Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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天気・・・最高です!

2014-03-23 16:06:16 | Ferrari275GTB
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夜から朝にかけては放射冷却の為に結構冷え込みますが昼間は温度が上がり過ごしやすい日が続いている山陰地方です。
このお彼岸の間の3連休は皆様はいかがお過ごしだったでしょうか?
私は彼岸の入りの日に墓参りを済ませてからずっと仕事でして、全くお休みの感覚は無いですね(笑)

275GTB は仮組を完了しましたので今日から塗装の準備で分解致します。
タイヤとホイールの一部は樹脂製の部品なのでアセトンに浸ける前に外しておきます。
シャーシとボディはネジ止めなのでネジは取り外しておきます。

ホイールのアウターとインナーも分解しておきます。
理由は組立ての時点でホイールのインナーとアウターの間にブレーキディスクを仕込む為ですね。
アウターのホイールの穴はかなり小さいのですがそれでも見えそうならブレーキディスクを入れておいた方が良いですからね~。

ペダルを作っている時に書きましたがこの車はミッションがデフの前側に付くトランスアクスル方式なのですが実車の画像を見てみるとエンジン後部、つまりミッションの付く部分が足元に大きめにせり出している事がわかりましたので真鍮板でこの出っ張りを作ります。
その為にダッシュボードを一旦外してセンタートンネルに切り込みを入れておきます。

その膨らみはそんなに大きな物ではないのですが形状はこんな感じです。
ダッシュボードの下側になりますのでそんなに目立たないかもしれませんが・・・知っていて作らない訳にはいかないのです。
実車画像を見ていてアシスタントシートの足元にフットレストが付いている物が有るのですがこれは標準なのかわからないですね。
もう少し調べてみて結論を出したいと思います。

転ばぬ先の杖という言葉が有りますがまたそれを使わないといけないかもしれません。
Camのキットは前側にはシャーシとボディを接合するビス穴が有りますが後ろ側には明確なビス止めポイントは無い様なのです。
普通前後2ヶ所のビスは必要なのですが、これが1ヶ所しか無いと言う事になりますと後側は接着剤による固定をしなくてはならないですね。
しかし接着剤を使うと分解修理が不可能になってしまいますので出来れば避けたい所です。
ここにビス止めをする為の加工をしましょうかね~。
下の画像の様にここには何も無いのですが・・・。

250TRのボンネットを切り取ったのですがそのボンネットの裏側に丁度ビス止めのダボが出ていますのでそれを使いましょう。
ここにはネジ止め時に回すトルク、そしてシャーシを留める時に引っ張る様にかなりの力がかかってきますからハンダ付けはよく溶かしておかないと外れてしまいます。

ダボを付けたらシャーシ側も加工が必要ですね。
ダボの位置に合わせて穴を開けます、穴の周りを斜めにえぐっておきますと皿ビスを使った場合にビスの頭が見える事も有りません。ついでにその両端の穴はキットに備えられた余り出来の良いとは言え無いエキゾーストの取り付け穴です、もちろん自作のエキゾーストを使いますからこの穴も不要になりますからハンダで埋めておきます。
よく質問を頂くのですがその中でも「穴やボディの凹みを修正する場合パテとハンダの使い分けの違いは何でしょうか?」と聞かれることが有ります。
私の場合パテを使った場合厚みが0.5mm以上、穴なら0.5mm以上になる場合はハンダを使います。
後で剥離したり退けて凹んだりするのを避ける為なんです。
今回は1.0mmほど有りましたのでハンダを使って埋めました。

後ろ側のボディとシャーシの取り付けが決まりましたのでボディとシャーシの間のクリアランスを調整する事にいたしました。
ここのクリアランスは留める方法を決めていなかったので未調整のままでした・・・順番的にはもっと早くしておいた方が良かったかな~。

分解した部品を並べてメッキの物と塗装の物とに分けておきましてその中でも修正が必要な物とそうでない物に分けて作業が堂々巡りしない様にします。

コチラがパテ修正をしなければならない物ですね・・・。
最終的に削って済む物は削って仕上げます、出来るだけぱてはつかいたくないのでね。

サフを塗る為に持ち手を付けます。
これも重要な作業でして、なるべくサフが1回で済む様にしておきます。
裏表と別々に塗る場合にはどうしても倍の時間がかかってしまいますからね、なるべく時間を短縮出来る様に持ち手の付け方も重要なんですよ。
もちろん付け方が悪くて落下してしまうとかは論外ですよ(笑)。

明日はサフを入れて様子を見ますが、思ったよりも肌が良く無い部分が有りますからピンホールをパテで潰してゆかないといけないでしょう。