ロード-ハクサンの本命路線で行くと紐がゆるい。やはりというかこういうときの内側にゆるい紐になる穴馬がいる。マヤノリュージンまで手が回らず結果は外れだけど、こういう勝負事の流れというのは昔と変わらないものだと実感した。残念ながら当たりに到達できなかったけど読みは悪くなかったようだ。
間違いなくダントツ人気のロードカナロア。へそ曲がりは馬柱の中にロードの名前は見えない。丁半バクチではないが荒れるか荒れないか。頭固ければ紐ゆるいは古い格言。超固ければ前哨戦通りでロード、ハクサンで三着が紛れる。大荒れはロードがアクシデントで着外になるか位。宝くじ馬券を握り締めつつ、ロードからの紐荒れ馬券を買うか良く考えてみよう。
生き物に人間が乗る。ゴールドの逸走など波乱は突然やってくる。まさかのゴールドシップの敗戦も記憶に新しいが、何があるか分からないのも競馬。人間と馬の気持ちに少しのずれが出れば短距離での紛れも無きにしも非ず。大荒れのときは裏街道のみ。中あれはなく固いか馬鹿あれかの二者択一になる。後ろから差してくる人気薄の馬。忘れ去られぎみであるが渾身の一撃でスギノエンデバーに期待したいところ。
洒落混じりに書くと、勝ったベルデグルーンは見事に自分の色の６枠、もう一つはお隣のオーシャンブルー荒れるときはこういう時に人気薄のこんな感じの馬が激走する。何の根拠もないけど、競馬には時々不思議な激走がある。ついでに阪神３Ｒ１３番のメイショウソラーレの連れてきたお馬は１６番のキングスクルーザー。これを逆指名という買い方。昨日はこういう買い方が嵌る一日だったのかもしれない。今週末はまじめに考えて前哨戦の着順のひっくり返りは合っても主役は替わらないのではと思われる。
神戸新聞杯はエピファネイアの強さは証明されて、福永騎手も安堵したことだろう。目標の菊花賞への目処は立ったのではないか。直線に入ってアクションスター、タマモベストプレイ、インにサトノノブレスしめしめと思ったら矢のように飛んでき来たのがマジェスティ、しんがりからの追い込みは迫力十分だったけど、馬券のあたりを小当たりにしてくれた張本人になった。権利取りに成功したが、森騎手は３１勝していないので本番は乗れないそうだ。夏の小倉で騎乗技術に何か進歩があったのかもしれない。今後注目しておきたい若手騎手だ。
