紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

野口キャンプ場  CCCミニオフ会に71台160人 ユーチューバーも参加、御坊PR  〈2021年11月30日〉

2021年11月30日 08時30分00秒 | 記事


みーやちゃんがミカンを配り、参加者と交流


 フェイスブックで国内最大級の「キャンピングカー倶楽部(CCC)」が、27日と28日に「キャンピングカーの聖地」として全国に売り出している御坊市の野口オートキャンプ場でミニオフ会を開き、京阪神を中心にキャンピングカーなど71台、160人が参加。三浦源吾市長、市公認PRキャラクター「みーやちゃん」も駆けつけ、メンバーらと交流、親睦を深めた。
 
 同倶楽部は市、市ふれあいセンターと連携して野口キャンプ場を「キャンピングカーの聖地」として全国にPRしており、平成30年から毎年5月に同キャンプ場でオフ会を開催。新型コロナ感染予防で昨年、今年は開催できなかったが、ようやく全国の感染状況が下火になったため、近場のメンバーが集まり、ミニオフ会を開いた。来年5月に3年ぶりのオフ会を予定。
 テーブルマジシャン3人のマジックショーを楽しんだり、参加者がそれぞれ持ち寄った食材で得意の料理をつくり、みんなにふるまいながら和やかに懇親を深めた。市もブースを設置して地元産ミカンを試食してもらい、ふるさと納税の活用をアピール。三浦市長も駆けつけ、みーやちゃんと一緒に参加者と歓談し、交流を深めた。近くの「宝の湯」までのシャトルバス、たこ焼きの出店もあり、参加者に喜ばれた。
 また、特別ゲストに「さいばしん」「おやじパンダ」「ガタガタGOGO」のユーチューバー3組を招き、みかん狩りを体験し、御坊名物の「せちやき」を食べるなど市内観光ツアーを楽しんでもらいながらキャンプ場の紹介、ミニオフ会の様子とあわせて動画を撮影した。動画は後日編集し、ユーチューブで全国に発信する。
 野口オートキャンプ場は全国屈指の広さがある電源サイト、全国でも珍しいプライベートタイプのドッグラン、高速道路に近いなど利便性の良さなどが人気を集めており、市と市ふれあいセンターは今後も同倶楽部と連携し利用者増、リピーター獲得に力を入れるほか、キャンプ場拡張事業で新たにゲートボール場の一部を電源サイトとして拡充し、トイレや炊事場、ドッグラン、イベントスペース、移動販売スペースの設置を計画している。


 その他の主なニュース

 28日 JA紀州女性会と東春日会が合同防災訓練実施

 28日 第7回タイガースカップ開幕

 28日 日高オールスターズ 第20期生結成式

28日 御坊市体協表彰式


御坊市 防災重点ため池(農業用)41カ所対象 2カ年で調査、必要に応じ改修 〈2021年11月28日〉

2021年11月28日 08時30分00秒 | 記事


防災重点ため池を調査(写真は熊野、後谷池)


 昨年10月に施行された「ため池工事特措法(防災重点農業用ため池に係る防災工事等の推進に関する特別措置法)」に伴い、御坊市は今年度から防災重点農業用ため池緊急整備事業を実施している。地震等で決壊した場合に人的被害が発生する恐れのある同ため池41カ所を対象に今年度と来年度の2カ年で劣化状況等調査を行い、調査結果をもとに必要な改修箇所を選定し、緊急度に応じて順次改修を進めていく。

