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花のまちPRへ高校生おんぱく部はスターチスの花冠で世界記録挑戦 6日 御坊小でプロジェクト 〈2019年4月27日〉

2019年04月27日 08時30分00秒 | 記事

 スターチスで世界一の大きさの花冠づくりに挑戦する高校生おんぱく部のメンバー


 御坊日高博覧会(おんぱく)高校生おんぱく部は5月6日、御坊小学校体育館でスターチスで世界一巨大な花冠をつくる「スターチスでめざせ世界一!~みんなで直径6・5メートルの花冠をつくろう~」プロジェクトを実施する。12キロ分にも及ぶ色とりどりのスターチスのドライフラワーを集結させた美しい花冠で、トヨタカローラ福岡がもつ世界記録(直径6・148メートル)を更新し、「花のまち御坊」と日本一の生産量を誇るスターチスを国内外に発信する。世界記録挑戦には多くの人の協力が必要で、高校生おんぱく部では広く参加を呼びかけている。

 日高地方の魅力を発信する地域活性化イベント「おんぱく」でさまざまなプログラムを提供し、多くの参加者を楽しませている高校生おんぱく部。現在、日高高校の生徒11人が活動している。今回、「何かおもしろいことで花のまち御坊とスターチスをアピールしたい」と巨大花冠での世界記録挑戦を企画した。昨年のごぼう商工祭でもスターチスを使ってのギネス記録を計画したが、ギネス記録申請に約100万円もかかるなど諸費用の面などから断念。以降もスターチスでの世界記録挑戦への思いは熱く、ギネス申請こそしないものの、花冠づくりで挑むことにした。
 花冠は、約50センチ四方(台形)のベニヤ板製の土台32個をリング状につなぎ合わせ、その表面にスターチスのドライフラワーを敷き詰めてつくる。土台1個につき22枚のオアシス(フラワーアレンジメントの資材)を張りつけており、それにドライフラワーを一本一本を差し込んで完成させる。赤、白、黄色と濃淡2種類の紫とピンクの合計7色の彩り豊かな美しい直径6・5メートルの花冠で、トヨタカローラ福岡が紙花の花冠でもつ世界記録更新をめざす。
 スターチスはJA紀州がドライフラワーを、名田の2軒の生産農家が切り花を無償提供、土台は(株)谷口組が協力した。おんばく部メンバーは、春休み中に生産農家のハウスで切り花を収穫。世界一の花冠づくりへ3月下旬から本格的に始動し、おんぱく実行委員会の大人メンバーも一緒になってドライフラワーづくりやオアシスの淵に花を差し込む作業に追われている。
 6日のプロジェクト当日は午前の部が9時30分から正午、午後の部が1時から4時まで。作業時間は1人1時間程度で500人の参加を見込んでいる。完成後午後4時30分から世界一巨大な花冠を囲んで記念撮影。完成した花冠は各分野の日本一を認定・掲載するサイト「日本一ネット」に申請するほか、今秋県内で開催のねんりんピックの会場に飾り、花のまち御坊とスターチスをPRする。
 3年生の山下千晴さんと石田聖葉さんは「スターチスの花冠で花のまち御坊をPRしたい。みんなで一緒に世界一記録を更新しましょう。簡単な作業で年齢問わずどなたでも気軽に参加できます。一人でも多くの方の協力をお願いします」と呼びかけている。参加希望者はおんぱく実行委員会事務局(電話20・4972)か(hssgoonpaku@gmail.com)。当日参加もOK。


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