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日裏勝己・印南町長に4選出馬要請第1号 〈2023年5月31日〉

2023年05月31日 08時30分00秒 | 記事


森口区長(左)から要請書を受ける日裏町長


 任期満了(2024年2月23日)に伴う印南町長選挙まで9カ月をを切る中、30日に現職で3期目の日裏勝己町長に次期町長選への出馬要請第1号が出された。出馬要請に日裏町長は「要請はうれしく、ありがたい」としながらも「残りの任期を精いっぱい頑張りたい」と述べるにとどめ4選出馬への態度は明確にしなかった。

 出馬要請したのは日裏町長の地元、真妻地区区長会。地元選出の前田憲男町議が同行し30日に真妻地区の9区長が町長室を訪れ、日裏町長に次期町長選への出馬要請を行った。区長会を代表し森口詠士皆瀬川区長が日裏町長のこれまでの取り組みを評価し「中学校統合事業などまだまだ日裏町長のお力が必要であります。誠実な人柄と卓越した政治手腕、実行力に大きな期待をしています。来る町長選挙に是非とも出馬していただきたい」と出馬要請した。要請書を受けた日裏町長は「身に余る光栄で大変ありがたい。町民のために任期を精いっぱい頑張りたい」と身を引き締めながらも、出馬への明言は避けた。
 次期町長選まで9カ月を切る中、現時点で新人出馬の動きはなく出馬表明者はいない。3期目の日裏町長の去就が注目されるが、本紙の取材や今回の出馬要請に対しても明言を避けている。日裏町長は前回、前々回の出馬表明はともに9月議会で行っている。真妻地区区長会の出馬要請を皮切りに今後、各種団体から要請が相次ぐことも予想され、6月議会の一般質問で議員が出馬の意思を質す可能性もあるが、態度表明はこれまで同様に秋めくころになりそうだ。


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「宮子姫こどもまつり」御坊総合運動公園で開催 〈2023年5月30日〉

2023年05月30日 08時30分00秒 | 記事


子どもたちに大人気の「ゆるキャラ」

会場内を練り歩く宮子姫時代行列


 御坊市と市観光協会共催の「宮子姫こどもまつり」は、28日に御坊総合運動公園で開かれ、家族連れら5千人(主催者発表)が来場。ゆるキャラ大運動会、宮子姫時代行列など各種催しが行われ、子どもたちの歓声が響いた。日高港で実施してきた宮子姫みなとフェスタに代わるイベントとして、Sioトープ子どもまつりの要素も取り入れ、遊びの環境が充実した運動公園で昨年から始めた。

 市内在住のお笑い芸人「和歌山のまーくん」を司会にオープニングセレモニーで三浦源吾市長、高垣太郎市観光協会長があいさつ。同協会第3号観光PR大使に任命された市内在住のモデル・タレント、坂尻夏海さん(23)もじゃんけん大会などに参加し、イベントを盛り上げた。
 子どもたちに人気を集めたのが「ゆるキャラ」大運動会。「みーやちゃん」「きいちゃん」「クエ太郎」「まつりん」「プララ」「あゆの助」など8体が参加して借り物競走とリレーを競った。子どもたちは好きなゆるキャラの名前を叫びながら懸命に応援。競技の合間には子どもたちとふれあう時間もあり、子どもたちは大喜びしていた。
 宮子姫時代行列は、豪華な衣装を身につけた第10代宮子姫の廣辻華さん=きのくに信用金庫=、貴志うららさん=紀陽銀行=をはじめ、女官・男官役の塩屋小児童、河南中生徒ら総勢18人が会場を練り歩き、笑顔を振りまいた。高垣会長が藤原不比等役、パートナーシップ協定を結んでいる徳島県阿南市から出展参加した職員が粟田真人役を務め、行列を盛り上げた。
 ステージでは市民吹奏楽団演奏、ステキ体操GO!GO!GOBO、チャレンジ○✕クイズ、観光協会第1号PR大使のにしゆきさんコンサート、天音太鼓保存会演奏も行われた。
 特別体験ゾーンでは市消防本部、自衛隊和歌山地方協力本部、御坊警察署が各種車両を展示し、試乗や制服を着ての写真撮影を楽しんだほか、初参加した(株)キナンの高所作業車試乗には長蛇の列ができた。和高専のロボット操作体験、S・I・Sのウォーキングサッカー体験もあり、物産販売や飲食物販売ブースもにぎわった。


