旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ベルニナ鉄道のブルジオのループ橋を車外から見る

2022-01-15 08:39:47 | スイス
2010年6月、有名なループ橋を車外から見たくて企画したスイス旅

↑北イタリアの小村ティラーノとスイス屈指の山岳リゾートであるサンモリッツの高低差1824m、60㎞を普通線路で結ぶためには線路の斜度をあげられない。

そこでこんなループ状の橋をつくり、ぐるっとして高度を上げているのだ。

**

ベルニナ線を使うツアーは多いが、それだと回る車内からの景色だけになる。
この橋のおもしろさをちゃんと味わうために↓

↑ブルジオ駅で下車して歩いてきたのである
同じ列車に乗っていた皆さんが「え?ここで降りるの」と見送ってくれた。

観光列車の路線沿いであっても村の中は静か。

ワンちゃんも

↑怪訝そうにこちらをみつめている。

さっき通ったベルニナ線最高地点の「白い湖」駅は標高2253m、ブルジオ駅は780m。
気温があがって陽射しもキツイ。

十五分ほど歩くとループ橋の全景が見えてきた。

どっしり重たそうな石の橋は昨今のコンクリートとはちがった歴史を感じさせる。

↑車体に貼られていたように、2010年はベルニナ鉄道開通百周年。
↑ロゴにもこのループ橋がえがかれている↑
世界的にみてもこういう風にループ橋鉄道を見られる場所は少ない。

↑記念式典はこのループ橋で行われる。
↑これはそのためにつくられた臨時の駅↑水道橋を「アクア(水)ドット」というからこれは「ヴィア(道)ドット」駅としたのかしらん。

三十分ほど滞在している間に二度も列車が登り降りするのを楽しめた。

車内から「やつらはなんであそこにいるんだ?という視線(^.^)

当時使っていたコンパクトカメラでは全景が入らなかったので

パノラマで撮影。

なごりを惜しみながら、ふたたびブルジオ駅までもどる。

同じ道をもどってサンモリッツ行きに乗る

自転車用の車両もある↑

アルプグリュム駅でまた途中下車して

谷を見下ろすカフェで休憩しよう

スイス国旗の下にひるがえっているのはカントン(州)グラウビュンデンの旗↓スイス26州の中でもっとも広い面積をもつ。

三つの独立自治体が同盟を組んだのでこんな旗になったのだ。



絶景の谷をぐるぐるまわりながら列車が登ってくる

↑さっきまでいたブルジオのループ橋は左の谷の先である
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黒海と地中海の境界線「白い湖」からアルプ・グリュムまで歩く

2022-01-11 13:50:14 | スイス
2008年7月、2011年6月、LAGO BIANCO=白い湖からミニ・ハイキングをした。

ディアボレッツァ山から降りてくるゴンドラから↑その白さがよくわかる。

↑氷河からのカルシウム分の多い水が流れ込んでいるのでこんなに白く見えるのだそうだ。
↑おもしろいのは手前の小さな湖とまったく違う色をしていること。
電車で一駅移動。
小さな青い湖レイ・ネイルLai Nailの水は黒海へ流れ

↑「白い湖」の水は地中海へ注ぐ。
ここはベルニナ鉄道の最高地点2234mの分水嶺なのである。

湖のほとりにあるオスピツィオ・ベルニナ駅で下車

この湖は半分ダム湖。もともとあった二つの湖をつないでダムにするために1910-11年に南北に堤を築きこの湖ができたそうな。1941-2にさらに4m高いダム堰堤が追加された(ウィキより)。


2008年はここへもどってきたが
2011年にはここからアルプ・グリュム駅まで歩いた。
時間をコントロールしながら歩くのはなかなかたいへんだった。
※当時書いたブログをこちらからご覧ください




鉄道の標高地図を見るとアルプ・グリュム駅は150mほど低い場所にあるのだが

実際に歩くと少し上り下り・起伏がある。

道はわかりやすい。

道路標示がしっかりしている。

ワンちゃんつれてお散歩の人もある。

↑イタリア方面へ降りる谷の入口がアルプ・グリュム。
↑遠く下の方に見えているのはポスキアーヴォ湖1014m。
「白い湖」地点と千二百メートルも高低差がある。

斜度をあげないために鉄道はループ状になっているのがおもしろい↑

今日はアルプ・グリュム駅から電車に乗って

サンモリッツに戻りましょう(^^)




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ベルニナ・ディアヴォレッツァ山頂を少し歩く

2022-01-10 14:38:27 | スイス
2011年6月、標高2984mのディアヴォレッツァ山頂
*

サンモリッツからイタリア方面への電車に乗る。

この列車は各駅停車だが、バスみたいにボタンを押して停車する駅もある

↑Stops on requestのボタン

↑見え隠れする山々とその間から流れ出す川。
この上流には氷河がある。

ベルニナ・ディアヴォレッツァ駅到着↑

となりにあるロープウェイの駅まですぐ。

↑巨大な125人乗りのゴンドラに乗る。

ゴンドラから↑「白い湖」が見える↑さっきまで乗っていた列車はあの湖の傍を通る、あとで行ってみよう。

↑十分で頂上駅に到着↑右に写っているのがカフェテリア↑

↑すぐ前にあるこれは? お風呂です(^.^)
今日はすばらしいお天気なので尾根の道を少しだけ歩くことにする。

すごく楽な道。ちょっと歩くだけで景色はどんどん変化する。

三十分だけでも、アルプス登山の気分。

残雪が行く手に…靴が濡れたら困る人はちょっと待っててもらいましょ


↓左手の谷には氷河がうねうねとよこたわっているが↓あそこまでいくには専門のガイドを雇わなくてはなりません。


ふたたびゴンドラで下山し、次はさっき見えた白い湖でおりよう
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