紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

ロボットフェス 2年ぶりの全日本小中学生選手権 資源エネ庁長官賞に久保愛琉さん(御坊小) 〈2022年1月30日〉

2022年01月30日 08時30分00秒 | 記事

 昨年秋から冬にかけて2年ぶりに実施した「きのくにロボットフェスティバル2021」第14回全日本小中学生ロボット選手権決勝大会の模様が29日昼にユーチューブ公式チャンネル「和歌山県インターネット放送局」でオンライン放送され、成績を発表。日高地方から唯一、小学生の部で久保愛琉さん=御坊小6年=が特別賞のコストパフォーマンス大賞(資源エネルギー庁長官賞)を受賞し「うれしい」と喜んだ。

 新型コロナ感染予防で国内最先端ロボットのスーパーロボットショー、きのくに高校生ロボットコンテスト、全国高専ロボコンパフォーマンスなどは2年連続で中止したが、全日本小中学生ロボット選手権は(1)地区大会は適切な感染症対策を講じることで実施可能(2)決勝大会は非対面方式の動画審査で行う(3)令和2年度、中学3年生だった選手の救済を行う-の観点から2年ぶりに実施した。
 地区大会は昨年秋に県内6ブロック、近畿地区、関東地区、東海地区など県外11ブロックで行い、各地区の上位入賞者(小学生、中学生各40チーム)が決勝大会に進出。決勝大会はそれぞれで撮影、提出された動画で特別審査員がタイムや得点を審査し、12月26日の審査最終日に3位以上、特別賞受賞者を決めた。
 小学生の部は徳島県板野町の1年生、中学生の部は姫路市の1年生がそれぞれ優勝するなど3位まで他府県勢が占めた。特別賞は小学生、中学生それぞれ10の表彰があり、管内勢で唯一、久保さんが省エネルギーの観点からコストパフォーマンスに優れていると認められたコストパフォーマンス大賞(資源エネルギー庁長官賞)を受賞。同賞はアイデア大賞(文部科学大臣賞)デザイン大賞(経済産業大臣賞)に次ぐ賞。
 小学生の部は「登って55(ゴーゴー)」と題し、ロボットを使って障害物を越え、その先にあるサイコロの目を変える競技。「ヘドバン君」と名付けたロボットで受賞した久保さんは「あまり装飾に凝らずにつくったので動きがよかったと思います。自信はなかったけど特別賞に入ったとお母さんから聞いて、まさかこんな立派な賞だと思わなくてびっくりしました。うれしかった」と喜んだ。
 オンライン放送ではスペシャルゲストに「ロボットゆうえんち」代表の岡本正行氏を迎え、地区予選会のダイジェスト、アトラクション、決勝大会のダイジェストを放送。2月13日午後6時30分からテレビ和歌山でも編集版を放送する。


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日高地方に革製品美容室 野尻悠貴さん(土生)が開業 お気に入りの革靴が復活 〈2022年1月29日〉

2022年01月29日 08時30分00秒 | 記事


革製品の美容室を開業した野尻さん


 「お気に入りの革靴を長く履き続けてほしい」-。日高川町土生のシュウシャイナー(靴磨き職人)、野尻悠貴さん(25)が同地内役場前で革製品の美容室「STILL SHINE(スティルシャイン)」を開業している。大学生の頃から始めた靴磨きの趣味が高じ、これまでサラリーマンなどの傍ら行っていたが、本格的にスタート。県内に靴磨き専門店はほとんどなく、「あの靴が履ける」と地域内外の人に喜ばれそう。現在は出張と預かり業務で店舗は4月オープン予定。バックなど革製品全般のケア、修理(リペア)を行っている。

