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和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

県福祉事業団が旧小竹邸(御坊市)改修し新たに物産販売、今秋開設 〈2016年6月30日〉

2016年06月30日 08時30分00秒 | 記事

販売所として活用する旧小竹邸(右側は旧中川邸)


 社会福祉法人県福祉事業団が、御坊市御坊の旧小竹邸を買い取り、新たに利用者が各事業所でつくった福祉生産品を地域住民や観光客らに対面販売する常設の販売所を今秋開設する。隣接の旧中川邸は障害児者の芸術作品発表や販売を目的とした「ぎゃらりーなかがわ」と手打ちそばなどが楽しめる食事処「なかがわ」として活用しており、新たに販売所を開設することで就労訓練など相乗効果を図るとともに地元産品の委託販売も行い、寺内町観光の活性化にひと役買う。

 同事業団は、旧中川邸を買い取り、母屋を改修して県内2カ所目のギャラリーとして障害児者の作品発表や生産品販売の場に活用している。1階部分は一般開放し、寺内町観光のルートの一つとして観光客らが見学に訪れているほか、ごぼう商工祭ではお茶席など催しも行っている。農機具小屋を改装して障害者の就労訓練の場として開設した食事処「なかがわ」は固定客、リピーターも多く、にぎわっている。障害者10人が接客などに当たり、今年は2人が一般就労に移行するなど成果を上げている。
 利用者の生産品を販売するスペースや駐車場が狭いことから、隣接にある南紀白浜温泉を開発した小竹岩楠の旧小竹邸を買い取り、利用者が対面販売する販売所を開設する。寺内町の景観に配慮して道路に面した建物を販売所として改修し、今秋オープンする予定。後方の建物は取り壊して駐車場などに活用する。道路側にあった小竹岩楠の功績を紹介する記念像は後方に移設した。
 販売所は一般就労移行への訓練の場として事業団各事業所で利用者がつくった陶器やクッキー、ジャム、乾燥シイタケ、梅干しなど生産品を対面販売する。新規顧客の獲得、生産品の売り上げ増による利用者の工賃アップをめざすとともに、生産品を販売することで作業所の内容、理解を深めたい考え。あわせて「地域にも貢献したい」としょう油など地元産品などの委託販売も行い、食事処の利用者や観光客らに地元産品をアピールするなど寺内町観光の活性化にひと役買う。

寺内町活性化へ取り組み報告
御坊商議所活性化・観光推進委

 御坊商工会議所地域活性化・観光推進委員会(柚瀬清委員長)は28日、御坊商工会館で開いた。
 寺内町観光推進に向けて福祉事業団が旧小竹邸の活用、商議所が市から委託を受けた「わがまち魅力発信事業」に伴う旧JA紀州中央御坊支所跡を活用した情報発信拠点スペース整備について報告した。
 柚瀬委員長は「寺内町観光を推進するための点が増えてきた。これら点を線で結び、面にして寺内町を中心とした地域活性化につなげたい」と話した。


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高木美咲さん(印南中)関西中学ゴルフ選手権で5位入賞、全国へ 〈2016年6月29日〉

2016年06月29日 08時30分00秒 | 記事

賞状を手に全国大会出場を喜ぶ高木さん


 全国大会予選を兼ねた平成28年度関西中学校ゴルフ選手権大会女子・個人の部は25日、26日、京都府京丹波町のグランベール京都ゴルフ倶楽部で開かれ、印南中3年の高木美咲さん(14)が5位に入り、初の全国大会出場を決めた。高木さんは「最後のチャンスだったのでとてもうれしい」と喜ぶとともに「10位以内に入れるよう頑張りたい」と全国大会に向けて張り切っている

