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和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

御坊市 宅食や学習支援で見守り強化 虐待防止 8月開始へ事業者選定 〈2021年7月31日〉

2021年07月31日 08時30分00秒 | 記事


29日に開いた対策地域協議会で事業者を選定


 御坊市は29日、児童虐待防止緊急対策で国の事業を活用して8月から開始する「支援対象児童等見守り強化事業」の実施事業者に子ども食堂等の活動を行っている「NPO法人フードバンク和歌山」=古賀敬教理事長、湯川町財部=を選定した。コロナ禍で継続的に見守りフォローが必要な支援対象児童が急増しており、対象家庭への宅食や学習支援、生活指導支援を行うことで虐待防止、必要な支援につなげていく。

 コロナ禍で家族が家にいる時間が増えたことで全国的に子どもの見ている前で夫婦げんかをする「面前DV」が増加。面前DVは子どもへの心理的虐待に当たるが、子どもへの暴力(身体的虐待)が同時に行われている場合もあり、国が児童虐待・DV対策で支援対象児童等見守り強化事業を始めた。
 御坊市内でも面前DVなど警察から児童相談所への通告が増加し、市が26日現在で把握している継続的に見守りフォローが必要な支援対象児童は48世帯97人(未就学児34、小学生38、中学生12、その他13)。令和2年度12世帯31人、元年度8世帯24人から3~4倍に急増し、深刻なケースも数件あるという。児童相談件数も2年度53件107人で、元年度24件36人に比べて大幅に増えている。
 緊急対策として8月から支援対象児童等見守り強化事業を始めるのに伴い、事業実施事業者を公募。2事業者の応募があり、29日に開いた関係機関や専門家で構成する市要保護児童対策地域協議会で審査し、生活困窮者や支援団体等へ食料品等を無償提供したり、子ども食堂やフードドライブ等の活動を行っているNPO法人フードバンク和歌山を選定した。
 支援対象児童の中から同協議会が対象者を選定し、宅食(夕食の弁当配達)や学習支援、生活指導支援を行う。宅食は40人を想定し、当日の学校給食とは別メニューでバランスのとれた弁当をつくり、支援員が週2回訪問して直接手渡しする。学習支援は20人を想定し、フードバンク和歌山が用意する場所で学校講師や元教師らが土・日曜日や長期休業中の平日に行う。生活指導支援は宅食と同じ40人を想定し、電話やLINEで常時相談を受け付けたり、チェックシートを用いて定期的に状況を確認する。事業費は約650万円(すべて国費)。実施期間は来年3月末まで。
 対象児童の選定など準備が必要なため、実際に事業を始めるのは盆過ぎになりそう。市社会福祉課は「コロナ禍で児童虐待のリスクが高まっており、事業を通じて支援ニーズの高い子どもを見守り、必要な支援につなげたい」としている。


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日高町 ベトナム向けフェイスブック65万アクセス、誘致PR効果 〈2021年7月30日〉

2021年07月30日 08時30分00秒 | 記事


ダブルウィッシュが黒竹民芸品作りに挑戦する動画


 ベトナムからの観光客誘致に取り組む日高町観光推進戦略プロジェクト協議会(会長・松本秀司町長)が設けている同国向けのフェイスブックページへのアクセスが、約65万件に上る人気ぶりだ。コロナ禍で活動が難しい中、同町とベトナムをつなぐ活動を続けてきた関係者は「地道にPR動画や写真をアップするなど取り組んできたことが、ここに生きている」と話している。

