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和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

ひだか病院で6月21日からコロナワクチン接種開始 〈2021年5月30日〉

2021年05月31日 08時30分00秒 | 記事


21日から高齢者への接種を始める、ひだか病院


 御坊市外5ヶ町病院経営事務組合(管理者・三浦源吾御坊市長)が経営する「ひだか病院」(尾崎文教院長)が、6月21日から7月末にかけて65歳以上高齢者への新型コロナワクチンの集団接種を行う。地域医療を支える中核病院として組合構成6市町に協力し、接種スピードを加速化させることで6市町とも国が求める7月末までに希望者全員への2回目の接種が完了する見通しがついた。接種対象者は6市町がそれぞれ選ぶため、病院で予約は受け付けない。

 ひだか病院は第2種感染症指定医療機関として地域住民の安全安心を担保するため、いち早く一般病棟の2階病棟52床(HCU4床含む)すべてをコロナ専用として対応するなど病院を挙げてコロナ対策に取り組んでいる。ワクチン接種では3月8日から優先接種対象の病院医師や看護師、職員620人、4月26日から日高医師会関連スタッフ450人に接種を行い、5月21日までに2回目の接種を終えた。
 5月24日から御坊保健所や薬局従事者、御坊市消防本部、日高広域消防組合の計306人への接種を進めており、6月18日までに2回目の接種が終わることを受け、構成市町の求めに応じて6月21日から6市町の65歳以上高齢者への接種を開始することが決まり、28日に御坊市が発表した。
 6月21日から7月下旬にかけて週1回、病院1階フロアで医師2人体制で1日当たり最大84人に接種するほか、7月10日は大規模接種として病院1~2階フロアを使って午前、午後それぞれ医師3人体制で1日420人に接種を行い、7月末までに2回目を終える。
 病院が受け持つ接種人数は最大672人で、対象者は6市町それぞれが選び、日時を案内する。御坊市健康福祉課は「病院に直接申し込むことはできません。ご了承下さい」と呼びかけている。問い合わせは各市町のコールセンターへ。


御坊市
7月中旬以降に順次案内開始
64歳以下基礎疾患ある人の接種

 御坊市は、日高医師会やひだか病院の協力で7月末までに希望する65歳以上全員への2回目の接種が終わる見通しが付いたことを受け、次の優先対象となる64歳以下で基礎疾患を持つ人への対応を検討しており、7月中旬以降に順次案内を始める予定。
 65歳以上の接種は今月8日から開始。対象7567人のうち、事前予約者1687人、ハガキでの希望者4444人への接種を順次進めており、27日までに1635人に1回目の接種を行い、29日から2回目の接種も始まった。
 ハガキでの希望者は年齢の高い人から順に日時を調整し、案内している。市健康福祉課は「6月中旬をめどに希望するすべての方に接種日時をお示しできるよう事務手続きの改善を図っているので、もうしばらくお待ち下さい」と呼びかけている。


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御坊職安 高卒求人に複数応募制導入 説明会で併願を呼びかけ 〈2021年5月29日〉

2021年05月29日 08時30分00秒 | 記事


高卒求人など募集手続きを聞く


 来春卒業予定の高校生ら対象の求人受け付けが6月1日から開始される。今年度から高卒求人に対し、現行の1人1社制を選考開始(9月16日)から複数の会社に応募できる制度を導入。学生は希望の職業を選択できる機会が増え、企業は求める人材を確保でき双方のミスマッチを防げると期待されており、27日の新規学校卒業者求人説明会で制度の概要などを説明、複数応募へ理解を呼びかけた。

