旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

会津・農業研修下見

2015-09-07 11:30:06 | 国内


**10月10-11日のJA会津みどり農業研修の下見

会津若松駅前からバスにのって三十分強、会津坂下地区に到着する。このあたり、鉄道もあるが本数があまりにすくない。バスが便利なエリアなのだ。それは訪れて駅を見てみてはじめて理解した

事務所でしばらくお話しして、出発。
一般的な観光地である
●中田観音門に巨大な草鞋。ここは会津三十三観音のひとつで、重要文化財に指定された観音様がある。おもしろいのは、「だきつき柱」。写真の右手に少し写っている太い柱に抱きついて願うと叶うとされている有名な逸話として、野口英世の母シカが、毎月猪苗代から歩いてここまでお参りにきていたというのがある。⇒こちらのページに解説があります。

ふと、みると、古い石柱に「国宝」の文字がある。「重要文化財」だけれど、国宝ではないのでは?しらべてみると、面白いことがわかった。
この柱が建てられた昭和三年には確かに「国宝」だったのだ。
戦後の昭和二十五年になって「文化財保護法」という法律により、それまで何百という数になっていた当時の「国宝」は、全部「重要文化財」に、いわば格下げされた。
現在の国宝は、あらためてそこから選ばれた、いわば「国宝中の国宝」だということになる。
この石の柱は、指定が変わっても取り除かれはしなかった。それでよいと思います。

●にんじん湯
今回の宿泊場所に指定されたのがここなにゆえ、「にんじん」なのかと思ったが、会津における朝鮮人参のストーリーをうかがって、がぜん興味がわいた。⇒こちらに載せましたのでお読みください。
はちみつに朝鮮人参を漬け込んだお土産もあった

特産物をいろいろおしえていただいた
●高田梅かなり大きな梅だというのは、袋に入っている漬けこまれた実を見て思ったが⇒こちらのページを読んで理解しました。カリカリとした食感なのだそうです。
いや、買おうと思ったら、その日は棚卸でざんねん!

●ワイン生産されたものの多くはメルシャンが買い取って、ブレンドしているそうだ。しかし、ブレンドしないで高い商品価値を持っているのが、新鶴シャルドネというボトル。写真では一番左に写っている。 なんでも川島なお美さんが絶賛して、日本の航空会社がビジネスクラスで出すひとつに加えられたのだとか。これも棚卸で買えず!
村を走っているともうすぐ収穫されるブドウがたくさんみられた

***
会津盆地は、事故を起こした原発から山を越えて約百キロは離れている。それでも、米をはじめとしたこういった農産物は風評被害を受け、除染が行われてきた。
今回の農業研修旅では、その除染の様子も説明していただける。
稲刈り、穂木積み、そしてまだ販売には至っていないが特産にしようとしている味噌作りも体験できる。
通常の観光で訪れても、地元の方々に説明していただいて、語り合うという機会はまず、得られない。

★2015年10月10-11日
一泊二日、宿・食事・東京からの送迎バスもついて、
なんと一万円!(現地JAへの実費七千円)※政府の援助によりこの価格で実施できます。 
⇒こちらから内容ごらんください。
あと数名、受け入れ可能です。
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