 ベトナム観光客誘致への取り組みは、町商工会と同町旅館民宿組合を中心にした「日高町海外観光客誘致委員会」の前身活動をきっかけに、平成29年に同協議会が設立。現地プロモーションなどを続けてきており、フェイスブックもベトナム人への誘致活動の一環でPRのために「和歌山県日高町とベトナムを結ぶ」と題して開設した。
 ページには「日高町の最も美しい写真」として夕日が沈む風景を撮影した写真やクエのモニュメントとともにベトナム人が好きな桜満開の様子を写したものや、クエ料理などをアップ。中川新介さんと井手一博さんが組むベトナム住みます芸人「ダブルウィッシュ」が来町して黒竹民芸品作り体験やクエ料理を食べる動画、日高町のクエなどが入った県の旅と食をテーマにしたミシュランオフィシャル動画もあり、充実させてきた。
 開設からコンスタントにアクセス数を重ねてきたが、同国が新型コロナウイルス感染拡大でロックダウンとなり、外出抑制から観光への興味が湧いてきたところへ、親日から同ページへ促されたようで、10数万件視聴された動画もあるなど最近4カ月ほどで一気にアクセス数が伸びている。
 コロナ禍から現地に赴くなど誘致活動ができない状況下でありながら、SNSを活用したPRにポイントを置いた取り組みが効果を上げた結果で、協議会メンバーの荊木宣雄町商工会事務局長は「興味を示すようなコンテンツを掲載し続けておいたことが、良かったのだと思う。今後も誘致活動に力を入れていきたい」と話している。


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印南町議選 前回無投票から一転、激戦必至 新人・有本洋一氏が名乗り、16人出馬へ 〈2021年7月29日〉

2021年07月29日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(8月31日)に伴い8月3日告示、8日投開票が行われる印南町議選(定数12)に新人1人が新たに出馬を表明。これで立候補予定者は現職10人と新人6人の16人となった。前回の無投票から一転し、定数を4人超過の激戦必至の状況。各陣営とも本番に向けて激しい前哨戦を繰り広げている。

 出馬表明したのは漁業、有本洋一氏(68)=島田=。同氏は6月29日の立候補予定者説明会にも出席し、出馬を検討していた。「親の介護体験を通し、高齢化社会に対応した元気で長生きできる地域にしていきたい」との思いから出馬を決意したとし「議員定数の削減も考えたい」と抱負を述べた。
 27日の事前審査には有本氏を含む出馬予定の16陣営が訪れ、立候補届出関係書類、選挙運動用ポスターなどの審査を済ませた。
 有本氏の出馬表明で定数4人超過の選挙戦が確定的となった。4人超過の選挙戦は平成以降では最多超過で定数16時の平成9年以来。8年ぶりの選挙戦は季節通りの熱い戦いとなりそうだ。
 現時点での出馬予定者は次の各氏。
【現職】堀口晴生(69)=6回、印南=▽榎本一平(62)=5回、西ノ地=▽玉置克彦(62)=3回、西ノ地=▽岡本庄三(65)=同、山口=▽杉谷考祥(75)=同、羽六=▽藤薮利広(61)=同、津井=▽前田憲男(59)=2回、上洞=▽中島洋(59)=同、印南=▽古川眞(64)=1回、島田=▽木村栄一(64)=1回、同=。
【新人】黒井美晴(67)=印南原=▽谷章資(68)=同=▽丸山則枝(66)=印南=▽津井雅人(69)=美里=▽片山智文(48)=印南=▽有本洋一(68)=島田=。


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コロナワクチン 医療機関で個別接種始まる 働く世代の早期接種が加速 〈2021年7月28日〉

2021年07月28日 08時30分00秒 | 記事


50歳前後が中心の希望者が医療機関で個別接種を受けている


 管内各市町では高齢者優先の新型コロナワクチン集団接種が進んでいるが、26日からは日高医師会管轄の医療機関で個別接種が始まった。感染が急拡大している働き盛りの世代などにとっては、自治体での集団よりも早期に接種を受けられるケースが多く、若い世代の接種が加速。集団接種を行う自治体の負担軽減にもつながりそう。接種した40歳代男性は「集団接種ではまだまだ先になると聞いていたので1日も早く接種できて安心する」と話している。

