千の天使がバスケットボールする

クラシック音楽、映画、本、たわいないこと、そしてGackt・・・日々感じることの事件?と記録  TB&コメントにも☆

「あさかぜ」「さくら」に惜別の涙する男たち

2005-03-01 23:33:44 | Nonsense
「あさかぜ」「さくら」さようなら、別れ惜しむファン (読売新聞) - goo ニュース

いい年をしたおじさまや若者が群がって熱い視線をおくる対象は、あのサトエリでもモー娘。でもない。
老朽化したただの電車である。そう言い切ったしまったら鉄道マニアの方からお叱りを受けるかもしれない。それほど私を含めておおかたの女性には列車というものにはとんと興味がむかないものである。
わざわざ、深夜特急や寝台車で時間とお金をかけた旅情を楽しむということもしない。そういうことは若者やかっこいい沢木さんに任せよう。

近頃の女性の趣味の範囲は大幅に広がり、男女の差が随分なくなっているように思われる。要するに女もすなる釣り、サッカー、パチンコ、競馬等々。
”女のくせに”という世の中の冷たい視線から解放されて、”よしよしおいで”という男女共同参画へと趣味の世界では時代はとっくに移行しているのである。
しかしながら「鉄道マニア」この分野においては、どういうわけか女性の社会進出がすすんでいないようだ。
この群集のなかにも女性の姿は殆ど見当たらない。これは教育や環境による違いというよりも、もって生まれた男と女の違いなのだと思う。個体差が大きくて隠れがちな男性らしさ、女性らしさにも、両性生物の生残り戦略上での意味があるのかもしれないと考える近頃だ。

追記:アイゼナハ歌劇場の音楽総監督に就任する指揮者の阪哲郎氏も熱心な鉄道ファンだった。
この最後の寝台特急「あさかぜ」に乗っていたらしい。オペラも旅のようなもの”聴衆には素晴らしい景色を見せたい”そうだ。列車を単なる移動手段と考えているのでなく、人生という旅に旅情を与えるこだわりの道具なのだろう。