紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

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納刊のお知らせ

2022年12月29日 17時00分05秒 | 記事

 30日付をもちまして本年の納刊とさせていただきます。1年間のご愛読ありがとうございました。1月1日付の正月特集号は24ページでお届けします。
 新年は3日まで正月休みとし、4日から営業、5日付(夕刊配達地域は4日夕)から発行します。
 皆さま、どうぞよいお年をお迎え下さい。

 令和4年12月29日 日刊紀州新聞社


管内市町で28日、仕事納め式 〈2022年12月30日〉

2022年12月29日 17時00分00秒 | 記事


職員の労をねぎらう三浦御坊市長

永年勤続で中井・住民福祉課副課長を表彰(由良町)


 管内市町で28日、仕事納め式が行われ、新年4日の仕事始めまで6日間の正月休みに入った。首長が新型コロナワクチン接種などコロナ禍で頑張った職員の労をねぎらい、新年も一致団結し、ふるさとの飛躍発展に向けて職務にあたるよう訓示。年末を迎え、再びコロナ患者が急増しており、一日も早く終息し、明るく希望あふれる新年になるよう期待していた。

 御坊市 三浦源吾市長が、今年度職員表彰を受けた谷口泰之・介護福祉課地域支援係長(44)杉本誠司・企画課主査(62)市立図書館に賞状と記念品を贈り「コロナワクチン接種やマイナンバーカード推進では大変な苦労、負担をおかけした。この一年本当にご苦労さまでした。ゆっくり休んでいい年を迎え、仕事始め式では元気な姿でお会いしましょう」と訓辞。小池佐左夫市議会議長は「来年も市民のため、市長を先頭に頑張っていただきたい」とあいさつした。
 美浜町 「本日業務終了後は早く帰宅し、大切な人と過ごしていただきたい」と今年も仕事納め式は行わず、籔内美和子町長は職員にメールで訓示を伝えた。
 籔内町長は、新型コロナウイルスワクチン集団接種や感染症対策に懸命に取り組んだ職員らに感謝とお礼を述べ、住民から「職員に優しくていねいに案内してもらってスムーズにいけたよ」との言葉を受けたことを紹介。「今後も、常に住民の皆様に喜んでもらえるよう、何事にも住民目線で取り組んで」と呼びかけた。
 来年3月3日で自身の1期目任期が満了することに「職員の皆様のおかげでここまでやってこられた。感謝してもしきれない思い」と深く感謝。
 年末年始の6日間の休暇は「1年の疲れを取って心身ともにリフレッシュしていただき、また1月4日からは笑顔で出勤され、業務に精励されることを願います」と続けた。
 日高町 町農村環境改善センターで行い、職員約80人が出席。松本秀司町長は厳しい財政状況下で職員が協力して町政全般にわたり堅実な成果をあげられたと労をねぎらった。
「新型コロナウイルス感染症が確認されてから、3年が経ち、現状のコロナ禍はまだまだ予断を許しませんが、ワクチン接種も5回目が終了し、ウィズ・コロナのもと感染防止対策をとりながら、町民の福祉向上と笑顔で健康に暮らせる安心、安全な町づくりのため、尽力したい」と抱負。
 最後に「皆様には、ご家族そろってすがすがしい新年を迎えられ、職員全員、心新たに仕事始め式が行えるようお願いします」と述べた。仕事始め式は来年1月4日午前8時30分から行う。
 由良町 役場で開き、職員を前に山名実町長がコロナ禍の中、通常業務に加え集団接種、マイナンバーカード普及の取り組み、住民への丁寧な対応に謝辞を述べ「町長に就任してから一番大事してきたのが町民の方々との対話。町政懇談会という形で全地区回らせてもらい、膝をまじえ顔と顔を突き合わせ話ができたことは有意義な時間だったと感じています。皆の意見に応えて各地区にお返ししたい。そういう作業も全部して頂き、本当にありがとうございました。町民の声を町政に生かして、由良町の皆さんが幸せに安心・安全に暮らせるよう皆で知恵を出しあい、より良い由良町にしていきたい」と述べ1年間の労をねぎらった。
 職員表彰もあり、永年勤続(30年)で中井光代・住民福祉課副課長を表彰した。
 日高川町 久留米啓史町長が、美山、中津両支所に続いて午後5時から本庁で「それぞれの部署において、それぞれの立場で、住民の皆さんや町のことを第一に考えながら公務に当たって頂けた」と職員にねぎらいの言葉をかけた。
 1年の出来事を振り返り、小中学校再編推進への理解と協力を求め、「新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金事業では、職員の皆さんが何度も考え、住民目線でアイデアを出して頂いた。提案を全て実施することはできなかったが、実施した事業は住民の皆さんにとって実のある事業であったと思いますし、喜んでも頂けたと思っている。年末年始の休暇に心身共にリフレッシュし、心機一転、また公務に励んで」と訓示。小早川幸信・町副町長の一丁締めで1年の業務を終えた。
 印南町 町役場で行い、全職員を前に日裏勝己町長は1年を振り返り、トップスピードで取り組んだワクチン接種、防災福祉センター建設工事着手、中学校統合に向けての建設予定地の造成設計実施、物価高騰への各種対策対など上げ「住民の皆様の理解と協力を得ながら取り組むことができた。職員の皆さんも激務の中、それぞれの部署でご尽力いただき感謝申し上げます」と労をねぎらい「来年も皆さんとともに『住んでよかった 住み続けてよかったと希望のもてるまち いなみ』を実現するため先頭に立ち、かじ取りをさせていただきたい。来るべき令和5年が印南町にとって素晴らしい年、希望をもてる年となることを願っている」と述べた。


