選賞「グッと賞」5点決定参議院議員通常選挙投開票。和歌山選挙区は自民現職で経済産業大臣の世耕弘成氏5選小学生ソフトテニスの全国規模の大会で日高勢健闘

22日
伝統の原谷黒竹を守るおんぱくプログラムで、休耕田に苗植える

25日
日高町農村環境改善センター大規模改修着工

26日
日高川町が町有地の宅地用売却に本腰御坊市島の下川沿線5町内会が下川浸水対策を要望県中学総合体育大会陸上競技共通男子砲丸投げで大成中3年の岩城結太君が標準記録突破で全中初出場県中学総合体育大会柔道競技の男子個人55キロ級で切目中3年の杉本気翼君、60キロ級で箕島中2年の尾崎一智君=由良町里=が全国出場決める

28日
NPBガールズトーナメント2019全日本女子学童軟式野球大会に出場する県選抜チームに日高地方から4選手メンバー入り印南町真妻地区有志の「真妻やまびこ塾」が県内最大の電飾ツリー点灯栄養関係功労者厚労相表彰に管理栄養士の谷川幸子さん=御坊市=全日本小学生ソフトテニス選手権大会団体女子の部で準優勝の和歌山に印南ジュニアの浜本琴心さんメンバー入り

29日
第5回アジア・オセアニア高校生フォーラム開会式に日高高校の2人が参加夏の高校野球和歌山大会で優勝の智辯和歌山に管内出身3選手ベンチ入り、甲子園へ県中学総体バスケ男子優勝の吉備中に日高地方出身の6選手メンバー入りかつお節発祥の地を全国発信しようと印南町商工会が委員会設置

31日
全国高校総合文化祭・2019さが総文書道部門で紀央館高校3年、山本鮎美さんの作品が特別賞


美浜町三尾再生 「カナダがもっと好きになった」 祭りでプレゼン、現地日系人と交流も 〈2019年8月30日〉

2019年08月30日 08時30分00秒 | 記事

 三尾再生を目指す美浜町の地方創生プロジェクトC「日ノ岬・アメリカ村の再生とふるさと教育」の一環で、8月1日から1週間、語り部ジュニア13人が使節団としてカナダを訪問した。日系人が集う祭りで三尾をPRするパフォーマンスを見せたり、かつて三尾から大勢が移民したスティーブストンやバンクーバーで移民子孫ら日系人にインタビューしたりして、カナダの文化や移民の歴史を体感。移民家族らの世代交代が進み三尾とカナダの縁が薄まりつつある今、改めて「三尾とカナダの架け橋に」と、人的交流でつながりを深めた。

 語り部ジュニアは、アメリカ村移民の歴史や日高地方の歴史・文化を英語でガイドする力を身に付けようと、養成講座「Let’s KATARIBE」で学ぶ児童生徒ら。昨年4月に開講し、小学5年生から高校3年生まで(開講当時)20人足らずが、独自製作の教科書「Food for Thought(思考の糧)」に沿い、旧三尾小学校で授業を受けてきた。夏合宿で外大生と交流したり、来町した日系米国人大学生を英語で案内したりと、フィールドワークでも実践学習。今回のカナダ訪問は、そんなこれまでの学習の集大成となった。
 一番の旅の目的は、3日目、かつて日系人が暮らした町で今なお年に一度催されている、日本人のアイデンティティを呼び起こす祭り「パウエル祭り」で、アメリカ村移民の歴史や三尾の風景、人情を、動画やプレゼンテーションで発表すること。語り部ジュニアらはそろいの波模様の法被を着て、会場に集まった50人の日系人らを前に堂々と発表。江戸時代に三尾の漁師らが房総半島まで漁に出て持ち帰り今に伝わる房州音頭を、出席者とともに踊って、会場は大いに盛り上がった。
 2日目は、県人会との交流会に臨み、移民らの三尾への思いなどインタビュー。リッチモンド市役所を表敬訪問し、議員や市長代理から歓待を受け、籔内美和子町長から預かった親書を手渡した。
 5日目は、戦前、カナダ・バンクーバーに実在した日系人野球チーム「バンクーバー朝日」の流れを組む現地の少年野球チーム「バンクーバー新朝日軍」のメンバーら70人と、公園でピザパーティー。中には日本語の分かる選手もいて、語り部ジュニアらは日本語と英語でおしゃべりを楽しみ、ムカデ競争などのゲームで一緒に遊んだ。 
 旅の途中、美浜町の元ALT・エミリーさんや、今春、印南中学校を退職し、カナダに留学中の千原一晃教諭らと合流するなど、うれしい出会いも。カナダでの滞在の様子は、現地のウイークリーペーパー「バンクーバー新報」でも大きく報じられた。
 語り部ジュニアらは「また行きたい」と、以前よりもっとカナダが好きになった様子。使節団長の柳本文弥さんは「今回の訪問で、子どもたちは成長した」と語り部ジュニアらの頑張りと旅の成果をたたえた。
 一行は9月5日、役場を訪ね、籔内町長に旅の成果を報告する。NPOでは今後、旅の内容を地域の人らにも広く知ってもらいたいと、報告会も計画している。