 御坊公共職業安定所主催の説明会は中紀地域職業訓練センター=日高町荊木=で開き、御坊市、日高郡(みなべ町除く)から40社が参加。浜淳志所長が同職安管内で今春卒業した高校生で就職希望者73人全員が就職したと報告し「ハローワークでは県外からのUターンや移住・定住窓口を設けて、和歌山県への人材確保に努めていますが、就職を希望する生徒を地元でまず定着させることが重要です。一人でも多く求人を出して頂きますようお願いします」とあいさつ。
 続いて、県教委指導主事の木田誠治さんが、県内の経済団体や高校などでつくる県高等学校就職問題検討会議が導入した複数応募制について説明。
 応募は指定校求人・公開求人にかかわらず、(選考開始の)9月16日から県内企業に限り複数社へ応募でき(求人者が認めた場合に限る)、指定校求人については推薦枠の上限を撤廃し求人先の学校に対し当該校からの推薦数を設定できる、複数社から内定を受けた場合は入社の意思がある1社に対し内定承諾の通知、その他の求人者に内定辞退の通知を速やかに学校を通じ行う-など。
 続いて、就職支援ナビゲーター・桒早苗さんが、6月1日から求人受け付けを開始、7月1日からハローワークの受付印を押した求人票を返戻、9月5日から学校推薦、16日から採用選考を開始するなど日程、内定通知は選考後原則7日程度以内に学校及び学校を通じて本人に連絡し、生徒は学校への内定通知後7日程度以内に学校を通じ承諾か辞退を企業に通知する-など募集手続きについて説明。最後に面接で本籍・家族・生活や家庭環境・思想など就職差別につながるおそれがある質問を行わないよう、公正な採用と選考を呼びかけた。


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キックボクシング 7月22日 大阪なみはやドーム 入田和樹選手(日高川町)2度目の防衛戦  〈2021年5月28日〉

2021年05月28日 08時30分00秒 | 記事


2度目の防衛戦に挑む入田選手(写真左上)


 キックボクシング・ヘビー級王者、総合格闘技TEAM日高(垣内義秀代表)の入田和樹選手(35)=日高川町入野=の2度目の防衛戦が7月に決まった。一昨年12月、1ラウンドKOで初防衛以来、昨年5月には元K-1JPGP王者の天田ヒロミとの対戦が決まっていたがコロナ禍で出場を辞退。約1年半ぶりの防衛戦は、大阪なみはやドームサブアリーナで開催の「日本骨髄バンクチャリティCHAKURIKI11負けるもんかin浪速導夢」で、名物ファイターの庵谷“出美流漫”鷹志選手の挑戦を受ける。

 2018年6月、国際チャクリキ協会主催「ドリームゲート9」で初のタイトルマッチに挑むと1ラウンドKO勝ちで日高初のヘビー級王者に。2019年12月の国際チャクリキ協会主催「ドリームゲート10」で初防衛戦に挑むと、再び1ラウンドで3度のダウンを奪う圧巻のKO劇で初防衛に成功した。
 圧倒的な強さを見せる入田選手に、昨年5月には元K-1GP初代王者のブランコ・シカティック追悼大会のメインイベントで、元K-1・JAPANGP王者でK-1界の「日本の頂」と言われる天田ヒロミとの対戦が決定したが、新型コロナの影響で夢の対戦が幻に終わった。
 一昨年12月の防衛戦から1年半遠ざかっていたが、ついに2度目の防衛戦が決定。7月22日に大阪なみはやドーム・サブアリーナで公益財団法人日本骨髄バンクチャリティマッチとして開催。同アリーナは最大2000人収容で、過去のチャクリキでは最大規模の会場という。大会のファイナルでは、K-1のノブハヤシ、天田ヒロミ、中迫剛が元新日本プロ軍団のKENSO選手らとの3-3マッチが企画される中、入田選手はメインのタイトルマッチとして、セミファイナル前の第8試合でキックマッチDREAMGATEヘビー級選手権試合3分3R(延長1R)に登場。「リアル・ロッキー」を異名を持つ名物ファイターの庵谷“出美流漫”鷹志選手(Exciting Break)の挑戦を受ける。
 地元関西で初の防衛戦に向け、入田選手は毎週3~4日の練習を続けており「コロナ禍で1年半我慢してきたが、チケットも完売し、大きなドーム会場で最高の戦いを見せたい。1ラウンドKO勝ちで2度目の防衛をしてみせます」と意気込んでいる。