 個別接種は、日高管内一部の自治体を除き、年齢に関係なく医院などに直接予約でき、集団接種よりも早期の接種が出来る場合が多い。管内では御坊市内17カ所など20施設の医療機関が接種に協力し、各医療機関では19日午前9時から予約の受付を開始。自治体の中には、チラシなどで個別接種が受けられる医療機関の連絡先一覧を配布した自治体もあり、予約開始時には各医院で若い世代を中心に来院や電話などで予約する人が相次いだ。
 中島彰一・日高医師会長の中島医院(御坊市)でも26日午後3時から接種が始まり、週6日の割合で1日1バイアル(6人分)ずつの接種を進めている。同医院だけで個別接種を申し込んだのは約120人で、年代的には40~50歳代が8割以上。26日時点で9月第1週まで予約(2回分)が埋まっているが、ワクチン供給量が増えれば新規の接種が早まるケースもあるという。中島院長は「若い世代の希望者に出来る限り早く接種を進めたいが、ワクチンを確保できる数量が限られている。今後、供給量が増えれば1日あたりの接種人数を増やしたい」と話した。
 大学生の子どもを持つ日高郡内の40歳代女性は「進路先の試験があるので早く接種させたいが、大学での接種も未定で、町に問い合わせても9~10月以降になると聞いて困っていた。医療機関に予約し、早く打つことが出来そうで本当に助かります」と話した。


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とくし丸料理コンテストで貴志さん(日高川町)考案の「アジ(きずし)のたまご巻き」が大賞 〈2021年7月27日〉

2021年07月27日 08時30分00秒 | 記事


貴志さん(左)と2号車担当の北岡さん


貴志さんが考案した「「アジ(きずし)のたまご巻き」


 スーパーなどと提携し、全国で移動スーパーを展開する(株)とくし丸が主催する第3回とくし丸お料理コンテストの結果が発表され、JA紀州2号車を利用する貴志尚子さん(81)=日高川町佐井=が考案した「アジ(きずし)のたまご巻き」が大賞に選ばれた。

 とくし丸利用者の自慢のレシピを紹介してもらい、表彰する同コンテストの第3回には、全国の約800台が稼働するとくし丸の利用者から265点の応募があった。「工夫・アイデア」、「地域性・ユニーク性」、「再現しやすさ」、「こだわり・想い」の4つの項目で審査され、大賞が1人のほか、金賞、銀賞、銅賞、入賞などが選ばれる。
 見事大賞に選ばれた貴志さんが考案した料理の具材は、薄焼き卵、のり、大葉、アジのきずし、玉ネギ、かにかまぼこ、きゅうり。薄焼き卵の上で、きゅうり以外の具を重ねて卵で巻き、その上からきゅうりを巻くと完成。とくし丸からは「教えていただいた、大切なレシピは私たちやその下の世代にも継承していきたい大切な文化です」との評価を受けた。
 貴志さんは「とくし丸が週2回来てくれるので不自由なく買い物ができて助かっています。担当の北岡正敏さんもすごく親切な方で来てくれるのを楽しみにしています。80歳を過ぎてこのような賞をいただけることにびっくりしています。これからも好きなものをたくさん作って楽しんでいきたいです」と話している。
 このほか、いずれもとくし丸2号車を利用する、辻内紀子さん=日高川町=の「はみ出し具のおにぎりちゃん」が銅賞、大江幸子さん=御坊市=の「子供も作れるレモンスカッシュ」が入賞に選ばれた。


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キックボクシング 王者入田和樹選手(日高川町)2度目の防衛 眼底骨折で出場も1RでKO勝ち 〈2021年7月25日〉

