ハンデ51k如何にもおいしく、狙い目かと思ったグラニットだったが、少し時計が早くなってしまった。結果的には番手につけたウイングレーテストが勝ちパターンだったので、ねじ伏せるように勝利したソウルラッシュは価値の高い勝利だった。ミスニューヨークはデムーロ騎手と手が合うのか、上手く立ち回って押し上げてきた。好騎乗だった。インダストリアは期待値が高すぎたのかもしれないが凡走だった。体調面に問題があったのかも。
衝撃的な北九州記念から休火山か死火山状態になっていたティーエムスパーダが復活勝利。開幕週の馬場、ハナを切れたこと、勝つときは全て上手く行く。このタイミングでしか走れない時に激走した。復活期待のピクシーナイトは出遅れが響いたが、何処かに落馬の影響が出ていたのかもしれない。スプリンターズSはジャスパークローネがいるので前が激流になり、やはり決め手のある馬が中心になるだろう。
常に善戦で決めきれないのがプラダリアになって来た。結果だけ見ればそうだが陣営のコメントを見ると次走が狙いとの事だったので、次はまさに要注意だ。しかし勝ち切れない脚質なのでもどかしいレースが続く。どうも、大箱の東京で激走しそうな気もするが、追いかけ過ぎて「悪女の深情け」状態にならないようにしないと。こんな馬場はマイネルウイルトスには激走範囲なのに10着とは如何にも物足らない結果だ。古豪、ユーキャンスマイルは本当にしぶとい。昔の競馬格言「高齢馬の激走」が嵌った。サリエラは牝馬の休養明け、人気、一枠、飛ぶ材料満載で見事に嵌った。
洋芝で重たい馬場がこの時期の雨で状態の読みを難しくさせる。勝ったナムラクレアは正直強いと思う。二着のシナモンスティックは好騎乗で行ったもん勝ちで良く粘りこんだと思う。ジュベリーヘッドは行ってなんぼなので馬場も味方しなかった。トウシンマカオは本来の調子に戻りつあるので、本番のスプリンターズステークスでは怖い存在になってきた。キミワクイーンやシュバルツカイザーは巻き返しの余地は十分あると思う。