美浜町、日高町、由良町、日高振興局による観光連携チーム「PROJECT24」は30日から、各町名物丼のPR動画「どんぶリーマン」の第2弾・あかもく丼を世界最大の動画共有サイト「ユーチューブ」で配信を始めた。今回取り上げた海藻の一種のアカモクは、含まれる成分に整腸作用や美容作用などを持ち健康ブームも重なって注目されており、同動画も忙しいサラリーマンが昼食で丼をかき込むコンセプトで面白いと人気上昇中。若者中心に産品のPRに期待がかかる。
PR動画配信を導入し、各町に産物を生かした名物丼があることに注目。多忙な現代社会を生きるクールなサラリーマンにとって、少ない時間のランチの味方となる丼をコンセプトに「どんぶリーマン」を企画。初回は7月10日から美浜町アメリカ村食堂「すてぶすとん」のシラスとサケを乗せた「すてぶす丼」を取り上げた。
第2弾の「あかもく丼」は由良町吹井の平佐館の協力で撮影し、動画(2分17秒)をアップ。ほかほかのご飯にアカモクとともにシラス、アボカド、花がつおをトッピングしたものに、生卵を割り、醤油をかけて食べるサラリーマンの様子を写し、もう一つ注文の錦糸卵やトマト、ネギなどを乗せた「あかもくそうめん」も食べて紹介している。
県内では初めて紀州日高漁業協同組合が「紀州あかもく」として商品化に成功しており、アカモクのねばねば成分にふんだんに含まれる食物繊維の一つ「フコイダン」が整腸作用や抗酸化作用、美容作用などの効果がある健康食品として注目の一品。
同チームは当面、「どんぶリーマン」の動画投稿を月1回程度目指す。ユーチューブは若者中心に広く視聴されている動画共有サイトだけにPRにも効果は大きく、動画はURLから入れるが、以前に掲載の「すてぶす丼」も残るので、すでに「どんぶリーマン」と入れれば検索できる。今後、丼以外に配信内容を変えることも検討したいという。
同チームは、3町にまたがる観光道路とされる県道24号御坊由良線にちなんで命名。平成30年12月から各町産業建設課の観光担当者と日高振興局の職員、地域おこし協力隊のメンバーの9人で構成してユーチューブやフェイスブックなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の活用で観光地、名所の写真等アップでプロモーション活動に取り組んでいる。
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