マカロン・その3＠ダロワイヨ

　Majaさんからのいただきもの・その3♪
　コクリフリュイとマングです。
　コクリフリュイはフランボワーズのマカロン生地にライチのクリーム（でも材料の表記にフランボワーズはないのですが…）、マングはマンゴーです。
　
　ダロワイヨ：フランス　/東京

『六つの手掛り』乾くるみ（双葉社）

車を運転して家路についていた北見政直は、途中で、黒岩というヒッチハイカーの青年を乗せた後に、雪道で滑り、タクシーと衝突事故を起こしてしまう。
しかしそこは、津川郡相生村、字偲谷という集落。夜の山の中で雪道ということで、そこにただ一人住んでいるという、男・真壁睦夫の家で、タクシー運転手・稲垣と、客である太ったチャップリン然とした林茶父と共に、泊まることに。
しかしその翌朝、黒岩が遺体で発見され、彼の死体のポケットからは、6つのゴムボールが見つかり……『六つの玉』、
林の姪・仁美は、花束を持っている叔父に行き会った。大学時代の友人・松本ユウキのお墓参りに行くという彼から、15年前の11月6日に爆死したという松本の関わった事件について聞くことに。
当時大学4年生だった松本は、アパートの自室で爆死。同じ夜、大学の同じ研究室の江川ユミコも同様に爆死していたことから、警察は無理心中の線を追っていた。
その夜は、彼女の誕生日。彼女に思いを寄せる同じ研究室の5人の青年たち…松本の他、青田、別所、千葉、土井はそれぞれにプレゼントを贈っていた……『五つのプレゼント』、
富嶽大学理学部化学科の小山田教授の補講を受けにきた6人……星野タカユキ、丸山ケイ、川村ジュンの男子3人、来栖ゆかり、池田直美、須田茜の女子3人。
しかしそこへやって来たのがカナダ人の大学教授、ジャン・ピエール・トルソー。昨日行なわれたシンポジウムで出会った際、訪問する旨をいっていたらしいのだが、彼の言葉が聞き取れなかった為、うかつに返事をしてしまっていたのだった。
さらに彼と共に、林が一緒。趣味である手品を通じた知り合いらしい。
その後事情を知ったジャンは、補講を邪魔したお詫びにと、ＥＳＰカードを使ったマジックを見せるが、その後何者かに殺害されてしまう。彼は件のカードを握り締めていて……『四枚のカード』、
飯沼市の観光課職員の西村直人は、市で開催される<第一回大道芸フェスタ>の企画会議に、オブザーバーとしてやってきた林とスナックに飲みに行き、うっかり終電に乗り過ごしてしまう。
そのスナックの常連である日野に誘われ、彼の家で泊まることにした彼ら。
家に着くと、日野の友人・徳永から留守電が入っており、もうひとりの友人である沖田とともに出かけた沖縄旅行で知り合った田中美由紀からその時の写真が届いたが、中身が間違っているという内容を告げていた。
ところが翌朝、その徳永が殺害されたという連絡が入り……『三通の手紙』、
籠岩市きっての名家である松平家の道隆翁は、今は引退し、楽隠居をしているが、昔から悪ふざけが大好き。
そんな彼に奇術を教えることになった日本奇術協会・籠岩支部の大川銀次郎は、5月31日に松平家で開かれる晩餐会に、林と共に招かれた。
その場で、新潟の素封家が持っていたという、変わった仕掛けを持つ掛け軸<二枚舌の掛け軸>を皆に見せた道隆だったが、何者かに殺害された。そこには掛け軸が置かれていて……『二枚舌の掛軸』、
桑津に住むベテラン作家・加藤清治の家に対談の為にやって来た、新進作家・佐倉彰二と司会役の若手評論家・大野千絵。しかしその家には他に、林と、大野と犬猿の仲である影山洋次と、その景山の後輩で大学のミス研部長を務める三田博之がいた。
その後、加藤がゲラを電車に置き忘れ、また佐倉の体調が優れないこともあり、2時間後行なわれることになった対談だったが、影山が何者かに殺害された。彼が読み進めていた本のページ数から死亡推定時刻を割り出すが……『一巻の終わり』の6編収録の短編集。

