千の天使がバスケットボールする

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精子バンクもオンライン化-米国発

2005-08-10 23:29:55 | Nonsense
アメリカという国は、本当におもしろい国だ。発想のスピード感が他国と違って断然速い。しかし、なにかそこにおかしさとカルさも感じられるのだが。

アメリカは国土が広いため、通信販売が行き届いている。そのため日本以上にネット・ショッピングが盛んであるが、こんなオン・ライン銀行が誕生している。
妊娠したい、つまりこどもをもって家庭をつくろうと考えている女性は、シングル、既婚者(パートナーあり)の区別なく精子バンクのウェブサイトにアクセスして、精子ドナー(提供者)候補のリストを閲覧できる。気になる男性の顔を見つけたら、身長・体重は勿論のこと彼の教育レベル、民族的背景、場合によっては音声インタビュークリップで、家族の病歴を聞くこともできる。

不安を感じる方には、登録料の明朗会計、提供者の評価基準、会社の方針などの説明もサイトにアップされている。近頃では、精子ドナーの選択は、殆どネットで行われているという。しかも「カルフォルニア精子バンク」の責任者アリス・ルビー氏によると精子提供者の募集もオンラインで行っているということだ。

流れも簡単で手軽だ。
①まず産婦人科医にカウンセリングを受けることが望ましいが、必ずしも必要というわけではない。
②精子バンクに登録用紙を請求
③精子バンクの方針に従って、医師に署名をもらいFAXで返送
タイミングをみはからって、オンラインで発注。翌日配達便でやがて魔法瓶のような入れ物に入った冷凍精子が届く。
そして最も適切な日に、精子の入ったガラス瓶を脇の下で体温と同じになるまであたためる。(以下略・・・)

こういう呼び方が適切なのかと思うが、このような方法を”補助生殖”と翻訳者は訳している。まるで好みの洋服や投資ファンドをネットで発注するかのように、登録から注文まで自宅で手軽にできる。一部ニューヨーク州の「アイダントラボラトリーズ」のように受注から先は、一般の希望者と契約せずに医師を通している会社もある。
まさかと思っていたが、本当だった。やっぱりね、という方がむしろふさわしいのかもしれない。米国大統領選では、宗教がらみの中絶問題が必ず争点になるというのに、命の誕生に関してはまた別のハナシなのだろうか。それともここがシュワルツネーガー知事が統治しているカルフォルニア州という、陽気であかるいお国柄がうんだ”信託銀行”なのだろうか。こうした商売の是非をここでは語らないが、つくづく国民性の違いを感じる。
けれども、幼少の頃からPCゲームとネットに慣れている体と頭脳とルックスに自信のある大和男児が、海をこえてネットでマイ精子を提供する日がくるかもしれない。

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