Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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今日は予定通り275GTBです

2014-03-09 21:58:37 | Ferrari275GTB
今日は午前中はまずまずの天気でしたが午後からは一時的に結構強い雨が降りました。
この数日は寒い日が続きそうですが・・・天気予報によると明日は今日より5度も最高気温が下がる島根県東部です。
ほどほどの寒さなら良いのですが・・・。

さて275GTBのウインドのモールを作りたいと思います。
まずは簡単なリア側から・・・
素材は洋白線の0.5mmをロールで少し潰して使います。

こんな感じで曲げてゆきます、この当たりは大体で良いので全く難しくは無いでしょう。
本気でボディに合わせるのは結構大変なんですが・・・。

モールのつなぎ目はハンダではなく銀ロウでつなぎます。
銀ロウは近くのホームセンターに売っていますし銀ロウと共にロウ付けのフラックスも売っていますからそちらで調達して来ました。
実は前に買っていまして何度か使っていましたが、フラックスが乾燥して固まってしまっていました、ア~ア前回使ったのはいつだったんだろう??

サイドウインドの枠を洋白で作りましょう。
これは簡単ですね・・・(笑)

フロントウインドウのメッキ枠を作ります。
フロントはちょっと難しいですよ・・・
まずは0.5mmの丸線でウインドの開口部の縁に沿って曲げて行きます部分的にマスキングテープで留めておきますと加工が楽ですね。

コチラもつなぎ目をロウ付けしたいので取合えずマスキングテープで支えて貼っておきます・・・バカな事にロウ付けは小さなバーナーを使いますのでこんなマスキングテープなど燃えてしまいますのに・・・気が付きませんでした・・・本当にバカ者です(笑)
つなぎ目の部分にフラックスと銀ロウを混ぜた物を少し乗せておきましてバーナーで炙る訳ですね。

机の上が火事になりました。
マスキングテープが燃えたからなんですが私の想像より少し大きな炎があがりましたよ。
少々焦りました!!
出来上がったモールの硝子面に沿って洋白線を削ります。
裏側も削ると良い感じになりますね。

表面をバフ掛けします。
これでクロームメッキの様に綺麗になります。

ボディのウインドに合わせてテープで貼ってみます。
形状は良いですね、さすがに時間をかけて曲げ直した甲斐がありました。

トランクのオープナーボタンを作ります。
このオープナーボタンは250GTOなどのドアハンドルと同じ物でボタンと指を掛ける取手の部分から出来ています。
まずは旋盤でボタンを削り出します。

周りに少し縁が出来る様に削っています。
段の付いた部分ギリギリの所に0.5mmの穴を掘ります。
決して貫通しない様に注意をして下さい。

穴に0.5mmの真鍮線を差し込んでハンダ付けします。

差し込んだ0.5mmの真鍮線を潰して取手にします。

切り取ってボディに取付けます。
エッチング板を使わなくても良いものが作れます。


トランクの取手に限らず他の物を流用して作ると楽は出来ますけどそれが無かったら作れなくなってしまいますね。
「また他の物を考えれば良いさ」と思っても一度楽をしてしまうともう手が動かなくなってしまうのです。
アマチュア時代は流用を考えても良いのですがプロになってからは素材から作ってゆく様になりましたね。
先を考えるとこの方が良い様な気がするのです。