前日の雨☔で馬場が悪化したが、稍重まで回復したこと、Bコース変わりで比較上インコース有利になった、勝ったナランフレグは馬の出来も良かったが、丸田騎手の腹をくくった騎乗が実った結果だとおもう。内心、期するものがあったダイアトニックは出遅れが全てで前半に位置を取れず、なすすべなしだった。2年前の雪辱もならず、このレースには縁がなかったと言うことだった。
クリノガウディの斜行失格から、勝ち損ねたダイアトニックが調子を上げて臨む高松宮記念。鞍上はイン突き名手の岩田騎手、雑音多く冴えなかったけど今年は調子を上げてきているようだ。枠が外に行ったがどんな乗り方をするのか楽しみだ。グレナディアガーズを筆頭にライバルも多士済々、加えて今年も下が渋り、勝ちタイムは1.08秒台だろう。高速決着にならない馬場状態が誰に微笑むのか楽しみな一戦である。
一番人気のナムラクレアが二着、サブライムアンセムが一着、人気と着順が入れ替わった結果だった。サブライムアンセムは乗り難しい馬で、制御が難しく、池添騎手のへの変更は、その制御技術に期待したもの。結果を出した池添騎手だけど、次走以降は危険な人気馬になりそうな気がする。特に内枠に入ってごちゃつくような展開になった時は危険な人気馬になるような気がする。
金鯱賞はジャックドールの逃走劇で1.57.2のレコードのおまけで決着した。前半の1000mが57.9秒、上がりが34.6秒まさに完勝だった。昨年はポタジェが連勝で臨んだが、今年はジャックドールが勝ち切った。重症の壁など関係なかったようだ。サイレンススズカの再来ともいわれれるが、次走の大阪杯がどんなレースになるか楽しみだ。昨年の勝ち馬だったギベオンは昨年が最低人気、今年はブービ-人気で5着を確保した。ジャックドールと並走してのこの結果だけに価値あるといえる。
ドウデュースの連勝が止まったが、どうも狙いは皐月賞という乗り方の様に見えた。勝った、真逆でここで権利を取りたいというアスクビクターモアは目いっぱいの仕上げだった。競馬用語云えば、上がり目がないようにも思える。トライアルを経ないで臨んでくる、ダノンベルーガ、キラーアビリティ、マテンロウオリオン等、有力馬がいるので、本番は混戦になるかもしれない。より騎手の腕が問われる皐月賞になる予感がする。