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小学生相撲関西B大会 井ノ上力也君(野口小6年)準優勝、全国へ 強豪退け初出場の切符つかむ 〈2019年8月29日〉

2019年08月29日 08時30分00秒 | 記事

 

個人戦で活躍した井ノ上力也君


 令和元年度JOCジュニアオリンピックカップ第32回全日本小学生相撲優勝大会関西ブロック大会は25日、京都府立伏見港相撲場で開き、個人戦6年生の部で井ノ上力也君=野口小、154センチ、56キロ=が準優勝。決勝で敗れたものの持ち前の低い姿勢からの攻めで、全国レベルの大会でも上位に入る強豪を退け、初の全国大会出場の切符を手にした。

 個人戦6年生の部には各地方予選を勝ち抜いた23人が出場。トーナメントで競い、3位入賞(ベスト4)以上が12月1日に東京都の両国国技館で行う全国大会に出場できる。
 井ノ上君は初戦の2回戦で麻田遥人君(大阪B)に寄り倒しで白星。3回戦の井上耀君(京都C)には組み手を許し、持ち前の下から突き上げる攻めを封じられたが、最後は得意の下手投げを決めた。準決勝の武甕悠介君(京都B)には本来の相撲を取り戻して優位に試合を進め、引き落としで土をつけた。決勝は何度も対戦している奥田蒼真君(大阪A)。攻めの姿勢を崩さず粘りを見せたが、最後は押し出しで敗れた。
 井ノ上君は、わんぱく相撲御坊場所で年中から出場して8連覇を達成、小学1年から有田少年相撲育成会に入って相撲の基本から学び、めきめきと頭角を現し、4年から出場権が与えられる「わんぱく相撲全国大会」へは6年まで連続出場し、県レベルの各種大会で優勝するなど活躍。
 井ノ上君は「今大会は自分の相撲がとれたので良かったが、決勝戦で負けたので悔しい」と話し、初出場となる全日本小学生相撲優勝大会には「上を目指し、負けた相手にリベンジしたい」と力を込めた。


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印南町 日裏勝己町長、任期満了まで半年切る 9月議会で3選出馬表明か  〈2019年8月28日〉

2019年08月28日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(令和2年2月23日)に伴う印南町長選挙まで半年を切った。現職の日裏勝己町長(68)は現段階で次期町長選への態度を明確にしていないものの3選出馬の可能性は高いと見られる。1期目同様に近く開会する9月議会で態度表明すると見られ、日裏町長の態度表明後は対抗馬が現れるかが注目となる。

