本当に強い馬は、初の長距離輸送も、初コースも関係なし。人馬の人の方も松山騎手も一番人気の重圧にも耐えて見事勝利をもぎ取った。レースは前半から、コース取りで厳しい競馬になり、直線でも進路を内か外かの一瞬の判断が求められるタイミングで外から内に見事に切り替えて、そこから見事に伸びて勝利。たらればだけどあそこで外に出していたらウインマリリンに僅差で負けていたかもしれない。馬の強さと騎手との見事な信頼関係が勝利に結びついた。個人的にはミヤマザクラとの一騎打ちを読んだけど、いわゆるパドックで出来過ぎていたのかもしれない。これも競馬、次走に期待したい。デアリングタクトは是非三冠馬を目指して、秋に頑張ってほしいと思う。
時には騎手生命を奪う落馬事故、福永洋一騎手の落馬事故は今でも忘れられないが、戸崎騎手の落馬事故も本当に心配だった。二度にわたる手術と懸命なリハビリで土曜日に復帰してくれた。本人も緊張するとコメントしていたようですが、こちらも緊張しながら復帰のレースを見ていました。8Rでは連がらみも果たし、勝負に向かう気迫みたいなものも見えた一戦でした、安田記念でのダノンキングリーの騎乗は馬券を離れても応援したい一戦になります。頑張れ戸崎騎手!!
10月5日の東京サウジアラビアRカップ、サリオスが1.32.7のレコードで勝ち、クラヴァシュドールは0.2秒差の2着。これは価値のあるレースになる。阪神ジュベナイルフィリーズは驚異的なレシステンシアの時計に対応できなかったが、0.8秒差の3着、桜花賞登竜門のチューリップ賞はマルターズディオサの着差なしの2着。そして馬場の悪かった桜花賞は前が詰まって位置取りは7-13でそこからコースをインにとって、リカバリーして0.7秒差の4着。これも価値ある走りだった。極端に時計が早くなるのはどうかと思うが、じっくり走れる2400mで良い走りができるのではないかと思う。
桜花賞で書いたように、あの馬場で、あの位置から差し切ったデアリングタクトは強いの一言だった。無敗の2冠馬の誕生なるか?初コース、長距離輸送、環境の変化に敏感な牝馬にどんな影響が出るのか?今年は無観客なので、馬への精神的な負担は少ないとみる。相手筆頭は桜花賞で馬場に泣いた面々だろう。筆頭はミヤマザクラ、サンクチュエールだろう。サンクチュエールはウインマリリンが位置を取りに行くときに好位をとれるのではないか。ビクトリアマイルの時の感じかもしれない。デゼルは何といっても、前走の上がりタイムだろう、単純に32.5秒の足は使えない。それだけ、非凡なものがあるのだろう。緩めの展開になっても差し切る力はある。後は内側で蓋をされないかという事だろう。
2018年9月30日のスプリンターズS2着以来、14戦連続二けた着順を続けている、ラブカンプー。過去の華々しい成績とは裏腹に凡走を続けている。関係者のコメントは調子は悪くないとの事。今日は斤量が51k、藤田奈々子騎手で7番人気、今日二桁着順だと15戦連続となるが、不思議な馬だ。馬券とは離れても新潟の11R韋駄天Sを注目している。因みに2018年のアイビスサマーダッシュは2着、2019年は18頭立ての18着。