LALO:SYMPHONIE ESPAGNOLE(Anne-Sophie Mutter・Seiji Ozawa;Orchestre National France)
今年の7月、川口リリアで五嶋龍さんが、この曲を演奏します。運よく、このコンサートのチケットを入手しました。五嶋さんが演奏するのは、ラロの「スペイン交響曲」です。
ラロのこの曲は聴いたことがなかったので、今から、耳ならしと、予習です。そこで、小澤征爾さんとムターが共演しているこのCDを用意しました。
ラロ(1823-1892)は、スペイン系のフランス人です。自らヴァイオリンの演奏家でもありました。「ヴァイオリン交響曲」という名称がついていますが、実質的にはヴァイオリン協奏曲です。
ラロには4曲、ヴァイオリン協奏曲があります。ラロが作曲した一曲目をサラサーテが初演し、好評でした。これに勢いをえて、次々にヴァイオリン協奏曲を作曲し、「ヴァイオリン協奏曲第2番」にあたるのが、この「スペイン交響曲」です。ちなみに、「ヴァイオリン協奏曲第3番」は「ノルウェー幻想曲」、「ヴァイオリン協奏曲第4番」は「ロシア協奏曲」と呼ばれています。
スペイン風の異国情緒があふれています。演奏しているのはムター。自由奔放に、全身全霊で演奏しています。それをしっかり小澤征爾さんが指揮の「フランス国立管弦楽団」が支えています。
ラロ「スペイン交響曲 ニ短調 作品21」
・第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ
・第2楽章 スケルツアンド アレグロ・モルト
・第3楽章 間奏曲 アレグロ・ノン・トロッポ
・第4楽章 アンダンテ
・第5楽章 ロンド・アレグロ
サラサーテ「チゴイネルワイゼン 作品20」
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