千の天使がバスケットボールする

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やっぱり有罪なのか、植草先生

2005-03-23 22:49:32 | Nonsense
植草元教授、罰金50万円 東京地裁判決 (産経新聞) - goo ニュース

ミラーマン

人気エコノミストから、そんな嘲笑的なニックネームが冠になってからコトの成り行きを見守っていた。いずれ事実は裁判で明らかになる。けれども内心、植草先生、あえて植草先生と呼ぼう、あなたが裁判で負けるだろうという予測はあった。あなどれない警察官の職人としての鋭い嗅覚がマークした不審者を追跡したら、そうだった。現行犯で逮捕したら著名なエコノミストで驚いたという警察官の証言には、やっぱり信憑性があるのだ。近頃、痴漢の冤罪に泣く人も多いと聞く。予断による偏見と自意識過剰な女性が訴えたとしたらともかく、こうした一歩間違えたら名誉毀損にもなりかねないこともふまえて、客観的に観察していたプロの警察官が誤認逮捕をするとは考えにくい。疑わしい、のではなく痴漢行為を確信したから逮捕できたのだ。まさかこの後に及んで、手鏡で景気の先行きを見ていたなんてことは言わないでしょっ。

また植草先生の最初容疑を認めながらも、その後一転して言い訳じみて否認する成り行きも、経済予測をしていたエコノミストらしからぬ展開だ。誘導尋問などとマーケットへの為替介入とは違う。母校の後輩へのアドバイスは「何が起きてもたじろがないよう自分の技術をもつことは大切」だったはず。しかも被害者との示談も検察側が起訴する前に成立しているではないか。リスク・ヘッジは怠らない。

そうはいっても、社会的制裁はすでに充分、むしろ罪の重さ以上の罰は受けている。かって在籍していた研究所での高い地位と人気は、エコノミストとしての実力が示すものだったと思う。今後は本来の優れたエコノミストとしての話題で再起していただきたい。

「百術不如一誠」