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和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

御坊運動公園に大型アスレチック遊具を整備 〈2024年9月29日〉

2024年09月30日 08時30分00秒 | 記事


「みーやちゃんのキャッスルコンビ」完成予想図


 御坊市は、御坊総合運動公園に新たな大型アスレチック遊具を整備する。幼児や小学生低学年向けの大型遊具は複数整備されており、年間約5万人が訪れるなど子育て世代から人気を集めているが、小学生高学年が遊べる大型遊具がなく、老朽化で令和3年に撤去された木製アスレチックに代わる新しい大型アスレチック遊具を今年度中に設置し、遊びの環境をさらに充実させる。

 運動公園の花とせせらぎ広場(芝生)には子育て世代が気軽に集える木造平屋の交流拠点施設、小学生低学年向けの「かぶとの森大型遊具」や幼児ゾーン遊具「はなまるひろば」、ユニバーサルデザインの複合遊具、主にシニア向けの健康遊具が整備され、周回160メートルのサイクルモノレール(有料)もリニューアルされ、近場のレジャー施設として人気を集めている。
 新たに整備する大型アスレチック遊具は対象年齢6~12歳で、サイクルモノレールが周回している冒険広場(約480平方メートル)に設置する。公募型プロポーザル方式で事業者選定を行い、応募3社から企画提案を受け、総合評価点が最も高かった遊具メーカーのタカオ(株)=広島県福山市=を選び、9月議会で議決を得て契約。契約額は2898万5000円。指定寄付の企業版ふるさと納税寄附金3000万円のうち2500万円を充てる。
 市公認PRキャラクターで市観光協会PR大使「みーやちゃん」や全国有数の花の産地など御坊にちなんだオリジナルデザインの「みーやちゃんのキャッスルコンビ」。遠くからでも目を引く高さ9・1メートルのメインモチーフ「みーやちゃん」が強烈なインパクトを与え、運動公園のシンボルとして話題を集めそう。
 遊具は高さ4メートルからのスパイラルスライダーやフリーフォールをはじめ、ダブルスライダー、ワイルドスライダー、パイプスライダー、ロープジャングル、ネットブリッジ、スパイダークライム、L字わたり、V字ブリッジ、フラワースピナーなど「滑る」「登る」「渡る」を基本に多種多様な28種類あり、成長段階に応じた遊びが可能。今年度末に完成予定。


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JR稲原駅(印南町)の駅舎改修工事完了 〈2024年9月28日〉

2024年09月28日 08時30分00秒 | 記事


改修工事が完了した稲原駅

インナーテラスも設置


 印南町が進めていたJR稲原駅の駅舎改修工事が完了した。同町にはJRの駅が3つあり、いずれもJRから駅舎が無償提供されており、町は地域住民の交流拠点に活用しようと駅舎の改修に取り組み、すでに印南駅、切目駅の駅舎は改修済みで、今回の稲原駅で全駅のリノベーション事業を終えた。
 町は、駅舎を地域住民や若者、移住定住希望者の交流拠点などに活用しようと印南駅は平成29年度、切目駅は令和元年度で改修。印南駅では改修後、ミニコンサートの開催や待合室に町のシンボル「かえる」のオブジェやピアノが置かれ、情報バラエティー番組「ナニコレ珍百景」で「音楽とピアノが楽しめる和歌山の小さな駅」として紹介された。
 両駅に続いて稲原駅の駅舎も地域住民の交流拠点としての活用をめざし昨年度から稲原駅リノベーション事業として着手。昨年度は設計、今年度で改修工事を行った。工事は屋根の葺き替えをはじめ、外壁や内壁、内装を改修したほか、展示スペースや住民が集える休憩スペースとしてインナーテラスも設けた。
 インナーテラスは来週にも予定されておる工事検査が終わり次第供用が開始され「気軽に利用して下さい」と呼びかけている。地元有志らは改修に合わせイベントの企画も進めている。
 改修事業の総事業費は約2650万円。施工は(有)杉本組=同町西ノ地、杉本憲昭代表=。設計・管理は大谷建築設計事務所=御坊市薗、大谷貴穂代表=が請け負った。


