黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『ZOKURANGER』森博嗣(光文社)

2009-05-22 | 読了本(小説、エッセイ等)
民間企業の研究所から転職し、大学の情報学科准教授に就任したロミ・品川。
着任早々、研究環境改善委員会の委員を務めることになる。月に1、2回開催されるその会のメンバは、委員長である、研究科長の木曽川大安教授の他、助教・永良野乃、准教授のケン・十河、バーブ・斉藤、揖斐純弥の4人の委員。
一見、他の学内委員会と大きな違いはない役職なのだが、何故か5人の委員全員に、それぞれの色違いのユニフォームとヘルメットが存在していて………“Part1 Yellow disloyalty 第1話「黄色の背信」”、
師事する文学部の松枝教授が、退官するまであと3年ということで、先行きに不安を感じる野乃は、あらぬ妄想を抱く。
そんなところへやってきた品川にユニフォームを着せ、委員会のためという名目で写真をとりまくり……“Part2 Pink excitation 第2話「桃色の励起」”、
委員会の席で、野乃に出会ってからというもの、彼女を運命のパートナに違いないと思い込んでいるケン。
しかしそんな彼の前に、一点の曇…新メンバの品川が現れて……“Part3 Blue idleness 第3話「青色の有閑」”、
苦手としている図書室の司書のおばさんが定年退職することになり、喜ぶバーブ。しかも代わりにやってきたのは庄内承子という若くて可愛い女性。思わず、未来を見ることのできる自分の特殊能力について打ち明けると、彼女も、ものの未来が見れる能力者だという。しかし、同じ内容を品川にも話すが信じてもらえず……“Part4 Green persona 第4話「緑色の位格」”、
委員会について品川から相談された揖斐。
彼女が選ばれた理由は、彼女自身も気づいていない特殊能力のためだと答える彼は、その目の前でテーブルを浮かして見せる……“Part5 Red investigation 第5話「赤色の研究」”を収録。

ZOKUシリーズ第3弾…ですが、だいぶキャラが変わってますね(同じ名前の別人みたいな?)。
今回のテーマは戦隊もの(明確な敵はいないけれど/笑)。各話ごとに5人のそれぞれの話になってます。
……何というか、妄想大爆走、な感じ?

<09/5/22>