 野尻さんは京都での大学時代、アルバイト代で購入した革靴を手入れしたことがきっかけで靴磨きの魅力にはまった。路上で靴磨きを始め、手入れの方法を自分で調べたり、路上で先輩職人に教わったりしてノウハウを身につけ、多くの道行くサラリーマンらの足元をきれいに。大学卒業後、姫路市でサラリーマンとなり、22歳の時に帰郷してからも副業で靴磨きと革製品のリペアをしていたが、昨夏「STILL SHINE」の名で本格的に始動した。
 開店予定の店舗は、バーのような雰囲気になる。来店客にはカウンターで飲み物を提供し目の前で職人技を披露。「靴磨きは顔の化粧と似ている」と野尻さん。皮の種類や状態に合わせて客と相談しながら丁寧にケア。汚れを落とした後、専用の液体やクリームを皮に染み渡らせブラシをかけ、大切な革靴を甦らせる。より一層美しくなる「鏡面磨き」の技も駆使する。
「足元を見る」というように、人の第一印象を左右することもある足元。靴は身だしなみの貴重なアイテムだが、県内に靴磨き専門店はほとんどなく、お気に入りの革靴が長年靴箱に眠っていることも多く、そんな大切な靴の輝きを再び取り戻させる。ビジネスシューズのほか、ブーツやスニーカーなどもOK。家庭でもできる靴磨き方法もアドバイス。開店後も出張靴磨き、預かり業務も行う。
 皮製品全般をケア、修理。県内には皮製品をリペアするところもほとんどなく、使用したいものの皮が色あせたり、ひび割れしたりして困っている人も少なくない。夫から結婚記念日に贈られたヴィトンのバック、彼氏からの誕生日プレゼントのグッチの財布、亡き母からもらったカルティエの時計。皮製品には大切な人との思い出が詰まった物も多く、そんなかけがえのない品が復活。いずれも作業による状態確認をしてもらいながらリペア。ソファーも対応する。
 野尻さんは「革靴はいつまでも履くことができるが、手入れは欠かせない。多くの皆さんにお気に入りの革靴を長くはき続けてほしい。足元は人の生活習慣を表すので、足元を美しくする習慣を発信、そんな文化を広めていければ」と話している。問い合わせはSTILL SHINE(電話090・8388・3747)(メールstillshine.jent@gmail.com)(インスタstillshine2021)。


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日高川町職員、防災士取得率で県下トップ 〈2022年1月28日〉

2022年01月28日 08時30分00秒 | 記事


NPO法人日本防災士機構の防災士証を
手にする日高川町職員


 日高川町では、災害時の自主防災でリーダー的な役割を担うとして期待される防災士の資格を町職員の半数を超える57%が取得し、市町村職員では県下トップの取得率に達している。町で甚大な被害が出た平成23年の紀伊半島大水害を機に町職員の防災士資格取得を加速させ、今年度時点で対象全職員156人のうち89人、保育士は29人のうち23人が取得するなど全庁職員が一体となって取り組んでいる。

 防災士は、防災の知識と技能を身につけ、地域など様々な場面で防災力を高める活動が期待されている。
県は毎年、防災士資格取得の受験資格付与対象になる地域防災リーダー育成講座「紀の国防災人づくり塾」を開催。同塾は、防災に関する知識や技術を学び、自主防災組織などでリーダー的な役割を担う人材を育成することを目的に開講。防災の専門家を講師に約15時間の「避難所運営のワークショップ」「心肺蘇生法とAEDを含む救急救命講習」などを受講し、修了者には、NPO法人日本防災士機構が実施する防災士資格取得試験の受験資格が付与され、試験に合格した人が防災士として認定される。
 防災時に地域住民と行政が相互に災害復旧にあたる組織づくりなどに取り組む日高川町は、全職員の防災士資格取得を目指して平成23年度から本格的な取り組みを開始。2011年に同町で開催された紀の国防災人づくり塾には、同町職員27人が参加した。その後も毎年、若手職員を中心に同塾を受講しており、令和3年度も6人が防災士資格を取得した。今年度の取得者を含めて対象職員156人のうち有資格者は半数以上の89人にのぼり、保育現場で普段から子どもたちと接する保育士は、29人のうち約8割の23人となった。


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日高町長選 現職・松本町長が3選出馬へ 告示まで3カ月切るも依然、無風 〈2022年1月27日〉

2022年01月27日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(5月10日)に伴う日高町長選挙告示まで3カ月を切った。昨年12月議会で3選出馬を表明した松本秀司町長(66)=志賀=が支援固めに入っている中、他に新人出馬の噂が出ないほど無風ムードが漂っている。町議会議員補欠選挙(選挙定数1)も同時に行われるが、新人1人が名乗りをあげただけでこちらも低調だ。

