紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

第5回アジア・オセアニア高校生フォーラム開会式 日高高校から 薮本佳奈さん、小串楓子さん参加 〈2019年7月31日〉

2019年07月31日 08時30分00秒 | 記事

開会式で、壇上から手をふる薮本さん(上段左)と小串さん(同右)


 27日から始まった県主催第5回アジア・オセアニア高校生フォーラムの開会式は29日、県民文化会館で開き、日本から県内高校生12校20人、県外5校5人、アジア・オセアニア地域の20の国・地域から各1人の高校生が集結。舞台に並んだ参加生徒らは司会者から順に紹介され、日高地方から臨んだ日高高校の薮本佳奈さん(3年)と小串楓子さん(2年)は、日高高校の名が呼ばれると、並んで笑顔で会場いっぱいに集う観客に手を振った。

 同フォーラムは、平成26年度に日高高校が100周年記念事業として行った「アジア高校生フォーラム」の意思を引き継ぐ会。海外からの高校生は、それぞれの国・地域らしい服装で舞台に上がり、多様性豊かに会場を華やがせた。
 仁坂吉伸知事は「ようこそ」と参加生徒らを歓迎し「このフォーラムでは全力を尽くし、積極的にディスカッションして相互に刺激しあうことを楽しんで。このフォーラムで大いに成長し、すばらしい未来を一緒につくりあげて」と呼びかけあいさつした。
 東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)の西村英俊事務総長は、先日開かれたG20大阪サミットの議事内容を紹介し、5回目を数えたこのフォーラムを「将来のリーダーをつくり上げる素晴らしい機会」と称賛。同フォーラム継続開催のきかっけとなる取り組みをした日高高校とそれを支えた人々の尽力に、感謝の意を表した。
 参加生徒を代表し、ミャンマーの生徒と近大付属の生徒は壇上に並んで「異なる意見を交わすこと、他の人の見解を聞くことを楽しみにしている。アイデアを共有し、地域、世界の抱える課題の解決に向け努力したい」と宣言。続いて参加生徒らが順に、自国や母校を紹介した。
 参加生徒らは、28日から3泊4日の英語合宿をしながら、フォーラムに臨んでいる。「同じように熱意のある人らと意見を交わせて楽しい。合宿の部屋は、県民5人とブルネイ、台湾の生徒の7人。会話が弾んでいます」と、薮本さん。「全体会に向け準備をしていて、意見交換がいい感じで進んでいます。部屋はマレーシアの子と二人部屋。コミュニケーション、取れています」と、小串さん。
 薮本さんは30日、教育を研究課題とした分科会で、学校教育における図書館の役割と有効活用法について意見を発表。小串さんは31日の全体会のなか、観光・文化をテーマにした部で、耐久高校生とともに司会を務める。


その他の主なニュース

 高校野球 智辯和歌山24回目の夏の甲子園へ 小林樹斗君(松洋)、湯浅公貴君(南部)、小林白彪君(由良)ベンチ入り

少年メッセージ2019県大会 鉢本雅さん(美山中)銀賞、湯川楓花さん(日高附属中)入賞

 印南町商工会 特産品開発に向け委員会設置 かつお節発祥の地を全国に情報発信

 栄養関係功労者厚生労働大臣表彰に谷川幸子さん(管理栄養士)


真妻やまびこ塾 県内最大の電飾ツリーで活性化 地元民ら500人が点灯見守る 〈2019年7月30日〉

2019年07月30日 08時30分00秒 | 記事

点灯された県内最大の電飾ツリーを見上げる地元民


 印南町真妻地区の有志でつくる「真妻やまびこ塾」(山本育男代表、メンバー30人)がイルミネーションイベントで地域を盛り上げようと、同地区皆瀬川の閉校した真妻小学校校舎側にそびえるメタセコイヤに電飾を取り付け、28日に点灯式を行った。1万球が飾り付けられた高さ30メートル余の県内最大の電飾ツリーで、過疎化が進む中、地元民らは「町内外から多くの人が訪れてくれる地域の新しいシンボルとして起爆剤になれば」と地域活性化への期待を寄せた。

