Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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内装が無いぞー!?

2014-03-16 20:47:00 | Ferrari275GTB
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今日は南風の強かった山陰です。
どうやらこれが「春一番」だそうで山陰もいよいよ本格的に春になるという事でしょうか・・・。
気温も15度くらいまでは上がった様でして朝の内に中庭のオリーブとブラッドオレンジのビニール袋を外してやりました。

さて仮組も終盤になる(と思っていたのは私だけ?)はずだったのですが、よく見るとこのキットにはドアの内装が付いていない様でしてどこを探しても見当たらない・・・。
元々インストがなかったので有るのか無いのかわかりません。
全く無いのもまあ当時のキットとしては珍しくないのですが・・・プロバンスなどはほとんど無いですよね・・・。
まあせっかくなので内張りを作っておきます。
素材はいつものメタルの板を使います厚みは・・・!?0.8mm程でしょうか。

ドアの部分のスジ彫りを入れます。
左右で大きさや形状が変わるとみっともないのでアルミ板でガイドを作っておいてスジ彫りを入れています。

次はドアのアームレストです。
実車画像を見るとアームレストが付いていますのでこれもまたメタルの板から切り出して削っています。

最後に曲げてやれば簡単に出来ます。
一見面倒な部品の様ですが作ると実に簡単です、内装の無いキットを作る場合には一度お試しくださいその効果は絶大ですよ。

ドアの内装の一番下の部分にアルミかステンレス製のプレートが付いています。
これは乗降時に靴が当たって内装が傷む事を防止する物でしてキックプレートと呼ばれている物ですね。
275GTBはレースカーでは無くGTカーですのでこんな内装が付いているのです。

でも実際に内装に付けてみるとちょっと大きいですね。
しかし、小さい物はどうにもならないですが大きな物はまだ小さく削れます・・・と負け惜しみを書いてみました。

内装をシャーシに取付けてみてちょっとトラブルが起きました。
内装の壁がアシスタント側のシートのサイドに当たって取り付ける事が出来ないです。
ウ~ンこれは困ったぞ。
シートが無ければ下の画像の様に収まるのですが・・・。
275GTBですがシフトゲートはセンタートンネルよりも左にオフセットされています、また他の250シリーズに比べるとセンタートンネルが小さいのです。これには理由がありましてこの車のミッションはリアのデフと同じ場所に付いていましてトランスアクスルと呼ばれる構造になっています。
その小さなセンタートンネルの真上に小物入れが取付けられているのですがこのキットはその小物入れが右側にオフセットされているのです。
このオフセットの理由は不明ですが別にドライバー側のシートに当たる訳でもないのにです・・・。
実車の画像を見る限りオフセットは無い様ですので小物入れを中央に来る様に移動したいのですが、この小物入れシャーシに一体でモールドされています。
しかし幸いな事に縁が厚くそれらしくないのでこの際作り替えてしまおうと・・・

真鍮板を組み合わせてさっさと作ってしまいました。
これはスチールブロックの上で最終の削りを行なっている所です。

モールドを削る前に作った物をシャーシにあてがってみて大きさや形状をチェックしておきます。

リューターやヤスリを駆使して削りました。
ついでにシート位置を決める為の四角な出っ張りも削っておきました、全部削っても良かったかもしれませんが・・・せっかくなので半分残しておきました。

早速ですがアシスタントシートを付けてみました。
これで左右のシートが左右均等に付けられる様になりました。
小物入れの高さも実車画像と同じ感じですから全く不自然さを感じませんね。

ドアの内張りを取付けてみました。 
固定は内装の下側の厚みの部分に0.5mmの穴を開けてピンを差し込みました。
後で位置関係がわかり難くなると困るのでまあピンは必要でしょう。

先ほど作ったアームレストも0.5mmのピンで位置決めをしてあります。
後はレギュレーターハンドルやドアのオープナーレバーも作っておきたいですね。