 1期目の同期には町商工会をはじめとする各種団体、地元真妻地区区長会(松原、丹生、崎ノ原、皆瀬川、小原、西神ノ川、田ノ垣内、上洞、川又)ら多くの区から出馬要請が来ていたが、今回は3月に元村区が行っただけ。各種団体は様子見の構えだが、9月議会での態度表明に向けて今後出馬要請が相次ぐことも予想される。
 3月の元村区からの出馬要請の際、日裏町長は「身に余る光栄で大変ありがたい。町民のために任期を精いっぱい頑張りたい」と3選出馬への態度は明確にしなかった。26日の本紙の取材にも日裏町長は「切目川ダム完成、わかやま国体(自転車ロードレース、ゴルフ競技)の開催、高台への新庁舎移転建設、防災・減災対策、教育環境インフラ整備、高齢者福祉対策など今しなければならない喫緊の課題について議員、町民の皆様のご理解、ご協力を得ながら取り組んできた」と町長就任からの7年半を振り返り「人口減少対策、町の活性化、安全・安心の確保など重要課題も山積している。町民の皆様とともに、誰もが実感できる5つのまちづくり『誇りあふれる郷 いなみ』を創り上げる決意を新たにしている」としながらも「今はただ残された任期を緊張感もって務めていきたい」と述べるにとどめた。
 次期町長選まで半年を切った中で出馬表明している人はいないが、日裏町長の3選出馬の可能性は高いと見られ、1期目同様に9月議会で態度を明確に示し出馬表明となりそうだ。一方、対抗馬の動きは現時点でないものの前回、前々回と現職と新人の一騎打ちが続いており、前回敗れた新人を擁立したグループの動向が注目となる。前回、前々回とともに新人の出馬表明は師走に入ってからで、年内いっぱいは目が放せい状況が続く。


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御坊市 晩夏彩る花火大会に4万人 大玉やスターマイン、水上に歓声 〈2019年8月27日〉

2019年08月27日 08時30分00秒 | 記事

 スターマイン、水上自爆の共演


 日高地方の晩夏を彩る御坊市花火大会は24日、日高川河川敷で行われ、今年も「子どもに夢を!」を合言葉に2400発のきれいな大輪の花を夜空に打ち上げた。時折小雨がぱらつく天候となったが、会場やその周辺には4万人(主催者発表)の見物人が集まった。大玉の連発や乱れ打ち、仕掛け花火などが間断なく打ち上げられ、見物人から歓声や拍手が湧き起こり、クライマックスは迫力ある水上自爆とスターマインの共演に酔いしれた。

 花火大会は見物客のカウントダウンで午後8時10分にスタート。「祝御坊市花火大会」の文字が入った仕掛け花火を皮切りに早撃ちや大玉20連発、乱れ打ちなど趣向を凝らした色とりどりの花火が間隔を置かずに次々と夜空に打ち上げられた。上空の風が弱いため煙が流れず、花火が見えにくくなる場面もあったが、打ち上げられるきれいな花火に堤防道路などに集まった見物人から「すごい」「きれい」と歓声を上げた。
 クライマックスの水上自爆とスターマインの共演では、ボルテージは最高潮に達し、迫力ある大音響と光に興奮していた。会場周辺には浴衣姿の若者、家族連れらが詰めかけ、人でごった返し、堤防道路の露店もにぎわった。実行委員会は「多くの市民の皆さんのご協力、ご支援で今年も盛大に開催でき、無事に終了したことに感謝とお礼を申し上げます」とした。
 運営費は打ち上げ花火1000万円、警備等350万円の計1350万円。基金は残っているが、1年でも長く継続させるため、市の運営補助90万円を除いた1260万円を目標に企業や各種団体、市民に協賛金を呼びかけ、332団体、74町内会、個人526人から総額1153万4748円が集まり、今年も目標額をほぼ達成した。


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御坊市総合計画 10年間で満足度(40項目)向上したか 第5次策定へ今年度で成果検証 〈2019年8月25日〉

2019年08月25日 08時30分00秒 | 記事

 人口減、少子化が大きな課題の御坊市


 御坊市は、令和2年度に策定する第5次総合計画(令和3年度~12年度)に向け、28日に策定本部初会合を開き、今秋、市民アンケート調査を行い、結果を参考に今年度中に第4次計画(平成23年度~令和2年度)の成果と課題を検証し、第5次計画につなげる。第4次計画では市民アンケート調査で示された施策の不満度を10年間で半減させ、満足度を上げることを目標とした成果指標を初めて採用。指標は40項目あり、どの程度不満度を減らし、満足度を上げられたが注目される。