 メタセコイヤへのイルミネーションは、真妻小当時の平成7年に学校のシンボルでもあるメタセコイアをクリスマスツリーにと保護者らが飾って以来、閉校後も同塾が飾り付けを行い継続。「真妻全体のシンボルツリーとして、これからの真妻を見守り、明かりを灯す存在に」と、クリスマス期間だけでなくイルミネーションを飾り光のファンタジーで地域を盛り上げ活性化につなげようと「僕たちの青春の木を真妻のシンボルに」をキャッチフレーズにイベントを計画。
 電飾の取り付けや費用は、和歌山マリーナシティで光のフェスティバル「フェスタ・ルーチェ」を運営している(株)タカショーデジテック=海南市=が協力。28日の点灯式で「フェスタ・ルーチェ」のサテライトとしてのプロジェクトがスタートした。28日の点灯式には真妻やまびこ塾メンバーや日裏勝己町長、平尾潔司教育長、子どもからお年寄りまで地元民ら500人が参加。山本育男代表がイベントに至る経緯を紹介し「継続する時には何か目標や目的があるわけだが、私も協力してくれた地元人たちも『火を絶やさない』ということが目標であり、目的であった。その目標、目的を大きく越えるこんな立派な成果になった。夢のような出来事です」と喜び、日裏町長も「メタセコイヤを一つの起点として新しい真妻を創っていこう、おこしていこうという若い皆さんの思いがこのような素晴らしいものになった。ここを中心として真妻地域、印南町をしっかり成長させていただきたい。行政としてもしっかり応援したい」と述べ、廃校した真妻小、上洞小の校歌を流したあと、真妻地区9区の代表者らがスイッチを入れて電飾が点灯、地元民らは「きれいやな」「ええな」などと歓声を上げながら喜び、地元町議の前田憲男さんの音頭で乾杯し点灯を祝い、校舎をスクリーンに懐かしの思い出写真をスライド上映しながら歓談した。
 メタセコイヤがある地元皆瀬川区長の森口詠士さん(64)は「少子高齢化が進み、空き家も多く灯りも少ない。明るく灯してくれるイルミネーションが地域の新しいシンボルとなってくれることを願っている。町内外から多くの人が訪れ、この地で起業しようと思ってくれる人がいれば、地域活性化にもつながる。イルミネーションが活性化の起爆剤になれば」と話した。
 イルミネーションは8月31日まで毎日(午後7時~11時)点灯。以降は点灯日を検討し来年3月31日まで行う。


その他の主なニュース

 宮子姫選考委員会、8月9日まで第8代宮子姫2人を募集

 高校野球 南部は準決勝敗退、管内勢の夏終わる

 御坊日高博覧会 キッズメカニックにハーバリウムなど週末は多彩なプログラムを開催

● 28日、御坊市商店街連合会恒例の「納涼ふれあい祭り」開催


御坊市 御薗御樂祭 伝統文化伝承、モノづくりの3団体採択、補助金交付 〈2019年7月28日〉

2019年07月28日 08時30分00秒 | 記事

薗自治連は御薗御樂祭開催(写真は50周年記念イベント)

御坊の伝統文化伝承へ(写真は寺内町散策ツアー)

DIYで地域の居場所づくり(写真は以前行ったイベント)


 御坊市は、市民のアイデアやパワー、NPOやボランティア団体が持つ先駆性や専門性をまちづくりに生かす令和元年度「協働支援事業~オール御坊のまちづくり」に法人地縁団体薗自治連合会(酒本和彦理事長)、御坊の伝統文化を伝承する会(大谷春雄代表)、槇嶋建築×歩コミ(槇嶋求恵代表)の3団体を採択した。3団体には事業実施に必要な経費の補助金としてそれぞれ20万円交付し、事業を支援するとともに情報発信に協力する。

 まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、平成28年度に協働支援事業を創設し、今年で4年目。(1)地域資源の発掘・発信(2)地域の居場所づくり(3)婚活・恋活の支援をテーマに公募。4団体の応募があり、プレゼンテーションで協働の妥当性や自主性・持続可能性、事業効果、御坊らしさなどを基準に審査し、3団体を採択した。
 薗自治連合会は、若者にも人気の沖縄音楽と地域の歴史を融合した地域交流イベント「御薗御樂祭」を開催する。薗地区から発信する、御坊の地でグローバルな音楽を楽しもうと、沖縄のミュージシャンによるライブ、和太鼓ライブ、沖縄に関連する青空市場、地元で頑張っている人への表彰などを計画している。実行委員会を設けて地域と連携しながら盛大に開く。
 御坊の伝統文化を伝承する会は、御坊寺内町会館を拠点に講演や紙芝居などを通じて伝統文化の魅力を子どもたちに伝えたり、寺内町や市内観光スポットを周遊できる仕組みづくりをめざす。寺内町散策で活用する語り部のマイク・スピーカーや会館の音響機材を整備し、行政や学校、地域イベントと連携した講演や紙芝居、寺内町ツアーなど継続的に実施する。
 槇嶋建築×歩コミは、DIY(日曜大工)を通じて老若男女が自然に交わる空間「モノづくりの秘密基地プロジェクト」を実施する。槇嶋建築倉庫でDIYの講師を招いて基礎知識を学ぶ4回程度のワークショップを開き、ラックや棚、BOXなどを製作する。完成した作品を活用したイベントも検討している。今年は1期生を募集し、来年度以降も継続実施する。


その他の主なニュース

 学童女子野球 県選抜チームに熊代まなさん、土塀千聖さん、笹美羽さん(以上内原小)、梶原のんさん(湯川小)、石方由真さん(由良小)がメンバー入り

 阿南少年野球全国大会 名田黒潮が出場

● 夏の高校野球 南部が市高撃破、決勝かけ智辯戦

 県中学Sテニス団体戦 湯川女子、印南男女が近畿大会へ


下川沿線5町内会が振興局に下川浸水対策を要望 〈2019年7月27日〉

2019年07月27日 08時30分00秒 | 記事

下川を視察しながら対策を要望


 御坊市島、下川沿線の御坊第六地区5町内会が26日、下川の浸水対策や河川環境美化対策について松原光宏・日高振興局建設部長や担当課長を現場に招き、視察しながら護岸改修など抜本的対策、河床のしゅんせつや護岸補強など応急対策、清掃ボランティア作業への支援などを要望。松原部長は「抜本的対策は難しい」との見解を示したが、応急対策や作業支援については「何ができるか検討したい」と前向きに応じた。
 要望したのは学園前、東春日会、第一春日会、春和会、東正会の5町内会で、対象の下川は東春日会の3063号橋(通称・あかね橋)から東正会の戎橋までの約1キロ区間。学園前会長で市自治連合会長を務める柴本勝治氏、御坊第六地区代表理事で春和会長の片山富雄氏、東春日会長の二階俊樹氏ら関係者10人が参加し、松原部長や担当課長に現状を説明した。
 各町内会、沿線河川愛護会では毎年、川に入り、ゴミを拾い集めたり、水草を除去するなど清掃ボランティア作業を行い、河川の環境美化に協力しているが、近年は地域住民の高齢化が進み、作業の継続が困難になってきている。町内会によっては「平均年齢68歳」だといい、川の中に入り、水草を切り、岸に引き上げるのは重労働で「手に負えない。何とかしてほしい」と実状を訴えた。
 対策として重機や軽トラを用意するなど技術的支援や振興局職員が作業に参加するなど人的支援を要望したのに対し、松原部長らは「重機は事前に言ってもらえれば手配できる」と応じた。また、応急対策で水草の除去を含めたしゅんせつについて、徳大夫橋から下流で試験的に実施している川の中央部分を50センチ程度掘り下げ、土砂を両サイドに寄せて護岸を補強する工法を島地区でも検討する考えを示した。
 河川両岸の護岸、石垣の中が空洞化し、場所によっては目に見えて地盤沈下している現状も訴え「崩れたら大変なことになる。護岸改修など抜本的な対策も考えてほしい」と要望。日高川水系河川整備計画で下川は「天理教湯川分教会前の県道交差点から日高川堤防まで約1・5キロの通称18メートル道路の地中に3・6メートル四方の放水路を設置し、大雨時に放水路から日高川に放流する」計画のため「抜本的な対策は難しい」との見解を示した。
 視察を終えた地元関係者は「とにかく現状を見て認識し、知恵を出していただきたい」と対策を求め、松原部長は「地域の皆さんの要望はお聞きしたので、水の流れを良くするために具体的に何ができるか、検討したい」と話した。