 ため池工事特措法は、和歌山県など地方から要望の多かった防災重点農業用ため池の防災工事を集中的かつ計画的に進めるための今年度から令和12年度まで10年間の時限立法。防災重点農業用ため池とは、貯水量、堤高など規模の大小にかかわらず、決壊した場合の浸水区域に家屋や公共施設等があり、人的被害を与える恐れのあるため池で、御坊市内では県が今年1月に59カ所を指定した。
 59カ所のうち、未利用17カ所、改修済み1カ所(吉田・花立池)を除く、老子池(上野、総貯水量14万1千立方メートル)や新池(富安、13万7千立方メートル)後谷池(熊野、7万6千立方メートル)乙池(南塩屋、6万9千立方メートル)大池(同、6万立方メートル)薬師池(富安、5万立方メートル)など41カ所が対象。調査は危険度が高いなど優先順に今年度30カ所、来年度11カ所で実施。今年度分は1699万5000円で県土地改良事業団体連合会に委託契約し、今月から調査を行っている。
 調査項目は劣化状況評価と豪雨耐性評価があり▽劣化状況は主に目視で堤体の変状や漏水の有無、取水放流施設や貯水池・地山法面・ゲート等機械設備の変状の有無▽豪雨耐性は簡易測量や洪水吐流下能力、余裕高などを調査する。今年度中に調査を終え、結果をまとめる。来年度も同じように残り11カ所の調査を行い、すべての調査結果に基づき、必要な改修箇所を選定し、緊急度に応じて順次改修を進めていく。
 現時点では改修箇所や事業規模を予測できないが、改修する場合、早ければ令和5年度に実施計画(耐震評価含む)をつくり、6年度に実施設計を行い、7年度から着工の流れ。市内には大小あわせて137カ所の農業用ため池があり、防災重点農業用ため池59カ所についてはハザードマップを作成、関係町内会に配布・回覧したほか、市ホームページに掲載している。


 その他の主なニュース

 迎春用の千両収穫始まる

 27日 印南かえるの港まつり開催

県高校柔道新人大会 日高女子3位、和高専男子5位

中高生対象に御坊商議所と6町商工会が作文募集


三浦市長会見・企業立地促進条例改正 〈2021年11月27日〉

2021年11月27日 08時30分00秒 | 記事


賃貸対応も可能にした熊野工業団地


 三浦源吾御坊市長は、26日の定例記者会見で12月3日開会の12月定例議会に提案する今年度一般会計補正予算など議案12件と報告1件を発表。市内への企業立地を促進するため、立地企業に対して各種助成金を出す企業立地促進条例の要件を拡大、緩和する。県内への立地が進んでいるIT関連、テレワーク、ワーケーションなど情報通信を対象職種に加え、借地費用助成金では引き合いのある熊野工業団地(約7000平方メートル)を加えることにした。

 企業立地促進条例は(1)企業立地促進助成金が新設等の工場等に対して最初に固定資産税が賦課される年度から10年間、各年度の固定資産税額の半額を助成(上限5億円)(2)雇用促進助成金は初回申請時のみ増加常用従業員数に応じて1人15万円(上限50人)を助成(3)借地費用助成金は御坊工業団地、日高港湾企業用地に立地した際に操業開始日から5年間、賃料の5%を助成-する内容。
 これまで対象業種は営業のための物品の製造(加工、修理含む)と製造のための試験研究施設に限定。それに加えて御坊工業団地は流通関連施設、日高港湾企業用地は流通関連施設と保管施設を追加していたが、和歌山県がIT関連、テレワーク、ワーケーションなど情報通信産業の誘致に力を入れていることから対象に情報通信を加えた。
 これに伴い、工場等の新設等に伴う固定資産税総額が1億円(中小企業は3000万円)以上としている要件について、情報通信の場合は1000万円以上に緩和する。
 企業誘致の受け皿となる県所有の御坊工業団地がほぼ完売している中、最近、流通関連施設を含む数社から市所有の熊野工業団地を買いたいなどの引き合いが来ていることから御坊、日高港湾両企業用地と同様に熊野工業団地も流通関連施設を対象に加えた。あわせて熊野工業団地は従来は売買のみで対応していたのを賃貸でも対応可能に変更し、借地費用助成金を受けられるようにした。
 このほか、教育長の給料月額の特例に関する条例では、今任期中、給料を月額10%カットしている市長に準じて教育長も在任中は月60万円を10%カットの54万円とするもの。市長は月額78万円を70万円に、議員も新型コロナ対策に活用しようと報酬を今任期中、月額7%カットしている。