 関西大会は近畿各府県予選を勝ち抜いた36人が18ホール(パー72)のストロークプレーで2日間の合計スコアを競い、上位8人に全国大会出場権が与えられる。和歌山県から唯一人出場の高木さんは、インからスタートした初日は、インの9ホールは1アンダーとまとめたが、アウトに入り、ショットが乱れ2番(パー4)、3番(パー3)でボギー、7番(パー4)では3パットでダブルボギーをたたくなどし2オーバーの74、5位タイでホールアウトした。
 2日目は前半のインはバーディー3つを奪うもボギー、ダブルボギーもあり出入りの激しいプレーでイーブンパーで終え、後半のアウトは前日崩れた2番、3番、7番を含め全ホールをパープレーにまとめ72でホールアウト。2日間トータル146で5位に入賞し、見事全国出場切符を勝ち取った。
 高木さんは小学2年からゴルフを始め、県民ゴルフ競技会ジュニアの部で平成25年、26年と連覇、昨年も中・高生の部で優勝を飾るなど活躍。今年4月に行われた国体選考会で中学生ながら2位に入り、10月に開催の岩手国体ゴルフ女子競技の県代表選手に選ばれている。
 平成28年度全国中学校ゴルフ選手権女子個人は8月11日から13日まで山口県の宇部72カントリークラブで開催。11日は開会式と公式練習で、12日、13日の2日間競技を行う。全国大会に向けて高木さんは「パットは良くなってきているので、安定したショットを打てるよう練習に励み、10位以内をめざしたい」と意気込みを語った。


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参院選の由良登信(無)鶴保庸介(自)両候補管内入り 〈2016年6月28日〉

2016年06月28日 08時30分00秒 | 記事

 7月10日投開票の参院選和歌山選挙区に立候補している無所属新人で弁護士の由良登信氏(64)=共産・社民・生活推薦、御坊市=が25日、自民党現職で党参院政審会長の鶴保庸介氏(49)=当選3回・公明党推薦、岩出市=が27日に管内入りし、街頭演説や個人演説会で支持を訴えた。事実上、4選をめざす鶴保、野党統一候補の由良両氏の一騎打ちで、リードする鶴保氏を由良氏がどこまで追い上げるか。同選挙区には幸福実現党新人で党県副代表の西本篤氏(46)=和歌山市=も立候補している。

「アリが塊となり象を倒そう」
由良候補、地元御坊で熱弁

熱弁を振るい支持を訴える由良候補

 無所属新人で野党統一候補として立候補している弁護士の由良登信氏(64)=共産・社民・生活推薦、御坊市=は25日夜、御坊市民文化会館で個人演説会を開催。御坊市塩屋町天田出身の由良氏は「地元の願いと政治にかける思いを私が引き受け、国会で実現していきたい」と地域の人らに支持を訴えた。
 会場の大ホールには、支持者ら800人(主催者発表)が参集。有田川町の三味線奏者で、支持者でもある三木久美夫さんの演奏で幕開けし、高校時代の恩師で「はげます会」代表世話人の角田秀太郎氏と市民連合わかやま代表の豊田泰史氏が、壇上に立って由良氏応援を呼びかけた。
 続いて由良氏が、アニメ・アンパンマンのテーマ曲にのって「ゆらパンマンです」と登場し「御坊に戻って20年、地元です」と一声。過去に弁護士として公務災害認定を受けられるよう働いたときの依頼者からの支援の手紙や、去る22日の公示日出陣式の様子を「弱者の味方が出陣」と報じられたことを紹介し「アリが塊となって象を倒そう。私らは大きな敵と戦うが、みんなの力で倒せる」と熱弁を振るった。
 安倍政権を「国民に冷たい政治だと思う。大金持ちや大企業の見方の政治」と批判し「国民を苦しめる政治をなんとかしなればいけない。どうか由良を国会へ送り、アベノミクスを食い止め国民生活を豊かにする政治を」と弱者保護などを訴え、支持を呼びかけた。

