↑四年ぶりに訪れた八田與一記念館。
渡された案内に百年前のダム起工式の写真が載せられていた↑
最前列に息子と映っている八田與一よりも目立つ・後ろで両手を広げている人物は誰?
「いとうさんです。はったさんのしんせき」今日おられた記念館の係員さんがおしえてくれた。
*
朝、台南のホテルを出発してすぐ↓
↑お祭りみたいな一団が道路を横切った↓
「神様の里帰りです」とガイドさん。
「故郷の神様を分霊して祀る習慣があって、春節のこの時期に神様も里帰りするんですよ」
写真には撮れなかったがこの後ろに大規模な山車が続いていた。
↑台南駅前の鄭成功像※鄭成功について※2019年のブログをお読みください
日本統治時代に建設された台南駅↑修復が終わったらじっくり見学できる時間を作りたいと思っているが、2019年から覆いをかぶったまま…
↑日本統治時代の専売局の建物は現在スターバックス。
一時間弱のドライブで烏山頭ダムの「八田技師記念室=八田與一記念館」前に到着。
ダムの放水口の上にある建物
ここからの放水シーンが映画「1931KANO」にもでてきていた↓
嘉儀農業高校=KANOが甲子園の決勝戦まで進出した1931年の前年に、烏山頭ダムも完成している。
嘉南の農業を飛躍的に発展させた烏山頭ダムはKANOにとって神の建造物。
映画の中で八田與一の役をやっていた俳優大沢たかおがここに来た時の写真↓ガイドさんが見せてくれた
↑左下の写真で八田與一の像を真ん中に写っている二人の男性。
右の大沢たかおと、左の男性は誰?
なんと今年から台湾総統となる頼清徳氏!
調べてみると写真が撮られたのは2014年の1月※「アジアンパラダイス」のHPにリンクします
頼氏は当時台南市長。
三人が「似ている」と言われてこんな写真を撮った。
気さくな人柄がつたわってくる(^^♪
この後に蔡英文総統に重用されるようになる。
9時に記念館が開く。
一室だけの記念館だが展示内容は濃く、今日おられた係員さんはとても詳しい方だった。
冒頭写真の両手を大きく広げた人物伊東哲(いとうさとし)は八田與一のいとこの子供にあたる。
調べてみると東京芸大卒業で、ダム建設など技術方面とは縁のなさそうなアートな人物。
八田與一より五歳年下で当時30代後半。
柳原白蓮(※朝ドラ「花子とアン」にもでてきた)をモデルにした絵を描いたせいで日本の画壇で挫折して、いとこの八田與一が元気づけようと台湾に呼び寄せたのだそうだ。
ダムの工事についての絵をたくさん描いた。
「この絵です」と、ガイドさんが↓スマホの画面を見せてくださった↓
最近オークションに出た絹にろうけつ染めをした作品だそうな↑
↓ネット検索をしていたら他の似た作品もでてきた↓
↑こちらの大きさは93×80センチ。
画中に描かれている蒸気機関車は↑ダム建設の掘削ででた岩石を運び出している。
ダムの堰堤に展示してあるベルギー製の蒸気機関車がこれ?↓
「いえ、絵の機関車はドイツ製のものです。」↓
確かにカタチがちがう。
ダム建設当時、使われていた機関車は二路線あり、
土砂運び出しにはより馬力のあるドイツ製が使われていたそうだ。
あ、もういちど絵をよく見てみると、
↓いちばん下に描かれた方がベルギー製のもののようだ↓
↑煙突を長く、前出のドイツ製との違いをちゃんと描いてある↑
伊東哲の絵は建設当時の烏山頭ダムの様子を知る貴重な手掛かりになっている。
だが、これは技術者の絵ではない。
あくまでアーティスト・表現者としての絵に見える。
どこか彼の絵画をまとまって見られる場所はないのかしらん。
↑2020年2月に訪れた時、復元された応接室に飾られていた八田與一の肖像画も伊東哲の描いたものだった。
※2020年のブログにリンクします※殉工碑についても書きました⇒
ダムの堰堤に登る
↑今日もダムを見守る↑八田與一の像↓
↑2017年、このブロンズ像の首が切り取られた↑確かにその跡がある↑
※「サンケイ新聞」HPにリンクします
切り取られた首は行方不明。
復元するために↓元の像からつくられた胸像がモデルに利用されたときいた。
↑先ほど訪れた記念館にさりげなく飾られていた胸像がそれだったのか↑
↓事件以来監視カメラが設置されたが
↑「どうぞ微笑んでください」(^^)
渡された案内に百年前のダム起工式の写真が載せられていた↑
最前列に息子と映っている八田與一よりも目立つ・後ろで両手を広げている人物は誰?