ちょっと太ったチャップリンのような容貌の男・林茶父が活躍するミステリ。
登場人物たちの心情とかの書き方が足らない気がしますが、その辺はきっと意図的に排除してるのかなぁ、と思ったり。
最後の仕掛けに、にやりとします（笑）。

<09/5/28>

マカロン＠ザルツブルグ

　桜さんからのいただきもの・その2♪
　抹茶、チョコ、プレーン、ピンクの4種類（名前・種類の表記なし）。ピンクは多分色だけで、プレーンと同じ？
　食感はカリカリ系。間はかろうじて貼り付けてある程度です。
　一口サイズで、可愛いですねv

　チーズケーキのお店　ザルツブルグ：滋賀（栗東）

『クラッシュ・ブレイズ 海賊とウェディング・ベル』茅田砂胡（中央公論新社）

今や過去の遺物と化した、<門>を使う身代金目的の海賊が、辺境のガリアナ星宙域に横行しているという。その被害を減らす為に、<門>探知機を急いで運んで欲しいと依頼されたダン・マクスウェル。
一方、ジンジャーたちとの会食の前に、クーア本社にいたジャスミンは、そこで幼い少女・ミランダとその兄・ライスに出会う。彼らは、クーアに苦情を言いに来た母・アリエルとアリエルの妹・トリッシュと共にきていたのだった。
彼女たち曰く、子供たちの父であるロイド・ウェッブと、トリッシュの婚約者スキッパー・ハント、そして姉妹の父である船長ファーガス・ウォーカーが乗った船<セシリオン>が、ガリアナ宙域で海賊に襲われたのだという。他の乗組員たちは解放されたのだが、何故か3人だけは捕らわれたまま。しかもその交渉に当たっているというクーアが、手を引くというので直談判にきたのだった。しかし担当のソルター課長は、戻って来ないのは彼らの意思で、海賊の仲間ではないかと言い出し、怒り心頭。
しかも彼女たちは、彼らの帰還を急ぐ理由があった……もうすぐ姉妹とも一緒に結婚式を挙げることになっており、その日が迫っているのだった。スキッパーの母は、病でホスピスにおり、誘拐された事実を伝えることができない上にあまり猶予がないのだという。
彼らの救出を請け負ったジャスミンは、ケリーたちと共にガリアナ星系へと跳ぶが、<門>から出てきたクインビーを、確認もせずに海賊だと思いこんだ、ダルチェフの駆逐艦<グランピール>の艦長キーツ中佐により、砲撃を喰らう。
その場に居合わせたダンがそれ以上の追撃を食い止めるが、機体の被害は甚大で、通信不能。
その後、そんな彼女を助けたのは、捕らえられているはず船長ウォーカー。他の2人を人質に、中古船で宙域の<門>探しを命じられているという。彼の手を借り、敵の元に潜入した人質として乗り込んだジャスミンは……

今回は、完全<スカウィ>サイドのお話。
少女の頼みを受けて海賊の元に乗り込んだ女王が、いつもの如く大暴れ。
敵の海賊たちに“姐ご”とまで呼ばれ、慕われるジャスミンが素敵です（笑）。
……それにしても、口絵のジンジャーが怖すぎ（笑）。

<09/5/27>

マカロン＠プティエデン

　Majaさんからのいただきもの・その2♪
　ローズ、パッション、アプリコ、ピスタチオ、ショコラ、フランボワーズの6種。
　それぞれの風味のバタークリームが挟まれています。
　表面はパリッとはかなく、中はしっとりな食感。
　
　パティスリー・プティエデン：東京（大森）