地域おこし協力隊1人募集へ
観光振興、地域魅力PR担当

 市は、令和4年度から国の制度を活用した地域おこし協力隊員1人を雇用することを決め、今年度一般会計補正予算に民間事業者運営サイト利用料16万5000円を計上。
 都市部から住民票や生活拠点を移した人を地域おこし協力隊に委嘱し、まちおこしに携わってもらいながら移住・定住を図る制度。市は観光振興や地域魅力発信に携わってもらえる人材を公募し、適任者がいれば来年4月から雇用。募集は民間事業者運営サイトを利用して全国から募る。
 このほか、国が18歳以下の子ども全員に支給する5万円(所得制限あり)の子育て世帯臨時特別給付金として3300人分の1億65000万円。国が進める健診・検診結果の利活用に向けた情報標準化整備事業に280万円を計上。新庁舎建設の債務負担行為補正で3億3636万3000円(上限額、令和4~6年度)追加する。

会期は13日間 
 市議会運営委員会は26日に開き、12月定例議会の会期を3日から15日までの13日間と決めた。一般質問の通告締め切りは6日。日程は次の通り。
 3日=開会、提案理由説明▽4日~6日=休会▽7日~8日=一般質問▽9日=総括質疑▽10日=委員会▽11日~12日=休会▽13日~14日=委員会▽15日=委員長報告、討論、採決、閉会。


 その他の主なニュース

近畿高校弓道選抜大会 紀央館男子が優勝、男子個人でも山本君(紀央館)が準優勝

県学校美術展日高地方審査会で県特選80点・郡特選120点選ばれる

近畿・全国スポーツ少年団剣道交流大会和歌山大会で塩屋道場が準優勝

和田小(美浜町)が図書充実に対し大原医師(大原内科)に寄せ書き色紙贈り感謝とお礼


令和3年度県農林水産業賞決まる 山口寛二さん(ゆら早生)、足川修さん(紀州備長炭)、紀州あかもく会(由良町) 〈2021年11月26日〉

2021年11月26日 08時30分00秒 | 記事

 令和3年度県農林水産業賞に10人と1団体の受賞が決まった。日高地方から農業部門で「ゆら早生」の発見者でブランド化、産地化に寄与した由良町三尾川、農業の山口寛二さん(85)▽林業部門で紀州備長炭指導製炭士として活躍する日高川町山野、製炭業の足川修さん(61)▽水産業部門でアカモクの製品化、販路開拓に取り組んでいる由良町の紀州あかもく会(中村和孝代表、会員16人)が選ばれた。表彰式は12月2日午後1時30分から県庁で開き、仁坂吉伸知事が表彰状と記念品を贈る。

 山口寛二さん 昭和60年に自園で農作業中、宮川早生ミカンの一枝に着果している果実の着色が極端に早いことを発見。県果樹園芸試験場の協力を得て特性調査を行い、成熟期が早く果実品質の優れた有望な系統であることが確認され、平成7年9月14日に「ゆら早生」として種苗登録された。
 菱三出荷組合の役員、ゆら選果場の副場長を歴任し、ゆら早生ブランド確立協議会とともに平成16年より生産対策としての定点品質調査、出荷時期拡大に向けた現地試験、集出荷基準の設定(糖度基準など)や精力的な消費宣伝を行いブランド確立を牽引。県試験場や普及指導員と連携し高品質果実生産技術の確立、ゆら早生の導入面積の拡大や栽培指導にも尽力し産地化に大きく貢献した。
 山口氏は「この度の受賞はありがたい。多くの消費者の方にゆら早生を知ってもらえうれしい。今後もミカンを栽培したい」と話している。
 足川修さん 平成6年4月から製炭業に従事している。父からさまざまな知識と高度な技術の指導を受け習得に努めた。
 町村合併目前の17年4月に設立した日高川町紀州備長炭保存会では「生産量日本一の産地」としてPR活動に尽力した。製炭業は従来、家業として生産技術を家族に継承するのが常だが、Iターン者に対して惜しみなく技術指導に当たり多くの継承者育成に尽くしている。
 町保存会の会長職に留まらず県木炭協同組合でも県産備長炭振興に力を注ぎ、他県の製炭者からも模範となり技術交流に努めている。28年3月には経験と優れた技術を買われ、「紀州備長炭指導製炭士」の認定を受けた。「とてもありがたいことです。地域や周囲の方
々のおかげと感謝しています。知識と技術を伝え、製炭という仕事を将来へ残していきたい」と話している。
 紀州あかもく会 管内漁業者の所得拡大を目指し、商品価値のなかったアカモク(海藻の一種)に着目し、有効活用を目的に海藻の加工先進地・鎌倉漁協を視察し、独自の製品開発、加工工場の拡充を経て平成28年4月に同会(会員16人)を結成した。
 アカモクを使用したメニューの考案や観光業との連携活動など県内外の販売活動を積極的に展開し、地域資源としてのブランディング化に貢献。近畿大学と共同でアカモクの成分を研究し美容に効果があると判明、令和2年度に美容液「AKKYURA」の製品化に成功。同3年度には由良・日高・美浜・日高川4町の小中学校の給食メニューにも使用された。
 中村和孝代表は「アカモクを認めてもらえうれしい。受賞は会員、漁協、日高振興局、由良町など皆さんのおかげで、今後は認知度を高めていきたい」。