その他の主なニュース

 日高川町で大阪府泉大津市の児童と交流する「ふるさと再発見ツアー」実施

 美浜町語り部ジュニアらが8月1日からカナダ訪問

 由良町商工会が軽減税率導入に伴うセミナーを開く

 日高病院で高校生18人が看護体験


日高川町 町有地の宅地用売却に本腰 第1弾は公募型でテニスコート  〈2019年7月26日〉

2019年07月26日 08時30分00秒 | 記事

特養ときわ寮川辺園(写真左)南の未使用テニスコート5面と駐車場部分を宅地分譲へ


 日高川町は、若者定住施策の1つで未利用の町有地を住宅用地として活用するため、売り払いに関する要綱を策定。第一弾で売却する和佐の特別養護老人ホームときわ寮川辺園南側にある未使用テニスコート5面分の町有地は、住宅の配置や区画整備などを業者側から提案を受ける公募型プロポーザル方式で行い、要領に基づいて戸建て住宅用地売却事業者を募集し、選定委員会を経て売却を進める。8月26日から9月6日まで申請書と企画提案書を受け付ける。

 久留米啓史町長が6月議会の諸報告の中で「人口の維持、若者定住施策の1つとして、未利用の町有地を住宅用地として、民間の力を借りながら活用したい」と述べ、ときわ寮川辺園前の未利用テニスコートについては、公募型プロポーザル方式を導入し、戸建て住宅用地売却事業者を募集する考えを示していた。
 町では、町有地売払いに関する要綱と、初の対象物件となる和佐の特別養護老人ホームときわ寮川辺園南側にある未使用テニスコート5面分(同園に貸与している駐車場含む)の売却事業者を募集するために、町定住促進分譲用地売却事業者募集(選定委員会設置)要領を設けた。売却契約後2年以内に戸建て用宅地の分譲販売を開始することなどを条件に、8月9日まで参加表明を受け付け、同日に現地説明会、26日から9月6日まで申請書と企画提案書の提出を受けたあと、選定委員会が9月中旬に審査、同下旬に選定結果を公表して契約締結を目指す。
 今回の売却対象となるテニスコートは、かわべテニス公園が誕生した昭和56年当時からあるハードコート4面と同東側の壁打ちコート1面。コートに隣接し、ときわ寮川辺園に貸与している駐車場を含む3746・74平方メートル。平成2年に同公園の南側にオムニコートが増設されたころからハードコートの利用が減り続け、改修も実施せずに現在は利用されない状況となっている。テニスコートやフェンスなどが残ったままの状態で、最低売却価格は1011万6000円。1立方メートル約2700円。売却先の選定に当たっては、若者や子育て世帯に適した区画整備や価格、町内に事業所または営業所を有することなどが評価項目になる。
 詳細は町ホームページに掲載。問い合わせは企画政策課内定住促進室(電話23・9511)へ。