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廃校の旧比井小跡地利用検討へ 企業や団体の現地確認でニーズ調査 〈2021年5月27日〉

2021年05月27日 08時30分00秒 | 記事


地域活性化へ有効利用が求められている旧比井小


 日高町は、志賀小と統合して、去る3月末で廃校となった旧比井小学校施設を有効活用につなげるため、26日から6月30日まで、興味がある企業や団体が現地確認を行えるようにする。同施設の有効利用は地域活性化へ向けて地元からも求められる案件で、今回、廃校利活用ニーズ調査の一環で着手することで現実的な可能性を把握。早ければ今夏から施設を使いたい企業や団体の公募を始めたい考えだ。

 以前から「比井小祭」といったイベントや行事などで地域の学校の色合いが強かった旧比井小施設の利用法について、地元民らから求める声が上がっている。全国的に見ても、廃校施設の活用は、地元住民による利用、民間企業と連携した活用等でミュージアムやスポーツ施設など優良な事例がある一方で、現実的に活用の担い手が見つからない課題もある。
 このことを踏まえ、地域の意向を組み入れた有効活用と、民間活力導入の可能性や条件を把握し、地域や町民にメリットがあるよう廃校活用ニーズ調査を実施することを決定。物件調書に校舎敷地(2536平方メートル)や運動用用地(3380平方メートル)等の施設概要のほか、地域の理解を得られることや地域の活性化、雇用の創出につながることが好ましい、部分的活用について要相談などの文言も盛り込み、ホームページ上で掲載。施設内外の見学後、現実的な活用策に関するヒアリング調査にも協力してもらう計画にしている。
 3月議会で体育館は「比井崎体育館」と名称を変えて設置や管理に関する条例を制定し、教育委員会管轄の体育施設に位置づけており、今回の廃校利活用の対象外。すでに数件の問い合わせがあり、町は「経費の試算などを行うため、試験的に機械の搬入や運搬をしたい場合は、相談に応じます。担当職員に申し出てほしい」と話している。
 問い合わせは、企画まちづくり課(電話63・3806)へ。


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印南町 ワクチン、高齢者3割が接種済み 迅速な対応、2回目も始まる 〈2021年5月26日〉

2021年05月26日 08時30分00秒 | 記事


対象者の3割が接種、2回目の接種も始まるなど接種率が高い印南町


 新型コロナウイルス対策の切り札として期待されるワクチンの接種が65歳以上の高齢者を対象に進められている。御坊保健所管内でも5月から始まっているが、最も早く1日から開始した印南町では対象者の3割が1回目の接種を終え、そのうちの半数が2回目の接種を終えるなど接種率が高く迅速に対応、2回目の接種を終えた女性も「早く打ってもらえてよかったよ。これで一安心」と話している。

 ワクチンは、感染症に対する免疫をつけたり、免疫を強めるために接種され、個人の発症や重症化を予防するだけでなく、社会全体で流行するのを防ぐことができることから新型コロナウイルス対策の切り札として期待され、医療従事者に続いて65歳以上の高齢者を対象にした接種は4月からスタート。当初自治体に配布されるワクチン数が少なかったことや打ち手を確保するのが難しいなど思うように接種は進んでいないのが現状で、24日に政府が公表した都道府県別の実績(23日時点)よると1回目の接種率は全国平均でわずか6%にとどまっている。そんな中、和歌山県の接種率は17・5%、2回目の接種率も2・6%で最も高い。
 印南町では対象3075人のうち960人が1回目の接種を終え、接種率は県の2倍近い31・2%。22日、23日には480人が2回目の接種を行い、2回目の接種率は15・6%に上るなど接種率が高い県下の中でもトップクラスの実績だ。同町は7月25日の接種完了をめざしており、陣頭指揮をとる日裏勝己町長は接種率が高い現状に「医師や看護師など医療関係者の協力のおかげであることはもちろん、職員の頑張りも大きい」と感謝するとともに「今後もできるだけ迅速に行い、町民の皆さんに安心を届けたい」と話している。