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大栄環境(株)の御坊リサイクルセンター第2期最終処分場の建設着工 〈2023年5月28日〉

2023年05月29日 08時30分00秒 | 記事


第2期最終処分場の建設区域(赤枠内)

造成工事現場(手前の建物は中間処理施設)


 大栄環境(株)=金子文雄代表取締役社長、大阪府和泉市=の御坊リサイクルセンター(管理型最終処分場・中間処理施設)=御坊市塩屋町南塩屋=で第2期管理型最終処分場の建設工事が始まった。埋め立て容量は135万5882立方メートル(埋立面積7万387平方メートル)で、県下最大の既設最終処分場と同規模。6月から本格的な造成工事が始まり、令和7年秋に完成し、同年中に稼働を始める。埋め立て期間は約10年間を予定している。

 稼働中の御坊リサイクルセンターは、森岡区が地元雇用対策や区有地の有効活用を目的に誘致し、御坊総合運動公園東側の農免道路を挟んだ区有地等に約50億円かけて管理型最終処分場(民間は県下唯一)と中間処理施設を建設。平成25年3月に県が設置許可を出し、26年秋から建設工事を行い、28年末に完成、29年3月から稼動している。
 既設最終処分場の埋め立て容量は137万5441立方メートル。当初は15年程度で満杯になる計画だったが、京奈和道路関連工事に伴う産廃土、災害廃棄物の搬入等が続いたこともあり、稼働から6年ですでに9割近くが埋まっており、既設最終処分場や中間処理施設に隣接する区有地等に第2期最終処分場を建設する。
 第2期最終処分場の埋め立て容量は135万5882立方メートル。昨年12月に県の設置許可が下り、今年2月末に着工。山林の樹木伐採等を行い、6月から本格的な造成工事を始める。既設処分場と同様に底や法面には遮水シートを張って浸出水の地下浸透を防ぎ、遮水シートは最新の漏水検知システムを設置するなど環境保全対策に万全を期す。
 造成工事は約2年半かかるため、完成は令和7年秋を予定。その後、7年冬から稼働を始める。埋め立てが終わった既設最終処分場の土地利用については地元の意見を聞きながら公園やスポーツエリアなどを検討している。
 中間処理施設は廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、がれき類など10品目を搬入し、減量化などリサイクルしやすい状態に処理して再資源化している。現在は日量50~60トンを選別し、リサイクル率は約30%。従業員36人のうち地元雇用は26人(市内17人、郡内9人)。

市が環境保全協定再締結
大気質調査の継続も検討
 御坊市と同社が、既設最終処分場着工前の平成25年10月に締結した環境保全協定は、第2期最終処分場着工前の今年2月に改めて締結し直した。
 協定は、従来の内容を踏襲し、操業後の施設への抜き打ち検査、最終処分場遮水シートの漏水検知時の掘り起こしなどを明記。市は「引き続き協定の内容を着実に履行、遵守させるとともに安全確保、環境保全に万全を期するように指導していく」としている。
 市が昨年2月に御坊リサイクルセンター周辺で行ったアスベストや重金属など6項目の大気質調査は、既設最終処分場建設前の平成26年に行った同調査と比べて数値に大きな変化はなく、地域環境に影響が生じていないことを確認。今後、時機を見て同様の調査を継続することも検討する。


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印南町が新築住宅取得、賃貸住宅家賃の助成事業を今年度も継続 〈2023年5月27日〉

2023年05月27日 08時30分00秒 | 記事


南谷に建設中の賃貸住宅


 印南町は、若者の定住促進、町外からの転入を促し人口減を食い止めようと実施している新築住宅取得や賃貸住宅家賃の助成事業を今年度も継続。事業導入の平成23年度から昨年度まで新築住宅等取得助成を受けた190件のうち59件が町外からの転入世帯と、人口減対策の一つである町外からの呼び込みが一定の効果を上げている。今年度は町外への転出対策の一つ住宅確保で賃貸住宅を建設する民間業者に費用の一部を補助する事業も導入。町は各種事業の相乗効果で人口減対策につなげたい考えだ。