 その他の主なニュース

御坊市野口キャンプ場を遊びの祭典クルマと遊びの総合展示会へ出展

印南町消防団切目川ダムで合同訓練

 22日 旧比井小跡地活用への地元説明会

日高番傘川柳会紀州弁川柳 池口はる美さん(御坊市)が山下修子賞受賞


待望の有田~印南(30キロ)4車線化完成 12月18日朝6時供用開始、26日式典 〈2021年11月25日〉

2021年11月25日 08時30分00秒 | 記事


12月18日完成、供用開始が決まった有田~印南間(写真は川辺IC付近)


 近畿自動車道紀勢線有田~南紀田辺間の有田~御坊(湯浅御坊道路)19・4キロと御坊~印南(阪和自動車道)9・8キロで行われている4車線化工事が12月18日午前6時に完成し、同時刻から供用開始されることが決まった。22日に国交省幹部から二階俊博自民党国土強靱化推進本部長に連絡があった。二階本部長は「待ちに待った一歩。ともに喜び合いたい」、地元の三浦源吾御坊市長は「こんなにうれしいことはない」と朗報を喜んだ。

 有田~御坊は平成25年に国から事業認可を受け、川辺ICのフルインター化とあわせて4車線化事業に着手。地元説明や測量・ボーリング調査など必要な手続きを進め、用地取得は関係機関や沿線地域、地権者の協力で予想以上のハイペースで進み、28年8月にはすべて完了。トンネル掘削や橋梁、土工など各種工事も予定通りに進み、現在は最終段階。御坊~印南は平成28年に事業認可を受け、有田~御坊との同時完成に向けて施工中。
 工事は12月18日午前6時に完成し、同時刻から4車線での供用を開始する。川辺インターについても田辺方面への流入ランプ、田辺方面からの流出ランプが同時刻に完成、供用開始。26日午前10時から田辺市のガーデンホテルハナヨで4車線化事業完成式典を行い、二階本部長ら県選出国会議員、知事、国交省関係者、県・市町関係者、NEXCO西日本関係者らが出席し、鋏入れ式やくす玉開披で完成を祝う。
 二階本部長は「4車線化事業は仁坂知事をはじめ地元の首長、議会の皆さまから幾度となく熱心な早期完成の要望をいただいてきた。私は国土幹線軸から離れた半島、和歌山県の地理的ハンデを克服し、豊かな郷土の将来像を描いてきた。高速道路の交通量が当初想定より増大した今日、和歌山県の飛躍発展にとって重要な今回の4車線化工事完成は待ちに待った一歩であり、地元の皆さんとともに喜び合いたい。さらに印南~南紀田辺(延長17キロ)の4車線化についても早期完成に尽力したい」と話した。
 地元沿線の日高、有田両地方、田辺市の3市9町で構成する近畿自動車道紀勢線有田南紀田辺間整備促進協議会長の三浦源吾御坊市長は「年内完成が実現し、こんなにうれしいことはない。二階先生をはじめ県選出国会議員、県、NEXCO西日本など関係者の皆さまに改めて感謝申し上げます。4車線化を生かし、それぞれの市町が地域活性化に向けて掲げた整備効果目標を実現できるよう、みんなで力を合わせて頑張りたい。印南~南紀田辺間の早期完成にも努力したい」と話した。