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御坊市花火大会 2年連続中止 コロナ対策困難 「苦渋の決断、来年こそは」 〈2021年5月25日〉

2021年05月25日 08時30分00秒 | 記事


晩夏を飾る花火大会、今年も中止(写真は一昨年)


 御坊市は24日、新型コロナ感染予防で昨年に続き、8月の花火大会を中止すると発表した。毎年、日高地方の晩夏を飾る花火大会は市民だけでなく、周辺地域住民も楽しみにしている一大イベントだが、会場周辺は多くの人でごった返すため、コロナ感染予防対策が徹底できないほか、地域経済に大きな影響が出ている中で市民や事業者等から寄付金を募れないのが理由。

 花火大会は、平成6年の市制施行40周年を記念して御坊商工会議所主催で始まった。その後、10年間続けたが資金集めが困難となり、15年を最後に一旦中止が決まったが、市制施行50周年の16年に継続を求める市民の声を受け、柏木征夫・前市長を先頭に市内各種団体が協力する実行委員会をつくり、毎年、市民や各種団体、企業から寄付を募ることで継続している。
 日高地方の晩夏を彩る花火大会として「子どもに夢を!」を合言葉に、8月下旬の土曜日に日高川河川敷で2400発の花火を打ち上げている。毎年、会場やその周辺には約4万人の見物人が集まり、大玉の連発や乱れ打ち、仕掛け花、クライマックスの水上自爆とスターマインの共演に歓声を上げている。
 コロナ禍で昨年、26年目にして初めて中止。今年も庁内で開催の是非を検討してきたが、4月以降、京阪神を中心に第4波が猛威をふるい、都市圏では医療がひっ迫するなど厳しい状況が続き、依然終息の見通しが立たない中で「多くの観覧者、関係者に感染防止対策を講じた安全、安心な運営ができない」と2年連続中止を決めた。「皆様の健康と安全対策を第一に判断した決定なので、ご理解いただきたい」と呼びかけている。
 感染防止対策に加え、コロナの影響で地域経済が疲弊している中、毎年、市民や各種団体、事業者の協力で集めている1100万円前後の寄付金を「集められる状況にない」ことも大きな理由のひとつ。
 2年連続中止に三浦源吾市長は「花火大会を楽しみにされていた市民の皆様をはじめ、大会を支えていただく協賛者、関係団体の皆様に、再びこのような報告をしなければならないことは苦渋の決断で私自身、大変残念でなりません。一日も早く感染症が終息することを願い、来年こそは多くの皆様にご来場いただき、楽しんでいただける花火大会を実施できればと考えています」と話した。


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総勢30人「希望のリレー楽団」リモート合奏  御坊から全国に輪広がり反響呼ぶ 〈2021年5月23日〉

2021年05月23日 08時30分00秒 | 記事

 コロナ禍の中、認知症支援施策で全国トップランナーを走る御坊市からの呼びかけで全国から認知症当事者や家族、障害児者、介護事業所職員、病院職員、市職員ら子どもから高齢者まで総勢約30人が参加した「希望のリレー楽団」が誕生。それぞれが得意な楽器や歌声でリモート合奏した動画はユーチューブで公開され、大きな反響を呼んでいる。アイデアを出した市の認知症地域支援推進員は「全国に輪が広がりうれしい。コロナ禍だから実現できたこと」と喜んでいる。
 