 平成23年度から導入した助成事業は新築など住宅等取得では、町内に住宅を1000万円以上で取得(新築、中古購入、改築)した人に100万円を、賃貸住宅家賃では民間経営の賃貸住宅に住む若者世帯に家賃の一部をそれぞれ助成。平成29年度からはより広く活用できるように対象外だった公務員(町職員除く)や年収600万円以上の人にも広げた。
 住宅等取得助成は昨年度までに190件の活用があり、59件は町外からの転入世帯。59件のうち県外は大阪(4件)や奈良、京都、三重の近郊だけでなく北海道や東京、熊本、福岡の11件。町内在住者の申請のうち、町外から賃貸住宅に移住してきた後に新築したケースも少なくなく、実質の町外からの転入件数は59件よりさらに多くなる。
 町は、町外からの移住促進や若者定住へ高台移転を促そうと宅地を確保するため令和元年度から近い将来起こるとされる南海トラフ巨大地震で想定される津波の浸水区域外の高台などを対象に水道管を敷設し水道を整備する未来投資事業を導入。さらに定住促進施策の一環で賃貸住宅建設を条件に町有地を売却する「賃貸住宅建設用地売却事業」も導入し、これまで印南地内と南谷地内に賃貸住宅が建設された。南谷地内では増設で新たに建設中。
 若い世代の移住増加率で印南町は全国1718市町村中276位、増加率は8・6%と上位にランクイン。定住促進施策で取り組む各種事業の相乗効果が現れてきていると言えそうだ。
 賃貸住宅家賃助成事業で町に登録している賃貸住宅は11棟の92室。ほぼ入居状態で町外への流出を防ぐには住宅確保が課題で、町は賃貸住宅建設を促そうと300万円を上限に費用の一部を補助する事業を今度から取り入れた。今年度は600万円の予算を計上しており、南谷で建設中の賃貸住宅が適用第1号になると見られる。
 今年度は新築住宅等取得助成事業1700万円、賃貸住宅家賃助成事業1194万円、未来投資事業には2365万2000円を計上している。
 新築住宅助成等取得助成事業の申請や問い合わせは町企画産業課(電話42・1737)へ。新築住宅等取得助成事業資格要件は次の通り。
 新築住宅等取得は取得時点で満18歳以上45歳未満、町民として定住する意思のある人。新築、購入住宅の床面積が70平方メートル以上280平方メートル以下で、取得(改築)費用が1000万円以上要すこと。5年以内に町外に転出した場合は返還金が必要になる。


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御坊市観光協会が第3号観光PR大使に坂尻夏海さんを任命 〈2023年5月26日〉

2023年05月26日 08時30分00秒 | 記事


PR大使の坂尻さん、みーやちゃんが
新調した法被を披露


 御坊市観光協会(高垣太郎会長)は24日、野口オートキャンプ場で令和5年度総会を開き、第3号観光PR大使にオスカープロモーション所属で市内在住のモデル・タレント、坂尻夏海さん(23)を任命した。第2号大使の「みーやちゃん」を前面にスターチス、舞妃蓮などをデザインしたカラフルな法被を31年ぶりに新調し、市内の観光資源をPRするクリアファイルなどみーやちゃんグッズも作製し、会員にお披露目した。

 PR大使は印南町樮川出身のシンガーソングライター・にしゆきさん、市公認PRキャラクター「みーやちゃん」に次いで第3号。坂尻さんはオスカープロモーション等に所属し、モデルやCM出演など幅広く活躍中。現在は地元に活動拠点を移し、日高広域観光振興協議会公式インフルエンサーも務めるなど地元の魅力発信に積極的に貢献している。
 坂尻さんは「生まれ育った大好きな御坊で、みーやちゃんと同じPR大使に任命していただき、光栄で本当にうれしい。東京に行き、改めて御坊の良さをたくさん知りました。それを全国の人たちに知ってもらい、感じ取ってもらうため、もっともっと御坊の良さをPRしていきたい」と抱負を語った。
 昨年設立30周年を迎えたのを機に設立時につくった法被を31年ぶりに新調、みーやちゃんグッズもつくった。法被は赤や金色を基調に「宮子姫のふる里紀州御坊」の文字、みーやちゃんのイラスト、御坊生まれの舞妃蓮、市の花・小菊、市の木・クロガネモチ、市の花木・ハマボウ、御坊を代表する「スターチス」のイラストなどをカラフルにデザイン。100着つくり、会員に配布。28日の宮子姫こどもまつりから使用する。
 グッズは、クリアファイルとうちわを各1000個、シールを2000枚つくった。クリアファイルは、みーやちゃんのイラストを入れて市内の観光資源を学べれるようにした。うちわは、表裏で異なるみーやちゃんのイラストを描き、間違い探しを楽しんでもらう。シールは、みーやちゃんのイラストで市内の観光資源をPR。イベントなどで活用する。

