黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

パラソル@ガトウ専科

2009-05-14 | スイーツ
 パッションフルーツ風味の米粉のロール生地で、ちょっと塩味のクリームを巻いてあります。
 上に載ってるのは、ブルーベリーとフランボワーズ。
 名前の“パラソル”は、パッションの“パ”、ライス(米)の“ラ”、ソルト(塩)の“ソル”を意味しているらしい…(笑)。

 ガトウ専科:新潟(長岡、ほか)


『極北クレイマー』海堂尊(朝日新聞出版)

2009-05-14 | 読了本(小説、エッセイ等)
極北大学医学部第一外科の8年目の医師・今中良夫は、とある失言がきっかけで、財政難にあえぐ極北市の極北市民病院へと2年間の勤務を命じられる。しかしそこは、極北市の“赤字五つ星”に数えられるほどに財政が逼迫しており、彼は外科部長ながら、非常勤扱い。おまけに、院内環境は不衛生、看護師たちは入院患者たちにピオ(緑膿菌)やデク(褥創)ができても放っておくほど職務怠慢。
その中で、唯一まともなのは産婦人科部長・三枝久広のみ。彼の人徳と存在が、この病院の最後の砦だった。
そんな病院で、病棟スタッフに白い目でみられながらも、少しでも改善を試みるべく地道な努力をする、今中の前に現れたのは、桃色眼鏡の大柄美人…派遣の皮膚科医・姫宮だった。独特の存在感を以って病院内を制圧し、皆の意識に変革をもたらしていった。
一方で、以前三枝が手術を手がけて亡くなった妊婦・広崎明美の夫・宏明に、医療ジャーナリスト・西園寺さやかが接触し……

赤字病院に異動させられた医師・今中の奮闘する姿と、医療事故疑惑により病院が存亡の危機に立たされる顛末を描いたお話。
前半の見所は姫宮登場、後半は、これまで『ジーン・ワルツ』などでたびたび話題に出ていた産婦人科医逮捕の件かな。
ラストで登場の世良(“病院債権請負人”らしい)が、今後どのように病院を立て直していくのかが、気になるところ。

<09/5/14>