 その他の主なニュース

小学生ソフトテニス エレメンタリースクールドリームバトルで美浜Jrが3位入賞

御坊市 企業版ふるさと納税にエバグリーン廣甚から500万円

 28日 少年野球タイガース杯開幕

日高地方中学駅伝大会 松洋男子、大成女子優勝

 

第20回本社杯Jrバレー 南部男子A2回目(3年ぶり)優勝 日高が準優勝、南部女子A3位 〈2021年11月23日〉

2021年11月23日 08時30分00秒 | 記事

 第20回紀州新聞社杯ジュニアバレー大会兼第44回日高郡市ジュニアバレーボール連盟秋季大会は21日、印南町体育センター、早蘇中体育館、丹生中体育館で開き、Aリーグの白熱した決勝は、高さとパワーを生かした南部男子Aが3年ぶり2回目の優勝を飾り、日高が準優勝、南部女子Aが3位に入った。Bリーグはピコ日高が優勝、美浜ひまわりBが準優勝だった。

 Aリーグは3、4チームの4組に分かれ1チーム2試合のリーグ戦を実施。各ブロック上位2チームの印南はまゆう、名田ソレイユ、日高、南部男子ガッツ、南部男子A、川辺ひかり、美浜ひまわりA、南部女子Aが決勝トーナメントに進出した。
 南部男子Aは初戦で川辺ひかりを2(21-17、21-5)0、準決勝の南部女子を2(21-17、21-16)0で破り、一方の日高は初戦の南部男子ガッツに2(21-2、21-10)0、準決勝の印南はまゆうに2(21-12、21-15)0で勝ち上がった。
 決勝は南部男子が160センチ、170センチを超えるアタッカー陣をそろえ、パワーを生かした攻撃に対して、日高は拾ってつなぐ粘りのバレーで応戦。第1セット序盤、中盤にブロックやサーブで連続得点を重ねた南部が優位に立ち、終盤に日高が猪原や古屋のスパイク、川瀬有のサーブで追い上げるが、南部が浜口、坂本が要所で決め21-16と先取した。
 第2セットは日高が序盤から相手ミスに乗じて、猪野の効果的なスパイクが決まり、リードする展開。南部は浜口や大瀬が得点を稼いで中盤に追い越すが、逆に日高は古屋のスパイクで反撃、粘ってラリーを制す場面も。行き詰まる熱戦は終盤までもつれ込むシーソーゲームとなり、最後は坂本が決めて南部が21-19で接戦を制した。
 生駒明広監督は「粘り強く、良いチームの日高に対して、サーブミスが目立ち苦戦を強いられたが、要所でアタッカー陣が決めることができて何とか勝てることができた」と振り返り、浜口滉大主将は「みんながつなぐ思いでプレーできたのが良かった。連盟最後の大会を優勝で締めくくれてうれしい」と話した。
 3位決定戦は南部女子Aが印南はまゆうを2(21-15、21-14)0で下した。
 閉会式で塩路英司大会長(日高郡市ジュニアバレー連盟会長)がAリーグ優勝の南部男子Aに優勝カップと盾、金メダル、準優勝の日高にカップと盾、銀メダル、3位の南部女子Aに盾、銅メダルを贈呈。個人賞は優秀賞に森山風雅選手(南部男子A)と神森倖選手(日高)、敢闘賞に中山梨夢選手(南部女子A)、湯川璃音選手(印南はまゆう)、酒田樹姫選手(川辺ひかり)、鈴木悠矢選手(南部男子ガッツ)、玉置陽色選手(美浜ひまわりA)、表悠日選手(名田ソレイユ)を選んだ。
 Bリーグは3、4チームずつの2組で各チーム2試合を行い、両ブロック1位のピコ日高と美浜ひまわりBが決勝を戦い、ピコ日高が2(21-13、25-23)0で制した。ピコ日高にカップ、美浜ひまわりBに盾を贈った。
 Aリーグ3位以内とBリーグ2位以内のチームメンバーは次のみなさん。
【南部男子A】監督=生駒明広▽コーチ=石上貴一▽マネージャー=竝木正明▽選手=浜口滉大(主将)、久保正樹、森山風雅、大瀬琥太郎、坂本颯佑、柏木颯斗、和田幸樹。
【日高】 監督=崎山忠士▽コーチ=酒井裕也▽マネージャー=猪原恵美▽選手=神森倖(主将)、川瀬有紗、酒井希音、古屋結里華、猪原曖莉、鈴木心菜、川瀬柚羽。
【南部女子A】 監督=石上貴一▽コーチ=湯川智晶▽マネージャー=石井尚之▽選手=岩崎優月(主将)、辻本莉子、小谷梨央、東柚香、久保綾芽、中山梨夢、小谷玲奈。
【ピコ日高】監督=神森将紀▽コーチ=小藪崇之▽マネージャー=初井好香▽選手=栗山璃子(主将)、石神咲歩、小藪那智、初井優亜、芝乃愛、福田紅梅。
【美浜ひまわりB】監督=浜田紗代▽コーチ=小澤将大▽マネージャー=中畑寿美▽選手=中畑凱翔(主将)、青木葵音、原井力生、碇凜、玉置詠進、青木琉葵、立野柚希、青木葵生、中畑裕翔。