総会で高垣会長再選
事業計画や予算承認
 総会では令和5年度事業計画や予算を承認し、役員改選で高垣会長を再選。
 事業計画は昨年度に続いて宮子姫聖地化プロジェクト、みーやちゃんぬりえコンテストとカルタ大会、ガーデニング教室などに取り組むほか、新たにSioトープへの鯉の放流イベントや観光先進地視察なども予定している。他の役員は次の皆さん。
 副会長=新田みどり(じんじん)向井孝行(フラワーショツプむかい)秀年伸(中紀バス観光社)中村光男(ナーセリーナカムラ)▼監事=松村德夫(紀州日高漁協)橋本昌典((株)はし長)。


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6月18日、小竹八幡神社前をメイン会場に「ごぼう防災まつり」開催 〈2023年5月25日〉

2023年05月25日 08時30分00秒 | 記事


楽しみながら学べるイベント満載


 御坊市自主防災組織連絡協議会(酒本和彦会長)と御坊市が共催する初の「ごぼう防災まつり」が、6月18日午前10時から午後3時まで小竹八幡神社前をメイン会場に開催される。コンクリートミキサー車を使った「ガチャガチャポン」や消火体験、自衛隊や警察・消防など車両展示、ジビエ(シカ)を使った防災カレーの無料提供など身近に防災にふれ、楽しみながら学べるイベント。

 同協議会は「防災意識の向上を図るため、防災訓練ではなく、まつりという形で楽しみながら防災を知り、学んでもらいたい」と初企画。市が共催し、印南町を除く管内5町自主防災組織連絡協議会、自衛隊、警察、消防、和高専、NHK、JA紀州、市建設業協同組合、県広域生コンクリート協同組合日高支部、(株)セイシン、大塚製薬(株)などが協力する。
 会場は小竹八幡神社前と伊勢屋倉庫、新町地区津波避難タワー。子どもたちに人気を集めそうなのが地元企業のミキサー車を使った「ガチャガチャポン」。みーやちゃんのぬいぐみる(総数10個)やお菓子の景品を入れた直径15センチのカプセルがミキサー車から出てくるガチャガチャで、消火体験を行った子ども先着300人を対象に行う。
 伊勢屋倉庫の防災カフェではジビエとアルファ米を使った防災カレー(約300人分)の炊き出しを行い、綿菓子やポンポン菓子、ドリンクも用意。すべて無料で提供し、防災カレーは津波避難タワーに登れば無料券をもらえる。
 車両展示は自衛隊や消防、警察、NHKの車両が展示され、制服を着ての写真撮影もある。津波避難タワーでは「ステキ体操GO!GO!GOBO」や自衛隊のロープワーク、消防の消火体験。伊勢屋倉庫では市町やJA紀州の展示。露店も出店する。
 来場者特典として全員に防災食(わかめごはん)をプレゼントし、抽選で8000円相当の防災グッズが当たる抽選会も行う。イベントの運営費は全額協賛企業の寄付を充てる。イベントの模様は後日、NHKで放送される。


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あすなろ倶楽部が11月に大阪、沖縄の団体と交流舞台へ 〈2023年5月24日〉

2023年05月24日 08時30分00秒 | 記事


今秋に大阪、沖縄の団体と御坊市公演を開催する
あすなろ倶楽部


 日高川町内の小中高校生で結成する「あすなろ倶楽部・絆の星」と舞台で交流を続けてきた大阪、沖縄の3団体のOBが、新たな交流舞台「巡火(めぐりび)の縁(えにし)プロジェクト」を立ち上げ、県の補助事業に採択され、同プロジェクトと御坊市民文化会館((株)ハートス)との共催で今秋に交流舞台を上演することが決まった。公演に向け、日高地方7市町の中高生からダンスと役者部門メンバー約20人を募集する。

