西部劇、チャンバラ劇、任侠劇はもとより、映画を精神の糧としている人の映画四方山話。著者は生来の映画ファンなので、映画をしばらく観ていないと飢餓感に襲われるといいます。麻薬(?)といったほうが適切かも。禁断状態になるというのです。
わたしとは世代も違うし、好みも違うので、取り上げられた映画はタイトルを聞いたこともないものが多いです。まだまだ観ていないいい映画はあるということです。
重なったのは「キッド」「ゴッドファーザー」「エマニエル夫人」「タワーリング・インフェルノ」「華麗なるギャツビー」「パピヨン」「ブラザー・サン、シスター・ムーン」「ある映画監督の生涯」など僅か。
観たことがないのは「狼は天使の匂い」「大本命」「最後の晩餐」「エアポート’75」「ロイ・ビーン」「チャイナタウン」「マクベス」「星の王子様」など多数。
試写で観て、銀座などでおいしい物を食べ、飲み、仕事をする、著者は有名な小説家。
絵が上手いこと、美食家であることまでは知っていましたが、舞台劇の演出までしていたとは・・・。だから、映画の文法をわきまえていて、その見方は本格的です。しかし、飾らないところがいいです。自然体で映画を論じています。
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