その他の主なニュース

 真妻やまびこ塾 廃校舎側のメタセコイアに電飾取り付け作業完了、試験点灯

 萬福寺(湯川町)で大数珠回し害虫供養

● 小学生Sテニス 全国規模の大会で日高勢健闘、濱本琴心さん3位、4人が5位入賞

 高校軟式野球県大会 南部3年連続13回目の優勝


日高町 来春完成へ農改センター改修着工 空調一新、防災対応の自家発電機 〈2019年7月25日〉

2019年07月25日 08時30分00秒 | 記事

足場を組み立て、LED照明の付け替えなど始める


 日高町は町農村環境改善センターの改修に着工した。平成13年以来の大規模改修で老朽化に伴い、空調一新やホールフロアー等の利用面の整備だけでなく、24時間対応の自家発電機の付け替え、LED化など防災、省電力化にも対応。スポーツや会議など幅広く使われるだけに、実用度の高い施設として今年度中までの完成をめざす。

 同センターは農家らに文化や体育活動、会議など幅広く利用してもらえるよう昭和56年4月に完成。日高地方の体育館としては珍しい空調設備を取り入れ、当時の主流だった水冷式を採用してきた。細かな修繕や庁舎建設時に仮庁舎とするために13年の大規模改修などもしてきたが、近年は設備の老朽化が進み、部品もないことなど業者から指摘されている上、レジオネラ菌の検査など定期的な費用もかかることもあり、空調一新するとともに全体的な改修を計画した。
 6月議会で建屋部分となるセンター改修工事を(株)中村建設=日高町比井、中村昭代表=に請負契約8205万8400円、空調設備や自家発電などの工事を紀南電設(株)=御坊市湯川町、東浜貴史代表=に請負契約7095万6000円と分けて締結承認。建屋部分は現在は天井内に含まれるアスベスト除去に加え、省電力化へ向け水銀灯からLED照明への付け替えに取りかかっている。
 自家発電機は、これまで停電して火災が起きた場合に消火栓へ電力を使うのが主だったのを、町内の指定されている避難所の中でも最も大きな施設であることから、照明や空調などを最低24時間の電力をまかなえるよう新しくするため、工場での制作を発注しており、約半年間で現場へ取り替えの見通し。長く使っていくためにも空調方式は一新し、小学校でも採用しているガス方式を導入する。
 ホールフロアーの整備は最終段階で1カ月間ほどかかるため、来年2月までには他の工事を済ませたい意向。JA総代会、農業関係の会議など今も活用されているが、中学生のバレーやバスケットボールの県大会など多様に活用されており、日高地方で少ない空調設備があることからも好評で、令和2年度からの使用については、工事の進ちょく状況を見ながら、来年2月頃からセンター利用申請を受け付ける予定にしている。


その他の主なニュース

● 日高広域観光振興協議会がHPやチラシでPR 「夏旅ひだか」お出かけスポット

 27日放映「おはよう朝日土曜日です」で御坊市紹介

 夏の高校野球 南部打線爆発、コールド勝ちで3年ぶりベスト8進出

 県小学生バレー大会B、印南はまゆうが優勝近畿へ


県小学生相撲大会 井ノ上力也君(6年)全学年制覇達成 5年の川口虎眞君、4年の宮下竣伍君も関西大会へ 〈2019年7月24日〉

2019年07月24日 08時30分00秒 | 記事

 

6年生の部を制覇した井ノ上君

5年生の部準優勝の川口君

4年生の部敢闘賞の活躍だった宮下君 


 第32回県小学生相撲大会は20日、県営相撲場であり、個人戦6年生の部で井ノ上力也君=野口小、身長150センチ、体重53キロ=が優勝して1年生から6年生まで全学年制覇を達成し、同5年生の部で川口虎眞君=同、141センチ、53キロ=が準優勝、同4年生の部で宮下竣伍君=湯川小、136センチ、48キロ=が敢闘賞(4位)で、3人は8月25日に京都府で開く全日本小学生相撲大会関西ブロック予選大会への出場を決めた。団体戦でも、井ノ上君、川口君が、メンバーとして入る有田少年相撲クラブAの準優勝に貢献した。