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岡﨑大地さん(日高広域消防)が ロープレスキュー(アジア最大)大会で準優勝 〈2022年12月29日〉

2022年12月29日 08時30分00秒 | 記事


銀メダルを手に笑顔の岡﨑さん


 12月8~10日までの3日間、台湾南投県で開催されたアジア最大のロープレスキューの大会「橋(チャオ)」に、日高広域消防勤務の岡﨑大地さん(33)=日高町荊木=が初出場し、世界の消防士が憧れる大会で見事準優勝に輝いた。同大会は、平成26年に始まり、国際基準の資機材と技術を用いた救助方法で、世界の救助隊が災害現場で日頃から使用しているロープレスキューの技術を競う。過酷な大会で、体力、技術はもちろんメンタルやチームワークが勝負の鍵を握る。

 ロープレスキューとは、ビルや工場、山、崖など足場が不安定な自然地形でヘリや消防車が近づけない場所で発生した災害現場で、ロープを使用して安全・迅速に活動する技術。競技は、10メートル以上の崖の下やビルの屋上から本物の人間を救助するなど10想定が与えられ、クリアするタイムや、技術、安全性、リーダーシップ、協調性などが評価される。今年は11カ国から集まった救助関係者ら24チーム(1チーム5人)が出場した。
 勤務13年目、救急救命士の岡﨑さんは、6年程前から人が究極に困った時に絶対に必要になるロープレスキューの技術を勉強してきた。4年程前にロープレスキューの講習などで知り合った、田辺市や奈良、三重県の30~40代の男性消防士5人でチーム「START」を結成。同大会に向けてコロナ前から練習を重ね、大会では、チームワークと個々の能力の高さが勝因となり、準優勝を収めた。大会を振り返り、「日頃の訓練の結果が出た。1分1秒を争う実際の人命救助の現場で使っている技術が、世界で評価をもらえてうれしいです。救急救助の現場では今後ロープレスキューが主になっていく。上を目指して、もっと技術を高められるよう頑張りたいです。住民の方に安心感を持ってもらえる消防士を目指したいです」とより一層職務に励むことを誓った。
 銀メダルを持った岡﨑さんから、受賞の報告を受けた同消防の阪口悟消防長は「大きな大会での準優勝おめでとうございます。仕事以外でも訓練して、大変だったと思います。他職員にもいい刺激になった。これからも自己研さんに励んで、救助技術の向上を図ってほしい」とたたえた。岡﨑さんは「職場の協力があったからできたことです。結果を持って帰れてよかったです」と微笑んだ。


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御坊市議選に西本裕行氏(財部)が新人3人目の名乗り 〈2022年12月28日〉

2022年12月28日 08時30分00秒 | 記事

 1月15日告示、22日投開票の御坊市議選(定数14)に向け、保守系無所属新人で会社役員の西本裕行氏(57)=湯川町財部=が27日、立候補を表明した。現職3人が引退するのに対し、新人の名乗りもようやく3人目となり、現時点で定数ちょうど。依然無投票の可能性は残るものの、26日に書類を持ち帰った60歳代の新人男性ら立候補に意欲を持つ人が複数おり、年末を迎え、いよいよ選挙戦突入の公算が大きくなってきた。

