行く年来る年
~未練&名残たっぷり~
☆
前号でお知らせした通り、館山いじめ事件・第9回第三者委員会の記者会見報告です。委員長が記者たちの質問に答える形です。遺族側(私たち)と行政側は、一切口を挟(はさ)めないことになっています。
以下は委員長の発言要旨です。まだ具体的な形になってないというのが理由でしょうが、会見の様子をどこの新聞も記事にしなかったのが残念です。
○今までの聞き取り調査(ヒアリング)した人は、16人
○今回、新たな学校関係の人間に聞き取りをした
○なぜこうなったかという点を、どう詰めていけばいいのかと思っている
○ポイントは、見えていると思う
○普通、中2の子が自殺するとは考えられない
○ヒアリングの依頼や、資料の提供を拒(こば)まれたことはない
○守秘義務もあるが、形式的なものにしてはいけないと思っている
○来年の3月まで終わらないのは間違いない
読者もお分かりと思います。第三者委員会は、誠意を持って取り組んでいる。特に、「中2の子が自殺するとは考えられない」という点に、私たちは望みを託するのです。
どうか、来年がよい年でありますように。
恒例、手賀沼で羽を休めるカモメ?
☆☆
朝日新聞購読の皆さんは、土曜特集の「みちのものがたり」読んでますか。12月17日の記事は、
「2011年3月12日朝、福島県浪江町民は、防災無線の音声に戦慄した」
に始まる国道114号の話でした。記事後半に、浪江町・馬場有(たもつ)町長が、12日の朝、
「テレビが『福島第一原発の10キロ圏内は避難を』と報じたのを知る」
とあります。
このくだりの意味することは、
「浪江町には、避難指示が出なかった」ので、
「『テレビで原発事故を知った』町長が、初めて無線を流した」
です(ここの『 』は私が入れました)。
賢明な読者は思い出したと思います。
「原発立地点ではない自治体には、事故の通報はない」
のです。しかし、浪江町は原発から10キロ圏内にあった。
この際ですので、福島中央テレビのが流した緊急生放送について。
一号機爆発瞬間の映像です。女性アナウンサーがうわずった声で、
「先ほど、福島第一原発一号機から大きな煙が出ました」
と話しました。どう見ても「爆発」ですが、局長はこの言葉を使ってはいけない、と思ったそうです。そして「煙が出ました」となった。
「核爆発でありませんように」
という願いをこめてなのだ、と私は思っています。
忘れてはいけない。改めて思います。
☆☆☆
最近の当ブログに多く寄せられた感想に、私の舌足らずを感じた次第です。そこで少し補足します。
[523号「大川小学校裁判」(補)]
横浜での福島いじめ事件で、勘違いの興奮をしているのは、メディアやそれに乗った世論だということを言いたかった。福島の生徒を「いじめる」のも、いじめた生徒を「批判する」のも、「やりやすい」という点で同じだからです。私たちは、
○福島から避難してきた車に「さっさと駐車場から出て行け!」と張り紙
○「福島の車の窓は拭けません」と断った首都圏のガソリンスタンド
○「福島からの転入だということを隠しますか」と聞いた(つくば市の学校)
当時の幾多(いくた)の事実を検証したでしょうか。大切なのは、
「科学的根拠がないことを教えないといけない」
のではありません。
「大変でしたね」「無事でよかったですね」
と言えなかった私たちのことです。それを検証した記憶がない。それで今回の事件です。6年前から続いていたというのに。です。
はしゃぐなよ、そう思ったのです。
[524号「黙れシナ人!」]
この記事は、中国への謝意ではなかった。むしろ、中国という「覇権/大国意識の強い国」への牽制(けんせい)のつもりでした。また、「シナ/チャイナ」は、中国が自分の国を呼ぶときの名称(公称)でもあると言いたかったのです。いかがでしょうか。
[547号「ひまわり?」]
前号のことです。私の補足でなく、ダム建設地点に住んでいた読者からの感想です。補償金で、
「補償金以上に借金(投資失敗?)を抱えた」
「親族が家族の補償金を泥棒」など
村や家族/親族がメチャメチャになったという話を送ってくれました。
☆☆☆☆
今年も岡山の友人から牡蠣が届きました。
近隣の仲間が、いつも喜んで取りに来ます。牡蠣が取り持つ縁。年に一度、この時しか顔を合わせない友人さえおります。だから、話は「この一年」となるのです。
心臓発作で救急車/幼子の成長/デッカイ外車の購入 等々
中でも、あと三カ月で退職を迎える仲間が、万感の思いで差し出した両手に感動しました。そして何より「相も変わらない」幸福の姿を、たくさん見られたのがよかった。牡蠣ありがとう!