 その他の主なニュース

御坊市議会新庁舎建設特別委員会 工事請負契約3億5千万円追加

  国民文化祭 全日本健康麻雀大会終了

 「紀の国トレイナート2021」御坊ダイブで閉幕

 県中学駅伝 松洋男子が3位

 

介護保険施策 御坊市が県下30市町村でトップ 強化推進、努力支援両交付金指標 〈2021年11月21日〉

2021年11月21日 08時30分00秒 | 記事


地域住民が集い農作業を楽しむ「ドリーム農園」


 国が令和4年度保険者機能強化推進交付金と介護保険努力支援交付金の算定にあたり、全国自治体の関連施策の取り組み状況を評価したところ、両交付金の評価指標とも御坊市が県下30市町村でトップに立った。市は、全国トップランナーの認知症支援施策など地道に取り組んできた介護保険施策が評価を受けたと受け止め、今後もさらに施策を充実させ「誰もが自分のできること、したいことを実現できる『総活躍のまち』実現に努力したい」としている。

 強化推進交付金は平成30年4月施行の地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部改正で設けられたもの。高齢者の自立支援、重度化防止等に関する取り組みを推進するため、自治体への財政的なインセンティブ(奨励、報奨)として市町村や都道府県の取り組みの達成状況を評価できる客観的な指標を設定して創設。努力支援交付金は介護予防の位置づけを高め、介護予防や健康づくりなどの取り組みを重点的に評価しようと令和2年度に創設した。
 御坊市は両交付金の評価指標合計値は令和2年度4位、3年度6位と上位に位置していたが、今回の算定に当たって国は、これまでの成果指標は「曖昧な表現等で経年的な達成状況の把握が困難だった」などを理由に評価指標を見直したところ、御坊市は強化推進交付金で1015点中、870点(得点率85・7%)で2位に61点差を付けてトップ。努力支援交付金は455点中、360点(同79・1%)で2位に20点差でトップに立った。強化推進の県平均は534点(同52・6%)最下位は296点(同29・2%)。努力支援の県平均は194・7点(同42・8%)最下位は65点(同14・3%)だった。
 御坊市では全国に先駆けて認知症当事者の視点に立った「認知症の人とともに築く総活躍のまち条例」を制定し、全国市区町村初の認知症希望大使任命など認知症支援政策では全国トップランナー。いち早く始めた家庭介護者・本人交流の場「ごぼうホッとサロン」では型にとらわれない「スーパー銭湯」での開催、認知症サポーター養成講座は「ごぼう総活躍のまち講座」に発展させるなど独自の取り組みも続けている。
 認知症当事者の意志を継いで地域が主体となって当事者や住民、園児らが農作業に参加している「ドリーム農園」、介護サービス事業者連絡協議会を中心とした介護人材確保プロジェクト、介護予防に役立っている地域デイケアサロンの運営、高齢者虐待防止ネットワーク会議の設置、地域密着型サービスの充実なども評価を得ている。
 令和2年度決算の両交付金額はあわせて約1000万円。金額としては多くないが、田中孝典市民福祉部長は「職員たちが一生懸命種をまき、地道に取り組んできた結果が評価されたのがうれしい。まだ芽が出てきたばかりなので、これから花を咲かせるために地域住民の皆さんや関係機関と協力、連携を一層深め、さらなる充実、発展に努めたい。両指標とも満点に近づけられるよう頑張りたい」と話した。