 西本氏は長年、測量関係の仕事に従事。20年前に独立し、(有)エヌ測地技研を立ち上げ、現在は取締役を務める。今期限りで引退する西本和明議員(72)=当選8回、野口=のいとこ。若い時から別の現職市議の後援会活動に携わる中で市政に関心を持つようになった。
 西本議員が引退を表明したこと、21日の立候補予定者説明会時点で立候補予定者が定数に1人足りていないことに加え、現職市議の助言もあり、立候補を決意したという。
 長年、後援会活動に携わり、そばで多くのことを見聞きしたことは「自分の糧となった」とも話す。抱負として第一に人口減少問題を挙げ「人口が減れば税収が下がり、街の活力がなくなる。増やすのは難しいが、ここで減少に歯止めをかけないといけない」と述べ、子育て支援の充実や企業誘致などに取り組むほか、農業など第一次産業、地場産業の振興にも力を入れたいとした。「自分の考えを一人でも多くの方に伝え、市民目線で頑張りたい」と述べた。
 選挙戦に向け、現職は西本議員、平井俊哉議員(64)=塩屋町北塩屋、4回=、共産党の田端卓司議員(73)=3回、名田町野島=の3人が引退を表明。他の11人は続投し、うち1人が来春県議選への転身意向を示している。新人は田端議員の後継で共産党公認の楠本香織さん(41)=塩屋町南塩屋=、日本維新の会公認で会社員の天倉勝也氏(62)=湯川町小松原=が出馬表明済み。
 西本氏の出馬表明で、ようやく定数ちょうど。26日に書類を持ち帰った60歳代の男性は「政策はまとまっている。(立候補の可能性は)65%」と前向きに検討しているほか、立候補に意欲を持つと噂される人もおり、告示直前まで予断を許さない。


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日高川町体育協会がオリックス選手らを招いた野球教室を開催 〈2022年12月27日〉

2022年12月27日 08時30分00秒 | 記事


オリックスの阿部投手から指導を受ける小中学生


 日高川町体育協会は24日、南山スポーツ公園野球場で、今年のプロ野球日本一になったオリックス・バファローズの選手とコーチを招いた野球教室「トップアスリートから学ぼう」を開催。町内と御坊市内の小中学生約70人がプロ選手から指導を受け、サイン色紙などのプレゼントもあって喜ばせた。

 オリックスから阿部翔太投手、大下誠一郎内野手、過去3回に続いて松井佑介コーチが参加。プロ2年目に中継ぎで大ブレークした阿部選手はキャッチボールや投球、スラッガーの大下選手は打撃、松井コーチは守備の指導にあたり、小中学生らが30分間ずつ投球、打撃、守備でプロ選手の指導に熱心に耳を傾け「みんなもプロを目指して頑張ってほしい」とエールを送った。
 阿部選手が打席に立ち、大下選手が投手で小中学生が対決を楽しんだほか、抽選会では選手のサイン入り帽子やTシャツ、サインボールなどがプレゼントされ、全員にサイン色紙も贈られた。大下選手の大ファンという栗林昇太朗君(丹生中2年)は「球場やテレビでしか見たことがない選手から指導を受けられて言葉にならないほど感激しました」と喜んだ。


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御坊市新庁舎建設・緊防債単価引き上げ実現 〈2022年12月25日〉

2022年12月26日 08時30分00秒 | 記事


23日午後、原局長(中)から報告を受けた
二階代議士(左)右は林幹雄代議士

建設工事は1階上部の免震層、2階床を施工中


 建築資材など物価高騰で新庁舎建設工事費が億単位でふくらんでいた御坊市が、二階俊博代議士や総務省に強く要望していた緊急防災・減災事業債の建築単価が17%引き上げられることが決まった。令和4年度事業債から新単価が適用されるため、市の財政負担は3億円軽減できる。二階代議士から直接、電話で報告を受けた三浦源吾市長は「本当にうれしい。二階先生をはじめ、ご尽力いただいた方々に深く感謝申し上げます」と喜んでいる。