 あすなろ倶楽部結成のきっかけにもなり交流舞台を続けてきた大阪狭山市の表現倶楽部「うどぃ」と、沖縄那覇青少年舞台プロジェクト「肝高の阿麻和利」の3つのグループの卒業生4人が「自分たちのような大切な出会いをしてほしい」という願いから交流舞台を起案。「巡火の縁」と名付けたプロジェクトが県補助事業に採択され、11月5日に御坊市文大ホールで上演されることが決まった。
 御坊市での開催に向け、あすなろ倶楽部メンバーだけではなく、地元の中高生とともに舞台を創り上げようと、ダンスや役者などで出演するメンバーを20人程度募集。28日午後1時から同会館小ホールで説明会を開き、公演の概要説明や「あすなろ」と「うどぃ」のメンバーが実演を披露する。同説明会に未出席でも、定員に達するまで継続して募集を続ける。
 体験練習会は28日午後2時30分、31日午後6時、6月7日午後6時から同会館リハーサル室で。説明会や練習会、出演募集の問い合わせは、同プロジェクト事務局(電話070・8376・0756)へ。配布中のチラシやSNS等で「巡火の縁」の検索で表示されるQRコードから応募できる。


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令和5年県知事表彰(県政功労)受賞者、管内から5人 <2023年5月23〉

2023年05月23日 08時30分00秒 | 記事

 令和5年県知事表彰(県政功労)受賞者が決まった。日高地方から環境衛生向上で印南町南谷、新田みどりさん(72)、暮らしの安全と向上で御坊市湯川町財部、寺崎鈴子さん(64)と同市湯川町丸山、谷本宗城氏(72)、産業振興でみなべ町清川、原正昭氏(52)、地域おこしで印南町印南、坂下美智子さん(81)が選ばれた。

 表彰は昭和28年から始まり、今年で71回目。県下受賞者は8分野で48人と5団体。表彰式は30日午後2時30分から和歌山市のホテルアバローム紀の国で開き、岸本知事が賞状と銀杯(個人)楯(団体)を贈る。日高地方受賞者の功績は次の通り。
 新田みどりさん 県飲食業生活衛生同業組合理事として長きにわたり、組合員の受動喫煙対策やHACCP制度の円滑な導入に尽力。平成29年からは同組合副理事長として人材育成や組織の発展強化、新型コロナ感染症の拡大防止対策などに取り組み、県内の生活衛生の向上、衛生行政の推進に多大な貢献をした。
 寺崎鈴子さん 平成12年から長きにわたり、御坊市交通安全母の会員として学童等に対する登下校時の交通安全見守り活動、街頭啓発活動等に尽力。28年からは県交通安全母の会連絡協議会副会長として県内の交通安全推進に多大な貢献をした。民生委員・児童委員、行政相談委員も務めるなど多岐にわたり活躍。
 谷本宗城氏 平成11年から県電気工事工業組合理事や同組合日高支部長を歴任し、関係市町の協力で一人暮らしの高齢者宅の電気設備無料点検を実施するなど地域における電気保安の確保に尽力。同組合役員として電気保安確保と組合員の技能向上に努め、組合、商工業、地域発展に多大な貢献をした。
 原正昭氏 みなべ町備長炭生産者組合長や県木炭協同組合代表理事として原木材の択伐を復活させる取り組みや伝統的製炭技術の継承に尽力。紀州備長炭のブランド維持とPR、若手製炭者育成に注力し、世界中の木炭の中で最高レベルの品質とブランド力を維持するなど紀州備長炭産業の振興に多大な貢献をした。
 坂下美智子さん 平成14年から長きにわたり、印南町文化協会長を務め、町の歴史や文化の継承に取り組んだ。かつお節の製法開発や他県への製法を伝えた印南漁民3人衆の功績を顕彰するなど「かつお節発祥の地・印南町」のPRに努めるなど地域の歴史や魅力を積極的に発信し、地域振興に多大な貢献をした。


