ニュース怪説
~いかがわしい蠢(うごめ)き~
☆なんやら怪しい動きも、油断すると見えなくなります。ス
トレスになっていませんか。少し探りを入れてみました☆
1 森友/籠池問題
もとはと言えば、森友問題って、このシーンから始まりました。
『ゴーマニズム宣言』より
こんな学校(幼稚園)があるのか、と私たちは驚き、呆れました。私たちが見たのは、年の端(は)も行かない子どもたちが、天皇に忠誠を誓っている、気持ちの悪い映像でした。私も今生天皇(平成の天皇のことです)は嫌いではないのですが、それと「御国のため」とは違う。おそらく大多数の人たちは、すっかり弱っている天皇が、被災地やかつての戦地に赴(おもむ)く姿に打たれて、心を寄せている。
幼い子どもたち、いや、この場合ガキンチョと言っていい、その連中が、
「安倍首相、秘密保護法案通過おめでとう!」
なんてことも言ってる。子どもたちが喜んでやってることだ、とでも言うのでしょうか。強姦を和姦だと言ってるようなものです。
「北朝鮮の子どものようだと不気味に思うのが普通だ」(小林よしのり)
その通りだと思うのです。
2 利権の争い
しかしここで、とんでもなくいい加減なお金の動きが発覚した。小林よしのり氏の計算によると、森友側はたった200万円の出費で土地を買い上げたことになる。知ってましたか。ニュース/新聞をあさっても、具体的な数字の計上はなかった気がします。
この段階で私たちは、あの気色悪い映像の大元と、大型事業(利権)が一体だったのを知るのです。私たちは、ウルトラな学校を追求することで、国家絡みの利権にまで到達できる、という勘違いをしたのです。もともとが利権屋どうしの争い、勝つ方は決まってる。肝心なところはすべて「信頼」という名のもとでやられていた「口約束」です。籠池氏の思惑通りに進んだことは、
「通常の取り引き/手続きだった」
が、繰り返されました。そして、かつて森友側に約束されたはずの数々、
「常勤の園長ではない」「職員の水増し」等
は反故され、それらは森友側の「不正」となりました。
マスコミや野党議員まで呼んで牙を剥(む)いた役者・籠池に、
「一体、どれだけ我々の世話になったと思っているのだ!」
と憤り、実際「無礼者!」への異例の証人喚問となったことは、明快にいきさつを語っています。
3 桜田淳子
何が不愉快なのでしょう。
当初あった、この学校の気味の悪さが、どっかに行ってしまったみたいなのです。おそらく、籠池氏が関係省庁に反旗を翻(ひるがえ)したことが、私たちの興味や疑惑の方向性を拡散させたのでしょう。
そして政治家どもの空騒ぎのあとに、なんということでしょう、
「教育勅語は間違ってない」
なる逆襲が待っていたのです。稲田大臣は昨年、この理事長(籠池)に感謝状を送っていたことが明るみに出て、追求を受けました。全く同じ時期に、スーダンでの「日報隠し」が重なったのです。この頃、もう稲田は終わりだろう、ぐらいに思われていました。
大臣は、2006年の雑誌(『Will』)対談で森友の幼稚園を取り上げ、教育勅語を暗唱している素晴らしい幼稚園、とたたえたのです。ここにきて、教育勅語のどこがいけないのかと開き直る姿を、私たちは見ているのです。
ことのついでです。安倍昭恵夫人の動向をめぐって取り沙汰された「公人」「私人」というやつ。
いま、統一協会(国際勝共連合)に入信、さらには合同結婚式に参加した、桜田淳子の芸能界への復帰が話題になっています。反対する人たちが多いのです。理由は、
「彼女を追って入信し、家族がメチャメチャになった」
「霊感商法などの広告塔になったことを反省するべきだ」
などです。何より「脱会」してからスタートするべきだという。
桜田淳子個人(私人)が何をしようと自由ではないか、というのは通りませんよ、というのが世間の常識のようです。
いつも遅れて庭に咲くんです。八重ですかね
☆☆
その点、豊洲/築地の問題は、大型利権の「通常の取り引き/手続き」が、世間目線で検証を受けている。どんなに「安全」と言おうが「安心できない」のは、都民/私たちが「豊洲をめぐるあれこれを信じられない」からです。それに、ここには築地/食をめぐる「文化」の問題が絡んでいます。
さっさと開場せんかという勢力が、仲卸業者にどんな扱いをして来たか、そんなことが、これからもっと明らかになるという期待が持てる気がします。開場延期で一日500万円の損害だ、という告発もされました。でも、それも「疑惑の数字」(昨年秋の週刊新潮)というレポートが出ていたことも覚えておきましょう。
☆☆
千葉の読者は、館山いじめ事件の新聞記事を読んだでしょうか。二年目をむかえた第三者委員会の会見上で、大野精一委員長は、
「自殺に直接結びつく原因は判明しなかった」(読売)
と言ったというのです。こんなことを言う人ではありません。「考える会」の事務局・小出さんのレポート(『泥子のブログ』5/10号)にその部分を見ましょう。
「亡くなったのが本人の事情だけとはとても考えられない。
ただ、現段階においては自死につながる明確なことが得られていない」
似てはいます。でもまったく違う内容でした。
☆☆
やりました、イチロー! セイフコフィールド、今となっては敵地です。でも凄いスタンディングオベーション! 嬉しいです。
☆☆
今村さん、辞めちゃいましたね。