『プロメテウスの涙』乾ルカ（文藝春秋）

精神科医である北嶋涼子のクリニックに、発作を起すとトランス状態になり、手指を激しく動かす奇妙な動作をするという、9歳の少女・野村あや香が母・小百合に伴われてやってきた……30代なかばの自分よりも老けて見えた小百合が、小学校時代の親友でありながら、その後疎遠になっていた“タンタン”であると知る涼子。
彼女に話を聞いた涼子は、その症状から、いわゆるチック症といわれる、ジル・ドゥ・ラ・トゥレット症候群を疑うものの、それまで転院してきたあや香の記録はそれを否定していた。
学生時代に、国際小児神経学会で同様の映像を観た記憶がおぼろげにあった涼子は、頭脳明晰で、万能の記憶力を持つ学生時代の友人・浅倉祐美にその詳細について確認するべく、メールを送る。
一方、現在アメリカに留学中の祐美は、そこで全身を癌に侵され余命半年と診断され、さらに幾度となく死刑を執行されながらも、20年以上も生き続ける不死の死刑囚と呼ばれる老人に対面していた。
やがて、同じ症例を研究していた研究者を突き止めた涼子だったが、その人物は既に研究を辞めていた。資料を託された彼女は、そこに奇妙な連鎖を見る。
そして祐美は、あや香がトランス状態で描いた、外国人の男の絵が死刑囚に似ていることに気づき……

2人の精神科医が、それぞれ関わることになった奇妙な病気に侵された少女と、アメリカの死なない死刑囚。それらがやがてリンクして…というお話。ホラーというか、SFというか、ファンタジー？
だいぶ御都合主義的な展開ですが、読ませる力はありますね～。
Sシックスティーンの過去の件について（というか、そこまでの不思議を引き起こすだけの理由）、もうちょっと書いて欲しかったかなぁという気はしますが。

<09/5/26>

マカロン＠ヤマダヤ

　桜さんからのいただきもの・その1♪
　チョコ、抹茶、マンゴー、キャラメル、黒ごま、きなこ、フランボワーズの7種類。“ななやすめ”という名前だとか。
　中には基本的にそれぞれの風味のバタークリーム（一部ホワイトチョコとかも入ってるっぽい）。黒ごまが真っ黒なのは、竹炭が入っている所為。
　表面はパリっと中はもっちりしてる（やや硬め）のですが、出来不出来がちょっとあるかも（時々すごく硬い/笑）。

　ヤマダヤ：滋賀（大津）

『整形前夜』穂村弘（講談社）

オーガニック志向の女性の増加からガニメデ星人が人類の女だけを連れ去る未来を想像、「みてるひと」の影さえ感じられずに不安な日々、小学校の水泳大会で絶体絶命になった体験、中学生の時に意図的に変えていた話し方を大学でスミヨシアズサに見破られる、自分の本の「読者」の存在について考える……記憶や日常について書いた文章と、言葉や本について書いた文章を収録したエッセイ集。

タイトルは、穂村さんの短歌“整形前夜ノーマ・ジーンが泣きながら兎の尻に挿すアスピリン”より。
自意識過剰な部分を自虐的に見つめる姿と、妄想っぷりがいつもながら、楽しいです（笑）。
今回は図書館司書の奥様との微笑ましいエピソードも垣間見れて、ちょっとほのぼの…。

<09/5/25>

マカロン＠レ トラス・ドゥマ

　Majaさんからのいただきもの・その1♪
　マンダリン、ハニーレモン、フレーズの3種類。
　それぞれに風味豊かなクリームが挟まれています。
　以前と、ちょっと食感が変わったような気が…。
　
　レ トラス・ドゥマ：東京（梅が丘）

タルトフレーズ・改＠ラ・マドレーヌ

　前に食べた時とちょっと変わってたので、再度。
　前はホワイトチョコが網目状でしたが、りぼん状に。

　ラ・マドレーヌ：新潟（長岡）