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きた産業のスローなブログ

会社のトピックスや出来事を、「スロー」に記録・発信するブログ。文章は、当社の各部門のスタッフが書きます。

日本ブドウ・ワイン学会@甲府 + 醸友会@京都

2010年11月22日 09時42分15秒 | Weblog

日本ブドウ・ワイン学会@甲府 + 醸友会@京都


「日本ブドウ・ワイン学会(英文表記は、American Society for Enology and Viticulture, Japan chapter)」の年次大会が、11月19日に山梨の甲府であり、当社は今年も例年通りアカデミック出展をしました。


今年の当社の目玉は、非接触式(!)酸素濃度計「Noma Sense」(独+ベルギー製)のデモ。ワイン壜の中にセンサースポット(FDAのアプルーバルを得た小片)をつけておけば、ワイン実液が入ってワイン栓もしたまま(!!)、「液中の溶存酸素」や「ヘッドスペースの酸素量」が即時にppmやppbの単位で測定できる、というスグレモノ。
Noma Sense

Noma Sense


測定原理は、言葉で言うのは難しいのですが、スキーム図ではこんな具合(ミニスクリーンにビデオをうつしているところ)。もちろん、ビールをはじめとする酒類一般、清涼飲料などにも適用可能。
Noma Sense


そのほか、「(伊)MOOGの樽洗浄機」や、「(伊)DIEMMEのメンブランプレス」をビデオやパネルでアピール。
MOOG樽洗浄機


「(米)VBCの液体窒素滴下によるワイン充填時の酸化防止技術」についても、ビデオでアピールさせていただきました。
VBC


ポールの「デプスフィルター・メディア」や「エノフロー(クロスフローフィルター)」についても、パネルと詳しい資料でご案内させていただきました。
パネル


出展といっても、学会発表会場の外のこんな長机一つのスペース。担当したのは、この二人、喜多と今井です。(二人とも、日本ブドウ・ワイン学会の会員)
Kita & Imai


こちらは、展示している我々側から撮った来場者のスナップ写真。お立ち寄りいただいた皆様、誠にありがとうございました。
snap


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学会発表もご紹介しておかねばなりません。会場の雰囲気はこんな感じです。ネクタイをきちんと締めたスーツ姿の方が多い。(写真の発表は、「ブドウ栽培地土壌の微生物性に及ぼす有機物施肥の影響」、中央農研、ディージーシー総合研究所、サントリー登美の丘、サントリーワインInt’l)
ASEV2010


今年、新しくASEVのプレジデントに就任された、パティー・サルディヴァー女史(肩書きはViticultural Consultant、しかもお若いので、びっくり)もアメリカから招待され、講演されました。演題は「カリフォルニア ビティカルチャー、サクセスとチャレンジ」。
ASEV Japan


今年は学会発足25周年。発足から学会を支えられた横塚弘毅会長がご退任されるのが、大きな出来事でした。次期は岡崎直人会長(日本醸造協会常務理事)となります。また、周年記念行事の一環として、過去の学会誌の内容全文をpdfにしてインターネットで公開するそうですが、感心したのは「パスワードなどの設定を設けず、誰でも読める(!)ように公開する(ただし、出版1年経過後)」ということ。大した見識であると思いました。学会の広がりや国際化に大いに貢献すると思います。


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少し前に出席した、京都で行われた「日本醸友会・大阪支部」の講演会(11月9日)のことも報告しておきます。種麹の技術解説や、輸出や梅酒で業績を伸ばしている酒造メーカーさんの発表も興味深かったのですが、博報堂の原田曜平さんの「ポスト団塊ジュニアの価値観と消費行動」と題した講演が面白く、また印象的だったので、つい発表のスクリーンの写真を撮りました。


下記スクリーン参照。主題の「ポスト団塊ジュニア」の分析もさることながら、30歳代男:「削る男」、40歳代男:「背負わされる男」、50歳代男:「備え男」には、皆さん、心当たりはありませんか!? 30歳代女:「欲張り女」、40歳代女:「踊り場女」、50歳代女:「個戻り女」も、言い得て妙。スルドイ分析に感心しました。
ポスト団塊ジュニア


若者の行動事例として紹介された携帯メールの画面。これ、読めますか?? 「ポスト団塊ジュニア」(=10~20歳代)をターゲットに組み込んだマーケット戦略は、なかなか難しいと感じました。
携帯メールの画面


代表取締役 喜多常夫


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