実績強調、支援訴え
鶴保候補、公示後初の管内入り

由良町内で支援を訴える鶴保候補

 鶴保庸介候補は27日、公示後初めて日高入りし、午前中に由良町から日高町、美浜町、御坊市を回り、4カ所の街頭演説などで4選目への支援を呼びかけた。
 午前8時30分から由良町中央公民館前で行った街頭演説では、畑中町長が支援を呼びかけたあと、鶴保候補は、高速道路が田辺市まで4車線化が実現すれば、これを起爆剤に観光面で日高地方にも大きな期待が持てると訴え「私は、和歌山の生活を変えていくために、地域に活力を持ってもらうために様々なことをやってきた。自民党が政権を取り戻した時にインバウンド(外国人観光客)を1000万人に増やそうと、最初に手がけてやらせて頂いたのも私だった。和歌山が恩恵を受けるように、免税の対象品目を広げるなど、私が関わっている施策で和歌山に関わっていないものは1つもない」とこれまでの実績を強調した。
 4選目に向けて「皆さんからアイデアを頂いて変えていかなければならないことはいっぱいある。皆さんに約束したからには、しっかり頑張らせて頂く。ダメだったら次はないとの覚悟を持っている。地方が元気にならないと日本が元気にならない。皆さんの力を貸して頂き、中央で仕事をさせて頂きたい。この選挙に勝たせて頂いてしっかり仕事を頑張る。その時には知恵と力を貸して下さい。ともに戦ってほしい」と支援を訴えた。


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県職労日高支部が国体シャツをミャンマーの2村に贈呈、感謝状届く 〈2016年6月26日〉

2016年06月27日 08時30分00秒 | 記事

「きいちゃん」シャツを受け取る村民の皆さん


 県職員労働組合日高支部(南隆也支部長、組合員205人)が、社会貢献活動の一環で昨年の「紀の国わかやま国体」で職員が着用した「きいちゃん」シャツをミャンマー連邦共和国の2つの村に贈呈した。日高振興局や管内7市町、紀の川市の協力で444着集まり、同国で電化技術支援事業を行っている紀南電設(株)=林惠一代表取締役、御坊市湯川町小松原=の協力を得て村に届けた。村長から感謝状が届き、仁坂吉伸知事も取り組みを評価しており、南支部長は「今後も何らかの形で社会貢献活動を続けたい」と話した。

 県や市町村が国体用にマスコットキャラクターの「きいちゃん」を入れたポロシャツやTシャツ、ワイシャツを作り、職員らが購入してPRに活用。国体終了後に岡本敏秀・前日高振興局長と同支部役員が「国体が終わり、着る機会が減った。このままタンスの中に眠ってしまうのはもったいない。なんとか有効活用できないか」との話になり、同支部が社会貢献活動の一環で海外で有効活用してもらうリユース事業を行うことにした。
 昨年12月から振興局、同局管内の県出先機関、管内7市町の職員に「国体ロゴが入った半袖のポロシャツ、ワイシャツ、Tシャツで使用しないもの」の寄付を呼びかけた。振興局や7市町をはじめ紀の川市職員労働組合も協力し、451着が集まり、汚れや破れているものを除く444着を送ることにした。1着ずつきれいにたたみビニール袋に入れ、郵便用の段ボール箱で6箱分ある。
 リユース先として「現地に確実に届く」「住民の方々に喜んで着てもらえる」ところを検討し、独立行政法人国際協力機構(JICA)の「草の根技術協力事業」でミャンマーの無電化地域で電化技術支援を行っている紀南電設の協力を得てミーライ村(290世帯)とアタヤゥン村(55世帯)に送ることになり、国際郵便で同社のミャンマー支店に送り、現地駐在員が5月19日に2村に届けた。
 贈呈式では村民にシャツが披露され、全世帯に配布された。村民は笑顔で受け取り、その場で着用する人もいたという。村長からは「和歌山県の方々にはJICA事業で私たちの村に電気を付けていただきました。また、和歌山県、市町職員の有志の方には昨年使われた国体祭典のユニフォームをいただき、ありがとうございました。村民全所帯に配布し、着用します。心より感謝します」との感謝状が届き、賛同した市町に届ける。
 南支部長は「多くの皆さんの善意できいちゃんのシャツが海を渡り、着ていただけることになった。村長をはじめ、村民の皆さんが大変喜んでいたという報告を聞き、笑顔で喜んでいる写真も見せていただき、やって良かったと大変うれしく思っています。これからも何らかの形で社会貢献活動を続けていきたい」と話した。田中達也日高振興局長は「県庁の拡大部長会で知事に報告したところ『国際貢献事業として良い取り組みを行ってくれた』との言葉をいただいた。今後もこのような社会貢献活動を続けてもらえればありがたい」と話した。