 今年2月に「あがらの総活躍希望大使」に任命された山際裕三さん(81)=薗=はハーモニカが得意で楽譜があればどんな曲でも演奏でき、全音階のハーモニカを持っている。元教師の楠本順三さん(80)=湯川町丸山=は、若いころから本格的な音楽活動を続け、現在もピアノを弾いている。2人とも認知症当事者で市内の介護事業所「あがら花まる」を利用し、事業所内でハーモニカとピアノを合奏したり、地域の学校などに出向いて演奏しているが、コロナ禍でその機会をつくるのが難しくなった。
 市介護福祉課認知症地域支援推進員の谷口泰之さん(42)が「2人の特技、力をなんとか生かせないか」と考え、趣味でやっているオンラインを通じて合奏する「リモートセッション」を思いつき、著作権のかからない童謡「ふるさと」を選び、まず楠本さんの自宅でピアノ演奏を録画し、その演奏にあわせて山際さんの自宅でハーモニカ演奏を録画し、2人の動画をあわせて合奏している動画を作成した。
 その動画を見た市内の介護事業所ケアマネージャー、病院職員、市介護福祉課職員、ヤクルトレディーらが「自分たちも得意な楽器で参加したい」と申し出て、それぞれのスマートフォンで動画を撮影し、2人の動画に加えていった。この広がりを見た谷口さんが日本認知症本人ワーキンググループに協力を呼びかけ、全国から参加者を募ったところ、大きな反響を呼び、東京、神奈川県藤沢市、長崎県佐世保市、大阪府堺市など全国から認知症当事者や家族、支援員、障害児者ら子どもから高齢者まで総勢約30人に輪が広がった。
 ピアノ、ハーモニカから始まった演奏はギター、ベース、トランペット、マンドリン、三線、カリンバ、カホン、鼻笛に増え、コーラスも寄せられ、総勢30人の動画が完成。日本認知症本人ワーキンググループの赤い羽根福祉基金助成事業「希望のリレー推進事業」の一環で行ったことから「希望のリレー楽団」と名付け、同グループ公式ユーチューブチャンネル=掲載のQRコードから視聴できる=で公開。動画は3分あり、演奏時間は2分30秒。市内の高齢者施設利用者がスターチスで手づくりした「希望のリレー」の花文字も紹介している。
 動画はオンラインでの「ごぼう総活躍のまち講座」で活用しているほか、今後、曲のレパートリーを増やすことも考えている。谷口さんは「コロナ禍で閉塞感が漂っているが、コロナ禍だからこそ普及したオンラインのスキルを活用して実現できた。全国に輪が広がり、うれしい。今までになかった良い経験ができた。今後も少しずつできることから取り組んでいきたい」、ギター演奏で参加した市介護福祉課職員も「完成した動画を見て感動した。見ず知らずの人たちとこうして音楽を通じ、つながれたことは本当にうれしい」と話した。「希望のリレー楽団に参加したいなど興味、関心のある人は気軽にご連絡下さい」と呼びかけている。問い合わせは市介護福祉課(電話23・5851)へ。


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女子学童軟式野球 県選抜「和歌山ハーモニーズ」 室美成里さん、成田陽菜さん(日高DG)メンバー入り 〈2021年5月22日〉

2021年05月22日 08時30分00秒 | 記事

 学童女子野球日本一を決めるNPBガールズトーナメント2021全日本女子学童軟式野球大会(7月31日~8月5日、愛媛県)に出場する県選抜チーム「和歌山ハーモニーズ」に、日高地方の女子学童チーム「日高ドリームガールズ」から室美成里さん(中津小6年)と成田陽菜さん(御坊小6年)がメンバー入りした。ハーモニーズは2大会連続準優勝しており、2人は初の栄冠に闘志を燃やしている。