 昨年12月1日に町選挙管理委員会(小宮正昭委員長)が町長選挙の日程を4月19日告示、24日投開票と決定。12月議会で松本町長が、安心、安全な町を目指す中、まだまだ防災、地方創生、県道や町道の改良など多くの課題が残り、コロナ禍がいつ終息するかわからない状況下で、「一層のスピード感を持った施策を進め、信念と情熱を持って、一つずつ着実に町づくりを進めたい」と3選出馬を表明した。
 松本町長は、これまでの実績から県商工政治連盟日高町支部、町建設業組合、町旅館民宿組合、比井崎漁業協同組合、紀州農業協同組合、谷口区などから次期町長選への推薦を受け盤石な組織固めへ入っている。一方で現町政への反対派は多少なりともあるが、そう思う人々が有力な人物を推し上げるのではと一部で噂される程度で具体的な動きはなく、相変わらず無投票が濃厚となっている。
 町議会議員補欠選挙へは新人の嶋田奈津子氏(40)=パート、志賀=が出馬を表明しただけ。他に比井崎地区などで噂はあったが、町長選と同じようにこちらも表立った動きはない。


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印南町 高台移転推進、住宅用地確保へ 上野山(海抜30メートル)を通る町道拡幅整備 〈2022年1月26日〉

2022年01月26日 08時30分00秒 | 記事


上野山エリア(○の建物が印南避難センター)


今年度から拡幅工事に着手した町道上野山線


 印南町は高台への住宅移転や住宅用地確保を目的に印南地内の高台にある上野山(通称)エリアを通る町道上野山線道路改良事業に取り組んでいる。同町は高台の宅地化を促すため水道管敷設などのインフラを整備する未来投資事業も進めており、南海トラフ巨大地震の津波に備えての高台移転とともに若者や子育て世帯を中心とした定住促進につなげたい考えだ。

 上野山は海抜30メートル近くあり、避難場所となる印南避難センターもある高台エリア。周辺の一部が宅地化され、住宅が建設されているが、道路沿い周辺は約2万平方メートルが農地で、道路整備を進めることで宅地化を促すため改良事業に昨年度から着手。延長1・1キロの町道を幅員約4メートルから車道7メートルに拡幅するとともに歩道(2メートル)も設ける。
 昨年度は設計を行い、今年度から着工。今年度は県道西側の進入路から45メートルの区間で一部山切する拡幅工事に取り組みこのほど完了。来年度から本格的な拡幅工事に入ることにしており、総事業費は約7億円を見込み、令和6年度中の完成をめざしている。宅地化をさらに促すため未来投資事業で水道管を敷設するインフラ整備にも着手した。
 第5次長期総合計画基本計画や人口ビジョン・総合戦略の策定に伴い実施した住民アンケートで「人口流出等による社会減の対策」として「新たな宅地造成など住む場所の確保」を上げた回答が多かったこともあり、町は住宅用地確保に力を入れており、高台の宅地化を促そうと未来へ向けての投資と位置付け未来投資事業を平成元年度から導入し、印南や切目地区で水道管を敷設などインフラ整備にも取り組んでおり、町は今後も高台移転を含む住む場所の確保を進めたいとしている。
 町道上野山線改良工事の設計は(有)ヤマニシ=御坊市薗、山西智之代表=が2545万2900円、今年度分工事は夏目水道=印南町古井、夏目光治代表=が2688万7300円で請け負った。


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2021年12月 データバンク

2022年01月26日 08時29分59秒 | データバンク

1日
紀州鉄道にイルミネーション列車登場わかやま冬の交通安全運動始まる日高町選管が来春の町長選を4月19日告示、24日投開票と決める

2日
近畿地区高専英語プレゼンテーションコンテストのチーム部門で和歌山高専が、個人部門で同校4年の新野理子さんが1位県が令和2年国勢調査確定値を発表。日高地方は日高町だけ人口増南部高校に来年度から全国初の調理師免許取得コース。全国募集へ中井勤・元由良町長死去。89歳

3日
午前9時28分ごろ御坊市沖の紀伊水道でマグニチュード5.4の地震が発生し、御坊市で震度5弱、美浜町など管内6町で震度4の揺れを観測。御坊市役所で窓ガラス29枚が破損した小池佐左夫(御坊市)見上行男(由良町)両氏に30年勤続スポーツ推進委員全国表彰第46回全国高校総合文化祭美術・工芸部門の県代表に朝間千翔君、坂成海さん(紀央館)松本遥人君(日高)藤由依さん(南部)の作品が選ばれる印南漁港内ケ浜埋立地かえるの港で産直市場「なごみ」オープン