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10月1日から「第8回ヤッホー全日本選手権×インスタグラム」


管内最大の御坊祭まで1週間 〈2024年9月27日〉

2024年09月27日 08時30分00秒 | 記事


懸命に練習に励む浜之瀬組の乗り子


 管内最大の小竹八幡神社秋季祭礼「御坊祭」は10月5日に行われる。コロナ禍明け2年目の本格実施で見どころも盛りだくさん、土曜日と暦にも恵まれ一層多くの見物客でにぎわいそうで、各組ともひときわ練習に熱を帯びている。本番まで8日を切り、地域は夜になると四つ太鼓の力強い音や掛け声、獅子が舞う笛の音色などが響き、祭りムード一色になっている。

 組印「お多福」の浜之瀬組(行司=谷範一さん、西村光生さん)では、11日から四つ太鼓をはじめ獅子舞や笛などの稽古をスタートし、20日からのぼりの練習も始まった。浜ノ瀬住民会館では連日、数時間にわたり稽古に熱。四つ太鼓は責任者の宮井祐次さん(42)の指導で乗り子が稽古に励んでいる。今年、大役を務めるのは松原小6年生の平井颯君、小西海斗君、同小4年生の平井蓮君、小西冬真君。昨年は、コロナ禍の影響による4年ぶりの本格開催で全員が初経験で盆過ぎから練習を開始したが、コロナ禍明け2年目となる今年は6年生の2人が昨年経験、4年生の2人はサブメンバーとして昨年練習に参加しており、戸惑いもなく数日の練習ですぐに上達。珍しい2組の兄弟による乗り子の競演とあって息もピッタリ。同小3年生の橋井遙玖君、岡田碧羽君を含めた6人が、責任者の宮井さんから「腕をまっすぐに伸ばして」「強く太鼓を叩いて」「大きな声を出して」「早くならずにゆっくりリズムよく」などの声をかけられながら、連日、威勢のいい声を張り上げ、太鼓を打ち鳴らし、見どころの「サイテクリョー」などが揃うよう何度も繰り返すして汗を流している。平井颯君は「集中して太鼓を叩いて祭りを盛り上げたい」、小西海斗君は「かれるくらい大きな声で組を引っ張りたい」と意気込み、平井蓮君と小西冬真君は「初めてなので思い切って楽しくやりたい」と目を輝かせる。
 行司の西村さんは「伝統・文化を後世に伝えるための大切な行事。順調な仕上がりでムードも盛り上がってきた。すべての組でけがなく楽しい祭りにしたい」と話している。
 10月1日になると各地区にのぼりが立ち並び、本番を待つばかり。3日にならしを行い、4日の宵宮、5日の本祭りを迎える。本祭りの宮入では組印「お多福」は2番目に登場する。


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JOC中学バレー 日高地方8選手が県選抜メンバー入り 〈2024年9月26日〉