「みちの駅しもづま」展望階から見えた、見事な筑波山!
☆☆☆☆☆
あとは、ランダムに。
○「大山鳴動して鼠一匹」だと? こんな質問、どうせ産経だろ。力のない者は、いくら声を枯らしてもかき消される。そういう経験を持たないトンマどもは、いつも健在ですね。あんなずさんな計画がまかり通っているのが明らかになる。それだけでも大変なことだった。テレビタックルでやってましたね。小池知事の「都民からの評価(支持率と考えていい)」は「73点」とか。今んとこ小池びいきの私としては、嬉しいです。
○ドア開けてオシッコした(9月)JRの運転士、元気かなあ。「過去にもやった」この人、トイレに行くことは「認められている」なんて言われても出来るはずがない、と言いたかっただろうなあ。
ユニクロの店員が、近頃まったく余裕が見えないのは、気のせいでしょうか。
○最後はなぜか壇蜜。今年の「アエラ」7月号です。27歳まで様々な職業を転々とし、葬儀関連の仕事に就いて遺体に接するようになった時、
「私は、世間で『タブー』とされることに抵抗を感じないんだと気づいた」
そうです。
壇蜜って、自分の言葉でいつも話してる気がして、いいなって思います。この言葉もよく言う、
「人はみんな違っていい」だの、
「ありのままでいい」
だのって言い方に変えられないこともないのですが、壇蜜の言葉がいい。
やっぱりシメはイチロー! 皆さん、よいお年を。
~未練&名残たっぷり~
☆
前号でお知らせした通り、館山いじめ事件・第9回第三者委員会の記者会見報告です。委員長が記者たちの質問に答える形です。遺族側(私たち)と行政側は、一切口を挟(はさ)めないことになっています。
以下は委員長の発言要旨です。まだ具体的な形になってないというのが理由でしょうが、会見の様子をどこの新聞も記事にしなかったのが残念です。
○今までの聞き取り調査(ヒアリング)した人は、16人
○今回、新たな学校関係の人間に聞き取りをした
○なぜこうなったかという点を、どう詰めていけばいいのかと思っている
○ポイントは、見えていると思う
○普通、中2の子が自殺するとは考えられない
○ヒアリングの依頼や、資料の提供を拒(こば)まれたことはない
○守秘義務もあるが、形式的なものにしてはいけないと思っている
○来年の3月まで終わらないのは間違いない
読者もお分かりと思います。第三者委員会は、誠意を持って取り組んでいる。特に、「中2の子が自殺するとは考えられない」という点に、私たちは望みを託するのです。
どうか、来年がよい年でありますように。
恒例、手賀沼で羽を休めるカモメ?
