千の天使がバスケットボールする

クラシック音楽、映画、本、たわいないこと、そしてGackt・・・日々感じることの事件?と記録  TB&コメントにも☆

検察審査会レポート6

2005-03-24 23:08:20 | Nonsense
私が所属する検察審査会は、全国の検察審査会の中でも代々1、2を争うくらいの高い出席率だそうだ。確かに特段の事情がない限り義務とはいえ、みなさん時間厳守で参集する。しかも任期中に他府県に引越ししても、通える範囲であれば時間をかけて出席する。現在そういう方が2名いるが元々、真面目で誠実な好青年という印象もあるが、やはりこの検察審査会の意義にやりがいを感じているからこそできる努力だとも思う。
最近気がついたが、人は仕事の大きな価値と社会的意義を感じると、より真剣にうちこめるというものだ。日頃の勤務先での態度とはちと違うぞ自分。

昨日は4件めの議号の決議を行った。はじめて決議が分かれた。人それぞれ培われた経験則による考えや感覚が違うから当然ではあるが、少々意外な感じがあった。そこに自分の考えこそ正しいという、いつのまにか宿る独善性に気がついた。事務局の方が人事異動により3月いっぱいでこの仕事から離れるというご挨拶があった。その中で「みなさんのお話しを聞いていると、知らないうちに自分は公務員の考え方が身についていたことが感じられた」というお話しがあった。確かに、社会で働いているとはいえ、おおかたの人はその会社、業界、職場環境の狭い社会で生きていて、職場特有の体質が身にしみるものである。けっこう狭い枠の中で、これこそ正しいと思い込んでいるところに、もしかしたら発想の貧困があるかもしれない。検察審査会では、いわば世代も幅広く異業種交流のような部分もあり、そういった意味でもなかなか女性は他業種の方と接する機会がないので、貴重な体験にもなっている。

まだまだ続く、審議だがひとつひとつ大事に考えていきたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