黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

グレープフルーツのタルト@ビパン

2013-01-29 | スイーツ
 タルトの中にダマンド。上にグレープフルーツが載ってるタルトです。

 ビパンなのかビアンポポロの方なのか、若干悩むのですが(同じテントの中で、売られてたので…)、ビパンかな?

 ピパン:新潟(三条) ※三条マルシェで購入。


『大幽霊烏賊 名探偵面鏡真澄』首藤瓜於(講談社)

2013-01-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
昭和の初め。これまで劣悪な環境にあった精神病医療に革新的な治療方法を齎した、養父秀三。
三年前に彼が院長を務めていた、県内唯一の公立精神病院である船走病院が火災で焼失。
その後につくられた真新しい病院・葦沢病院に赴任してきた新米医師・使降醫は、同様に赴任し、長い付き合いである面鏡真澄と下宿を借り、同居することに。
葦沢病院の副院長・胡柳教授は、大学時代から使降が尊敬している人物でもあった。
使降は着任早々、看護長である小田原妙子に病院内を案内してもらうが、院長が東京にいた頃から同じ病院で看護婦として仕えているという彼女は、胡柳や使降たち大学からやって来た医師たちに反感を持っているらしく、態度は冷淡。
人の真似ばかりして会話が成り立たない足助玉男、あるきっかけで突然昔のことを語りだす宙丸金二郎、一見普通だがパラノイアだという老鼠忠介らを担当することになった使降。しかし、彼には北第六病棟の閉鎖病棟に、一人気になる患者がいた。
それは、部屋の入口に“危険につき濫りに開扉を禁ず”と書かれているにもかかわらず、全く喋らず動かない男。使降は、誰に訊いても名前も経歴の不明のその患者を『黙狂』と呼ぶことにし、密かに探りを入れる。どうやら黙狂は船走病院からいる患者であるらしい。さらにその部屋に胡柳が入っていくのを目撃して……

昭和初期。精神病院に赴任してきた新米医師が、病院の閉鎖病棟のある患者の謎に迫るお話。
タイトルは、鯨取りを生業としていた老人が遭遇した(パラノイアなので虚実不明)と語った烏賊から。ビジュアル的にはダイオウイカを思い浮かべたり(笑)。
使降がアレだというのは割と最初の方で気づきましたが、その後それをどう絡めて話を展開させるのかなぁ、と期待していたのですが……うーん、やや微妙(最後のまとめ方と、放置気味のエピソードが多すぎ)。
サブタイトルに名探偵と打っているのに、たいして推理をしてない気がするし;>面鏡

<13/1/27~29>