2024年09月26日 08時30分00秒 | 記事


左から柏木、大瀨、中畑、浜口の男子4選手

左から古屋、岩崎、川瀬、浦森の女子4選手


 12月25日から28日まで大阪市で開催するJOCジュニアオリンピックカップ第38回全国都道府県対抗中学バレーボール大会の県選抜メンバーに、日高地方から3年生ばかりの男女8選手が選ばれた。男子は、南部中の浜口滉大選手、大成中の中畑遥翔選手、南部中の大瀨琥太朗選手、上南部中の柏木颯斗選手、女子は日高中の古屋結里華選手と川瀬有紗選手、上南部中の岩崎優月選手、印南中の浦森結萌選手。大会へ向け合同練習が始まっており、日高地方選手は主力での活躍に期待される。
 最終選考会は7月31日に広川町民体育館で行い、県内各郡市から選ばれた候補選手の男子20人、女子26人が参加。サーブやレシーブ、スパイク、ブロックなどの練習やゲーム形式のプレーを参考に、これまでの大会なども考慮して、男女それぞれ12人を決めた。
 浜口選手=181センチ=はセッターながら、最高到達点3メートルの高い位置から、速い攻撃につなげるトス回しが魅力。ジャンプフローターサーブも武器で「コミュニケーションを取り、アタッカーの打ちやすいトスをあげたい」。
 中畑選手=173センチ=は最高到達点2メートル90センチ。オポジットの位置に入るアウトサイドヒッターの攻撃とともに、レシーブの守備力に期待がかかる。「自分の持ち味を出して、できることを存分に発揮したい」。
 大瀨選手=178センチ=は最高到達点3メートル5センチの高い打点から放つドライブサーブやスパイクを武器に、チームが苦しい時に点が取れるアウトサイドヒッター。「全国でも活躍できるスパイカーをめざしたい」。
 柏木選手=181センチ=は小学6年からバレーを始めるも長身を生かしたプレーで活躍。最高到達点3メートル12センチのミドルブロッカーとして、長い手を生かしたブロックで固く守る。「他の選手との経験浅さを埋め、貢献したい」。
 古屋選手=165センチ=はレフトのアウトサイドヒッターで最高到達点267センチからの、ブロックを打ち破る力強いスパイクが持ち味。選抜チームで主将を務め「二段トスをしっかり打ち、周りをよく見てコミュニケーションを取り、引っ張りたい」。
 川瀬選手=161センチ=はセッターで選ばれ、アタッカーに優しいトスが魅力。ブロックを見て散らした配球を心がけ、コンビバレーにつなげる。「速攻を多くしていけるようにするのが課題。打ちやすいトスを上げていきたい」。
 岩崎選手=164センチ=は最高到達点265センチのアウトサイドヒッターでコース打ち分けが光る。ライト、レフトとどこのポジションもこなせ、レシーブ力も魅力のオールラウンダー。「課題はサーブ。得意の守備を生かしたい」。
 浦森選手=170センチ=はオポジット位置に入り、サウスポーで最高到達点266センチの高い打点からのクイックや高身長を生かしたブロックで攻守に活躍。「クイックに対してのブロックをもっと意識づけたい」。


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西川史礁選手がプロ志望届、ドラフト会議1位指名に期待 〈2024年9月25日〉

2024年09月25日 08時30分00秒 | 記事


史上初めて侍Jのトップチーム入りし、
1位候補に挙がる西川史礁


 日高川町山野出身、青山学院大学の西川史礁選手(4年)=丹生中、龍谷大平安高卒=が24日、今秋ドラフト会議の指名対象となる「プロ野球志望届」を提出すると語った。青学大の不動の4番打者として東都大L3連覇、全日本大学選手権連覇を成し遂げ、ドラフト前の選手では史上初めて侍Jのトップチーム入りして活躍するなど1位の有力候補に挙げられている。ドラフト会議は10月24日に開催される。

 史礁選手は、小中学生時代から川辺ウインスターズ、日高マリナーズで活躍し、選抜4強に進んだ兄・藍畝(らんせ)さんと同じ龍谷大平安高に進学。史礁選手も2年選抜で8強の成績を残し、兄と同じ道をたどって青学大に進んだ。主将を務めた兄が念願の東都L1部昇格を果たすと、1年から打線の主軸を任された。当初は、思うような結果が出なかったが、3年春に一気に実力が開花。春季Lで優勝を果たすと、不動の4番として今春まで3季連続優勝に導き、2年連続のMVP、ベストナインを獲得。13年ぶり史上6校目の全日本大学野球選手権連覇の快挙も達成した。 
 その実力は大学の枠を超え、ドラフト前の選手では史上初めて侍JAPANのトップチーム入りして活躍。一躍、西川史礁の名前は全国に知れ渡り、ドラフト会議の目玉選手となった。
 侍Jの活躍で、今春の全日本選手権では四球攻めにあって調子を落としたが、7月に欧州で開催された国際大会で三度目の日の丸を背負い、全11試合にフル出場。本塁打1本を含むチームトップの10打点と17安打で、打率・354で優勝に貢献するなど大舞台での強さを見せつけた。
 春の全日本選手権を含む史上5校目の大学4冠を狙う秋季L開幕戦のネット裏ではプロ11球団のスカウトが陣取る中、先制適時打、3戦目には今季第1号の2ランを放つなど、好調を持続。西川選手は「最高の結果で終われるように頑張りたい」と話し、1カ月後に迫るドラフト会議を待つ。