☆☆
朝日新聞購読の皆さんは、土曜特集の「みちのものがたり」読んでますか。12月17日の記事は、
「2011年3月12日朝、福島県浪江町民は、防災無線の音声に戦慄した」
に始まる国道114号の話でした。記事後半に、浪江町・馬場有(たもつ)町長が、12日の朝、
「テレビが『福島第一原発の10キロ圏内は避難を』と報じたのを知る」
とあります。
このくだりの意味することは、
「浪江町には、避難指示が出なかった」ので、
「『テレビで原発事故を知った』町長が、初めて無線を流した」
です(ここの『 』は私が入れました)。
賢明な読者は思い出したと思います。
「原発立地点ではない自治体には、事故の通報はない」
のです。しかし、浪江町は原発から10キロ圏内にあった。
この際ですので、福島中央テレビのが流した緊急生放送について。
一号機爆発瞬間の映像です。女性アナウンサーがうわずった声で、
「先ほど、福島第一原発一号機から大きな煙が出ました」
と話しました。どう見ても「爆発」ですが、局長はこの言葉を使ってはいけない、と思ったそうです。そして「煙が出ました」となった。
「核爆発でありませんように」
という願いをこめてなのだ、と私は思っています。
忘れてはいけない。改めて思います。
☆☆☆
最近の当ブログに多く寄せられた感想に、私の舌足らずを感じた次第です。そこで少し補足します。
[523号「大川小学校裁判」(補)]
横浜での福島いじめ事件で、勘違いの興奮をしているのは、メディアやそれに乗った世論だということを言いたかった。福島の生徒を「いじめる」のも、いじめた生徒を「批判する」のも、「やりやすい」という点で同じだからです。私たちは、
○福島から避難してきた車に「さっさと駐車場から出て行け!」と張り紙
○「福島の車の窓は拭けません」と断った首都圏のガソリンスタンド
○「福島からの転入だということを隠しますか」と聞いた(つくば市の学校)
当時の幾多(いくた)の事実を検証したでしょうか。大切なのは、
「科学的根拠がないことを教えないといけない」
のではありません。
「大変でしたね」「無事でよかったですね」
と言えなかった私たちのことです。それを検証した記憶がない。それで今回の事件です。6年前から続いていたというのに。です。
はしゃぐなよ、そう思ったのです。
[524号「黙れシナ人!」]
この記事は、中国への謝意ではなかった。むしろ、中国という「覇権/大国意識の強い国」への牽制(けんせい)のつもりでした。また、「シナ/チャイナ」は、中国が自分の国を呼ぶときの名称(公称)でもあると言いたかったのです。いかがでしょうか。
[547号「ひまわり?」]
前号のことです。私の補足でなく、ダム建設地点に住んでいた読者からの感想です。補償金で、
「補償金以上に借金(投資失敗?)を抱えた」
「親族が家族の補償金を泥棒」など
村や家族/親族がメチャメチャになったという話を送ってくれました。
☆☆☆☆
今年も岡山の友人から牡蠣が届きました。
近隣の仲間が、いつも喜んで取りに来ます。牡蠣が取り持つ縁。年に一度、この時しか顔を合わせない友人さえおります。だから、話は「この一年」となるのです。
心臓発作で救急車/幼子の成長/デッカイ外車の購入 等々
中でも、あと三カ月で退職を迎える仲間が、万感の思いで差し出した両手に感動しました。そして何より「相も変わらない」幸福の姿を、たくさん見られたのがよかった。牡蠣ありがとう!
「みちの駅しもづま」展望階から見えた、見事な筑波山!
☆☆☆☆☆
あとは、ランダムに。
○「大山鳴動して鼠一匹」だと? こんな質問、どうせ産経だろ。力のない者は、いくら声を枯らしてもかき消される。そういう経験を持たないトンマどもは、いつも健在ですね。あんなずさんな計画がまかり通っているのが明らかになる。それだけでも大変なことだった。テレビタックルでやってましたね。小池知事の「都民からの評価(支持率と考えていい)」は「73点」とか。今んとこ小池びいきの私としては、嬉しいです。
○ドア開けてオシッコした(9月)JRの運転士、元気かなあ。「過去にもやった」この人、トイレに行くことは「認められている」なんて言われても出来るはずがない、と言いたかっただろうなあ。
ユニクロの店員が、近頃まったく余裕が見えないのは、気のせいでしょうか。
○最後はなぜか壇蜜。今年の「アエラ」7月号です。27歳まで様々な職業を転々とし、葬儀関連の仕事に就いて遺体に接するようになった時、
「私は、世間で『タブー』とされることに抵抗を感じないんだと気づいた」
そうです。
壇蜜って、自分の言葉でいつも話してる気がして、いいなって思います。この言葉もよく言う、
「人はみんな違っていい」だの、
「ありのままでいい」
だのって言い方に変えられないこともないのですが、壇蜜の言葉がいい。
やっぱりシメはイチロー! 皆さん、よいお年を。