 その他の主なニュース

日高川町商工会青年部 月食の夜空に大輪の花火

 20、21日 国民文化祭 健康マージャン交流大会

 20日 美浜町文化展はじまる

 20日 寒蘭山野草展示会はじまる


日高川水位の著しい低下危ぐ 〈2021年11月20日〉

2021年11月20日 08時30分00秒 | 記事


降水がなく、岩肌が目立つ御坊市野口付近の日高川


 9月下旬からの降水量がほとんどなく、日高川の水位が著しく低下し、農業用水の利水などへの影響が出始めている。日高川町和佐の川辺観測所では、9月19日から2カ月間の累積雨量はわずか70ミリで、10月と11月を合わせた平均降水量約300ミリの4分の1以下の少なさだ。来週初めに雨が予想されるが、日高川の水を取水する農業用水利施設でも天候を注視している。

 川辺観測所のデータでは、9月18日に約60ミリの雨量を観測して以来、9月は5・5ミリ、10月は34ミリ、11月は18日までで29・5ミリ、2カ月間の累積雨量はわずか69ミリで、近年には例がないほどの少なさ。同観測所の平均降水量は10月が約190ミリ、11月が約108ミリで23%の降雨量しかない。上流でも降雨が少なく、椿山ダムの水位も最低水位184メートルをやや上回る187・6メートル(19日)。放流量も毎秒約3トンまで減少し、下流の水位は川原河でマイナス0・15、高津尾でマイナス0・8になり、野口橋(御坊市)でも1・01まで減少し、野口オープロジェクトキャンプ場周辺では岩場が目立つ。
 日高川の水位低下で心配されるのが農業用利水や生活用水。水道などにすぐに影響が出る恐れは少ないと思われるが、各所の農業用水利施設では、本流の水位が低下することで取水所まで導入路に水が入りにくい状態の場所も出ており、今後の降水量に心配を募らせている。
 由良町三尾川から印南町島田まで日高地方西部域に農業用水を提供する川辺町周辺土地改良区でも、日高川町和佐にある農業用水取水地点で日高川の水位が低下。取水困難な状況を回避するために、導入口の清掃や土砂撤去を行うなどの対策で維持管理に努めているが、今後も降雨が少ない状況が続けば取水がさらに困難になる恐れも天候を注視しているという。


 その他の主なニュース

21日、本社杯ジュニアバレーボール大会

日高川町「全日本ヤッホー選手権」インスタグラムを活用し復活開催

美浜町 機構改革計画、来年4月施行へ

三浦市長が二階本部長に高速4車線化等の早期実現を要望


日高川町 文化賞に津村龍堂(書家)佐々木健彦(文協役員)両氏 町文化の向上、発展に尽力 〈2021年11月19日〉

2021年11月19日 08時30分00秒 | 記事

 日高川町は、令和3年度の文化賞と文化奨励賞受賞者を発表。文化賞は、元高校教諭で石門会会長などを務める書家の津村龍堂(和宏)氏(74)=小熊=と、旧美山村文化協会会長、日高川町文化協会副会長などを務めた佐々木健彦氏(83)=上初湯川=の2人が選ばれた。奨励賞の該当者はいなかった。表彰式は26日午前10時から町農改センターで開く。