4日
県花を愛する県民の集いの令和3年功労者感謝状で管内から御坊市野口の「とびやま花しょうぶ園」が受賞

5日
ひだか病院がコロナとインフル(A・B型)を同時検査できる最新の遺伝子解析装置2台を管内初導入御坊市観光協会が野口オートキャンプ場で焚き火体験事業第7回軟式少年野球タイガース杯で美浜が初優勝、川辺西ビクトリーズ準優勝

6日
日高川町選管が町議選日程を協議。4月12日告示、17日投開票と決める

9日
令和3年度援護事業功労者で間戸さん(御坊遺族会女性部長)厚労相表彰由良町人権標語・ポスター入賞作品決まる。最優秀賞は標語が岩崎衣愛さん(白崎小4年)、ポスターは東心春さん(由良小1年)由良町が企業版ふるさと納税第1号の(株)駒井ハルテックに感謝状贈る

10日
公務員に冬のボーナス支給

11日
ぼうさい甲子園で印南中が11回目の入賞高校生アートコンペで河本俊介君(南部)特別賞、鈴木菜々さん(紀央館)が2作品入選梅の里ガールズ野球開幕。日高DG室主将が選手宣誓

12日
美浜町で農作業道の改良工事着々梅の里ガールズ野球、日高ドリームガールズ準優勝

13日
木村洪平さん(御坊市)らが小竹八幡神社へ来年のエト寅の大絵馬を奉納日高川町紀道神社に絵馬とエトの書、印南町龍法寺に来年のエトの絵馬を奉納

14日
来春4月24日執行の日高町長選に現職松本秀司氏(65)が3選出馬表明。議会で一般質問に答えた日高川町農業振興協議会若い農業部会の「農育プロジェクト」で町内高校生らが農作業労働日高川町道成寺書院の襖絵が、御坊市出身で明治から昭和にかけて活躍した画家、谷井翠山によって描かれていることがわかる

15日
三浦御坊市長が10万円給付で全額現金、27日に一括支給する方針を表明

16日
高速4車線化にあわせ日高川町小熊~土生地内の県道御坊美山線の移設完了煙樹ケ浜松葉堆肥ブランド研究会が松てるわ広場で松葉かき

17日
印南町が3回目ワクチン接種券を送付和歌山高専留学生と河南中生徒が交流国際高校生選抜書展で紀央館、南部の6人が入選椿山ダム擁壁が突然崩落、原因不明

18日
近畿自動車道紀勢線有田~御坊(湯浅御坊道路)19.4キロと御坊~印南(阪和自動車道)8.7キロの4車線化工事が完成し供用開始小学生が由良などで民泊体験管内各地で初雪ちらつく。この冬一番の冷え込みJR御坊駅前でウインターイルミネーション開催中。イルミ列車にサンタ登場

19日
美浜町和田、御崎神社で火焚き祭

20日
御坊市のALT、エイミーさんが三浦市長訪問

21日
日高川町千津川、見河地内の通学路である県道玄子小松原線の通行に危険があると地元民らが改善訴え御坊市職員が防災研修木づかいどうしの会員らが紀州材の住宅軸組模型を製作、日高振興局ロビーでお披露目

22日
日高町志賀出身、宮西敬士さん(19)がダンスボーカルボーイズグループでデビュー印南町道奈良井白河線の拡幅工事完了、供用開始日高川町土生八幡神社に川取佳子さん(94)=早藤=が来年のエト、寅の絵馬を奉納青い海図画コンクール伝達式。由良中2年、中尾桜さんに山名町長から表彰状と記念品を贈る

23日
新聞コンクールで日高附属中が優秀学校賞を受賞。個人でも湯川萌絵さん(1年)が奨励賞御坊市民文化会館で2年ぶりに「クリスマス大合唱の夕べ」日本ゲートボール連合の令和3年度功労賞に谷口定次さん(日高川町)薮井キヨさん(同)生賀マチ子さん(印南町)が選ばれる消防団年末警戒始まる

24日
管内ほとんどの小中学校で2学期終業式

25日
山火事予防ポスター用原画で西山友梨さん(河南中3年)の作品が林野庁長官賞受賞印南町で2年ぶりの軽トラ市にぎわう

26日
近畿自動車道紀勢線有田~御坊(湯浅御坊道路)19.4キロと御坊~印南(阪和自動車道)8.7キロの4車線化供用開始式典キックボクシング・ヘビー級王者の入田和樹選手=日高川町入野=が福岡県で行われたドリームゲート11で2R42秒でKO勝ち。3度目の防衛を果たした中学クラブバスケ交流大会でJr御坊優勝印南町瀧法寺で年末恒例しめ縄作り小学生バレーチャレンジカップ。南部男子が優勝、日高準優勝

