前日からの馬場状態悪化により、複雑な展開が予想されたが、戦前のデータからジャパンカップの前年3着馬は警戒をとの記事を見ていたが、どんぴしゃりのスワーブリチャードが勝利した。もう一つ２０１５年から２０１８年まで４年連続１枠１番が連がらみしている。今年は該当馬がカレンブーケドールだったが見事に二着。理由はともかく１枠有利はジャパンカップのセオリーになりつつある。それにしても狙いのユーキャンスマイルは惜しい競馬だったけど、直線は苦しそうだった。こちらは馬場に苦しめられた一頭かもしれない。逆にこの馬場を味方にしたのがダイワキャグニーで粘りに粘っての好走だったと思う。
モズアスコットのレース後の談話を探したが、何故か見つけられなかった。忘れていたけど、この馬、1200,1400,1600ｍと距離を伸ばして安田記念を勝ったけど、実は二つくらいの懸念材料があったのではないかということ。後の祭りとよく言うけどまさにそれに近い。何故か、単勝オッズが上がらないなと思っていた。１０倍を切るぐらいかと思っていたが、１８倍くらいで少し疑いの気持ちがあった。二つの懸念材料はこの馬は短距離適性が高いので京都の1600ｍは合わない。まして下りの走りがうまくない。それらを整理するとどうもこの馬を軸に据えたのが失敗で、下りの上手い、ペルシアンナイトはやはり好走した。もう一つこのレースは昨年もそうだったが、前目の位置を取らないとだめだということ。次走のねらい目はカテドラルのような気がする。
先行馬、マイスタイル、グアンチャーレの少し後ろのポケットのような位置にインディーチャンプ、福永騎手からの乗り替わりにもかかわらず池添騎手はスタートから良い位置を確保した。狙いのモズアスコットも想定通りの外目の中団につけた。ここまでは展開はほぼ想定通りだった訳だけど、なぜか直線に入っても弾ける気配なし、むしろ後退して行ったので、早々に馬券はあきらめないと仕方ない展開となった。敗因は良く分からないけど、もの足りなさがが残るレースとなった。先行勢で４着に粘ったマイスタイル地力強化なのかもしれない。
安田記念と同じ馬番2番、東京と京都のG1のマイルは別物と思うようなコースだが、２０１４年のモーリス以来連覇達成だった。配当に目がくらんでモズアスコットから行ったが、追切絶好との新聞記事とは裏腹に何かおかしいなと思ったが、思い立ったらどうにも止まらない悪癖が頭をもたげ、見事な凡走とともにレースは終わった。京都の下り坂が苦手なのかもしれない。対照的に１着、二着ときて今年は３着とペルシアンナイトは下り坂のスペシャリストなのかもしれない。それにしても思い込んだ馬券はどうにも当たらない。ジャパンカップに向けて集中しないといけない。
戸崎騎手の状況を心配していて、ネットの情報で次のような記載があった。症状は右肘の開放骨折とのこと。6日には手術を終えており、近日中には退院の見込みだが、現時点での全治期間は不明とのこと。馬に乗ることと操ることは右ひじは重要な部分になるので、不屈の闘志でカムバックしてもらいたいなと思います。やはり競馬は危険が伴い紙一重のところでしのぎを削っており、改めて無事これ名馬かなと思う。しかし、勝負の世界は無事ではなくて、勝てなければ過酷な運命が待っている。この厳しさに耐える精神力も大切なことだ。
