【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

中村登監督「塩狩峠」(1975年、103分)

2017-06-21 21:39:57 | 映画

     

 三浦綾子原作の同名の小説を映画化したものです。


 北海道の塩狩峠で明治42年2月28日に実際にあった列車事故をもとに創作されたものです。この列車事故とは、名寄から札幌に向かっていた汽車が塩狩峠をのぼりはじめ、頂上あたりにさしかかったころ、突然、最後尾の車両がはずれ、逆走したというものです。そのとき、この車両にのっていた長野信夫(当時朝h川運輸事務所庶務主任)乗客を自らの死を賭して、救いました。30歳の若さでした。

 この映画では、信夫(中村誠也)が東京の本郷で、キリスト教嫌いだった祖母のもとで育りますが、時期にキリスト教徒だった実母(岩崎加根子)と再会したことからときおこしています。友人吉川(長谷川哲夫)との交流、家族の事情で札幌の運輸会社の貨物係をしていた吉川の後を追うように札幌にわたり、肺結核とカリエスで床に付していた吉川の妹ふじ子(佐藤オリエ)と再開します。幼馴染だたふじ子は美しい女性成長していましたが、病と闘う日々でした。信夫はふじ子のもとにたびたび訪れ、病気に打ち勝つよう励まします。二人の間に愛が芽生え、信夫はふじ子に想いを打ち明けます。

 ふじ子はしだいに回復し、一人で歩けるまでになります。信夫とふじ子は将来をちかいあい、事故のあった日はふたりの結納の日で、そのため信夫は名寄から出発したのでした。

 あまりに哀しい結末です。


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