27日
県道御坊中津線山野~大又工区の整備が完了し、日高川町三津ノ川区長らが関係者に謝意を伝えた

28日
管内官庁で御用納め式県立図書館主催、中高生読書まつりPOPコンクール高校生の部で、日高高1年、金崎未和さんが最優秀賞籔内美浜町長が在大阪・神戸米国総領事館のリチャード・メイ総領事の招待を受け総領事公邸での夕食会に参加

29日
日高町議会が定数を現行のまま11人の方針とすることをまとめる産直市場やスーパーが迎春準備で大にぎわい県サッカー協会が、こじか園で巡回指導

30日
弊紙納刊

31日
管内寺院で除夜の鐘響く


和歌山誘電(株)が新たに工場増設 2月操業へ、県・印南町と立地協定締結 〈2022年1月25日〉

2022年01月25日 08時30分00秒 | 記事


新たに工場を増設する和歌山太陽誘電(株)


 和歌山太陽誘電(株)=稲葉一夫代表=が本社を置く印南町印南原の「しらこ工業団地」に新たに工場を増設することになり、県、印南町と立地協定を締結した。工場は近く完成し、2月からの操業開始を予定しており、新規地元雇用者は3年間で正社員30人を見込んでいる。

 同社は、高品質・高性能な電子部品を正解に供給している太陽誘電グループにおける電圧の安定や電気信号を整える働きをする電子部品「積層チップインダクタ」の主力生産拠点。前身の中紀精機(株)創業(昭和46年)以来、培った技術により、電子機器の進化に貢献する最先端の電子部品を開発・製造している。
 2015年にも安定的に製品を供給するために工場を増設しており、今回はパソコンやタブレットの需要増加や5Gスマートフォンなど通信機器の発達による電子部品の需要増加が見込まれることから新工場を建設する。
 構内の駐車場に昨年9月から建設中の工場は延床面積約831平方メートルで、投資額は約16億8500万円(建物・設備)。工場は近く完成し2月からの操業開始をめざす。
 立地協定を締結した印南町の日裏勝己町長は「より高度な技術・製品を追及され、今や国際的な企業にまで成長し、優良企業として発展、まさに印南町の誇りです。今回の工場増設によって3年間で30人の正社員を雇用していただけるということでとてもうれしく思っています。若者流出、人口減少に歯止めをかける一翼を担っていただける」と期待を寄せた。
 同社は昭和46年4月に設立。昭和60年に太陽誘電(株)=本社・東京都中央区=が資本参加、平成19年に太陽誘電(株)の子会社、23年に完全子会社となり、27年に中紀精機(株)から現社名に変更した。従業員数は正社員196人(令和3年3月31日現在)。


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御坊市マイナカード出張申請所開設

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由良祭 里区の屋形30年ぶり改修、お披露目

 

御坊市ふるさと納税 今月中に目標の大台10億円突破 5年連続増、PR・体制強化が奏功 〈2022年1月23日〉

2022年01月23日 08時30分00秒 | 記事

 御坊市は、昨年12月末現在の令和3年度ふるさと納税寄付額をまとめた。前年度同期比18%増の9億8千万円で、すでに2年度実績を上回り、5年連続で増加。今月中に目標の大台10億円を突破することも分かり、市企画課は「皆さんのご協力のおかげ」と喜んでいる。今年度から「ふるさと納税推進員」を創設し、全庁的に出品事業者の新規開拓、魅力発信に力を入れたほか、御坊商工会議所の協力で全国の御坊ファン、リピーターを増やす取り組みを行ったことなどが功を奏した。