 緊防債は津波浸水区域外への移転時に適用されるが、津波浸水区域内の現在地建て替えでも津波対策などを十分に行うことで、適用条件の一つ「高台移転と同等の効果を見込める」をクリアできると国に柔軟な対応を求め、令和2年10月に適用が認められた。当初予定していた市町村役場機能緊急保全事業債に比べ交付税参入率が7割と大きく、市の財政負担が10億2000万円軽減できた。
 その後、東京オリンピック以降の人件費高騰、鋼材等原価上昇に加え、世界中でまん延した新型コロナウイルス、ウクライナ情勢の影響による資材不足が相まって国内の物価水準が高騰。工事契約で物価スライド制を採用している新庁舎建設工事もその影響をもろに受け、資材高騰等で今年度と昨年度あわせて2億5806万円の工事費追加を余儀なくされ、契約額は50億5931万9100円にふくらんだ。
 今後も高騰が続くとみられ、市の財政負担を少しでも軽減できるように今年8月、緊防債の建築単価引き上げを要望。現行単価は36万1000円に対し、現状の物価で計算すると単価は47万5000円となり、10万円以上の隔たりが生じている。要望で前向きな回答を得ていたことから、できる限り実情に応じた新単価を期待していたところ、23日午後、二階代議士から17%アップの42万2000円に引き上げられる、との連絡が入った。
 新単価では、緊防債の起債対象(庁舎本体)が25億3000万円から4億3000万円増の29億6000万円となるため、7割の交付税参入率で計算すると市の財政負担は3億円軽減されることになり、工事追加分の2億5806万円を相殺できた上に、今後予想される工事追加分の一部に充当できるため、市の財政にとっては朗報。
 三浦市長は「二階先生から連絡をいただき、本当にありがたく、深く感謝申し上げます」と喜ぶとともに「今後も市民の皆さまが利用しやすく、安全で安心な庁舎の建設を進めていくので、さらなるご理解とご協力をお願いします」と話した。1月25日に特別交付税要望のため上京する際、二階代議士や原邦彰・総務省自治財政局長(元和歌山県副知事)に礼を述べる予定。


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都道府県駅伝 三原涼雅君(日高高)、狩谷悠世君(松洋中)が県代表入り 〈2022年12月24日〉

2022年12月24日 08時30分00秒 | 記事

 1月に開催の第28回全国都道府県対抗男子、第41回同女子駅伝競走大会に出場する県選手団のメンバー23人が発表された。日高地方から日高高3年、三原涼雅君(18)=御坊中出身=、松洋中3年、狩谷悠世君(15)の2人が代表入り。三原君は2年連続、狩谷君は初めて。新型コロナの影響で昨年、一昨年は中止、今回開催されれば3年ぶりとなり、全国舞台での活躍が期待される。

 中学、高校、大学、一般がタスキをつなぐ大会で、選考会の結果などを参考に男子10人、女子13人が選抜された。
 男子は1月22日に広島県で開催し7区間48キロのコースを走る。中学生区間は2、6区、高校生区間は1、4、5区、一般・大学生区間は3、7区。
 高校から本格的に陸上を始めた三原君はエースとして活躍が続く。今季は11月の県高校駅伝で1区(10キロ)を走り区間3位、近畿高校駅伝でも1区(同)をまかされ区間12位の走りを見せた。12月の選考会では5000メートルを走り14分41秒63で優勝した。5000メートルの自己ベストは14分26秒。調子は良く期待がかかる。
 昨年に続く選抜入りに「高校生のうちに全国大会で走ることを目標にしてきたので、高校最後の年、絶対に走りたい。出走できれば最初から突っ込んでいきたい」と気合い十分だ。
 狩谷君は今季、県中学駅伝で1区(3・2キロ)を走り区間2位でチーム5位に大きく貢献、近畿中学駅伝でも強豪相手に1区(3・3キロ)を走り区間2位でつないだ。11月の選考会では3000メートルを走り8分54秒47の自己ベストをマークし優勝。持ち味はラストスパートのキレの良さ。
 初の代表入りに「中学生のうちに一度は選ばれたいと思っていたのでうれしい。出場できれば、自分にできる最大限のことをしてチームに貢献したいです。最初は耐えて、最後にどれだけ抜けるか、相手にプレッシャーを与えていければ」と意気込む。
 男子チームは全国舞台でも活躍の実力ある選手が揃い、チームを率いる芝大輔監督(和歌山パラアスリートクラブ)も「目標は19位以内です。今回はいい選手が多い。過去最高の9位、それ以上を目指していければ」と話す。
 女子は一足早く15日に京都府で開催され、9区間42・195キロを走る。県選手団の壮行式は1月7日午前10時から紀三井寺陸上競技場内で開く。


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御坊市議選に天倉勝也氏(維新)が新人2人目の名乗り 〈2022年12月23日〉