2021年07月25日 08時30分00秒 | 記事


垣内代表らチーム日高の関係者と歓喜に浸る


 相手は元世界ランカーで、「リアル・ロッキー」の異名を持つ庵谷“出美流漫”鷹志(Exciting Break)。そんな強豪が相手でも、防衛戦1週間前に行った14日の練習で垣内代表は「余計な一発をもらわなければ勝てる」と自信をのぞかせていた。ところが、5人と連続で戦う実戦練習中、疲れが見えた最後の選手との戦いで左目に一発をもらった。その後の診断結果は左眼窩底骨折。出場すら危ぶまれる状態でリングに上がった。
 入田は「もうパンチはもらえない、早く倒すしかない」と序盤から一方的な猛攻を見せたが「今までで一番強かった」と話したように相手のガードが堅く、決定打が奪えない。相手もローキックや軽い左ジャブを繰り出したが、入田の攻撃に押されて防戦一方。ワンツーにボディー、ミドルにローキックなど「持っている引き出しを出し切ってくれた」と垣内代表が話したように、ラスト1分の場内アナウンスと同時にラッシュをかけ、残り30秒で会心の右ストレートが炸裂しダウンを奪った。立ち上がった相手を攻め続けて2分50秒でレフリーストップがかかって宣言通りの1RKOを成し遂げた。
 垣内代表は「骨折で、試合前は今までにない不安があったが、ゴングが鳴ると一瞬で吹っ飛ばしてくれ、力量の差を感じた、やっぱり入田は強い」と愛弟子の強さに目を細めた。地元からの100人を超える応援団に感謝した入田選手。「とりあえずは3度目の防衛を目指したい」と話したが、リングサイドに陣取ったK-1プロデューサーの前での圧勝劇、さらなる大舞台を視野に入れた。


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近畿高校弓道 山本楓和君(紀央館)個人戦V 粘りの射で強豪に競り勝つ 〈2021年7月22日〉

2021年07月22日 08時30分00秒 | 記事

 第74回近畿高校弓道大会は17、18日、兵庫県立弓道場で開き、男子個人戦で紀央館高校2年、山本楓和君が初優勝を飾った。初出場ながら射詰めで競り勝ち、6月の県総体に続き近畿大会も制し、29日から新潟県で開催の全国高校総合体育大会(インターハイ)へ弾みをつけた。
 初日に行われた男子個人戦に近畿から59人が出場。予選は8射で、5中以上の22人が通過した。練習から調子が良かった山本君は7中で予選を突破、決勝は射詰めで4本連続的中。山本君ら3人が残り、的を八寸にかえた5本目は山本君だけが的中し優勝が確定した。
 山本君は大会を振り返り「練習通りの射ができたこと、本番で緊張しなかったのが良かったと思います。優勝できて嬉しい。次のインターハイは予選通過を目指したい」と意気込む。インターハイには紀央館男子チームと山本君が出場する。


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第28回近畿小学生テニス大会で林君(美浜ジュニア)が優勝

2021年07月21日 08時30分00秒 | 記事


男子個人を制した林君(左)と中邑君

男子団体優勝の和歌山Aチーム
(後列右が林君、前列左から中西君、宮本君)


 第28回近畿小学生選手権ソフトテニス大会はこのほど、堺市金岡公園テニスコートで開かれ、個人戦(ダブルス)男子の部で美浜ジュニアの林寿李稀君(松原6年)が優勝、団体戦男子の部でも林君、日高ジュニアの宮本慶志君(内原6年)中西海斗君(湯川6年)がメンバー入りの和歌山Aが優勝した。個人、団体の県勢制覇はともに5年ぶり。