 第4次計画は「人と自然と産業が調和し、まちが輝き笑顔あふれる元気な御坊」を将来像に掲げ、5本柱のまちづくり目標と各種施策の基本方向を明示。基本計画では持続可能なまちづくりと市民満足度の向上をめざすことを大きな柱に掲げ、成果指標として市民アンケート結果で聞いた満足度について、10年間で不満度(不満、やや不満を合わせた数値)を半減させ、満足度(満足、やや満足、どちらとも言えないを合わせた数値)をアップさせる数値目標を初めて採用した。
 成果指標は6分野40項目あり、今秋実施する市民アンケート調査で、平成21年度に実施した同調査と同様に5段階評価の設問で施策の満足度を聞く。調査は20歳以上の2000人(無作為抽出)を対象に10月から始め、その結果をもとに策定本部で成果と課題を検証するとともに、今後の基本的な方向をとりまとめ、来年4月から第5次計画の基本構想、基本計画の策定作業を進める。策定に当たっては前回同様市民ワークショップや審議会の意見を聞き、来年度末に策定する。
 第4次計画基本構想では令和2年度の人口目標を2万5000人に設定していた。推計人口は2万4100人だったが、企業誘致や子育て環境の充実、御坊の魅力を高め発信することなどで転入増加と転出抑制を図り、推計人口より多い目標値を掲げたが、7月末現在2万3278人で達成できず、この点についてもどう総括するか。
 満足度を上げる成果指標は次の通り。
 保育園・幼稚園=平成21年85%↓令和2年93%▽小中学校教育=80%↓90%▽青少年の健全育成支援=85%↓93%▽生涯学習の充実=93%↓97%▽スポーツ施設整備・活動支援=78%↓89%▽文化施設整備・文化活動支援=84%↓92%▽女性への支援=82%↓91%▽地域・ボランティア活動支援=87%↓94%▽福祉施設=66%↓83%▽子育て支援=75%↓88%▽高齢者福祉サービス=69%↓85%▽障害者福祉サービス=78%↓89%。
 健康づくり=86%↓93%▽病院・医療施設の充実=64%↓82%▽休日夜間等の救急医療=66%↓83%▽消防・防災対策=87%↓94%▽交通安全への取り組み=85%↓93%▽防犯対策=77%↓89%▽環境保全対策=79%↓90%▽し尿・ゴミ収集処理=80%↓90%▽農林業振興=83%↓92%▽水産業振興=86%↓93%▽工業振興=78%↓89%▽商業振興=69%↓85%▽観光振興=75%↓88%。
 まちなみ・周囲の景観=75%↓88%▽公園・遊び場整備49%↓75%▽下水道整備=65%↓83%▽住宅対策=80%↓90%▽道路整備=67%↓84%▽バス・鉄道等の充実=64%↓82%▽行政への住民参加体制=84%↓92%▽広報活動=85%↓93%▽行財政改革=59%↓80%▽行政の住民対応=63%↓82%。


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県高校ユース陸上 川口翔(紀央館)井戸良(日高)両君が大会新V 日高男子リレーら優勝と大健闘 〈2019年8月24日〉

2019年08月24日 08時30分00秒 | 記事

 第52回県高校ユース陸上競技対校選手権大会は16日から18日まで紀三井寺陸上競技場で開き、1年男子やり投で紀央館高、川口翔君が56メートル58の大会新記録をマークし優勝。2年男子砲丸投では日高高、井戸良君も14メートル55の大会新記録で優勝し円盤投も制した。このほか、日高男子リレーチームと日高、紀央館の5選手が優勝と健闘した。