 ハーモニーズは県内7チームの6年生19人からなる選抜チーム。合同練習は今月16日から始まり、今後3、4回程度行い、大会に挑む。19人はレギュラー入りをめざしてレベルアップに励んでいる。
 室さん、成田さんとも日高ドリームガールズの主力メンバーとして活躍している。室さん(136センチ、右投右打)は〝走攻守〟3拍子揃った選手。ドリームガールズでは3番・遊撃、チームの要として牽引している。シュアな打撃が持ち味で足を生かしたセーフティーバントも得意。守備は堅実で鮮やかなグラブさばきに定評、投手もできる。ハーモニーズでは主将に抜てき。攻守にわたるプレー、メンタル両面でチームの支柱として期待されている。
 成田さん(152センチ・右投右打)はドリームガールズでは4番・投手、チームの中心選手だ。御坊少年野球クラブでも4番・一塁手として活躍している。打撃はレフト方面への長打力が魅力。投手としては長身から投げおろす投球は急速、球威ともに優れ、抜群の制球力を誇る。捕手もでき、ハーモニーズでは投攻守での活躍に期待されている。
 室さんは主将として「チームメートと仲良くなって、チームを一つにして日本一をめざしたい」と意気込み、「打撃では強い打球、走者を進める打撃を心がけ、守備では捕球、送球を大事にして確実にアウトをとりたい」と話す。成田さんは「チャンスでヒットを打ちたい。投手ではコントロール重視の投球でアウトを重ね、捕手では堅実なプレーで頑張る。全員野球で県代表チームとして全力を尽くす。優勝が目標」と闘志を燃やす。
 全国大会は昨年は新型コロナウイルスの影響で中止したため2年ぶりの開催。松山市の坊ちゃんスタジアムを主会場に、全国から約40チームが出場して熱戦を繰り広げる。


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歯と口の健康コンクール ポスター特選に野手奏陽君、杉浦綾音さん(名田小)嶋田倫也君(日高中) 標語は赤松右興君(中津小)ら8点入選 〈2021年5月21日〉

2021年05月21日 08時30分00秒 | 記事


小学校低学年の部特選の野手奏陽君の作品


小学校高学年の部特選の杉浦綾音さんの作品


中学校の部特選の嶋田倫也君の作品


 6月4日からの歯と口の健康週間を前に、日高歯科医師会(柏木健生会長)と日高地方学校保健会(栖原伸精会長)は、「歯と口の健康週間ポスターと標語コンクール」の日高地方審査を行い、入賞作品を決めた。ポスターは特選に小学校低学年の部が野手奏陽君(名田2年)、同高学年の部は杉浦綾音さん(同6年)、中学校の部は嶋田倫也君(日高3年)の作品が選ばれ、ほか入選6点と佳作が15点。標語は入選8点が選ばれた。ポスターの特選と入選、標語の入選は県審査に進む。

 歯と口の健康意識向上へ毎年小中学生を対象に募集。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったため2年ぶりの実施となった。今年はポスターが小学校低学年の部25点、同高学年の部12点、中学校の部18点の計55点、標語は小学校低学年の部2点、同高学年の部14点、中学校の部18点の計34点の応募があった。日高歯科医師会の医師や学校保健会の教諭、中学校美術教諭らが審査し、ポスターは各部で特選1点、入選2点と、小学校低学年の部から5点、同高学年の部から4点、中学校の部から6点の佳作を選出。標語は小学校低学年の部から2点、同高学年と中学校の各部から3点の入選を選んだ。
 今年も昨年に引き続き新型コロナウイルスの影響で9020、8020(90歳、80歳になっても20本の歯を保つ)表彰はなく、ポスター、標語の入賞者らを表彰するよい歯のフェスティバルも中止する。入賞者には各学校を通じて伝達する。
 ポスター、標語の入賞者は次の皆さん。
【ポスター】〈入選〉小学校低学年=芝本栞奈(名田3)内芝笑奈美(衣奈1)▽小学校高学年=西田幸多朗(名田6)吉川沙耶(同5)▽中学校=玉置和奏(湯川3)木下日和(同2)〈佳作〉小学校低学年=佐野悠里(切目3)火縄咲南(同3)今北敦貴(笠松2)川瀨凰雅(由良1)山本樹季(名田2)▽小学校高学年=小西真利那(名田5)中田葉月(同4)榎本翔真(切目4)村上颯(同4)▽中学校=前田明南(湯川2)谷口愛咲(日高3)槇嶋実花(河南2)龍田桃菜(御坊1)木村美海(同1)中尾里愛(由良1)
【標語】〈入選〉小学校低学年=赤松右興(中津2)「歯はだいじ ハミガキだいじ ぼくだいじ」、御影真穂(衣奈3)「はみがきで いつもそこには きれいなは」▽小学校高学年=淺香颯雅(川原河6)「気づかない よごれているよ 歯と歯の間」、齋藤朗(笠松5)「歯みがきは 自分の見た目も みがいてる」、髙尾泉璃(中津4)「歯みがきで 元気にしよう 未来の歯」▽中学校=宮川千夏(美山2)「光らせよう 未来の自分と 自分の歯」、尾上寧々花(河南2)「歯と口は 健康・元気の 源だ」、里村昇勇(丹生3)「歯みがきで 自分の未来を 輝かせ」。


