黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

シュー・ア・ラ・クレーム@リン・ペペール

2010-07-19 | スイーツ
 しっかりめのシュー生地の中にクリーム。
 クリームはカスタードクリームだけど、かなりミルキー♪

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 パティスリー リン・ペペール:新潟(新潟)

 西区区内野のケーキ屋さん。
 名前が何だか可愛らしくて、気になってました(笑)。
 小さめですが、親しみやすい町のケーキ屋さんな雰囲気。

『失恋延長戦』山本幸久(祥伝社)

2010-07-19 | 読了本(小説、エッセイ等)
16歳の女子高生・米村真弓子は、自分の思うことをなかなか言い出せない内気な少女。何となく学級委員にされている彼女は、何となく消去法で選んだ放送部で一緒になった他のクラスの同級生・大河原健児から声を褒められたことをきっかけとして、次第に彼への思いが募ってゆく。
そんな彼女を見守るのは、小学5年の時から飼っている犬らしくない態度の柴犬・ベンジャミン。
皆に避けられているちょっと変わった同級生・藤枝美咲に何故かライバル視されたりする中、彼の言動に一喜一憂。
地元FM局のラジオパーソナリティのアシスタントに採用された16歳、そのラジオでのことがきっかけで彼に怒られた17歳、思いを告げられないまま、後輩・蔦岡るいに彼を奪われ、おまけに恋の手助けするはめになる18歳、受験に失敗、東京でキャンパスライフを謳歌する彼を思いつつも、地元で予備校に通う19歳。月日は過ぎてゆくけれど、思いは告げられず……

高1で恋した男の子をずっと思い続ける真弓子の、21歳までの片思いを描く青春恋愛小説。
告白して振られた訳ではないので、『失恋』というよりも『片思い』的な感じのタイトルの方が良かった気が…。
何だかんだで仲良くなってる藤崎との関係も楽しいし(というか彼女の突拍子もない行動が…)、もう一人(一匹?)の主役・ベンジャミンの語りもほのぼの感を出していて、良かったです(最後は号泣ですが;)。

<10/7/19>

カラメルオランジェ@ヴェルデオリーヴァ

2010-07-18 | スイーツ
 チョコスポンジ(間に何かのクリーム)の上に、オレンジのムース。一番上には、オレンジとブルーベリーが載ってます。
 スポンジが厚過ぎかも。夏という季節柄さっぱり仕上げてもらった方が、嬉しいかなぁ…。

 フルーツカフェ&レストラン ヴェルデオリーヴァ:新潟(新潟)

『僕は長い昼と長い夜を過ごす』小路幸也(早川書店)

2010-07-18 | 読了本(小説、エッセイ等)
五十時間起きて二十時間眠るという睡眠障害“非二十四時間睡眠覚醒症候群”を患っている青年・森田明二。
原因は不明だが、幼い頃父から受けていたDVから、自分の身を、母や兄妹を守るために身についたのだと思っている。
その体質故に普通の会社には就職できず、その事情に理解を示してくれた社長・藤田伴の営む、東京の小さなゲーム制作会社<トラップ>で契約社員のゲームプランナーとして働いており、その体質を活かし、藤田からたびたび<監視>のバイトを頼まれていた。
そんなある日、藤田経由で、夫の浮気を疑う妻からの依頼で、三島仁志という経理部長を監視していた明二は、その最中にウィークリーマンションで彼が倒れている場面に遭遇。成り行きで、三島のトランクと一緒に救急車に乗せられ、立ち去る際うっかり持ってきてしまったそれには、およそ二億円の現金が詰め込まれていた。
そこへ現れたのは、<種苗屋>だという男・ナタネ。<種苗屋>とは、世の中の表には出せない金を、きれいな形で表に出す職業。彼曰く、その金は三島が入手した裏金で、彼はその動きを監視していたのだという。その金を明二にくれるというナタネ。金をを奪い返そうとする人間がおり、当然明二は狙われるが、金を返しても彼が狙われることには変わらないという。
かくして、彼を補佐してくれるというナタネと行動を共にすることになり、札幌へ向かった彼らだったが、問題が持ち上がったと兄・賢一から連絡が入る。
明二の父・欣二は、札幌で金属加工を行う町工場を営んでいたが、十五年前に何者かに殺害され、母・由枝はその前年に失踪していた。その父の事件がもうすぐ時効を迎えるまで、あとひと月ほどなのだが、昔世話になった職人の作次が惚け、意味深な言葉を賢一に告げたのだという。
さらに明二の行動を不審に思って追って来た看護師・笈川麻衣子も仲間に加わり、事態を解決すべく<チーム>を組むことに……

ひょんなことから二億円を手に入れた特殊な睡眠障害を持つ青年が、謎の人物の手を借りつつ逃亡。さらに父殺害事件の真相にも関わってゆく…というお話。ミステリ、というよりはサスペンス。
ナタネさんが素敵です♪
何かこう……鶴の恩返しというか、海老で鯛を釣れました…な感じ?(違)

<10/7/18>

『ふたりの距離の概算』米澤穂信(角川書店)

2010-07-16 | 読了本(小説、エッセイ等)
神山高校の古典部に所属する、折木奉太郎たち四人が二年生に進級した春。
新勧祭で古典部代表で参加していた、奉太郎と千反田えるの会話を聞いていて、古典部を気に入ったらしい新入生の少女・大日向友子が、仮入部。伊原摩耶花たちにも馴染み、そのまま入部するかに思われた彼女は、千反田が菩薩のようだという言葉を残して、入部しないと告げた。
一見褒め言葉のようにも聞こえるその言葉から、千反田が言った言葉の何かが辞める原因と思われたが、彼女が他人を傷つけるような言葉をいうとは思えない。
翌日、折りしも開催中の二十キロマラソンの最中、友子の心変わりの理由を探るべく、これまでの彼女との出来事を思い返す奉太郎だったが……

古典部シリーズ第5作。
奉太郎や千反田さんたちが進級して、新入生が一人加入…と思いきや、いきなり入部を取りやめてしまう。その理由をマラソンの最中に奉太郎が推理する、というお話。
省エネを旨とする彼らしからぬ、心境の変化にちょっとにやりとしたり。

<10/7/16>

『後はマのつく石の壁!』喬林知(角川書店)

2010-07-15 | 読了本(小説、エッセイ等)
眞魔国では消えてしまった魔王たちの不在を隠すべく、毒女アニシナが影武者作戦を計画。姿かたちが似ているという理由で、グリーセラ卿ゲーゲンヒューバーと、その妻・ニコラを呼び寄せた。さらに、“禁忌の箱”についての情報を得ようと、彼をゲーゲンヒューバーを問い詰めるアニシナ。
そこへ眠ったままのヨザックを運ぶ一団も加わり、さらに眞王までも。明らかにされる箱と鍵の秘密は…。
一方、水上都市ダルコに到着早々、無実の罪で“誰が呼んだか地獄の一丁目、アッ・パシリ三丁目監獄”に収監されてしまった、渋谷有利(ユーリ)、村田健、グウェンダルの三人。
ダルコで“カミクロ”と呼ばれ、広まっているらしい“その日まで教”という謎の宗教について調べ始めた彼らは、その教祖と会う約束を取り付けた。そんな中、思いがけず前王ツェリの下僕・シュバリエと再会して……

シリーズ第17作。前巻で監獄に入ってしまった一行のつづき。
いろいろあって見所(読み所?)満載な感じでしたが、何といってもコンラッドが無事戻ってくるっぽいところで、一安心~。

<10/7/15>