クエ料理を味わう
近大クエ鍋
近畿大学が手がける養殖の「近大クエ」のPRに力を入れる由良町観光協会(山名実会長)が29日、一般向けに初のモニターツアーを実施。橋本市やかつらぎ町から9人が参加し、興国寺での座禅体験、町内の寿司屋でクエのフルコースを味わい「おいしい」と好評だった。
モニターツアーは座禅体験と近大クエ料理をセットにしたプランで、午前中は語り部の案内で興国寺を見学し座禅を体験した。
昼食は、みよし寿司=里=で近大クエ料理を提供。この日はクエ2匹(合わせて7・2キロ)を使い、鍋をメーンに、うす造りと炙り、ウロコのせんべい、キモのポン酢和え、胃袋の酢みそ和え、寿司、唐揚げとフルコースでもてなした。
山名会長が「近大クエは年中食べられます。由良町だけがこのネーミングを使うことが許されており、(県内では)白浜と由良で提供しています。また友だちと一緒に食べに来てください」とあいさつし食事がスタート。
ツアー参加者は豪華な食事に感心し通しで「ウロコせんべい初めて食べたけれど、おいしい。クエの身も歯ごたえがあって本当においしいですね」と食がすすんでいた。観光協会では参加者のアンケート結果を踏まえ、今後もモニターツアーを実施したいという。
近大クエは、近畿大学水産研究所=白浜町=が世界で初めて人工ふ化に成功。供給量が足りなくなったため、由良町の戸津井沖を利用し地元の漁業者がいけすで養殖を行っている関係から、町観光協会が近大の関連会社・(株)アーマリン近大と登録商標利用に関する覚え書きを締結し、町内で近大クエとして提供している。
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