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2016年5月 データバンク

2016年06月25日 14時24分37秒 | データバンク

1日
平成28年春の叙勲に管内から5人受章日高川でアユ漁解禁第65回住吉大社全国弓道大会・学生女子団体で紀央館高校が優勝、日高高校が準優勝スポ少軟式野球日高地方予選で松原が初V

5日
興国寺で花まつり

8日
Sioトープ子どもまつり6千人でにぎわう春季近畿地区高校野球大会県予選で紀央館、日高中津がシード権獲得福嶋勲さん(由良町)ふるさとでコンサート

10日
台湾工業高校生が紀央館高へ日高郡町村会長に森下誠史美浜町長第67回全日本弓道大会範士の部で佐竹万里子さん=範士8段、御坊市御坊=が全日本弓道連盟最高賞の優秀賞を受賞御坊市自治連総会

13日
日高川町議会議長に龍田安廣氏再選、副議長は堀辰雄氏御坊市長選立候補予定者の公開討論会開催

14日
日高医師会会長に高辻幹雄氏

15日
御坊市長選告示、現職と新人の一騎打ち御坊ローターアクトクラブが創立45周年記念式典

18日
日高川町土生、南海果工(株)が「わかやまのお茶」新開発JA紀州で印南町特産の小玉スイカ「ひとりじめ7」収穫始まる自由律俳句はまゆう吟社会員、岡一子さん(御坊市)の「握ったクレヨン」が「青い地球賞」受賞日高歯科医師会の家族でよい歯のコンクール最優秀賞に橋本さん(御坊市)母子

19日
由良町水産加工研究協議会設立総会

20日
JA紀州の移動スーパー「とくし丸」3号車みなべ町で出発式

21日
紀州日高漁協が県下で初めてアカモク(海草の一種)を商品化陸自和歌山駐屯地54周年記念行事、災害派遣行進歯と口の健康ポスターコンクール入賞者決まる管内トップ切って印南町4小学校で運動会

22日
御坊市長選で現職の柏木征夫氏が7選。26日に7期目初登庁学童野球夏季大会で御坊が初優勝

24日
美浜町で今年度の松くい虫薬剤地上散布始まる

25日
日高川町美山森林公園でササユリ開花始まるひだか食品関係連合会優良表彰式典

27日
平成28年度県政功労表彰(知事表彰)に管内から6人と1団体社会福祉法人博愛会に介護施設用ロボット「パルロ」県下発導入第3回全日本空手道選手権大会で美浜町の前田勇輝・勝汰兄弟ダブル優勝日高川町山野小で児童と地元お年寄りがゲートボールで交流

28日
日高川町玄子でホタル観賞の夕べ

29日
御坊市塩屋町のハス池で御坊生まれの舞妃蓮開花

31日
比井小児童が手作業で田植え体験


7月16~18日 白崎マリンエキスポ開催 〈2016年6月25日〉

2016年06月25日 08時30分00秒 | 記事

親子スノーケリング体験

地元漁師の指導で地引き網体験も


 白崎海洋公園を舞台にした滞在型アクティビティーイベント「SHIRASAKI OCEAN PARK Marine Expo‘16~海の学校 海と日本プロジェクト」(実行委員会=市川将彦委員長=主催)は7月16、17、18日のいずれも午前9時から午後5時まで開催される。親子スノーケリング、移動水族館、漁船クルージングなど子どもから大人まで楽しめる20の体験プログラムのほか、県内のグルメも味わえる。