 個人戦は男女とも各府県予選を勝ち抜いた52組が予選リーグのあと勝ち上がった16組が決勝トーナメントで競った。九度山ジュニアの中邑夢弥君(6年)とのペアで出場の林君は予選リーグ2勝で決勝トーナメントへ勝ち上がり、1回戦で滋賀のペアを4-0のストレートで、2回戦は兵庫のペアを4-1で下した。準決勝は大阪のペアを4-0で退け決勝へ。兵庫のペアとの対戦となった決勝戦はフルセットの末、4-3で接戦を制し初優勝。県勢として5年ぶりの優勝を果たした林君は「試合の流れを相手に渡さず自分たちに持ってこられた」と接戦の決勝戦を振り返り「優勝を狙っていたので優勝できてとてもうれしい。8月の全国大会でも優勝できるよう頑張りたい」と話した。
 日高勢は男子で御坊ジュニアの宮本・中西組、印南ジュニアの片山瑞都君(印南6年)髙石啓太君(稲原6年)組、女子で日高ジュニアの山下結萌さん(松原6年)山岡美愛さん(内原6年)組、御坊ジュニアの辻本咲良さん(同)が予選リーグを勝ち上がり、決勝トーナメントでは山下・山岡組は2回戦で、その他は初戦で敗退した。
 団体は男女とも各府県から2チームの12チームが参加。3チームずつの予選リーグのあと各ブロック1位の4チームで決勝トーナメントを行った。男子で日高勢3人がメンバー入りの和歌山Aは予選リーグで滋賀B、大阪Aをともに3-0で下して勝ち上がり、準決勝で兵庫Aを2-1で下し、京都Aとの決勝も2-1と接戦を制し優勝。林君は全試合に、宮本君、中西君も決勝を含む3試合に出場し、林君が全勝するなど県勢5年ぶりの制覇に大きく貢献した。女子団体でも辻本さん、山下さん、山岡さんの3人がメンバー入りの和歌山Aが3位に入賞と健闘した。


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県小学生バレーでブロック優勝 日高(女子)南部(男子)が近畿出場 〈2021年7月20日〉

2021年07月20日 08時30分00秒 | 記事

 第45回県小学生バレーボール大会は18日、紀の川市の貴志川体育館や桃山勤労体育センターなどで開き、女子の部で日高VBC、男子の部で南部がともにブロック優勝を飾り、9月4、5日に大阪府堺市で開かれる近畿大会出場を決めた。

 女子は30チームを5ブロックに分けて、ブロックごとに3チームずつの2つの予選リーグから1位通過同士で近畿出場の代表決定戦を行った。
 日高は予選リーグで岩出を2(21-3、21-6)0、すさみを2(21-5、21-9)0と圧倒して1位通過。耐久との代表決定戦では、第1セット序盤はシーソーゲームだったが、酒井の連続サーブポイントで流れをつかむと、ブロッカーとレシーバーとの連携した守りで相手エースを封じて21-12と先取。第2セットも第1セットの勢いのままサーブで崩し、酒井、古屋、猪原のアタッカー陣に散らしたコンビバレーを展開し21-11で連取した。
 崎山忠士監督は「日高らしい攻撃、守備ができ、選手達がよく頑張った。近畿ではブロック優勝を目指す」と話した。
 男子は4チームと3チームに分かれてリーグ戦を行い、リーグトップの2チームが近畿出場権を獲得する。高さとパワーが売りの南部は4チームのAブロックに入り、おぐらに2(21-4、21-4)0、新南に2(21-5、21-4)0、浜宮に2(21-9、21-6)0で勝利。エース坂本を中心にセンター浜口、ライト大瀬が強打で得点を重ねた上、しつこくレシーブでもつなぐ場面も見られ、3チームともに二桁得点を許さない圧倒ぶりだった。
 生駒明広監督は「控えの選手も出場して、チーム全員でつかんだ代表。ミスが目立ったレシーブやサーブを調整して、近畿ではブロック優勝を目指したい」と話した。
 このほか、女子の部で印南はまゆう、川辺ひかり、川辺流星は代表決定戦に進んだが、近畿にあと一歩届かなかった。
 日高、南部メンバーは次の皆さん。
【日高】監督=崎山忠士▽コーチ=川瀬寿久▽マネジャー=猪原恵美▽選手=神森倖、川瀬有紗、酒井希音、古屋結里華、猪原曖莉、鈴木心菜、川瀬柚羽、石神咲歩、小藪那智、北山結菜、西岡咲歩、初井優亜、阪本真央、猪原羽友莉、栗山璃子、芝乃愛、山本天彩。
【南部】監督=生駒明広▽コーチ=竝木正明▽選手=浜口滉大、久保正樹、坂本颯佑、森山風雅、大瀬琥太郎、和田幸樹、岩崎煌介、鈴木悠矢、法忍和真、浜口蒼大、木下涼太郎、大井悠跳、竹中龍星、米澤奏汰郎、井口真、柏木颯斗。