2022年12月23日 08時30分00秒 | 記事

 1月15日告示、22日投開票の御坊市議選(定数14)に向け、日本維新の会公認で新人の会社員、天倉勝也氏(62)=旧姓・山本、湯川町小松原=が21日、立候補を表明した。現職3人が引退するのに対し、新人の名乗りは2人目。この日行われた立候補予定者説明会には新人で40歳代の男性が出席したが、立候補は「検討中」とした。立候補の意思を明らかにしていた新人で60歳代男性の元国会議員秘書は一転、不出馬を決めたため、現状は定数に1人足らず、市政史上初の無投票の可能性も残る。

 新たに立候補を表明した天倉氏は、平成24年の御坊市長選に立候補し、落選。その後、27年、31年の市議選に立候補したが、落選しており、市議選は3回目の挑戦。今回は、日本維新の会公認候補として立候補することが決まり、御坊市政対策委員を務める。
 維新からの立候補について天倉氏は「結党以来、率先的に取り組んでいる『身を切る改革』に共鳴した。人口減少が著しい御坊で将来にわたって地域活力を維持していくためには、まず行政の仕組みや役割、税金の流れを見直し、ムダのない、効率的な行政運営を行うことが必要。日本維新の会の議員を増やし、議会等での発信力を強化していきたい」と話した。
 前回の市議選後、選挙のことは考えていなかったが、昨年8月に市長あてに新庁舎高台移転建設に変更の嘆願書を提出した際、執行部の回答が「ご期待にそえません」だったことに納得いかず、その後、身を切る改革で共鳴した維新の公募に応募し、立候補を決めたという。抱負として18歳までの教育費無償化や幹線道路の街灯整備、ペット火葬場の設置などを挙げた。
 選挙戦に向け、現職は西本和明議員(72)=当選8回、野口=、平井俊哉議員(64)=塩屋町北塩屋、4回=、共産党の田端卓司議員(73)=3回、名田町野島=の3人が引退を表明。他の11人は続投し、うち1人が来春県議選への転身意向を示している。新人は田端議員の後継で共産党公認の楠本香織さん(41)=塩屋町南塩屋=が出馬表明済み。現状は天倉氏とあわせて2人で、定数にまだ1人足りない。
 今後、立候補予定者説明会に出席した男性や過去2回の市議選に立候補した女性の動向が注目されるほか、立候補に意欲を持つと噂される人もいる。過去に無投票はなく、無投票阻止で立候補する人が出てくることも考えられ、告示直前まで予断を許さない。

現職11、新人3の計14陣営
市議選立候補予定者説明会

 市議選の立候補予定者説明会は21日、市役所で開き、現職11、新人3の計14陣営が出席し、立候補に必要な届け出書類等を持ち帰った。
 槙島敏一・市選管委員長が「法を遵守し、明るい選挙を行ってほしい」とあいさつしたあと、選管職員が立候補の手続きや選挙運動、御坊警察署が選挙運動用自動車の使用、御坊郵便局が選挙運動用通常葉書の使用など説明。届出書類の事前審査は告示日3日前の1月12日まで行う。立候補者の供託金は30万円。
 党派別は自民党公認4人、公明党公認1人、共産党公認2人、日本維新の会公認1人で、他は保守系無所属。1日現在の選挙人名簿登録者数は1万9052人(男9014・女1万38)。説明会に出席した現職は次の皆さん。当選回数順。
 向井孝行(69)当選9回、藤田町吉田▼山本清司(62)8回・自民、藤田町吉田▼村上宗隆(70)4回・自民、薗▼山田勝人(48)4回、薗▼小池佐左夫(72)3回、薗▼松本隆史(51)3回・自民、湯川町財部▼田中数将(45)3回、湯川町財部▼宮路雅仁(59)2回、湯川町小松原▼松屋久紀(55)2回・自民、野口▼小川春美(64)1回・共産、島▼芝田学(50)1回・公明、湯川町富安。


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御坊市の「Sioトープ」親水池に地域住民から約120匹のコイ提供 〈2022年12月22日〉

2022年12月22日 08時30分00秒 | 記事


三浦市長から感謝状を受けた酒本会長(右)

新たにコイ120匹が加わった親水池



 ニシキゴイが泳ぐ観光名所として売り出している日高港塩屋緑地「Sioトープ」の親水池に新たに地域住民から提供された約120匹が加わり、色とりどりの200匹以上が元気に泳ぎ回っている。昨年6月から市と市観光協会がコイを試験的に放流して以降、休日などには家族連れらが訪れる人気スポットになっており、観光協会では「鯉」と「恋」をかけて「恋人の聖地」にするアイデアも出ており、にぎわい創出に向けて引き続き取り組む。