「いとうさんです。はったさんのしんせき」今日おられた記念館の係員さんがおしえてくれた。
*
朝、台南のホテルを出発してすぐ↓
↑お祭りみたいな一団が道路を横切った↓
「神様の里帰りです」とガイドさん。
「故郷の神様を分霊して祀る習慣があって、春節のこの時期に神様も里帰りするんですよ」
写真には撮れなかったがこの後ろに大規模な山車が続いていた。
↑台南駅前の鄭成功像※鄭成功について※2019年のブログをお読みください
日本統治時代に建設された台南駅↑修復が終わったらじっくり見学できる時間を作りたいと思っているが、2019年から覆いをかぶったまま…
↑日本統治時代の専売局の建物は現在スターバックス。
一時間弱のドライブで烏山頭ダムの「八田技師記念室=八田與一記念館」前に到着。
ダムの放水口の上にある建物
ここからの放水シーンが映画「1931KANO」にもでてきていた↓
嘉儀農業高校=KANOが甲子園の決勝戦まで進出した1931年の前年に、烏山頭ダムも完成している。
嘉南の農業を飛躍的に発展させた烏山頭ダムはKANOにとって神の建造物。
映画の中で八田與一の役をやっていた俳優大沢たかおがここに来た時の写真↓ガイドさんが見せてくれた
↑左下の写真で八田與一の像を真ん中に写っている二人の男性。
右の大沢たかおと、左の男性は誰?
なんと今年から台湾総統となる頼清徳氏!
調べてみると写真が撮られたのは2014年の1月※「アジアンパラダイス」のHPにリンクします
頼氏は当時台南市長。
三人が「似ている」と言われてこんな写真を撮った。
気さくな人柄がつたわってくる(^^♪
この後に蔡英文総統に重用されるようになる。
9時に記念館が開く。
一室だけの記念館だが展示内容は濃く、今日おられた係員さんはとても詳しい方だった。
冒頭写真の両手を大きく広げた人物伊東哲(いとうさとし)は八田與一のいとこの子供にあたる。
調べてみると東京芸大卒業で、ダム建設など技術方面とは縁のなさそうなアートな人物。
八田與一より五歳年下で当時30代後半。
柳原白蓮(※朝ドラ「花子とアン」にもでてきた)をモデルにした絵を描いたせいで日本の画壇で挫折して、いとこの八田與一が元気づけようと台湾に呼び寄せたのだそうだ。
ダムの工事についての絵をたくさん描いた。
「この絵です」と、ガイドさんが↓スマホの画面を見せてくださった↓
最近オークションに出た絹にろうけつ染めをした作品だそうな↑
↓ネット検索をしていたら他の似た作品もでてきた↓
↑こちらの大きさは93×80センチ。
画中に描かれている蒸気機関車は↑ダム建設の掘削ででた岩石を運び出している。
ダムの堰堤に展示してあるベルギー製の蒸気機関車がこれ?↓
「いえ、絵の機関車はドイツ製のものです。」↓
確かにカタチがちがう。
ダム建設当時、使われていた機関車は二路線あり、
土砂運び出しにはより馬力のあるドイツ製が使われていたそうだ。
あ、もういちど絵をよく見てみると、
↓いちばん下に描かれた方がベルギー製のもののようだ↓
↑煙突を長く、前出のドイツ製との違いをちゃんと描いてある↑
伊東哲の絵は建設当時の烏山頭ダムの様子を知る貴重な手掛かりになっている。
だが、これは技術者の絵ではない。
あくまでアーティスト・表現者としての絵に見える。
どこか彼の絵画をまとまって見られる場所はないのかしらん。
↑2020年2月に訪れた時、復元された応接室に飾られていた八田與一の肖像画も伊東哲の描いたものだった。
※2020年のブログにリンクします※殉工碑についても書きました⇒
ダムの堰堤に登る
↑今日もダムを見守る↑八田與一の像↓
↑2017年、このブロンズ像の首が切り取られた↑確かにその跡がある↑
※「サンケイ新聞」HPにリンクします
切り取られた首は行方不明。
復元するために↓元の像からつくられた胸像がモデルに利用されたときいた。
↑先ほど訪れた記念館にさりげなく飾られていた胸像がそれだったのか↑
↓事件以来監視カメラが設置されたが
↑「どうぞ微笑んでください」(^^)