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御坊市の公営住宅すみれ棟周辺で地盤調査開始 〈2024年9月22日〉

2024年09月22日 08時30分00秒 | 記事


すみれ棟周辺の調査ポイントに鋲を設置


 建物(駆体)に付帯する外構部等で地盤沈下が疑われている御坊市の公営住宅グリーンハイツすみれ棟周辺で地盤調査が始まった。32地点のポイントで9月末から2月末までの半年間にわたり月1回測量を続け、建設当時の地盤の高さと比較するなどし、地盤沈下の有無を検証する。今年度末に結果が判明し、地盤改良工事など対策が必要と判断されれば長寿命化事業で対応する考え。

 グリーンハイツは大洋化学(株)東側の堤防道路(都市計画道路・道成寺天田橋線)そばにあり、すみれ棟やコスモス棟、カトレア棟などが建設されている。このうち、すみれ棟は平成9年度に完成。鉄筋コンクリート造3~4階建ての建物が10棟ある。3年前に地中に埋設していたガス管からガス漏れが発生している恐れがあったことから応急対策としてガス管を地上に出して対応している。
 地震対策で地中埋設に戻すことを考えているが、ガス漏れの原因が分かっていないため、昨年度で簡易調査したところ、建物に付帯する外構部や排水桝周りの一部に沈みがあることが確認された。これまでに壁に亀裂が入ったり、部屋の扉が開閉しにくくなったなどの事例がないことから「建物自体への影響はない」としているが、周辺の地盤沈下が疑われるため、今年度で本格調査を実施する。
 調査を行うのは、すみれ棟周辺の30地点と、建設時にボウリング調査を行っているコスモス棟周辺、カトレア棟周辺各1地点のあわせて32地点。各地点に水準点の鋲が設置され、今月末から測量を始める。2月末まで半年間続け、月1回測量を行い、建設当時の地盤の高さと比較して地盤沈下の有無を調べるほか、地盤変化観測も行い、沈下しているなら現在も進行しているかなども検証する。
 市住宅対策課によると建物は、地下に杭を打って建てたのではなく、地下5メートル付近にある支持層の上に基礎を乗せる形で建設されているとのことで、仮に建物を含めた広範囲で地盤が沈下しているとなると、大掛かりな地盤改良工事が必要になってくるという。来年3月末に結果が判明するため、同課は「結果を待つしかない」としている。地盤調査は、(株)ウエスコ和歌山営業所=和歌山市=が346万5000円で請け負っている。


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日高地方交通安全ポスターコンクール入賞者決まる 〈2024年9月21日〉