 親水池は延長約100メートル、幅は最大15メートルあり、自然石を使った護岸や砂浜、木橋など整備。平成21年のオープン当初は海水を汲み上げていたが、藻が発生するなど管理が難しく、29年5月から地下水を汲み上げて池に流す淡水に変えた。昨年6月に藻対策として試験的に錦鯉約30匹放流。効果があったことから観光協会員や市職員らが自腹で購入した鯉を放流し、少しずつ数を増やしていた。
 今回新たに放流された約120匹のコイは、酒本和彦・市自治連合会長の仲介で故・福田至琅さん=印南町南谷=の遺族、楠山正雄さん=日高町荊木=から市に提供されたもので、20日に市役所で感謝状贈呈式を行い、三浦源吾市長から代理の酒本会長に感謝状が渡された。
 福田さんは自宅でコイを飼育するのが趣味だったが、今年3月に死去。遺族から酒本会長に「故人が大切にしてきたコイを皆さまに楽しんでいただけるような場所に提供したい」と相談があり、Sioトープを紹介し、40センチ~60センチのコイ約20匹が提供された。
 楠山さんは野池などでコイの飼育、繁殖を行っており、新聞等でSioトープの存在を知り、酒本会長に「子どもたちや地域の方々に親しんでもらえるならSioトープのにぎわいづくりを応援したい」と相談があり、10センチ~20センチのコイ約100匹が提供された。
 酒本会長は「市民の皆さまに喜んでもらえる癒やしの場、憩いの場になればうれしい」と話し、三浦市長は「提供いただき大変うれしい。コイはSioトープを訪れてくれる人を笑顔にしてくれるので大事に育て、憩いの場としてますます充実させていきたい」と礼を述べた。
 現在、提供されたコイを合わせて200匹以上が元気に泳ぎ回っている。種類は紅白、大正三色、山吹黄金などさまざま。大きさは80センチを筆頭に50~60センチも数多くあり、この池で生まれたコイもいる。今年4月末から5月末にかけて観光協会創立30周年記念事業で「鯉まつり」を行い、夜間にイルミネーションを点灯。休日などには家族連れらが訪れ、写真撮影するなどにぎわい、地元住民も毎朝エサをあげたり、ごみを拾うなど協力している。


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タレント・坂尻夏海さん(御坊市)東京ガールズコレクション初出演 〈2022年12月21日〉

2022年12月21日 08時30分00秒 | 記事


和歌山TGCの出演を決めた坂尻夏海さん(左から2人目)


 オスカープロモーションに所属する御坊市在住のタレント・坂尻夏海さん(22)が東京ガールズコレクションの初出演を決めた!関西初上陸となる「oomiya TGC WAKAYAMA2023byTOKYO GIRLSCOLECTION」の公開モデルオーディション2次審査が18日、和歌山マリーナシティ・フェスタルーチェ内の特設ステージで行われ、約600人の中から1次審査を突破した29人が出演し、見事に坂尻さんがTGC出演切符を勝ち取った。

「TGC地方創生プロジェクト」として2015年から九州、四国、関東などの地方都市で開催されてきたTGCが関西で初めて和歌山での開催が決定。「TGC和歌山2023」として来年2月11日に和歌山ビッグホエールで開催される。
 11歳以上を対象にしたモデル出演オーディションの一次審査には約600人の応募があり、29人が書類審査を突破し、18日に行われた2次審査に出場。クリスマスツリーをバックにした特設ステージに1番に登場した坂尻さんはランウェイを披露して、日高地方のインフルエンサーとしての活躍など地元和歌山のPR活動を交えて自己紹介。全出演者が登場した終えたあとに本ステージ出演者8人が発表され、見事に坂尻さんがTGC初出演を決めた。TGC和歌山でoomiyaのステージに登場する。
 坂尻さんは、3歳から始めたクラシックバレエで活躍し、高校2年の時には国民的美少女コンテスト参加をきっかけにオスカーに所属。高級ホテルリゾートで知られる星野リゾート・軽井沢ホテルブレストンコートのウエディングモデルに起用されるなど活躍し、地元和歌山に活動の拠点を移した。坂尻さんは「TGCはモデルになった時からの憧れの舞台で、とても光栄です。多くの人が和歌山に集まる機会なので、大好きな和歌山の魅力を発信できるように頑張ります」と話した。


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