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野口オートキャンプ場で「キャンピングカー倶楽部オフ会」盛況 〈2023年5月21日〉

2023年05月22日 08時30分00秒 | 記事


全国各地から家族連れら317人参加

展示されたキャンピングカー


 御坊市と連携して野口オートキャンプ場を「キャンピングカーの聖地」として全国に売り出しているフェイスブックで国内最大級の「キャンピングカー倶楽部(CCC)」が、20日から21日まで同キャンプ場で「2023CCC関西和歌山オフ会」を開き、全国各地から過去最多155台317人が参加し、にぎわった。きょう21日は、昨年に続き、30台以上が連なってキャンプ場から日高港までパレードを行う。

 同倶楽部は市、市ふれあいセンターと連携して野口キャンプ場を「キャンピングカーの聖地」として全国にPR。平成30年から毎年5月にオフ会を開き、30年は100台、令和元年は140台が参加。新型コロナで2年、3年は開催できなかったが、感染下火になった3年11月に近場のメンバー71台でミニオフ会、昨年5月は108台で3年ぶりの定例オフ会を開いた。
 今年は関東から九州まで過去最多の155台参加。全長8メートル以上のキャンピングカーが8台、7~8メートルが13台、6~7メートルが31台などが並び、壮観な眺め。19日から前泊したグループも多く、20日昼前に開会式、大抽選会、午後はトークショー、市役所職員・まるちゃんらのライブ、プチトマトのつかみ取り、同伴したペット犬99匹を対象にした「がまん比べ大会」などイベントを楽しんだ。
 会場には御坊市や和歌山市の人気飲食店、土産物店、協賛店が出店。抽選会では市ふれあいセンターや協賛店が景品を提供し、つかみ取りは市が各種プチトマト20キロを用意。市公認PRキャラクター「みーやちゃん」が子どもたちにお菓子を配るなどふれあい、夜の交流会には三浦源吾市長も参加し、交流を深めた。
 きょう21日は昨年に続き、より多くの地域住民にキャンピングカーを見てもらおうと、午後0時15分ごろから30台以上が連なって日高港までパレードする。

最上級5台展示、室内見学
県下初のCカーショー人気
 20日には、県下初で全国でも珍しいオフ会でのミニキャンピングカーショーが行われ、キャンピングカーに興味のある地域住民らが見学に訪れた。
 VANTEC(株)、RVトラスト、NTB日本特殊ボディーなどのビルダーから5台のキャンピングカーが展示された。車両価格が1700万円を超える国産最上級車、災害対応型など関西のキャンピングカーショーなどでもなかなかお目にかかれない車が並び、訪れた人も興味しんしんで車体や室内を見学した。


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19日「花育活動」スタート、管内5小学校で切り花の贈呈式とミニ花束作り 〈2023年5月20日〉

2023年05月20日 08時30分00秒 | 記事

 日高地方で栽培されている花について子どもたちに知ってもらう「花育活動」が19日に始まり、日高地方管内の5小学校で切り花の贈呈式とミニ花束づくり体験が行われた。日高地方農業士会(清水俊夫会長、会員202人)と日高地方花き連合会(假家誠会長、会員約650人)の主催。

 名田小(伊藤義昭校長)の贈呈式には、花き連の假家会長と矢野嗣朗さん、御坊市農業士会の前田昌紀さんが訪れ、5・6年生計28人が参加。前田さんは「花は優しい気持ちにさせてくれます。皆さんが住む日高地方ではいろんな花が栽培されていることを知ってほしい」とあいさつし、メンバーから児童2人に各教室に飾る約30本分の花束が贈られた。このあとミニ花束づくりを体験。カーネーション、カスミソウ、紫とピンクのスターチスの4種類の切り花5本を束ね、オリジナルブーケが完成。児童は「家に飾りたい」、「お母さんにプレゼントしたい」など笑顔。代表児童が「ありがとうございました。とても美しいので家でもつくりたい」と感謝した。
 この日の贈呈式は名田小ほか、上南部小、岩代小、川辺西小、和佐小で行った。花育活動では日高地方管内の小学校と支援学校計30校の5・6年生クラスに切り花と花の説明パンフレットを贈呈。児童らはホームルームなどで花の種類や産地の状況など学ぶ。今年で15回目。


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