もうないは、まだあるという見本のような結果を見せつけられた。ラブカンプーは競り合いに強く、先行しても本当に精神力が強いのだろう。酷暑の夏を使い詰めで疲れが出てもおかしくないのだが、またも走られてしまった。夏からこのレースに備えていたと思った、セイウンコーセイは好位に付けていたが良いところなしだった。レッドファルクスも主戦を失っていたが、それだけではない、三連覇の難しさがあったのだろう。馬券は完敗であったが、狙いのワンスインナム-ンは精一杯の走りを見せてくれた。もう少し時計の速い決着の馬場ならもう少し粘れたのではと思うが、それもこれも運も含めて競馬だから仕方ない。
主戦の福永騎手の落馬負傷で、心配したが、全く問題ない勝利だった。上位3頭はかなりたと離れているかと思ったが、1頭だけ割り込んで小波乱に終わった。一番外れのエポカドーロを軸に据えるあたりが、目がない買い方の典型かも知れない。被害軽微と捉えて、次の天皇賞に期待しよう。天皇賞当日は京都競馬場から東京に向けて応援ということになるが、素晴らしい競馬を期待したい。
実力馬の上位決着に、伏兵の入るスキ無しだった。にんきは1番人気、3番人気、2番人気でこちらも次を見据えた割にははっきりした競馬になった。中でもレイデオロは復活の狼煙を上げる場面での勝利は大きかった。こういう競馬は馬券は本当に難しいと痛感した。長年の習性でもう一荒れを考えてしまうので、この結果では当たり馬券は手に無いということになる。つまりは見しなければいけないという結論だけど、手を出す癖も中々治らないものだ。
頭蓋骨骨折と聞いて、福永家の悪夢を思い出した。でも後から考えると落馬負傷後の10Rでカフジバンガードに騎乗し勝っていたのだから、大事には至らずホット一安心した。親父さんの不幸な落馬事故が頭をよぎり、本当に心配したが、大事に至らず良かった。今年はワグネリアンで悲願のダービーも制しているので、このまま順調に回復して、秋のG1戦線で活躍してくれることを願っている。ワグネリアンは藤岡騎手に乗り替わりだが、次走に期待だ。
ローズSはまさかのラチュロスの3着好走で波乱となった。まさかの先入観が災いし、ラチュロスまでは手が伸びなかった。もう一頭の伏兵のセラファンのこちらも3着激走で否定的見解だらけに頭がなってしまった。大体が的中率20%なので、仕留めた時の魚を大きくしないといけない。分かっているけどあたりが欲しいの抗しがたい囁きに負けてしまった。後の祭りとはこのことだ。