 海とのふれあいを通して、白崎の海の良さを知ってもらうとともに、夏の思い出を作ってもらおうと海の日(7月18日)にあわせて地元関係者らが初企画。「海の学校 海と日本プロジェクト」の一環で、日本財団から補助を受け、海での体験を中心に楽しい催しを提供する。
 プログラムは、親子で体験できるスノーケリング・シーカヤック・スタンドアップパドル(サーフボードの上に立ちパドルを使って漕ぐ)、公園コテージ内にカクレクマノミ、タコ、オニオコゼなどを入れた水槽を設置する移動水族館、専門家から各生物の生態について学ぶ講座、海のアウトドア講座、漁船に乗って白崎海岸を巡るクルージング、地引き網体験、水中アート展示会、タンクお絵描きアート、魚さばき・干物つくり・めはり寿司体験、ビーチコーミングアート(フォトフレーム作り)など。
 会場には「和歌山ならではグルメ」コーナーを設け、県内の飲食関連業者らが出店し、ご当地グルメも楽しめる。
 チケットは、一日遊び放題券が前売り1500円(大人・子ども同額、12歳以下の子どもは保護者もチケット購入必要)、当日2000円。一日遊び放題券で、体験プログラムや体験コーナーなどを満喫できる。定員は一日あたり1000人(先着順)。イープラス、チケットぴあ(Pコード 632-915)で発売中。
 実行委員会では「子ども連れの家族、大人だけでも十分に楽しめるイベントを用意しています」と来場を呼びかけている。問い合わせは、同会(電話65・0125)へ。


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 日高川町「ふじまつり」フォトコンテストで阪口成次、横出一夫さん(御坊市)ら入選

 県少年柔道大会で久保井塾(高学年)山下塾A(低学年)3位入賞

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 印南町・清流小児童がアイガモ農法を実践している中田稔さんの水田で放鳥体験


日高川町商工会がプレミアム商品券を1日から発売 〈2016年6月24日〉

2016年06月24日 08時30分00秒 | 記事

町内の商店など79店舗で使えるプレミアム商品券を今年も継続


 日高川町商工会(西伍十四三会長)は、平成23年の台風災害で低迷した地域経済の復興と販売促進を図ろうと、4年前から始めた「プレミアム商品券」を、今年も7月1日から販売する。1万円で1万2000円分の商品券が購入できるため、過去4年間は大好評だった。プレミアム分の300万円を町が助成し、町内での消費拡大と販売促進による地域活性化を図る。町内79店舗で使用できる。

 市木町長が選挙公約で商工業振興の一環として町助成金を100万円増の300万円(1500セット)にした。1万円で額面500円×24枚の1セット(1万2000円)が購入でき、発行総額は1800万円分になる。
 販売期間は今年12月20日までで、利用期間は今年中。町商工会本所と中津支所、美山支所で、土日祝日を除く午前9時から午後5時までの販売だが、初日と7月4日は午前8時15分から午後7時まで販売。町内外を問わず、1人3セット(3万円)まで購入できるが、代理購入、中学生以下や加盟店の人は購入できない。1500セットが売り切れれば販売を終了する。取扱店79店舗で使用でき、釣り銭は出ない。ビール券や切手など換金性の高い一部の商品には使用できない。
 詳しい問い合わせは、日高川町商工会本所(電話23・3434)中津支所(電話54・1005)美山支所(電話56・0606)へ。
 取り扱い加盟店は次の通り。
【町内全域と藤井、吉田地区】(株)フラット・フィールド・オペレーションズの町内9施設(中津産品所はじめ宿泊温泉施設等)、進物専門店宮本、(株)テック・マルヤマ。
【川辺地区】西川商店、川辺石油、(株)山本建装トーヨー住器、谷口設備工業、あんちん、レストラン雲水、まるご軽運送、小川板金塗装、食遊館いぶき、ヘアモードエアリッシュ、川辺精肉店、小谷商店、マルオカ、ローソン川辺町小熊店、山本商店、ユガミ電器、小倉板金塗装、(株)長岡塗装店、山本電装、柿本商店、メモリアルウエスト日高川、だいこく、鳥居商店、(株)旭商会川辺給油所、居酒屋なかなか、お宿喜作、中津商店、野中水道、マキデンキ、岡ガス商会、(有)川辺オート商会、LGSHOPこにし、玉置薬店、堀江美容室、山浅商店。
【中津地区】レストラン椋の木、カットマジックアート、飯盛、加藤善商店、クール、芝電器店、芝由商店、高由商店、中井モータース、橋爪薬店、平和堂、夢楽、喫茶&スナック八重、(株)田中モータース、硲野電気サービス、原留石油。
【美山地区】イハラハートショップ、山本鮮魚店、(株)旭屋、イハラ・ボデーショップ、加門電気商会、小林商店、玉置廣一商店、中尾商店、ちくへい商店、今西商店、大西自転車店、玉置電器店、御食事処あゆ、中村屋、ペンションひろば、三尾屋、森下商店。


