kotoba日記                     小久保圭介

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十津川村の亀

2020年01月21日 | 生活
  

みんな胃もたれしている
理由は寒くて
胃の血流が悪いからだ
そこでみんなカイロの歌を歌う
カイロをおなかに
ぺた
と貼れば
すぐに調子が良くなる
それがカイロの効能である
ベトナムから来た青年も
おなかいたい
というので
カイロを貼ってあげた
「あたかい」
と発音した
貼るカイロの文字や
注意書き
その前に
白い四角のはんぺんの薄切りの物体は何だろう
と青年は不思議そうに見た

冷えはいけません

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その人が話してくれる
和歌山県は十津川村のお話
いぜん
十津川村といえば
洪水があったことで
有名

そこに80代のお母さんが
一人で住んでいるという
生前
お父さんは
林業をしていて
山のことをたくさん知っている
山の清水をパイプで集め
それを生活水として使う知恵
「めっちゃ、おいしいんよ」
その人は言う

お母さんは山に行って
山菜はもちろん
榊をとって
町に行って
現金にするのだという

ほぼすべて自給自足
畑を持ち
多種の野菜を作り
味噌を作る

村の家は
上に何件か
下に何件か
そういう集落
だからみんな助け合って生きている

話を聞いているだけで
ほっこりしてくる

お母さんの家には
いろいろ動物が来る
中でも
亀が来るという
一度
餌をあげたら
来るようになったという
そのうち
親亀について
子亀たちが一緒に来て
餌を食べているという

お母さんは今でも元気に
畑仕事をして
息子家族
孫も好んで
名古屋から
いっしょに
正月に行くのだという
お年玉もほしいだろうけれど
その自然に癒され
おばあちゃんがまた喜ぶ
その破顔と破顔

「大きくなったね」
そんな会話
十津川村のある家に
みな集い
亀も来る


かぼちゃの煮つけをいただく
ありがとうございました
ミルクティもいただく
ありがとう



コメント
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