2024年09月21日 08時30分00秒 | 記事


(左から)脇野君、岡本君、山本君の作品


 県交通安全協会御坊支部(小松一也支部長)主催の令和6年度第39回日高地方交通安全ポスターコンクールの受賞者が決まった。最優秀賞(県知事賞)に、小学校低学年の部で脇野遥斗君(清流小3年)、高学年の部では山本理都君(印南小5年)が2年連続、中学校の部では岡本明樹君(印南中3年)が3年連続で選ばれた。小中学生が交通安全をテーマに描いた作品で、今年は飲酒運転やヘルメット着用、ながらスマホを題材にした作品があり、応募総数は前回の138点を上回る144点だった。
 今年の144点のうち最優秀賞は各1点、優秀賞は小学校低学年と高学年の部が各3点、中学校は5点。佳作は低学年と同高学年の部で各3点、中学校は8点の計28点を選んだ。
 脇野君は、ヘルメットを被って自転車に乗っている自分をモデルに描いた。「自転車に乗る時はいつもヘルメットを被っています。みんなにも被ってほしいです。ハンドルを描くのに工夫しました」と話した。
 2年連続の最優秀賞の山本君は、登下校時にたまに見かける「ながらスマホ」がテーマ。「驚いている子どもの表情を工夫して描きました。少しでもながらスマホをする人が減ってくれれば」と警鐘を鳴らした。
 岡本君は、日本史が好きで、交通安全と絡めたテーマに描き3連覇。今回は、自転車にまたがる鎧武者が、甲冑を締めることと、ヘルメットのあごひもを締めることに似せて描いた。「危ないので、自転車に乗る時はヘルメットを被り、必ずあごひもを締めてほしい」と呼びかけた。
 入賞者は、28日午後1時30分から御坊商工会館で開く、令和6年度交通安全功労者・優良運転者等表彰式で表彰される。
 優秀、佳作作品の入賞者は次のみなさん。
【優秀賞】小学校低学年=戸田泉(和田小1年)前田結理(同)永尾優太(清流小3年)▼同高学年=石橋里咲子(湯川小5年)弓倉悠暉(印南小4年)川口紗来(清流小4年)▼中学校=今北結那(美山中1年)田村結茉(同2年)内匠柚希(清流中1年)北村真優(印南中1年)浦森結萌(同3年)
【佳作】小学校低学年=田口亜鳳(和田小1年)前田紗弥(同3年)廣原瑞起(清流小3年)▼同高学年の部=𠮷川優李(印南小4年)西河杏珠(清流小4年)榎本楓(切目小4年)▼中学校=肥田斐織(印南中1年)玉井蒼祐(同2年)井川侑人(同3年)岡室天花(同)片山瑞都(同)坂口七星(同)森本和樹(同)吉野友菜(同)。


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御坊市健康づくり推進協議会 健康寿命の延伸へ意見交換


御坊市 エンディングノート来年度配布へ 〈2024年9月20日〉

2024年09月20日 08時30分00秒 | 記事


権利擁護推進協議会でノートの内容を決定


 御坊市介護福祉課は、自分自身に万一のことがあった時に備え、自分に関するさまざまな情報をまとめておく御坊版オリジナル「エンディングノート」を令和7年度からアクティブシニア世代を中心に全世代の希望者に配布する。自分を見つめ、考える「自伝史」のような意味合いを持つノートにしており、今後、地方紙や広報誌、SNS、チラシなどでPRに努め、市内への普及に力を入れる。
 高齢社会で全国的に認知症や障害等で生活のしにくさを抱えている人、身寄りのない人らが増え、権利擁護のニーズが高まっている中、個々の判断能力が低下する前に自分自身の将来について考える必要があるとし、元気なうちに自分に関するさまざまな情報をまとめておく「エンディングノート」を作成。
 一般的に自分の死後、家族が困らないように財産や口座の情報、葬儀等に関する希望を書き留めるが、市は自分自身の将来を考えるきっかけづくりとして「言葉で伝えられなくなった時に自分の意志を伝えられるノート、自伝史のような意味合いを持つノートにしよう」と、市権利擁護推進協議会メンバーの意見を聞きながら独自のエンディングノートを検討してきた。
 18日に開いた同協議会でノートの最終案を示し、了承を得た。「つなぎたい想い」と題し、プロフィール(名前、生年月日、趣味、特技、好きなことなど)や家族等の連絡先リストのほか、介護や医療が必要になった時の希望(病名や告知、延命治療の意思表示、最後を迎えたい場所)や財産(預貯金、年金、保険、不動産等)葬儀・お墓の希望などを記してもらう。
 自伝史として出生~10代や20代、30代と年代別の振り返り、これからやってみたいこと・続けていきたいこと、行ってみたいところ、会いたい人、大切の人へのメッセージなども書き込めるようにした。家族と相談して書いたり、好きなページから書きこんだりと自由に活用でき、定期的に書き直しもできる。極力かさばらないように配慮し、A4サイズの15ページ(表紙、裏表紙除く)にした。
 配布対象は市民。主にアクティブシニア世代(おおむね55歳以上)や障害者に印刷・製本したノートを配布するが、希望があれば全世代に配布する。市外の希望者はホームページからダウンロードできるようにしたり、製本ではなくカラープリントでよければそれを配布。各種PR活動のほか「エンディングノートを書こう会」の開催なども検討しており、来年度から市民への普及に力を入れる。