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 日高食品衛生協会が巡回指導スタート

 由良町で野菜ソムリエに学ぶ食育教室、特産品ニンニクの魅力を知る

 少年補導功労で切目正さん(御坊市)県下で唯一人全国栄誉金章


参院選公示、西本篤(新)由良登信(新)鶴保庸介(現)3氏立候補 〈2016年6月23日〉

2016年06月23日 08時30分00秒 | 記事

 第24回参議院通常議員選挙が22日に公示され、7月10日投開票に向け、18日間の選挙戦に突入した。和歌山選挙区(改選1)は幸福実現党新人で党県副代表の西本篤氏(46)=和歌山市=、無所属新人で弁護士の由良登信氏(64)=共産・社民・生活推薦、御坊市=、自民党現職で党参院政審会長の鶴保庸介氏(49)=当選3回・公明党推薦、岩出市=の3人が立候補し、和歌山市内で第一声を放った。事実上は4選をめざす鶴保氏と野党統一候補の由良氏の一騎打ちで、由良氏が鶴保氏にどこまで迫れるか。選挙権が18歳に引き下げられて初の国政選挙となり、若い新有権者の動向も注目される。21日現在の県内有権者数は国内外あわせ84万1055人(男39万3203・女44万7852)。

豊かな社会へ新しい選択を
幸福新人 西本篤候補

 午前9時から選挙事務所前の和歌山市湊1828の20、幸福の科学和歌山支部市駐車場で出陣式を行い、同本部の竹内知弘選対本部長や関西シティ(株)つばさプロの田中誠一代表取締役社長ら支援者が集った。
 西本候補は「18歳以上に選挙権が与えられ、新しい若い力が加わることは素晴らしいこと。日本の未来を選択するチャンスとして受けとめてほしい。国防と経済政策が問いかけられている選挙で、新しい選択をしてほしい。政治家が国民から税金をたくさん取って、ばらまくのではなく、国民を豊かにすることが政治の仕事であり、国を守るためには軍備も整える。7年前から党員となり、同じ主張を繰り返してきた。日本の未来を開くために、心豊かで繁栄する社会、共存共栄できる社会を作ることを目指している。平和を愛さないような国に対しては物を申していく。新しい選択で正義のメッセージを届けてほしい。命をかけてこの国の誇りを取り戻し、繁栄に導くため、走り抜く」と第一声を放った。
 田中代表取締役社長は「和歌山から幸福実現党の議員1人を」と呼びかけ、竹内選対本部長は「西本候補はさわやかで政治への思いも熱く、若い人に道を示せる。未来を切り開いていけるのは幸福実現党しかない。和歌山に西本候補のさわやかな風を吹かせたい」と訴えた。


