【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

好川之範・赤間均『北海道・謎解き散歩』新人物往来社、2011年

2014-02-19 22:18:28 | 地理/風土/気象/文化

                                     

  北の大地の不思議ワールド。「歴史一般編」「幕末維新編」「新撰組編」「人物編」「文学編」「社会・文化・生活編」「宗教編」「自然編」から成る。

  わたしは40年ほど札幌市とその近郊で生活していたが、この本に書かれていることのディテールは知らないことばかりである。たとえば、新撰組の土方歳三が幕軍のひとりとして戦い、戦死したことは知っているが、その彼を殺した人などは知らない。幸田露伴が余市電信局で働いていたことなどは知らない。「ラーメン」の生みの親は? 月光仮面の像がどうして函館にある?要するにこの類の逸話が、最初から最後まで続くのである。

  それを知っていてどうする、という話題かもしれないが、それが面白く書かれている。かと言って読んで頭に残るかと言えば、残りにくく、それを知っていて何になると思うから、ますます記憶にとどまりにくい。座右において、時々、ひもとくという本だろうか。

  多くの書き手が分担しているが、相当調べているので、その点、敬意を表する。そして、ほとんどが北海道出身者だとのことである。


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