 大会新をマークした1年男子やり投の川口君は1投目で53メートル93を出し自己ベスト(52メートル22)を更新。最後の6投目で56メートル58と再び自己ベストを更新、大会記録(52メートル10)を4メートル以上も塗り替えた。
 川口君は「自己ベストは出せたけれど記録はまずまず。2年生の神島の選手が6投目で54メートル台を出したので負けられないと思い、イメージ通りに投げました。近畿は60メートルを出し優勝争いに加わりたい」と話した。
 同じく大会新を出した2年男子砲丸投の井戸君は、2013年に北亦雄成選手(当時紀央館)が出した大会記録13・96メートルを塗り替えた。男子円盤投げでも井戸君は、41・59メートルを投げ優勝し2冠を達成した。
 腰のケガが癒えての復帰戦で、2種目で優勝を果たしたものの「去年のほうが飛ばした。よくなかった。全然飛ばなかった。砲丸も円盤もダメダメ」と本調子を取り戻せておらず悔しい様子で「近畿は両種目で自己ベストを出しベスト8に残りたい」と完全復活を目指す。
 このほか、日高高関係で男子リレーと男女2選手、紀央館関係で男女3選手が優勝を飾った。
 紀央館の小林聖君は1年男子砲丸投で13メートル83、同円盤投でも自己新記録・37メートル65をマークし2種目で優勝。砲丸投は2投目の記録が自己ベスト(13メートル91)にわずかに届かなかったが優勝。円盤投は1投目で自己新記録をたたき出し、2位の選手に8メートル以上の差をつけ堂々の2冠を達成。「砲丸は試合中にうまく修正できず記録が伸びなかった。円盤は練習ではもっと出ていたのでまずまず。近畿は砲丸が14メートル50以上、円盤は38~39メートルを出しベスト8に入りたい」。
 2年男子ハンマー投の畑原涼汰君(日高)は48・47メートルを投げ優勝。自己ベストの51メートル60をあと1メートル伸ばせば日本ユースを狙えると大会に臨んだが、強いプレッシャーに押され「全くよくなかった。近畿大会は52メートルを投げられたら。決勝には残りたい」と再起をかける。
 共通男子4×100メートルリレーは日高が43秒01で接戦を制した。メンバーは西谷勇紀、堀本歩希、南敦也、田端瞭の4選手で今回初めてチームを組んだ。4人は「優勝を狙ってた。タイムはあんまり。42・50秒にいきたかった。近畿はチームベストを尽くし準決勝進出を目指したい」。
 1年女子砲丸投の岡本月菜さん(紀央館)は10メートル21をマークし優勝。2投目以降ファールが続いたが、最後の6投目で自己ベスト(10メートル39)にわずかに届かなかったが、2位に3メートル近い差をつけた。「身体は動いていたけれど気持ちが追いつかなかった。近畿は3位以内に入るのが目標」。
 同女子ハンマー投の森口菜々子さん(日高)は31メートル71をマークし優勝。中学時代は砲丸投と円盤投の選手で、高校に入学後、顧問教諭の勧めでハンマー投げを始めた。競技を始めて5カ月で技術が定着していないが伸びしろは大きい。「近畿は35メートルを超えたい」と目標を掲げ臨む。
 2年女子200メートルの野村真佑さん(紀央館)は26秒56と自己ベスト(26秒53)に迫る好記録で優勝。軽く流したという予選は27秒01で2位通過、決勝は好スタートを切り終盤でスパートをかけ0・05秒差で2位の選手を振り切った。「近畿は25秒前半で予選突破を狙いたい」と話した。
 このほか、管内関係で2年女子3000メートルで智辯和歌山、福居夏帆さん(大成中出身)が10分24秒19をマークし優勝した。
 各種目とも上位3位が9月13日から15日まで紀三井寺陸上競技場で開く近畿高校ユースに出場する(2位以下の管内入賞者は後報)。


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印南町 スムーズに通行、安全を確保 利用者が多い町道整備に着手 〈2019年8月23日〉

2019年08月23日 08時30分00秒 | 記事

左折レーンや歩道を設けるなど整備(町道梅ノ坪水越線)