戦争法廃止、憲法改正ストップ
無所属新人 由良登信候補

 和歌山市の南海和歌山市駅前で出発式を行い、支持者ら180人が集まった。はじめに市民連合わかやまの豊田泰史代表が「憲法違反の戦争法は立憲主義、民主主義の破壊行為。この動きを阻止するために由良候補を擁立した。誤った政治を正そう」とあいさつ。共産党比例代表の坂口多美子候補らに続き壇上に上がった由良候補は「絶対に負けられない、勝たねばならない選挙。全力で走り続けます」と力強く第一声。安倍政権に「戦争法や憲法改正の話をほとんどせず、経済で票を取って戦争への道を突き進もうとしている。その経済政策もすでに破綻している」と痛烈に批判した。経済政策に「大企業の儲けがしたたり落ちるのを待てという政治は止めさせねばならない」と述べ、「直接国民の生活、家計を豊かにする政策に転換する必要がある」とし、最低賃金の引き上げや原則的に正規雇用にする施策など提案した。戦争法には「外国の攻撃から守る備えではなく、自衛隊の人が命を奪われ命を奪い、テロを誘発する危険がある」、憲法改正に「個人よりも国家の価値を優先させる戦前の社会へと逆行している」と警鐘を鳴らし、ともに「許してはならない」と力を込めた。最後に「当たり前の政治を回復させるため全力で頑張ります。市民と野党の共闘が動き出した。みんなの力で政治を変えよう」と訴えた。


力あわせてふるさと再生を
自民現職 鶴保庸介候補

 午前8時30分から和歌山市手平2丁目88の1の選挙事務所前で出陣式を行い、選対本部長の世耕弘成内閣官房副長官、公明党の浮島とも子代議士、仁坂吉伸知事、市町村長、県議、市町村議をはじめ多くの支持者が参集した。
 鶴保候補は「3期18年間仕事をさせていただき、当選回数で言えば党内で5本、10本に入るまできた。もう若いとか、経験が少ないとかは言えない。私が国政を引っ張っていくという強い気持ちでやりたい。全国一律の基準ではなく、私たちの基準、ルールで政策をつくる時代がきた。私たち自身でアイデアを考え、行動していくことが大事。力を合わせてふるさと再生へ共に行動しよう。高速道路はあと少しで紀伊半島を一周し、5年後には田辺まで4車線化できる。もう少しで大きな果実が獲れ、ご恩返しできる。そのために圧倒的な支持をいただきたい。私を使ってほしい」と支援を訴えた。
 世耕副長官は「鶴保さんは国政の最前線で活躍し、政策面から安倍内閣をお支えいただいている。圧倒的勝利で、和歌山から安倍政権継続の力強い声を発信してほしい」、浮島代議士は「選挙区は鶴保候補、比例は熊野正士の大勝利を目指し全力で戦い抜く」、仁坂知事は「和歌山の誇りにかけて圧倒的勝利をもたらそう」と呼びかけ、頑張ろう三唱で気勢を上げた。


その他の主なニュース

 日高町シルバー人材センターがワンコインお助けサービス初計画

 美浜町が津波避難ビル指定協定書締結式 全国初、合同宿舎空室も避難場所に

 ソフトテニスUー14県代表に管内9人が近畿選考会へ

 日高川町寒川の集落近くにクマ出没、連日の出没情報に厳重警戒


参議院選挙きょう(22日)公示、和歌山選挙区は現新三つどもえ 〈2016年6月22日〉

2016年06月22日 08時30分00秒 | 記事

 参議院通常議員選挙はきょう22日に公示され、7月10日の投開票に向け、18日間の選挙戦に突入する。和歌山選挙区(改選1)は4選をめざす自民党現職で党参院政審会長の鶴保庸介氏(49)=公明党推薦、岩出市=、無所属新人で弁護士の由良登信氏(64)=共産・社民・生活推薦、御坊市=、幸福実現党新人で党県副代表の西本篤氏(46)=和歌山市=の3人が立候補を予定し、事実上は鶴保、由良両氏の一騎打ちとなりそう。選挙権が18歳に引き下げられて初の国政選挙となり、新有権者の動向も注目される。
 