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御坊市総合計画 関係人口創出やキャンプ場拡充 新規19件、前期事業計画(5年間)発表 〈2021年7月18日〉

2021年07月18日 08時30分00秒 | 記事


前期事業計画を決めた策定委員会


 御坊市が、第5次総合計画(令和3年度~12年度)の前期事業計画を発表した。基本計画に基づき、3年度から7年度の5年間で着手・実施する100事業を盛り込んだ。新規は関係人口創出、地域公共交通確保維持、野口オートキャンプ場拡充、総合運動公園大型遊具設置、中学校体育館空調整備、河南中学校大規模改修、復興計画事前策定など19事業あり、実施年度などは毎年秋に開く実施計画策定委員会で決める。

 新規事業のうち、関係人口創出は人口減に歯止めをかけるため(1)移住定住用の空き家活用検討(2)地域おこし協力隊、テレワーク、ワーケーションの調査検討(3)ふるさと納税を通じた御坊ファン獲得、企業版ふるさと納税推進(4)地域の魅力発信やシティプロモーション充実-などを行う。
 地域公共交通確保維持は地域公共交通機関の利用者が年々減少し、現状のままでは地域公共交通が維持できなくなり、市の公共交通サービスが低下する恐れがあるため、市や旅客輸送事業者(路線バスやタクシー、紀州鉄道等)利用者等で構成する地域公共交通会議を設置し、今後の公共交通の在り方等を協議する。
 野口オートキャンプ場拡充はキャンピングカーの聖地として全国区となり、週末は3カ月先まで予約が取れないことから新たにゲートボール場の一部を電源サイトとして拡充し、トイレや炊事場、ドッグラン、イベントスペース、移動販売スペースの設置を検討。財源は地方創生推進交付金、企業版ふるさと納税、クラウドファンディングの活用など検討する。
 総合運動公園大型遊具設置は老朽化で撤去した木製大型遊具に代わる新たな大型遊具を設置▽観光資源ブラッシュアップは宮子姫磨き上げ、花や紀州鉄道の体験メニュー開発、寺内町観光の推進、新たな観光開発などを戦略的に進める▽広域観光推進は体験交流型観光を基軸とした御坊日高広域まちづくりプロジェクト、クルーズ客船受け入れ(周遊観光等)など。
 復興計画事前策定は令和4~5年度で実施予定▽子どもの体験活動推進プロジェクトは秋に子どもの防災キャンプを予定▽歩いて得する!健康づくりは3つのお散歩コース整備、お散歩手帳作成、健康優良市民表彰など計画▽防災行政無線戸別受信機貸与は消防庁から無償貸与される戸別受信機50台など貸し出す。
 ほかに、昨年度までの総合計画実施計画策定委員会で採択(今年度新規事業分含む)された中学校体育館空調整備、河南中学校大規模改修、公営住宅等長寿命化計画策定、外出支援、地域共生のまちづくり、子ども家庭総合支援、道の駅整備、感震ブレーカー設置、消防人材育成がある。
 継続81事業には第4次総合計画で未着手だった防災拠点施設整備、市民野球場屋内練習場整備、市立体育館空調整備、勤労青少年ホーム改修、市道中財部Ⅰ号線歩道設置なども含んでいる。


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