  印南町は、印南地内の交通量が多く、通学路にもなっている町道の拡幅工事に着手した。町道周辺には町体育センター、町公民館、印南小学校、印南郵便局の公共施設やAコープ、ココカラファインの商業施設など集中し、車の交通量はもちろん、通学児童や買い物客など人通りも多く、車両のスムーズな通行や歩行者の安全確保を図るため拡幅し歩道を設置する。総事業費は1億6000万円で今年度中の完成をめざす。

 整備工事に着手したのは、かえる小橋西詰めの町道印南山口線と、同線と交差するAコープ方面に向かう町道梅ノ坪水越線。そして梅ノ坪水越線と交差するココカラファイン印南店から印南小学校に向かう町道印定寺中学校線。
 幅員4メートルの梅ノ坪水越線は印南山口線との交差点近くを隅切りして幅2メートルの左折レーンを設けて交差点のスムーズな通行を図るほか、延長約40メートルの歩道(幅2メートル)も設ける。同線からの歩道を印南山口線にも30メートルのわたってつなげて歩行者の安全を確保する。
 印定寺中学校線はココカラファインから印南小学校近くまでの延長190メートルで実施。幅員3メートル余と車両の対向が難しいため幅員を5メートルに拡幅。また児童の通学路でもあり、車道との区切り柵を設け幅1~1・5メートルの歩道を設置する。
 梅ノ坪水越線は工事のためAコープまで約50メートルが9月2日から6日の期間、午前9時~午後5時まで通行止めとなる。その他の時間帯は片側通行。町建設課は「工事期間中は不便をおかけします。一日でも早い完成に努めたい」と理解と協力を呼びかけている。
 工事の設計は(有)ヤマニシ=御坊市薗、山西智之代表=。施工は梅ノ坪水越線・印南山口線は(株)谷口建設=同町川又、谷口博=、印定寺中学校線は(有)杉本組=同町西ノ地、杉本憲昭代表=。


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日高川町かわべテニスコート 30日入札、来年度中にドーム化 災害時の救援物資集積等にも利用 〈2019年8月22日〉

2019年08月22日 08時30分00秒 | 記事

かわべテニスコートのドーム化予想外観図


  日高川町は、町村合併当初から整備を検討してきた、かわべテニス公園コート6面のドーム化事業の本体工事入札を30日に行い、来年度中の完成を目指して、いよいよ本体工事(約7億円)に着手する。同公園の北側6コートに設けられた「神和住ガーデン」に、長さ約110メートル、幅約41メートル、高さ約16メートルの上屋を建設。屋根の一部にテント膜を使用して太陽光で明るさを確保した構造になる。

 かわべテニス公園のコートをドーム付きに整備する計画は、町村合併の際、平成18年に町が旧3町村区域住民の意見を町施策に反映するため設置した「地域審議会」の川辺地区会議が「地域活性化施策」に沿った審議結果として町に答申。平成21年度の予算に、ボーリング調査委託料を計上後は進展がなかったが、市木久雄・前町長が平成27年9月定例議会一般質問で、防災センター本体完成後の平成30年に着手する考えを示して計画が進展。昨年度の当初予算に設計費、今年度は本体建設費約4億円を計上し、実現に向けて事業が動き出した。
 同公園の北側6コートに設けられた「神和住ガーデン」をドーム付きの全天候型コートに整備するもの。計画では、幅40・95メートル×長さ109・8メートルの約4500平方メートルを覆うように、高さ15・73メートル(最高点)のRC構造外壁、屋根部に立体トラスト構造を用いた上屋を建設。屋根(金属板)の最上部にはテント膜を使用し、晴天時には必要最低限の明るさを確保できる仕組みとなる。
 テニスコートの全天候型により、合宿誘致などで利用率の向上が見込まれる。耐震構造で、近い将来の発生が予想される南海トラフ巨大地震発生時には、救援物資等の集積や搬送施設として活用し、防災機能の強化も図られる。国の補助事業や有利な起債を活用し、順調に進めば2020年度に完成する。


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