 鶴保陣営 午前8時30分から和歌山市手平2丁目88の1の選挙事務所前で出陣式を行い、鶴保氏が第一声を放ち、和歌山市内を街宣する。国土交通副大臣など要職をこなし、国政の場で着実に力を発揮。「未来改革~未来(あす)のために、現在(いま)を変える」をスローガンに3期18年間の実績をアピールしながら推薦の公明党や各種団体の応援を受け、万全の態勢で圧勝を目指す。事務所の電話は073・488・6267。
 由良陣営 由良陣営 午前8時45分から、和歌山市の南海和歌山市駅前広場で出発式を行い、市民連合わかやまの豊田泰史代表があいさつ、共産党、社民党、生活の党の推薦政党代表らが激励し、由良氏が第一声を放つ。
 初日は出発式のあと、和歌山市内を街頭演説しながら街宣し支持を呼びかける。告示後初の日高地方入りは23日の予定。
 選挙事務所は和歌山市杉の馬場2丁目81厚仁ビル1階。電話番号は073・428・7300。
 西本陣営 午前9時から和歌山市湊1828の20の幸福の科学和歌山支部=電話073・480・5777=駐車場で出陣式を行う。来賓の関西シティ(株)つばさプロの田中誠一代表取締役社長が激励の言葉、幸福実現党和歌山県本部の武内知弘選挙対策本部長があいさつした後、同本部副代表の西本氏が第一声を放ち、街頭に出る。
 和歌山市内を中心に回り、JR和歌山駅前で街頭演説。紀の川市、岩出市などを経て、最終は田辺市まで巡る。


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日高川町指定管理改正で従業員が全町議に質問状 〈2016年6月21日〉

2016年06月21日 08時30分00秒 | 記事

井領・日高川町議会事務局長(左)に、全議員への質問状を
提出する指定管理施設の従業員


 日高川町が6月定例議会(17日閉会)に提案した宿泊施設(公の施設)などの民間委託業者を指定する選定方法を一部改正する条例について、議員から異論が相次ぎ、町が「条文再調整」として提案を取り下げた。これを受けて同施設などで勤務する町内の従業員らが、全議員から回答を求める質問状を20日、龍田安廣議長あてに提出した。質問状には、3年ごとに管理者が代わる状況に「職を転々としていると金融機関で判断されてしまう」「子どもの奨学金等の申請に苦慮している」など悲痛な思いを記している。

 同町では、公社が運営していた町内の宿泊や温泉施設など観光部門の施設を平成23年7月から民間委託し、公募によって3年間の指定管理業者を選定。最初の管理者は1期間で運営を終え、現管理者のフラット・フィールド・オペレーションズ(旧本家さぬきや)に引き継がれ、今年度で期限が切れる。
 6月議会に提案された改正案は、例外規定を設けて合理的な理由などがあれば、公募を実施せずに指定管理者の候補と成り得るものだったが、議員からは「競争原理を奪ってしまう」「新規参入を妨げることになる」などの疑問が相次いだ。この異論を受けて町執行部は「再調整が必要」として議案を取り下げる結果に至った。
 これらの議論を知った従業員らは「3年間で勤務先が変わる私たちの不安を理解してもらいたい」との思いで、地元の社員(契約社員含む)約40人とパート社員ら64人が署名と捺印を添え、町公施設指定管理施設従業員一同として議会への質問状を提出した。
 質問状には、運営が公社から前任の企業、現在の企業へと3年ごとに変わる状況により、金融機関や子どもの奨学金等の手続きで職場を転々としていると判断される弊害を説明し、「従業員のほとんどが町民である中、従業員の不安を配慮してくれているのか?」「従業員とその家族の生活を考えてくれているのか」「議員の皆さんに従業員の状況や気持ちを確認してもらいたい」と訴えている。
 また、現管理者のフラット・フィールド・オペレーションズが次回の公募に応募しない恐れもあると不安を表したうえで、早急に全議員から返答を求めている。従業員らは、議員からの返答を待って、町執行部に議案の再提案を訴えたいとしている。
 しかし、先の議案審議の質疑では、条例改正に否定的な議員が多く、新年度からの指定管理者募集に向けての公募時期も迫っており、スケジュール的には厳しい状況がある。町は「従業員の悲痛な思いを理解させていただいている。質問状に対して議員各位がどのような回答をされるのか見守って今後の対応を検討したい」と話している。


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