 6年生の部には11人がエントリー。井ノ上君は2回戦から登場して押し出し、準決勝も押し出しで白星を挙げると、決勝は寄り切って勝ち、1年生から優勝を続けてきた全学年制覇の栄冠を獲得。4年生からは連続で関西ブロックに出場しており「うれしい。関西では、まず1回戦突破を目指して頑張りたい」と力を込めた。
 8人が出場した5年生の部で、川口君が1回戦を寄り切り、準決勝は寄り倒しと、力強い取り組みを見せたが、決勝はすくい投げで敗退。「関西ブロック予選に進めてうれしい。落ち着いて自分の相撲を取り、1勝でも多く勝ちたい」と話した。
 6人で競った4年生の部で、宮下君は初戦を押し出しで勝つと、準決勝は寄り切りで敗れ、3位決定戦に進んだが、押し出されて負け、敢闘賞の4位で関西出場権を獲得。相撲を初めてまだ1カ月ながら「もうちょっと頑張りたかった。関西では1、2回勝てれば」と前向きだった。
 団体戦は9チームが出場して、4年生が先鋒、5年生が中堅、6年生が大将を務めるチーム構成で競技。有田少年相撲クラブAには佐々木泰寿君(保田小)が先鋒、川口君が中堅、井ノ上君が大将に入り、初戦の和歌山市相撲教室Cを、川口君が寄り切り、井ノ上君が押し出しで白星をあげ3勝で破り、準決勝の和歌山市相撲教室Bとの戦いでも川口君が寄り倒し、井ノ上君が押し出しで勝つ活躍で突破。決勝では和歌山市相撲教室Aに先鋒、次鋒と黒星で、井ノ上君が送り出しで一矢を報いた。
 個人戦は県大会各部4位までの入賞者、団体戦には個人戦4、5、6年の各部優勝者で構成の和歌山A、準優勝者の和歌山B、3位入賞者の和歌山C、4位敢闘賞受賞者の和歌山Dが、京都市伏見港公園相撲場で開く関西ブロック予選大会に出場。近畿地方2府4県から、団体戦24チーム、個人戦72人が参加し、団体、個人の部ともに3位までを表彰するもので、個人戦学年別の入賞者に関西ブロック代表として全日本小学生相撲優勝大会への出場権が与えられる。
 関西ブロック予選大会の出場枠はない、3人出場の2年生の部で杉本佳那莉君=野口小、125センチ、25キロ=が初戦の準決勝を上手投げを決め勝ち上がったが、決勝では寄り切られて敗れ、準優勝だった。


その他の主なニュース

 参院選 世耕弘成経済産業大臣が初の得票率全国1位

 23日 令和元年度退任自治会長知事感謝状伝達式

 御坊日高博覧会 休耕田に苗を植えるプログラム「伝統を守りたい!あなたの1本が黒竹を救う‼」開催

 玄心書道展(一般)で伊奈希葉さん(御坊市)特選受賞


参院選和歌山選挙区 世耕弘成氏(自・現)圧勝で貫禄の5選 〈2019年7月23日〉

2019年07月22日 08時30分00秒 | 記事

 

バンザイ三唱で5選を喜ぶ世耕弘成氏


 第25回参議院議員通常選挙は、21日に投票を行い、即日開票された。与野党一騎打ちとなった和歌山選挙区(改選1)は、自民現職で経済産業大臣の世耕弘成氏(56)=公明推薦、新宮市=が県下全市町村で大きく票を伸ばす圧勝で貫禄の5選を決めた。野党統一候補の無所属新人で元和歌山弁護士会長の藤井幹雄氏(58)=立憲民主・国民民主・社民推薦、かつらぎ町=は及ばなかった。当日有権者数は81万6550人(男38万1730・女43万4820)。選挙区投票率は50・42%で3年前を4・87ポイント下回った。