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18日 御坊商工会議所常議員会 令和3年県要望に県当局回答

美浜町役場玄関にパッションフルーツ苗植える

 JR由良駅6月から無人化

31日 西本利吉医師に大阪国税局長感謝状贈呈式


松本日高町長2期目残り1年 〈2021年5月20日〉

2021年05月20日 08時30分00秒 | 記事


まずはコロナ対策を着実にと松本町長


 日高町の松本秀司町長(65)=志賀=は、2期目(任期満了、令和4年5月10日)も残り1年を切った。ワクチン接種など新型コロナウイルス感染対策にめまぐるしい中、町長選挙出馬の去就は「今は目の前のことに全力で取り組むだけ」と明言は避けている。現時点で表だった新人出馬の動きはなく、全くの無風状態だが、前回は12月議会での出馬表明だったこともあり、態度表明は晩冬となりそうだ。

 松本町長は「笑顔で健康に暮らせる町づくり」をスローガンに「スピード感を持って実行を」との思いで安心・安全の町に向けて防災対策と道路改良を急ぐことや農漁業、商工業、観光産業の振興を公約の柱に掲げて、平成30年4月17日に無投票で再選を果たした。
 2期目は、安心・安全な町と感じ取れるように重点を置いた防災対策で、避難広場や避難路整備等の南海トラフ巨大地震対策や土砂災害を食い止める砂防堰堤の整備を各地で着々と進め、生活や通学の道だけでなく「命の道」や「観光道路」を確保するため、井関御坊線、柏御坊線、御坊由良線の県道、高家中央線の町道などの主幹道路の早急な改良を促進。
 75歳以上のバスやタクシー利用料金の一部を助成する高齢者外出支援事業を拡充、志賀保育所増改築、受け入れ校の志賀小校舎増改築も済ませ旧比井小との統合を実現、ネックだった内原学童保育所への進入路拡大など高齢者福祉、教育施策、子育て支援策と幅広く力を注いだ。
 昨年からのコロナ禍のため、観光施策は苦慮する中、町商工会が提出した町地域活性化事業「うぶひだか」事業計画書・企画書は「マルシェ」、「遊び」、「体感」の3つの新事業イメージが盛り込まれており、松本町長も「この案を基にコロナ禍の中でも、やれることを考えていくべき」と前向き。職員の不祥事により機構改革で課を再編しており、その中でも新設の企画まちづくり課で具体計画を対応したい考えにしている。
 第1、第2の国の臨時交付金を活用して新型コロナウイルス感染症対策を施してきており、今は65歳以上のワクチン接種に取りかかっているところで、松本町長は「何よりまずは、コロナ対策を確実に取り組まねばならない。議会はじめ町民の理解、職員の協力を得ながら、残りの任期を全力で取り組むだけ」と話した。


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災害対策基本法改正で避難勧告を廃止し、避難指示に一本化

日高中津分校3年が備長炭焙煎珈琲の販売を目指し、近藤雄一さん(寒川)から販売サイトの運営などを学ぶ

御坊市・国民健康保険税滞納催告書を「令和2年」で計算し、過少通知

県内で市町職員等をかたり、還付金詐欺の電話が相次ぐ