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美浜町若もの広場改修計画 予算削除で最悪断念

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美浜町議会 一般会計補正予算など議案審議 〈2024年9月19日〉

2024年09月19日 08時30分00秒 | 記事


予算削除の修正案を賛成多数で可決


 美浜町9月定例議会は18日に再開し、今年度一般会計補正予算などの議案審議を行った。議員間で賛否のある第1若もの広場改修事業で執行部が提案した設計委託費追加予算296万8000円について谷進介議員から予算削除の修正動議が出され、賛成多数で可決された。これにより計画の見直しは必死で今後の執行部の対応が注目される。
 広場のグラウンドを全面人工芝化し、吉原公園内テニスコートとゲートボール場を移転させる計画。今回問題となったのは駐車場。当初55台分を確保する計画だったが、県との事前協議で潮害防備機能が損なわれないよう保安林の伐採本数を減らし、30台分に縮小。県に保安林解除を申請する際、伐採に伴い周辺に潮害が出ないかを調査する必要があり、設計費の追加予算を提案した。
 谷進介議員は、松の保護と伐採の整合性を論じながら「本当に保安林の伐採が必要なのか」と疑問を呈し、追加予算の削除について修正動議を提出。修正に対し北村龍二、碓井啓介両議員が反対、繁田拓治議員が賛成の立場を示し、採決した結果、賛成7、反対2で修正案が可決された。
 設計費の追加が認められなかったことで潮害影響調査が行えず、県への保安林解除申請の手続きがストップするとみられる。繁田議員からはテニスコートは松洋中に整備し、空いたスペースに駐車場とゲートボール場をつくるよう求める意見もあり、今後、計画そのものの見直しが迫られることになりそうだが、最悪の場合、事業の凍結、断念の可能性も出ている。
            
 今後追加補正も 12月1日に煙樹ヶ浜で開催する町制施行70周年記念イベント追加補正2200万円について、議員から大混雑が予想される人出対応や交通渋滞、駐車場、仮設トイレなど各種対策について「この予算でとても足りない」と疑問が相次ぎ、執行部は再精査し、臨時議会での追加予算提案も視野に検討する考えを示した。


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全国ヤングバレーU14女子 リアンが2年連続ベスト8


和歌山メディカルラリーで日高広域消防・ひだか病院チーム健闘 〈2024年9月18日〉

2024年09月18日 08時30分00秒 | 記事


シナリオに挑むチームHIDAKA


 医師、看護師、消防隊員が協力して災害現場を想定した活動を行い、的確な診断と処置が出来たかで順位を競う第16回和歌山メディカルラリーが15日、御坊市役所など市内各所で開き、現場から始まる救急医療への対応から消防と医療機関との連携などを実践的に取り組み、技術の向上や関係機関との連携を強化した。
 チームは医師1人、看護師2人、消防(救急)隊員2人及び職種を問わない人を含む6人で構成し、県内から11チームが参加。日高地方からは、日高広域消防とひだか病院の看護師らでつくる「チームHIDAKA」が出場した。
 シナリオは、地震、避難所、子ども心肺停止、熱中症とアナフィラキシーショックなど6つ。各チームはシナリオに沿って実際に発生した時と同じ手順を決められた時間内で活動し、救急現場から病院への引き継ぎ、処置などを展開した。
 熱中症とアナフィラキシーショックでは、7歳の子どもが「急に喋れなくなった」などと通報があり、熱中症の疑いで搬送。治療中に待合室の父親が倒れるなど突発的な事案も想定し、チームHIDAKAも、薬剤投与や心臓マッサージなど各患者に応じた必要な処置を行い、緊迫感のある連携力をみせた。


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御坊市と印南町で敬老会、表彰や金婚式夫婦祝う

小学生バレースポ少県大会 南部男子が近畿代表決定大会出場へ