北海道日本ハムファイターズの新しい球場、エスコンフィールド北海道のバックネットが問題になっています。
日本ハムファイターズは、ホーム球場だった札幌ドームが老朽化し、かねてから人工芝が薄いとか、利用料が高いなど問題を抱えていたので、満を持して北広島に新しいボールパークを建設しました。ところが、この球場のバックネットとホームベースまでの距離がNPBの規定する60フィートに足りない事が問題になりました。とりあえず来シーズンはこのまま使用し、その後改修するということで決着したようですが、それまで球団もNPBもこの問題に気づいていなかったことの方が問題です。
この問題はマスコミでも大きくとりあげられていますが、設計段階で気づくなりチェックできていればこう問題にならなかったのでしょうし、NPB側ももっと早く指摘していれば回避できたと思います。僕は教え子がこの球団の職員をやっているので、さぞ大変な思いをしているのだろうと心配しています。
日本の野球界は、さまざまな規則でがんじがらめになっています。高校野球では、スパイクは黒か白で、メーカーの商標がつけられるのはベロのところだけという規制があります。バッティンググラブも同じで、黒か白の無地のみ使用可能です。軟式野球に至ってはユニフォームの色や柄が厳しく制限されています。何のためのルールなのかわかりません。
バックネット60フィートにしても、MLBでは推奨されているだけで、実際にはほとんどの球場が観客に迫力ある試合を見せる目的でより近い位置に設置しているそうです。野球関係者の皆様、この際旧来のルールを見直してみてはいかがでしょうか?