 津村氏は、高校の書道家教諭として教鞭をとるかたわら文化協会書道部で指導者にあたり、地域の書道技術の発展に寄与。町文化の向上と発展、文化活動の推進に力を尽くした。
 書家として研さんを重ね、これまでに日本書芸展大賞や特別賞、日展入選など多くの賞を受賞。現在は、石門会会長、書団神融会副会長、読売書法展幹事などの書道団体の役職、日本書芸院一科審査員なども務めている。
 佐々木氏は、旧美山村文化協会発足時から写真クラブの一員として携わり、平成10年からは同村文化協会副会長を務めた。日高川町誕生後は、町文化協会副会長、同協会美山分会長を務めるなど今年5月まで33年間にわたり、リーダとして文化活動の発展に尽力。
 旧美山村史編さん委員、同村と日高川町で文化財保護審議会委員として文化財の保護や伝承に努めるなど、長きにわたって町の文化活動の推進と文化の向上発展に尽くした功績が認められた。
 日高川町文化表彰は、町誕生10年目の平成27年度から始まり、今回を含めて文化賞個人9人、6団体、文化奨励賞は5人、3団体となった。


 その他の主なニュース

 日高町商工会らクエプロモーション事業展開

 アジア高校生架け橋プロジェクト 松本秀司日高町長を表敬訪問し対談

 20~21日 全日本健康麻雀大会

 熊野牛子牛共進会 中川農園、阪口牧場優秀賞受賞


日高町 黒竹と県内特産で空間芸術創作 国民文化祭で農改Cに設置 〈2021年11月18日〉

2021年11月18日 08時30分00秒 | 記事


黒竹などを使い、黒を基調にしたインスタレーション作品


 第36回国民文化祭・わかやま2021第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会の日高町実行委員会は、町農村環境改善センターロビーに町特産の黒竹に県内特産品を組み合わせて黒を基調にし、空間全体を創作する芸術「インスタレーション」作品を設置。文化祭へは20、21日に同センターで小中学生や保育園児、障害者らの文化作品も展示する。

 開催前にムードを盛り上げるため、(有)金崎竹材店=原谷=が黒竹を使ったモニュメント設置をと考え、知り合いを通じて計画したところ、(有)ヒカル・オーキッド=有田市=、(株)島安汎工芸製作所=海南市=とで県内特産でコラボレーションすることが決定。
 横縦約2メートル、高さ約3メートルの農改センターロビー一角に、特産の黒竹とともに紙の管へ紀州備長炭を吹き付けたものや、黒色の紀州漆器を使って白や紫などの胡蝶蘭を置いた空間を創出。21日まで飾る予定で金崎竹材店の金崎昭仁代表は「この機会に特産を使った芸術を見てもらえたら」と話した。
 同文化祭へ向けては、例年行う、ふれあい祭に合わせて文化作品を展示する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、舞台ステージやゲームコーナー、産品販売などの催しを取り止めて規模を縮小。来場者へのマスク装着、手指消毒、検温など対策を施した上で20日午後1時~4時、21日午前10時~午後4時に開催する。
 子育て支援センター「クエっこランド」や町内保育所の幼児、小中学校の児童生徒、文化協会所属団体、生涯学習学級、公民館教室らが、書や水墨画、日本画、切り絵、写真など約700点を展示。産品販売所「原谷黒竹工房ぴかいち」が作る十二支の黒竹民芸品や黒竹製造工程写真もあり、太陽福祉会の通園「あこう」らの共同作品を出品予定という。


 その他の主なニュース

 16日 美浜町子ども議会開会

 美浜町和田不毛に今年もナベヅル飛来

 印南町 中学校統合委員会が方針示す

 厚労相表彰に森崎真喜子さん(介護員)、玉置貴子さん(栄養士)