 12月末現在の寄付額は9億8356万3000円、寄付件数は8万1549件となり、前年度同期に比べ金額で18%、件数で23%増加。この時点で2年度実績9億6126万5633円を上回り、過去最高を更新している。今月12日現在で約9億9600万円まで伸びており、今月中に目標の大台10億円を突破することが分かった。例年1~3月で約1億円あり、最終的に11億円前後まで増えそう。
 平成28年12月からインターネットを活用した大手ポータルサイトに委託。28年度4844万円だったのが、29年度1億395万7008円、30年度2億4424万4070円、令和元年度5億9459万423円と、毎年度2倍以上の伸びを続けた。2年度も2倍のペースを維持したが、ピークの12月は1・2倍にとどまり、最終的に前年度比1・6倍増の9億6126万5633円で、10億円達成は持ち越していた。
 返礼品は地元事業者、地元産品を基本としているため、寄付額を増やすには新規事業者の開拓、出品事業者へのフォローや連携が重要とし、今年度から推進員制度を創設し、6部署から課長補佐級職員12人を任命し、企画課にも担当の再任用職員を配置するなど体制を強化。新規事業者の開拓を進め、出品事業者は前年度48から60事業者に、返礼品数は前年度545から749品に増えた。
 事業者と連携して返礼品に市内での食事券や買い物券、オリジナルプレートセットを加えるなど地域の魅力発信に力を入れたほか、御坊商工会議所の会員事業所に「ふるさと御坊PRサポーター」登録を呼びかけ、登録した事業所に市が作成した名刺やチラシを渡し、営業先等で御坊の魅力、ふるさと納税PRに協力してもらった。野口オートキャンプ場の利用者、国民文化祭・全日本健康マージャン交流大会の参加者などにもアピールし、こうした取り組みが功を奏した。
 市企画課は「12月末時点で前年度実績を上回る寄付をいただき、多くの皆さんのご協力、ご支援のおかげと感謝しています。今後も地域の特産品を知っていただくことから御坊を知っていただき、さらには御坊の人の温かさ、おもてなしの気持ちを御坊の魅力として伝えていくことで、御坊を応援してくれる御坊ファンの獲得に努めていきたい」としている。


寄付者(10回以上)にスターチスのしおり

日高高校生、福祉施設利用者作製

 今年度は、日高高校JRC(青少年赤十字)部、市内の福祉施設スタッフと利用者の協力で「スターチスのしおり」をつくり、今までに10回以上寄付した500人にお礼としてプレゼントした。
 平成31年度に日高高校2年が総合学習でスターチスのメッセージカードを作成し、市への直接寄付者にプレゼントしたのに続き、今回は日高高校JRC部、市内の福祉施設が協力してスターチスのしおりをつくった。しおりの企画、デザインはJRC部が担当。
 市企画課は「寄付者への感謝の想いを伝えようと、スターチスのしおりをつくっていただいた。地域の魅力発信とともに返礼品だけではない、御坊市の魅力を感じていただけば思います」としている。
 JRC部メンバー、福祉施設は次の通り。
【JRC部】部長=櫻井洋▽部員=原悠一郎、楠山博也、川崎有生、岡ひより、小宮華ノ香、田中さくら、小林千華、細田咲月。
【福祉施設】日高博愛園デイサービスセンター、リバティ博愛、日高博愛園しおや、地域密着型複合施設あがら花まる、コミュニティケアキタデゆうゆう、グループホームれいめい。


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美浜クラブが全国ホープス卓球県選抜入り

 22日 県立中学入試

 近畿剣道少年体験実践発表会 向井飛雄君が優良賞を受賞

 


神谷でケーソン据え付けへ 由良港防波堤の整備事業進む 〈2022年1月22日〉

2022年01月22日 08時30分00秒 | 記事


間もなく据え付けとなるケーソン。消波ブロック(右手前)も製造が進む


 近い将来発生するとされる東海・東南海・南海地震に備え、由良港で防波堤整備事業が進められている。県が減災対策として港内2カ所に防波堤を設置。平成24年度から着手し、日高町柏側は設置が完了、現在、由良町神谷側で取り組み、近くケーソン4函を据え付ける。工事は予定通り進んでおり令和6年度の事業完了を目指す。