~いかがわしい蠢(うごめ)き~
☆なんやら怪しい動きも、油断すると見えなくなります。ス
トレスになっていませんか。少し探りを入れてみました☆
1 森友/籠池問題
もとはと言えば、森友問題って、このシーンから始まりました。
『ゴーマニズム宣言』より
こんな学校(幼稚園)があるのか、と私たちは驚き、呆れました。私たちが見たのは、年の端(は)も行かない子どもたちが、天皇に忠誠を誓っている、気持ちの悪い映像でした。私も今生天皇(平成の天皇のことです)は嫌いではないのですが、それと「御国のため」とは違う。おそらく大多数の人たちは、すっかり弱っている天皇が、被災地やかつての戦地に赴(おもむ)く姿に打たれて、心を寄せている。
幼い子どもたち、いや、この場合ガキンチョと言っていい、その連中が、
「安倍首相、秘密保護法案通過おめでとう!」
なんてことも言ってる。子どもたちが喜んでやってることだ、とでも言うのでしょうか。強姦を和姦だと言ってるようなものです。
「北朝鮮の子どものようだと不気味に思うのが普通だ」(小林よしのり)
その通りだと思うのです。
2 利権の争い
しかしここで、とんでもなくいい加減なお金の動きが発覚した。小林よしのり氏の計算によると、森友側はたった200万円の出費で土地を買い上げたことになる。知ってましたか。ニュース/新聞をあさっても、具体的な数字の計上はなかった気がします。
この段階で私たちは、あの気色悪い映像の大元と、大型事業(利権)が一体だったのを知るのです。私たちは、ウルトラな学校を追求することで、国家絡みの利権にまで到達できる、という勘違いをしたのです。もともとが利権屋どうしの争い、勝つ方は決まってる。肝心なところはすべて「信頼」という名のもとでやられていた「口約束」です。籠池氏の思惑通りに進んだことは、
「通常の取り引き/手続きだった」
が、繰り返されました。そして、かつて森友側に約束されたはずの数々、
「常勤の園長ではない」「職員の水増し」等
は反故され、それらは森友側の「不正」となりました。
マスコミや野党議員まで呼んで牙を剥(む)いた役者・籠池に、
「一体、どれだけ我々の世話になったと思っているのだ!」
と憤り、実際「無礼者!」への異例の証人喚問となったことは、明快にいきさつを語っています。
3 桜田淳子
何が不愉快なのでしょう。
当初あった、この学校の気味の悪さが、どっかに行ってしまったみたいなのです。おそらく、籠池氏が関係省庁に反旗を翻(ひるがえ)したことが、私たちの興味や疑惑の方向性を拡散させたのでしょう。
そして政治家どもの空騒ぎのあとに、なんということでしょう、
「教育勅語は間違ってない」
なる逆襲が待っていたのです。稲田大臣は昨年、この理事長(籠池)に感謝状を送っていたことが明るみに出て、追求を受けました。全く同じ時期に、スーダンでの「日報隠し」が重なったのです。この頃、もう稲田は終わりだろう、ぐらいに思われていました。
大臣は、2006年の雑誌(『Will』)対談で森友の幼稚園を取り上げ、教育勅語を暗唱している素晴らしい幼稚園、とたたえたのです。ここにきて、教育勅語のどこがいけないのかと開き直る姿を、私たちは見ているのです。
ことのついでです。安倍昭恵夫人の動向をめぐって取り沙汰された「公人」「私人」というやつ。
いま、統一協会(国際勝共連合)に入信、さらには合同結婚式に参加した、桜田淳子の芸能界への復帰が話題になっています。反対する人たちが多いのです。理由は、
「彼女を追って入信し、家族がメチャメチャになった」
「霊感商法などの広告塔になったことを反省するべきだ」
などです。何より「脱会」してからスタートするべきだという。
桜田淳子個人(私人)が何をしようと自由ではないか、というのは通りませんよ、というのが世間の常識のようです。
いつも遅れて庭に咲くんです。八重ですかね
☆☆
その点、豊洲/築地の問題は、大型利権の「通常の取り引き/手続き」が、世間目線で検証を受けている。どんなに「安全」と言おうが「安心できない」のは、都民/私たちが「豊洲をめぐるあれこれを信じられない」からです。それに、ここには築地/食をめぐる「文化」の問題が絡んでいます。
さっさと開場せんかという勢力が、仲卸業者にどんな扱いをして来たか、そんなことが、これからもっと明らかになるという期待が持てる気がします。開場延期で一日500万円の損害だ、という告発もされました。でも、それも「疑惑の数字」(昨年秋の週刊新潮)というレポートが出ていたことも覚えておきましょう。
☆☆
千葉の読者は、館山いじめ事件の新聞記事を読んだでしょうか。二年目をむかえた第三者委員会の会見上で、大野精一委員長は、
「自殺に直接結びつく原因は判明しなかった」(読売)
と言ったというのです。こんなことを言う人ではありません。「考える会」の事務局・小出さんのレポート(『泥子のブログ』5/10号)にその部分を見ましょう。
「亡くなったのが本人の事情だけとはとても考えられない。
ただ、現段階においては自死につながる明確なことが得られていない」
似てはいます。でもまったく違う内容でした。
☆☆
やりました、イチロー! セイフコフィールド、今となっては敵地です。でも凄いスタンディングオベーション! 嬉しいです。
☆☆
今村さん、辞めちゃいましたね。