【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

”GULDA NON-STOP” by FRIEDRICH GULDA(SONY SICC1030)

2011-10-15 00:38:12 | 音楽/CDの紹介

         
 たのしいライブ録音です。

 最初のイントロの曲がややジャズっぽく演奏され、違和感がありましたが、よく聴いていると、まことに音楽の楽しさが伝わってくるCDです。演奏されている曲は以下のとおりですが、順番なども工夫がされているようで、グルダらしい好調さでつながっています。

 モーツアルトの幻想曲を自身の作品ではさみ、ドビュシーにショパン、シューベルト、そしてヨハン・シュトラウスの編曲、そして民謡でしめるあたり、多彩なグルダが横溢しています。

 ライブ録音なので、一曲が終わると拍手が響きます。次の曲への移行、拍手を抑えるかのように曲がつながれ、演奏者と観客が一体になってドラマが展開されている様子が伝わってきます。臨場感あふれる一瞬です。
 

  ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」、シューベルトの「即興曲」が胸にしみとおるようなメロディーです。

1. グルダ:フォー・リコ  
2. グルダ:メヌエット~チェロ協奏曲より  
3. モーツァルト:幻想曲ニ短調K.397  
4. グルダ:アリア(ソロ・ヴァージョン)  
5. グルダ:プレリュードとフーガ  
6. ドビュッシー:ビーニョの門~前奏曲集第2巻 第3曲  
7. ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女~前奏曲集第1巻 第8曲  
8. ショパン:練習曲 嬰ハ短調 作品25-7  
9. ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 作品60  
10. ショパン:夜想曲 嬰ヘ長調 作品15-2  
11. シューベルト:即興曲 変ト長調 D.899 作品90-3  
12. ヨハン・シュトラウスII世:お客を呼ぶのは私の趣味で~喜歌劇「こうもり」より  
13. ヨハン・シュトラウスII世:親しい仲間よ~喜歌劇「こうもり」より  
14. 民謡(グルダ編):辻馬車の歌

 グルダは1930年、ウィーン生まれ。7歳で国民音楽院に入学し、12歳からウィーン音楽アカデミーでピアノをブルーノ・ザイドルフォファーに、理論をヨーゼフ・マルクスに学びました。
 1946年、ジュネーブ国際コンクールで優勝、注目されました。グルダのレパートリーは非常に幅広く、バロックから現代まで網羅しています。モーツアルト、ヴェートーヴェンが得意ですが、ラベル、ドビュッシーでもいい演奏を残しています。2000年1月にオーストリアのヴァイセンバッハで亡くなりました。


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