 県は3連動地震(マグニチュード8・7)が発生した場合、由良港には地震発生後約35分で第一波が来襲すると想定。津波による浸水の低減や地域経済の被害を抑え、早期の復旧・復興をはかるため防波堤の整備を決定、平成24年度に国の採択を受けた。
 防波堤は、日高町柏側(ムロノキ鼻)が延長100メートル、由良町神谷側((株)駒井ハルテック和歌山工場の南側)が延長350メートル。台形状の土台を作り、その上に本体のケーソン(鉄筋コンクリート製)を置き、上部にコンクリートを流す。防波堤の設置水深は17メートル。
 日高町柏側は平成29年5月に着工し、ケーソン(幅9・3メートル、高さ12・5メートル、長さ17・3メートル)4函、消波ブロック、根固方塊、被覆石などを設置し令和2年10月に完了。
 現在進めている由良町神谷側もケーソン、消波ブロック、根固方塊、被覆石などを設置する計画で、ケーソンは全体で25函あり、このうち4函(いずれも幅5・9メートル、高さ8・5メートル、長さ11・3メートル)を据え付ける。パーツは陸上で製造し海上へ運び設置される。事業費は全体で67億円(概算)。
 防波堤の整備により津波による浸水深が約1メートル低減、3メートル以上の浸水区域が約22ヘクタールから約6ヘクタールと約73%低減される。去る16日未明に南太平洋トンガの火山噴火の影響で日本でも津波が発生、御坊市で90センチの津波が観測されたばかりで、津波への警戒が強まる。
 南海トラフ巨大地震がいつ発生しても不思議ではない状況から、自治体では防災対策に力を入れており、防波堤の早期完成が待たれる。
 現在、稼働している工事の施工は、消波ブロック製造が(株)池本組(池本栄太郎代表取締役・由良町里)、ケーソンやブロック据え付けは淺川・南洋特定建設工事共同企業体(池内茂雄・(株)淺川組取締役社長=和歌山市=、森鎌保・(株)南洋開発代表取締役=御坊市=)。


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美浜町 都市計画道路の見直し案を提示

日高地方シルバー人材センター6団体県下初の意見交換会開催

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日高川町議選 告示まで3カ月も依然低調 現11人は出馬、空白区で擁立も 〈2022年1月21日〉

2022年01月21日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(4月30日)に伴い4月12日告示、17日に投開票される日高川町議会議員選挙(定数12)まで3カ月を切ったが、新人出馬の名乗りはなく、無投票だった前回同様に低調なムードが漂っている。昨年末に現職・小畑貞夫氏(65)=皆瀬、3期目=が突然の不出馬を表明し、残る現職11人は出馬の意向を示しているが、現時点で定数に1人足らない状態。一方、議員空白区の江川区では新人擁立に前向きで、現職が引退する美山地区や中津地区でもうわさが聞かれ始めている。

 日高川町では新町誕生後、激しい町長選を3度繰り広げたが、その後は町長選が2期連続の無投票、議員選は、定数を削減した8年前に定数12で初めて執行されたが、わずか1人の超過。4年前の前回も無投票当選の極めて低調な選挙が続いている。
 同町議会は、管内では唯一、12人全員が60歳以上と高年齢化。現職の動向が注目される中、昨年末に小畑氏が「次世代の新人の入る隙間を空けたい」と不出馬を表明。小畑氏の後継候補はなく、現時点では地盤の中心となる美山・丸山地区から新人候補の具体的な名前は聞かれていないが、美山地区の保守系新人の擁立を模索する動きもある。
 小畑氏以外の現職では、高齢を理由に態度を保留していた現職が「若い人が出てくるような状況なら身を引くこともあるが、定員割れや無投票は避けたい」と話し、現職11人は出馬に前向きな意向。一方、新町誕生後議員空白が続き、3番目の大票田(526人)の江川区は久留米啓史町長の地元。前回も新人擁立の動きを見せていたが「地元として議員を誕生させて町長を支えたい」との思いから、擁立に積極的に動いている。このほか、中津地区でも出馬に前向きなうわさも出ているが、具体的な名前はまだ上がっていない。住民からは「競って選ばれてこその議員。2期連続の無投票なんて」と選挙戦を望む声も。両地域だけでなく、現職がいる川辺地区でも新人擁立のうわさもあり、動きが注目される。
 立候補を予定している現職は次の各氏。敬称略。原、山本喜両氏は共産、その他は無所属。○数字は当選回数。
 井藤満人(73)=三百瀬(3)=▽伊奈禎胤(64)=小熊(2)=▽入口誠(63)=平川(4)=▽熊谷重美(75)=山野(5)=▽龍田安廣(65)=船津(5)=▽原孝文(65)=坂野川(5)=▽堀辰雄(69)=土生(5)=▽堀江才二(67)=若野(3)=▽山本喜平(66)=初湯川(5)=▽山本啓司(60)=和佐(3)=▽吉本賢次(75)=皆瀬(5)=。


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