二階総務会長らと記念撮影
本工場の完成イラスト図
御坊市塩屋町北塩屋の御坊工業団地に進出している金属製品締結部品及び産業用ナット類製造の紀州ファスナーテクノ(株)=中江良一代表取締役社長=は28日、同地で本工場新築工事起工式を行った。3番目の工場建設で、今回の本工場が生産のメーン工場になる。事業費は25億円で来年9月末完成、10月操業開始予定。
起工式には二階俊博自民党総務会長、柏木征夫御坊市長、日裏勝己印南町長、中村裕一、冨安民浩、花田健吉各県議、藤本陽司県商工観光労働部長ら来賓をはじめ、中江社長、中江理廣会長ら同社関係者、工事関係者らが出席し、神事で玉串を奉てんするなど工事中の安全を祈願。今回は生産のメーン工場となる本工場を建築。敷地面積は1万5101平方メートル。工場は鉄骨造り2階建て、延べ床面積1万5815平方メートル。
紀州ファスナー(株)=本社・東大阪市=は事業規模拡大や生産能力向上に向けた一貫生産体制を構築するため、御坊工業団地の約6万2628平方メートル(のり面含む)を購入。平成22年に現地法人の新会社「紀州ファスナーテクノ(株)」を設立し、25年から第一工場の金属製品締結部品等の表面処理工場(面積3092平方メートル)、26年から第二工場の製品素材の伸線加工工場(面積1967平方メートル)がそれぞれ操業している。
同社はナット、圧造・鍛造部品を世界の自動車メーカーをはじめ、住宅産業や機械産業、電機産業、建築産業など幅広い産業界に「KISHUブランド」として提供。主に自動車用、建築用に供給される金属製締結部品、産業用ナット類を製造し、経産省の平成19年「元気なものづくり300社」に選ばれたほか「グッドカンパニー大賞・優良企業賞」なども受賞。2014年度売上高は38億万円。
御坊工業団地は総面積19万261平方メートル。和歌山精器(株)、恵和(株)、紀州ファスナーテクノ(株)、藤本製薬(株)の4社が進出し、15万6123平方(82%)が売却・賃貸済み。残りはA区画の3万4138平方メートル(18%)となり、完売まであと一息まで来ている。
その他の主なニュース
● 叙勲受章祝賀会で稲葉伸秀(日高町)瀧口俊和(日高川町)両氏たたえる
● 第37回選抜ママさんバレー県予選でごぼうはまゆう優勝、近畿大会へ
● 御坊市小竹八幡神社で大はらい(夏越)に向け茅の輪づくり
● 和歌山スリーアローズ(中学野球)4選手がリーグ大阪沖縄遠征選抜入り