「次のステップへ階段上がる」
 宣言通り全国トップで「当確」
 
 和歌山市の選挙事務所には開票前から多くの支持者が詰めかけ、午後8時に全国トップで当確が出ると「やったぁ!」「よっしゃー!」と歓声や拍手がわき起こり、喜びにあふれた。
 世耕氏は「公示日の初日しか県内に入れない中ではらはらしたが、全国トップで当確を打っていただける立派な成績を収められ、感謝感激で胸がいっぱい。皆さんのご期待の大きさ、力を結集していただいた賜物」と感謝した上で「これから5期目。皆さんのご期待に応えるため、次のステップに向け、大変厳しい階段をしっかり上がり、さらに大きな力をつけ、皆さんにご恩返ししたい」と誓った。
 さらに「これから安倍政権の仕上げの時期に入る。アベノミクスの成果が和歌山のような地方で実感していただけるように全力で頑張る。全国を遊説する中で、質の高い雇用をつくってほしいという声を多くいただいた。第4次産業革命の新しい技術を生かした新しいビジネスを創造し、地方で若い人が活躍できるようにすることがアベノミクスの最後の仕事。そのために全力を尽くす」と決意を述べた。
 選対本部長の鶴保庸介参議院議員は「本人の宣言通り、全国トップで当確が出たので良い成績で当選できたと思う。皆さんのおかげです」、石田真敏総務大臣(衆院和歌山2区選出)は「ともに喜び合いたい。我々の思いをしっかり受け止め、頑張ってくれると期待している」、仁坂吉伸知事は「真っ先に当確が出て恩返しできたかなと思う」ととあいさつ。バンザイ三唱や花束贈呈で当選の喜びを分かち合った。

 世耕氏略歴 昭和37年大阪市生まれ。早稲田大学政経学部を卒業後、NTTに入社し、広報部報道担当課長など務める。叔父の世耕政隆・元参議院議員の死去に伴い、平成10年11月の参議院議員補欠選挙で初当選。総務大臣政務官、首相補佐官、参院政審会長兼党政調会長代理、党幹事長代理、内閣官房副長官など歴任。28年8月に経済産業大臣として初入閣し、安倍政権を支えている。


その他の主なニュース

 参院選 選挙区管内投票率 トップは日高川町73・85%

 美浜町アメリカ村再生プロジェクト、語り部ジュニアがカナダ訪問しPRへ

 春の叙勲で瑞宝双光章の天野孝二氏(保護司)祝賀会

 日高地方Uターンフェア「人手不足」求人200人も参加43人


参院選きょう投開票 世耕弘成氏(自・現)得票率全国トップなるか 藤井幹雄氏(無・新)野党結集の意地見せるか  〈2019年7月21日〉

2019年07月21日 08時30分00秒 | 記事

 

投票所の準備も万全(写真は御坊市内)


 第25回参議院議員通常選挙は、17日間の選挙戦を終え、きょう21日に投票、即日開票される。与野党一騎打ちとなった和歌山選挙区(改選1)は、自民現職で5選をめざす経済産業大臣の世耕弘成氏(56)=公明推薦、新宮市=が着実に支持を広げ、大きくリードを保ったままゴールへ。無所属新人で元和歌山弁護士会長の藤井幹雄氏(58)=立憲民主・国民民主・社民推薦、かつらぎ町=は野党結集の意地を見せ、どこまで追い上げるか。3日現在の県内有権者数は82万1858人(男38万4710・女43万7148)。

 投票は午前7時から県下828カ所の投票所で始まり、一部繰り上げ地域を除いて午後8時に締め切る。日高地方の投票所は御坊市30、美浜町6、日高町14、由良町16、印南町16、みなべ町13、日高川町27の計122カ所で、すべて2時間繰り上げて午後6時に締め切る。開票作業は日高地方などは午後8時から始まり、選挙区、比例代表の順に開票する。
 県選管の発表では、選挙区の開票作業終了時刻は最も早いところは日高町や印南町などで午後9時。最も遅いのは和歌山市の午後11時35分。比例代表は管内町は午後11時30分までに終わり、御坊市は翌午前0時30分。県下で最も遅いのは和歌山市の午前1時35分。
 投票率は平成元年は70%を超えていたが、4年53・13%、7年50・03%と低下。10年は63・47%まで戻したが、13年58・93%、16年58・43%、19年59・34%、22年59・38%、25年54・94%と低調。選挙権が18歳に引き下げられて初の国政選挙となった28年は55・29%で、25年を0・35上回ったが、今回は盛り上がりに欠けており、前回をやや下回るとの見方が多い。県や市町村選管は棄権防止を呼びかけている。


その他の主なニュース

● 日高広域観光振興協会 第1回「ひだかさんぽからの贈り物キャンペーン」の「グッと賞」5点決まる

 県夏季ミニバス大会 御坊男子が準優勝

 夏の高校野球 紀央館接戦で田辺を破る

 名田黒潮ナイン 市長に阿南全国大会出場報告

 

参院選運動きょう(20日)限り 和歌山選挙区は世耕弘成氏(自・現)大きくリード、追う藤井幹雄氏(無・新) 〈2019年7月20日〉

2019年07月20日 08時30分00秒 | 記事

 

 21日投開票に向け、参議選の選挙運動も残すところきょう20日限り。与野党一騎打ちとなった和歌山選挙区は、自民現職で5選をめざす経済産業大臣の世耕弘成氏(56)=公明推薦、新宮市=が県下全市町村で幅広い支持を得て大きくリードを保っている。無所属新人で元和歌山弁護士会長の藤井幹雄氏(58)=立憲民主・国民民主・社民推薦、かつらぎ町=が野党統一候補としてどこまで追い上げるか(10面に関連)。

 藤井陣営 「安倍政治の暴走は許さない」を旗印に鍛えた足で県内をくまなく駆け抜けてきた。趣味のトライアスロンで使用するスポーツ自転車にまたがり各地で遊説。消費増税や改憲を進めようとし、年金問題に歯切れが悪い安倍政治を「嘘、ごまかし、隠蔽、くさい物にはふた、逃げる」と痛烈に批判。日に日に住民目線の訴えと知名度が浸透してきた。街頭演説や演説会では、推薦する政党や団体から応援弁士が駆けつけ同候補を後押し。党派を越えて支持が広がりつつある。
 日高地方には中盤の13日と15日に入って訴えた。陣営は「野党統一候補として着実に支持が広がっている。序盤とは手応えが全然違う。追い上げてきている」と話す。最終日は和歌山市内で支持拡大に全力。最後はJR和歌山駅前で訴える。
 世耕陣営 「次への責任!次世代を和歌山と共に」をスローガンに4期の実績と経験、現職大臣としての成果をアピール。本人は公務、他候補応援のため選挙期間中、県内入りしたのは公示日だけ。代わりにフェイスブックで動画配信、ツイッターで近況報告、テレビ会議システムを活用したウェブ集会を開いている。
 妻で元参議院議員の林久美子さん、市町村長、県議らが留守を守り、推薦の公明党や各種団体の応援も受け、無党派層を含めて県下全域で幅広い支持を集めている。三つ巴の6年前は33万7477票を獲得し、得票率は77・3%で全国2位だった。今回は初の「全国1位」を目指しており、陣営では「投票に行ってもらうことが大事」と棄権防止を訴えている。


その他の主なニュース

 御坊市 運動公園サイクルモノレール、リニューアル終え20日再開

 近畿町村議会議長会 会長に堀口晴生氏(印南町議長)

 柏木征夫御坊市長が室井照平会津若松市長と再会し交流促進、中学生派遣を打診、来年度実施へ

 国土交通省海事功労者等表彰、岡田照吾氏(美浜町)が国交相表彰、小谷芳正みなべ町長が本部長表彰受賞